第十番札所 明星山 三室戸寺



宗派 修験宗(本山)
本尊 千手観世音菩薩
開祖 行表禅師
創建 宝亀元年(770年)
所在地 京都府宇治市

 駐車場から山門をくぐり参道を進むと右側に広い庭園が見えます。
この庭園は5000坪も有り5月にはツツジ、6月にはアジサイが咲き誇ります。

 山門の先に60段の石段が有り登り切った先に本堂が見えます。
境内に入ってまず目に付くのが大きな鉢で、これには色々な種類の蓮が植えられています。
7月~8月にかけてこれらの鉢や、本堂前の池の蓮が一斉に咲くそうです。

 本堂は重層の入母屋造りでバランスの取れたどっしりとした建物に見えます。
本堂の軒下に大きな藁の束が吊るされていて、これは信者が奉納した小さな藁の草履を束ねた物でした。
本堂内にびんずるさんが置かれていて、その周りには多くの絵馬が掛けられ、絵馬に描かれた人形の体にマジックインクで丸印がつけられています。
おそらくこの印は自分の体の悪い所を治して欲しいという事だろうと思います。

 本堂の右奥に朱塗りの三重塔が有り、この塔は明治時代の終わり頃に兵庫県の三日月町から移築されたものだそうです。

 帰りは広い庭園の中の道を散策しました。
私が行ったのは6月の初めでしたので、ツツジとアジサイの両方が咲いていました。

 ここでのお土産はなんと言っても宇治のお茶でしょう。
またお茶を使って作った豆腐、茶蕎麦、饅頭なども有りました。


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