道東 花巡りの旅(後)



 この日も朝早く目が覚めて、まず朝風呂に入りました。
このホテルの風呂は一階に有り、露天風呂も有りました。
風呂に入った頃の外気温は5度位でした。

 風呂から出て、6時前に散歩に出かけました。
ホテルの側にキャンプ場が有り、そこに野生の鹿が5~6頭集まって、草を食べていました。

知床 鹿201

 そこからウトロ港の方に坂道を下って行き、途中に時計台が有り、それに付いていた温度計が6度になっていました。

知床 時計台201

 ウトロ港の近くに岩のような島が有り、そこに沢山の白い鳥がいました。
カモメなのかウミネコなのか、私には解りません。

ウトロ港201

 また近くにゴジラ岩と呼ばれている岩が有りました。
見る角度によって、ゴジラの様に見えます。

ゴジラ岩201

 朝食が7時からなので、そろそろホテルに帰らなければなりません。
帰る道のほとりの用水に、蕗が沢山生えています。
この蕗は私がいつも見ている蕗と同じ様に見えますが、昨夜ホテルの食事に出たラワン蕗と言うのは、普通の蕗の5~6倍の太さで、この蕗とは違うのかな?

 ホテルでバイキングの朝食を採り、8時に出発しました。

 8時20分に知床五湖の駐車場に着きました。
ここもすでに多くの観光客が来ています。
この日は霧が掛かり、一湖と二湖だけ見て歩きました。
時間の関係と、霧の掛かっている日は熊が出るので、三湖から奥へは行けません。

知床五湖201

 50分ほど掛けて湖の周りを歩きました。

 9時10分にバスは出発し、来た道をウトロ港の方に引き返しました。
途中で観光船のオーロラ号が観光を終えて、港に帰ってくるのが見えました。

オーロラ号201

 9時40分にオシンコシンの滝に着きました。
ここは滝の直ぐ側まで行け、写真も良く写せるのですが、水しぶきがかかり、レンズが濡れてしまいます。

オシンコシンの滝

この滝は落差は余り有りませんが、水量は多く横幅が有りました。
ここを10時に出発しました。

 次の目的地の摩周湖までは距離が有り、1時間40分走りました。
周りの景色はほとんどが牧草地か畑で、摩周湖の近くに来てから山に登り始めました。
途中でキタキツネが餌を貰おうと道路に出てきました。
ここの狐は飼育場の狐とは違って、やせていました。
ガイドさんが「道路に出てきて車に引かれる事故が増えているので、餌をやらないで下さい。」と言っていましたが、車が近づくと出てくるのだそうです。

キタキツネ201

 11時40分に摩周湖に着きました。
山に登る途中で霧が掛かってきたので、湖が見えないかと心配しましたが、駐車場に着いた時には晴れてきました。
外に出ると少し風が吹いていて寒くて、外気温は4度位でした。
展望台の土産店ではストーブを焚いていました。

摩周湖201

雲っていたので湖の色が悪いですが、晴れている日にはエメラルド色をしているそうです。
ここの展望台の側にリスが出てきて、餌をねだります。
良くなついていて、手から餌を採って食べます。
餌は売店に有ります。
ここなら車に引かれる事も無いので、皆餌をあげていました。

リス201

摩周湖は外輪山に囲まれたカルデラ湖で、湖の真ん中に小さな島が一つ有りました。

 12時5分に出発し、昼食を採る弟子屈まで走りました。
12時20分から13時まで食事休憩をして、次の目的地の釧路湿原まで走りました。
その途中の鶴居でガイドさんが「ここは丹頂の飼育をしている。」と話している時に、二羽の丹頂が舞い降りてきました。
丹頂はいつも夫婦で一緒に行動するそうです。

 釧路湿原の北斗展望台に14時に着きました。
ここはただ駐車場が有るだけで、他には何も有りません
この近くに有料の、建物の屋上を展望台にしている所が有るのですが、どちらから見ても湿地帯の草木を見るだけだからと言う事で、北斗展望台にしたそうです。

釧路湿原201

ご覧のような野原ですが、かすかに右の方に釧路の街が見えます。
街の直ぐ側に湿地帯が有るのも不思議な気がします。
ここにはトイレも無いので、写真を写しただけで直ぐに出発しました。

 30分ほど走ってトイレ休憩をする道の駅「阿寒 丹頂の里」に着きました。
ここにも丹頂を飼育している施設が有りましたが、今回は中には入りませんでした。

 14時50分に出発し、今日の宿泊地の阿寒湖温泉目指して走りました。
15時30分にホテル御前水に着きました。
到着時間が早いので、部屋で一服した後、希望者は観光船に乗ることにしましたが、全員行きました。

阿寒湖201

観光船に乗り、マリモの養殖をしているチュウルイ島に行きました。

マリモ201

ここの施設を見学して、また船に乗って帰ってきました。
食事までまだ時間が有るので、アイヌコタンを見に行く事にしました。

アイヌコタン201アイヌコタン202
アイヌコタン203アイヌコタン204

アイヌコタンには昔使われていた家が有りました。
その前の両側に20件ほど土産物店が並んで有ります。
最初の建物はアイヌの踊りを見せる劇場になっていて、20時から始まるとの事でしたので、食事を済ませてから来ることにしました。

 ホテルでの食事は、海の幸、山の幸を取り混ぜた物でしたが、中でも湖で採れるワカサギの天ぷらは珍しく思いました。
食事を済ませてから、先ほどのアイヌの踊りを見に行きました。
いくつかの踊りが有りましたが、中でも女性が長い髪を振って踊るのが印象に残りました。

アイヌコタン205

アイヌコタン206

アイヌの踊りを21時まで見て、ホテルまでの土産物店を見ながらホテルに帰りましたが、途中のコンビニで地ビールを見つけ、二種類買って帰り、風呂上りに飲みました。
一本は色が赤くて、味も濃いビールのようでしたが、もう一本は黒ビールでした。
どちらも美味しく飲めました。
これで今日もぐっすりと寝れます。

本日の観光走行時間7時間30分、走行距離約300キロでした。

 7日(火)

 いよいよ最終日です。
今日はほとんど観光は無く、千歳空港を目指して走るだけです、

 例に依って、朝早く目が覚めたので、阿寒湖の日の出の様子を写真に撮ろうと思い、湖畔に行きました。
この日の日の出の時間は4時10分位でした。
残念ながら雲が掛かっていて日の出は写せませんでした。

阿寒湖202

戸外の温度は6度でした。
朝風呂に入ってから、もう一度散歩に行きました。

 朝食は6時からで、ここでもバイキングでした。
最近はほとんどのホテルがバイキングにしている様ですね。

 ホテルの出発は7時です。
途中立ち寄るのは、トイレ休憩を兼ねて土産物店に寄るだけです。

 最初の休憩は8時に足寄(アショロ)観光インで、20分の休憩でした。
ここからは十勝平野を見ながら日勝(ニッショウ)峠まで走りました。

十勝平野201

途中の十勝平野を見下ろした所です。

日勝峠201

日勝峠から見た日高の山です。
まだ残雪が有ります。
日勝峠のドライブインに9時25分に着き、ここでは日高昆布を買いました。
日高の昆布は高級なのですね。
20分の休憩で、次は日高まで走り、ウエスタンファームと言うドライブインで休憩しました。

熊201

駐車場に大きな熊の像が有りました。
ここでは馬油石鹸が良いと言うので買いました。
ここには10時25分から20分いました。

 いよいよ後は千歳空港に向かうだけです。
空港には12時50分に着きました。

 ここまでの所要時間5時間50分、走行距離は320キロです。

 先に搭乗手続きをしてから、お腹が空いたので、三階のレストランで食事をしました。
札幌ラーメンが食べたかったので注文し、美味しく戴きました。
その後、まだ時間が有るので他の店を見て回ったのですが、なんとラーメン街を見つけました。
ラーメンを食べるのだったら、ここで食べれば良かったと思いました。

 再び飛行機に乗り、岡山空港目指して飛び立ちました。
離陸は14時10分、新潟、名古屋、大津の上空を飛び、岡山空港に16時に着陸しました。
空港から外に出たとたん熱気に包まれ、汗がどっと出てきました。
気温は30度近くになっていたのではないでしょうか。
自家用車に乗ると更に暑く、空港で買ったお茶を飲みました。
岡山空港の駐車場は無料です。
ただし夏場は焼け付いています。
ほとんどの土産物は送ってもらいましたが、最後に買った土産を積んで家に帰りました。
自宅に着いたのは17時30分頃でした。

 今回は3泊4日という、私にとっては高校の修学旅行以来の長旅でしたが、内容の濃い素晴らしい旅行でした。
この次また季節を変えて、北海道に行って見たいと思いました。
    完









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