卒業まであと一ヵ月半くらいになった。
大学受験の時は、自分が親元を離れ1人暮らしをするなんて
微塵も思ってはいなかった。
自宅から通える某大学に行く事しか考えていなかったから…。
しかし、第一志望の某大学の受験では桜は虚しくも散った。
合格発表のレタックスを見て
「な~いっ!」
番号は無かった。この大学の試験という試験を受けたが
ことごとく振られた。
最初から「来るな!」と言われていたのか?
(私の頭が足りなかっただけなのは分かってます・・・ 汗)
そして、今私が卒業しようとしているこの大学への入学を決めた。
そうするしかなかった。当時は。
1人暮らしが決定してからは、母と一緒に家を決めたり電化製品を入手したりした。
毎日がとても貴重だった。
大学に入学したら、母の料理を食べる事が出来ないし
一緒に出かけることも激減して行く・・・
そう、私はお母さん子でした。
いつも私の味方で、周りのプレッシャーから私を守ってくれた。
私も母を助けたいと言う気持ちは強い。
(母の立場は辛いものがあったから・・・)
気がついた方もいらっしゃるかもしれませんが
私には「私の両親」という言い回しを現在使うことが出来ません。
「私の親」とだけ・・・

父の居ない母子家庭。ある日突然居なくなってしまった。

猫の足跡

続く


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: