プロローグ


今の職場に入ってから現在2006年の時点で3年目です。

入った当初、同期が自分を含め7人もいました。
私は調剤を担当することになり、以来今日までずっと調剤をやっている。
同期のうちの一人も私とずっと一緒に調剤をしていて
助け合いながらやってきた。
もちろんそこには仕事を教えてくださる先輩、上司がたくさんいました。
仕事をはじめて3ヶ月たち、調剤だけでなく病棟の入院患者のもとへ
薬の説明をしたり、医師や看護師と話をして医療を共に行っていく業務も
はじめることとなった。
そこで私は内科担当になり、同じ調剤をしている2歳年上の男性先輩と
一緒に仕事をするようになりました。
その先輩はよく教えてくれました。
しかし、愚痴もよく聞かされました。
次第にやる気のない発言や患者に対する言動も賛同できないものが目立つようになって来たのです。
とりあえず、私は一緒に働かなくてはいけないので
本当は嫌だけど、
話をあわせて仕事だけはスムーズに行くようにしていました。
慣れてきたのか、先輩は私のプライベートに踏み込んでくることがしばしばあった。
「彼氏とはどうなの?」
私は適当に答えていた。
「まあぼちぼちですよ。」
当時彼はいたけれど、彼と別れた後も、いちいち先輩に報告なんてしなかった。
また漬け込まれるから。
そうこうしているうちに、別れたという事実はバレてしまったけど…。

いつもなにかと私に絡んでくる。

自分は仕事が終わってもう帰るという段階なのに
道路が混んでいるからといって、仕事中の私に
どうでもいい話をしてくる。邪魔する。
「邪魔してごめんね。」
とか言ってくる。
口には出さないけど、だったら早く帰れと思っていた。

周りの人たちから言わせれば、その先輩の私に対する行動は
異常なくらいだったと。

私は髪の毛をひとつに縛っているのだけれど
その髪の毛の束を引っ張ってくる。
本当は接触すらごめんなのだが、最初は我慢していた。
何度もやられて本当に嫌になったから
「やめてください。セクハラですよ。」
といってみた。

あまり効果はなかったらしく、その後も少しやられた。
だからもう一回「セクハラですからやめてください。」
と言った。
本人曰く、可愛がっているつもりらしいが
異常だ。
その異常さは、後に本領発揮するのだが…
その当時はそこまで想像も及ばなかった。

つづく。




© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: