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2006年06月25日
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テーマ: 戦争反対(1190)
カテゴリ: 教育時事



<今の日本に求められている施策>

 現在改正論議のある教育基本法は誰を対象にしているものだろうか。言うまでもなく、日本国民全体を指すものであり、子供達だけに限定したものではない。とかく、学校教育現場への愛国心教育の押しつけが議論となっているが、そもそも愛国心教育は日本国民全体のものではないかと思っている。すでに戦後教育を受けた世代が定年を迎えている今、日本の伝統・文化を正しく理解し、愛している大人がどれほどいるのか。特に、日本人の道徳観やモラルの低下は子供たちに限らず団塊の世代からすでに指摘されていることである。こうした大人たちがどうして子供たちに愛国心教育などできようか。
 同族愛に限定するならば、自然発生的に備わる資質であり、それは伝統と文化を学習することである。今求められるのは子供と共に大人が伝統と文化を再学習することである。家族の交流はもとより、親族との交流、郷土の隣人との交流こそが重要となる。こういうことはいきなり日本国を愛せよといっても理解できることではない。
 いくら仲が悪くても家族の血は切り離せない。生まれ育った郷土を消そうとしても消せない。出自の歴史は燦然と輝いている。その優劣を語る者は愚かなだけであり、出自の偶然性と神秘性に感動することこそ、伝統と文化の理解の一歩なのだ。

 もう一つ、国家施策として愛国心(仲間愛)を強要することは現実問題あまり意味がない。ともすれば、左寄りの人々が危惧するような偏った愛国心を育むことにもなりかねない。隣の韓国や中国が行ってきた愛国教育を見れば一目瞭然である(皮肉にも、これが共産主義、社会主義、全体主義の求むる方向なのだが)。もちろん、確実に正しいと言える絶対的な権威があるのならば、それにこした事はないが、そんなものがあるはずもない。そう言う意味で、国が国民に仲間愛としての愛国心押しつけることは得策ではないし、必ずやどこかでボタンの掛け違いが起きるであろう。そこで、私たち日本の場合、国家=同一民族という利点を活かすべきではないだろうか。他民族国家には真似の出来ないことであるが、国家としての仲間愛と同等の意識を同族愛で補完するのである。同族愛から沸き上がってくる国家意識と仲間愛から来る国家意識は180度違う。これこそ、長い日本の歴史の中で日本人が持ち続けてきた伝統であり、外国人が恐れてきたものである。

 日本人の美徳感覚、そして武士道という伝統は、同族愛の上に成り立っているものである。是非とも、愛国心のあり方について、欧米的価値観ではなく、日本の伝統と文化の視点で考えていただきたいと思うのであった。(終) 





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最終更新日  2006年06月25日 09時11分53秒
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