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21日のNYMEX/WTIは、アメリカにおけるガソリン在庫の大幅増を主因として1.66ドル安のバレル当り76.08ドルとなった。と一般的な解説を書いて、ほほうと思っている。
確かに、アメリカ・エネルギー省エネルギー情報局(DOE/EIA)の石油週報では、アメリカ石油協会(API)の石油週報と比べて多くの差が出た。ガソリン在庫増の幅については前者が390万バレルに対し後者は70万バレルと小さかった。
原油在庫についても、前者が40万バレルの減少に止まったのに対し、後者は180万バレルの大幅減少だった。何よりも前者は未だに昨年同期より多いが、後者は昨年同期より少なかった。この差は大きい。
溜出油(軽油)については、それぞれ340万バレル減、330万バレル減と大差は無かった。
そんなことでEIAの統計の方が弱気要因であることは間違いがない。それにEIAの場合には石油需要量(供給量)が発表となるが、それによると更に減退しており、まるで二番底の様相を呈している。
ということであるが、やはり、株安、ドル高という二大金融要因の弱気が効いたことを忘れるわけには行かない。それに、オバマ大統領が、ゴールドマンサックスなどのビッグボーナスに憤りとも言える批判をしたのが効いたのではないか。
旧大投資銀行の相変わらずの振る舞いにも腹を立てたようだ。今更だが、その規制に乗り出すことを表明したからだ。その具体的な政策が明らかにされたわけではないが、例えば、忘れ掛けていた「行き過ぎ投機」に再び着目すれば、その影響は大きい筈だ。
その分けが判らないが、とにかく何かやりそうだということへの懸念が、昨日の弱気の一因だったと捉えた方が良さそうだ。オバマさんがしっかりとしてくれれば何かが動くに違いない。
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