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24日のNYMEX/WTIは、結局、アメリカの低金利政策を継続するとの発表、アメリカの石油需要増を受け1.14ドル高のバレル当り80ドルへと上昇した。
と、通常の説明を書いてやれやれと思っている。やはり、株高、ドル安の二大金融要因に引かれての価格上昇かとうんざりしている。それだけなら、良いが、80ドル復帰は穏やかではない。
昨年そして今年と物が余っているのに価格が上がるという異様な相場が続き、80ドルになったということに着目すべきだろう。
アメリカの石油需要増?これもとってつけたような話だ。昨日の石油週報では、原油在庫が300万バレルも増加している。ガソリン在庫が減少したと言っても昨年同期より未だに1500万バレルも多い。
暖房油の入った溜出油(軽油)についても同様だ。どうみても需要回復と断ずるには早い。ただ、確かに、底を打ったと言っても良いかもしれない。
ガソリン、溜出油の需要が低迷してはいるが、その他例えばプロパンなどの需要が増え、ようやく過去4週間の移動平均で前年同期比1.3%、単週では0.3%増となったからだ。
それでもそんなものだ。在庫水準とトータルで考えれば、何等改善が見れないと断じて良いだろう。まだまだだ。それにガソリン需要には漸増するエタノールが入っていることも考慮しなければならない。まだまだだ。
それなのに80ドル?そのおかしさに誰も気が付かないとすれば、問題だ。オバマ政権は何をしているのか?と言いたい。
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