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今日は雪が残ってはいるが、久し振りに日が射した。日の光を見るとホッとする。そんな中だが、石油市場ではホッとしているのは投機筋くらいだろう。上昇した原油価格に先行き不安を抱かざるを得ない。
しかも、原油価格高騰の主因は、イランのホルムズ封鎖宣言だと言う。全く呆れる。何で国際社会はこのようなイランの暴言を放っておくのか?むしろ、勝手に核開発を進めるイランに警告を発し圧力をかけるべきだろう。
さて、そんなことで WTIは1.12ドル高のバレル当り99.58ドルになった。勿論、昨晩書いたように株高、ドル安の二大金融要因もあった。しかしドル安とは言っても未だに対ユーロでは従来より高い水準にある。
投機のブレントは72セント高の110.58ドルだ。未だに110ドル台のままだ。ブレントが高いから、ドバイ、オマーンと言った中東原油も高いままだ。要はアジア向けの原油が超高いということだ。
金も上げた。72セント高のオンス当り1678.3ドルになっている。最高値は1681.8ドルだった。一時ほどではないが、それなりに上げている。ドル安、それにイラン問題と言った社会不安を主因にしたものだろう。
しかし、イラン問題を主因にしている馬鹿馬鹿しさには、おかしいと言うよりもただ呆れるばかりだ。EUがイラン石油の禁輸を決めたのは、それなりに対応出来ると判断したからだ。供給不安などある筈は無い。
大体、おかしいのは先物市場だ。この先物市場では実需の三倍以上の取引が成立しているのだから、皆が、取引で裏付けられている筈の現物を受け取ればそれで終わりの筈だ。
皆が取り付けたら供給出来ないというのであれば、そんな市場は閉鎖してしまえば良い。売り手は、現金で決済しても良いし、フォースモジュール的に回避出来るようにはなっているのだろうが、それでは、何のためのリスクヘッジか分からない。
現実の安定供給を担保出来ず、単に投機筋だけを保証するのであれば、原油上場の意味が無いのではないか?いずれにしても、イランがホルムズを封鎖しても供給が保障出来るのかどうか、この際、先物市場のリスクヘッジ機能を検証してみてはどうか?
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