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1日の原油価格(終値)は、イランのメディアがサウジパイプラインの爆発を報じたことを主因として大幅に上昇した。とは言え、株高、ドル安の二大金融要因が強気だったことも事実で、それに大きな追い風が吹いた。
どうして、そんな不確かな情報で原油価格が高騰するのかと不思議に思う人もいるかもしれない。しかも、あのイランのメディアだけが報じているだけだ。報道が誤りだと断定出来ないところが辛いところだ。
しかし、パイプライン事故の詳細も分からず、当のサウジが否定しているのに、妙なことだ。サウジも今は報道管制を昔のように敷く事は出来ないし、大きな事故なら伏せることが不可能な時代になっている。
まあ、そうは言っても、イランはサウジの情報を入手し易い立場にある。サウジ東部油田地帯には、イランに近いシーア派の住民も多い。サウジの油田地帯での締め付けは想像以上だ。何かがあったのではないかと思われないこともない。注意深く見詰める必要はあるだろう。
さて、WTIは、1.77ドル高のバレル当り108.84ドルとなった。投機のブレントは3.54ドルも上がって126.20ドルになった。ひどいもんだ。とんでもない高値が更に上がったのだから、 話にならない。
サウジの影響度はイランの比ではないことがこれで明らかだ。サウジは否定しているが、仮に小規模のパイプライン事故があったのならば、イランが報じているのだから、それを明らかにすべきだろう。
金価格も僅かだが、上げた。金は、株高、ドル安の影響を受けたのだろう。10.9ドル安のオンス当り1722.2ドルになった。最高値は1727.3ドルまで下げている。一時の勢いは無い。
金は高くなろうが一般消費者、経済に悪影響を与える分けではないから問題は無いが、石油はそうはいかない。それを産油国も肝に銘じるべきだろうし、世界経済が低迷し、世界中で経済格差を助長することになる。
3月2日昼過ぎには、原油、金もともに僅か下げている 。しかし、昨日のヨーロッパ、アメリカの株高、それに円安を受け、日経平均は高い。二大金融要因が強い中での下げ状況だから、評価は出来るが、どこまで続くかは、もう少し様子を見る必要がある。
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