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スイス宗教学者 ジャン=フランソワ・メイヤー博士
宗教を持つ人は、自らの意思を自身の気まぐれな考えや空想よりも、高くて深いものへと向けていくことができるのです。その人は「自律」を獲得できるようになります。
人間は皆、生まれつき、「幸せになりたい」と願っていますが、本当の幸せとは、儚い物質的存在を超えるものであり、“自分を超える大きな存在”を求めるのです。
精神的自律の一部としての「祈り」によって、“自分を超える存在”を思い出し、意識させ、人間であることの意味を深く洞察することができます。祈り以外の精神的な修行・実践もまたしかりです。それは、「人間としての背骨」をつくることにあるといえるでしょう。このような道に徹する人は、同時に生きとし生ける全てのものに対し、責任を自覚するようになります。
宗教は、この限られた人生に「意味」をもたらします。私たちは慌ただしい日常生活に没頭しており、働くことにあまりにも集中し、何が大事であるかを忘れるほどです。
働くことや人生の美しい側面を楽しむことも良いことですが、“人生には物質的成果を獲得することより高い価値があること”を忘れてはなりません。それを思い出させ、教えてくれるのが宗教です。
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