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ホルモンをマッコリで流し込んでいい気分でひとり下り電車に乗ってた昨夜のこと。俺はを使って座席を確保した。正面には俺と同じ世代と思われる女性二人が座っていた。二人は友達同士でそれなりに仲良さそうに濃厚なチーズの話でもしている様だった。コブクロをそのまま女性にしたような感じの二人である。コブクロ小渕(小さいほうの女)の方はまあかわいいという感じ。一方のコブクロ黒田(大きいほうの女)の方は気はいいといった感じ。電車はやがて黒田の降車駅に近づいてきた。黒田「私、次だから。じゃあ今度イタリアンね」まあいい。早く降りろ。開くドアは俺から見て正面、つまり彼女たちが座っている並びのドアが開いた。黒田が小渕に笑顔で手を振りながら降りていく。なんとなくほっとした。俺は『満員電車で座る技術』の続きでも読もうかと目線を下に落とそうとしたその時、正面の窓ガラスの向こうに黒田がいた。最後のバイバイを小渕にしようということらしい。ドアを出てから回り込んでわざわざ小渕の後ろまで来ている。小渕は気づかない。おい、志村、後ろ、後ろ。いや小渕、後ろ。黒田がそれでもめげずに待っている。なにやらニコニコして窓の向こう「おーい、おーい」みたいな顔。小渕気づかない。一部始終を見守っている俺。黒田と俺、目が合う。ごめん、俺には何もできない。たまらず俺は目をそらした。黒田の笑顔が走り去った。
2006.10.11
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8ヶ月ぶりにブログといふものを書いてみる。日記記入率が17%な俺である。8ヶ月の間、一度も書かなかったこのブログというやつを今書いている。リハビリ中だから面白いこと書けないのはしょうがない。思えばこの8ヶ月いろいろなことがあった。居住地域も変わったしな。旅もしたかも。でも、たった8ヶ月しか経っていないという実感のほうが強い。自分と会話をするような文章を書いているな。腕が痛い。明日はきっと書かないかな。久しぶりで勝手に気まずい思いをしています。
2005.06.15
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こういうのって変えれば変えるほどわけわかんなくなってくる。何がいいんだか悪いんだか。元々のデザインにちょっとでもこだわりがあると、なかなか大胆には変えられなかったりする。実際、これもそんな感じだった。壁紙にしている「きまずい」っていう文字なんか、なんていうか元々思いつきでしかないものだけど、どうしても外せない。ざっくりと変えられないあたりはなんとももどかしい。でも変えられない。極めて日本的で保守的な性格であることを実感した。何事も思い切ったことが出来ない俺なのだろうか。久しぶりに顔を出したと思ったら、こんなことである。友達っぽい女の子を好きになった時だってそうだ。友達としての地位を失いたくない。だから思い切った告白も出来ない。ジャブのような冗談のような告白を繰り返す。するとどうだ。今でも友達のままだ。恋人か他人かという思い切った勝負が出来ないんだ。やりたいだけの人に対してはどうだろう。サディスティックに思い切った勝負できるわ、そりゃ。んー、気まずい。
2004.10.06
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バナナが腐っている姿をみることが月に何度もある。必ずうちの台所にあるしょぼい台の上で。一人で暮らしてるから当然俺が買ってきたものだ。バナナが好きかというとそうでもないと断言できる。自分の部屋は汚れているけど、それなりに意味のある感じがする。洗濯物がずっと干してある。ジーパンが脱いだままの形。これ何の封筒?とか湿布とかへんなDVDが床に置いてある。R25とかうぜー。でたービニール袋。いつのガム?とか突然バットとか消毒いつしたっけとか。散らかってるなぁーって感じだけど、まあ正しい。使ってそこらに置いてるだけだし。大小の本の横に倒れたファブリーズ、いいじゃない、全然。でもバナナが腐ってるのだけはおかしい。腐るの分かってても買ってきちゃうみたい。コンビニ、スーパー、ドンキホーテなんかでバナナを見ると、目を奪われる。「あ、バナナだ」買っとこう。房だからね、いちいち。1本だけ袋に入ったのも売ってるからそれ買えばいいんだな。でもやっぱり房で買っちゃうよ。買ってきて1本ぐらい次の日の朝に無理やり食べる。すぐ腐っちゃうから、そのペースで食べないと。無理やりだけど。あんま食いたくない。おかしいんだよな。で、次にバナナを見るときは、黒い。中心部には亀裂が入っていることもしばしば。バナナにとりつかれているんだ。バナナって何よ。どんな形してるよ。卑猥な形?関係ないし。深層心理?黄色いからかな。ラッキーカラーかな。どう?怖いでしょ。あーこわっ。勘弁してください、バナナ様。
2004.09.08
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すっごい久しぶりの日記になってしまった。夏だから休みを取って優雅に海外旅行に行ってました。そんな人がいたらうらやましい。ずっと日本にいて仕事してました。暑いしオリンピック盛り上がっているし寝不足だな。よくわからないけど、久しぶりの日記である。スポーツ観戦が好きだからオリンピックが好きだ。特定の種目を見たいというのもあるけど、本質的には違うようだ。どんな競技でもいい。オリンピックという目標に向かって厳しい練習をしてきた選手たち。普段の練習の姿なんて誰も知らない。いろんなものを犠牲にして全ては競技のために。そして本番。勝負は時の運。負けるときもある。勝つときもある。勝った。勝った。勝った。よくやった。涙。負けた・・・。頑張ってきたのに負けてしまった。悔しい。俺も悔しいよ。涙。どっちにしろ泣ける。俺はとにかくそういう選手たちの見えないストーリーを勝手に想像して夜泣きする。それが楽しいのだ。だから他人と一緒に見たくない。泣けなくなっちゃう。特に男の友達なんかと見てると、どうしても笑いにつなげようとして突っ込みを入れてしまう。谷亮子でも俺は充分に泣けるのに。今回のサッカーでも泣こうと思えば泣ける。失敗してくれたら、それはそれで泣ける。勝ったほうが泣きやすいかもしれない。なぜ俺はそんなに泣きたいのか。それはよくわからない。
2004.08.18
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昨日の夜ちょっとうたた寝。起きて、なんかが口についてたので、取るとアリだった。アリ?気持ち悪かったけど、まあ就寝。朝起きる。相変わらず暑いなぁと思ってると、体を何かが這いまわっている。見てみると、やはりアリだった。1匹のアリ。視野を一メートル広げてみる。2匹のアリ。視野を部屋全体に広げてみる。5匹のアリ。気持ちわりーなぁ。起きだしてリビングへ行ってみた。アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ・・・玄関のほうまで蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻・・・アリの大行列ひえー。ゾロゾロと音が聞こえそうな程の量だ。隊列をつくって、歩きまくってる。とにかく会社へ行かないといけないから、ゴミだけを捨て、アリはそのまま放置して出てきた。今日は「アリの巣コロリ」と「アリアース」を買って帰らないと。アース製薬という会社はすごいもの作ってるなー。ダニ、ゴキブリ、ノミ、うじ、ムカデ。ケムシコロリやカメムシコロリまである。ナメクジドライなんてのもあるな。アース製薬の研究所で働いている人たち、お疲れ様です。怖すぎる。家に帰ったらさらにアリが大量になっていたらどうしよう。パソコンやテレビなどの機械の中に侵入していたらどうしよう。アリの親分(人間大)がリビングでくつろいでいたらどうしよう。金目のものを隊列の上に乗せて、持ち出されていたらどうしよう。得体の知らないものを隊列の上に乗せて、持ち込まれていたらどうしよう。なぜか美しい女性がアリによって我が家に持ち込まれたら、なんてロマンチックな出会いだろう。目が覚める女性。「あら、私なんでこんなところに?」「アリさんが運んできたみたいですよ」「まあ」そんなメルヘンな出会いが待ってるかもしれない。
2004.07.28
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チャリに乗っていたら、向こうからチャリがやってきた。なんかフラフラしながら近づいてくる。邪魔だなぁと思ってよく見てみると、ガリガリ君を食っていやがる。いくら暑いからってガリガリ君食いながらチャリ乗るなよな。チャリのスピードだけで満足しない欲張りさんよ。欲張るほど一生懸命生きていることがうらやましく感じた。俺自身はあまり欲張らなくなってきたのか。一杯のビールがあればそれでいい。いや二杯は欲しい。つまみが欲しい。肉が食いたい。寿司も食いたい。やっぱり欲張りだ。つまらんな。俺もガリガリ君男と同じなのだ。他人の欲望を感じた時に心がいろいろな形に躍ることがある。金への欲望を目の当たりにした時。金貸して。いいよ。ありがと。でも利子高いよ。なーんて冗談だよ。んー。性欲を目の当たりにした時。こんなに真面目な顔して、そんなHなことを。んー興奮するかも。なんだろなんだろ。この女とやりたいんだろうなぁという男を見たとき。居酒屋にて。男「あーお腹一杯だね」女「そうだね」時刻は21時である。男「これからどうしよっか」女「どうしよっか」男「ねぇー」女「カラオケでも行く?」男「カラオケかぁ」女「じゃあどうする。とりあえず外出る?」はっきりしろよ、男。男「いや、決めてから出ようよ」弱っ。女「・・・」男「なんか疲れてない?」女「さっきまで寝てたから疲れてないけど」男「どうしよっかねぇ」そんなところで俺はその場を後にした。とにかく他人の欲望を見るのは楽しいことでもあるみたい。追記:ということで女性のみなさん!こういう時どういう言葉で誘われたいですかね。ぜひ彼にアドバイスをしてあげてください。俺にじゃないよ。彼に。男性諸君!俺ならこう誘うみたいなのを是非。彼に。
2004.07.23
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K-1 WORLD MAXを見ている時に思いついたダイエット法がある。男たちの鍛えられた胸筋、カニのような腹筋。うっとりするようなモッコリ(モッコリってなんだ)。素敵な体である。女性が好きな俺であるが、一度は男に抱かれてみたいなんていう妄想を起こさせるほどだ。なーんてことはないのだが。とにかくK-1 WORLD MAXを見ていると勝手に腹筋運動を開始してしまう。ということで今日提唱するダイエット法は「同姓のポスターダイエット」だ。同姓で出来るだけ肌を露出したポスターを部屋に貼り付けて、いつもそれを眺め、気づくと運動をはじめてしまうというものである。どんなポスターにしようか。男だったら誰だろう。格闘家でもいいし、なんかのスポーツ選手でもいいだろう。アイドルでもいいし、俳優でもいい。自分がなりたい体系に近い男性を探そう。注意したいのは、ちゃんと体が見えること。服を着ているとイマイチ効果が期待できないので、ちゃんと裸のものを選ぶのよ。モッコリを鍛えたい場合はモッコリが出ているものが良い(モッコリってなんだ)わかったかしら。女だったら釈由美子だろうか。とにかく部屋に貼ってみよう。するとどうだろう。気づくと腹筋運動をはじめちゃうぞ。コレは驚くほど効果がある。といってもまだ俺はやってないのだが。ポスターを買いに行かなきゃ。どんな男性の裸のポスターにしようかしら。間違って大相撲カレンダーなどを買ってはだめよ。あと女性アイドルカレンダーも駄目よ。あくまでも同姓で露出がはげしいものよ。ふふふ。っつーかポスターってどこに売ってんだろ。友達が家に来た時、気まずい。
2004.07.13
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暑い暑い。みんな暑いばっかり言っている。そりゃそうだ。暑いから。東京であるが、うちにはクーラーがない。これを言うとクーラーがある人は驚くらしい。たしかに俺もクーラーがある家に住んでいたときは、ないなんて考えられなかった。クーラーは恋人のようなものだ。いたほうがいい気がするが、いなくてもなんとかなる。いないならではの愉しみもあるはず。クーラーがないことでの愉しみってなんだ。暑いのを感じられることだ。本当に暑い。日によって微妙な温度の差を感じることが出来る。今夜はそこまで暑くないけど暑いとか、今夜はピリッと暑いとか、今夜はぬるっと暑いとか、今夜はめちゃくちゃ暑いとか、今夜はふざけんな暑いとか、今夜はまじで寝れねぇあーもう暑いとか、今夜はなんかしらないけど勃起しちゃう暑いとか。クーラーが一定の温度を作ってくれる過ごしやすい家では感じることは出来ないはずだ。快適な空間を持っているので、何をやっていても集中できるだろう。暑さを忘れて、本に集中し、勉強に集中し、会話を楽しむだろう。SEXだってハッスルしちゃうでしょ。本当にそれでいいの?SEX。そんな技巧にばかり頼ってさ。クーラーなしは凄いよ。汗だくでお互いの汗の匂いを嗅ぎあいながら、ヌルヌル抱きあう。フェロモンの対決としての性交。そんなワイルドな絡みつき合いこそ本当なんじゃない?発汗して発散してベタベタになってヌルヌルしてグチャグチャでトロトロで頭ホワイト。トロはうまいよな。大トロ中トロ。脱水症状。放心状態。水分(ビール)補給。そんな戦いのことをたまには考えてみて欲しい。俺はそんなことしたこともないけど。
2004.07.09
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ランチタイムは仕事中の息抜きの時間。出来ればうまいものを食いたい。俺は上司2人と3人で昼飯に行く。普段は普通にうまいものを食いに行くのだが、そうじゃない目的でたまに訪れる店がある。その店は洋食屋でメニューが豊富である。俺 「じゃあ俺はミックスフライいきます」上司1「それもいいねぇ。まずそうだねぇ。じゃあ俺は鉄板焼いくわ」俺 「あーそれもひどいかも」上司2「俺はカツカレーいってみる」俺 「無難なの選ぼうとしてるんじゃないですか?カツカレーに外しようがあるんですかね」自信満々の上司2である。どういうことかというと、この店はまずい。まずさを楽しみにこの店を訪れるのだ。さて料理が運ばれてくる。各々が自分の頼んだ料理のネタ探しの為に、もくもくと食い始める。まず俺から。俺 「ちょっとこれ見てくださいよ、タルタルソース。味が全くないですよ。 タルタルソースって洋食の基本じゃないですか?っつーか下手に自家製にしないで、タルタル買えばいいのに。」上司1「ほんとだ。見るからにまずそうだな。でもしゃべりすぎだな」上司2「たしかにひどい。それと確かにしゃべりすぎだ」すかさず鉄板焼きの上司が自分の料理を指差す。上司1「これ肉?」俺と上司2、爆笑である。上司2「なにこれー」俺 「豚肉のつもりでしょうけど、ベーコンみたいですね。真っ黒でカリカリじゃないですか」上司2の攻撃。上司2「(カレーを指差して)食ってみ?」黄色のカレーである。少し食ってみる。俺 「甘い、ぬるい、まずい」満足げな上司2である。一見無難に思えたカツカレーを制した上司2がこの日の優勝だという雰囲気が漂う。俺は結構無難に食えてしまう魚のフライを食いながら悔しい思いをしていた。骨が入ってますよと主張してみるも、二人は首を横にふる。上司1が何かを言いたそうである。メニューを指差している。1200円。ぶっ、たかっ。上司1の鉄板焼きはコストパフォーマンスの点で今日の一品となった。こんなことをやっていることを店の人に知られたら、気まずい。
2004.07.01
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髪を切った。トレーニングの日々は辛かったが、明日の試合に勝てばスーパー・ウェルター級日本チャンピオンへの挑戦権が得られるかもしれない。今日は計量の日。ボクシングマガジンの取材もあるようだ。久しぶりの晴れの舞台。髪の毛もキレイに刈り込んでいこう。みたいな髪型になった。つまりボクサー風ヘア。なんだよ、これ。お洒落な雑誌になんて載ってないぞ。今の一押しはコレ。ボクサー風ヘア。このヘアで素敵な女の子のハートをノックアウト。無理無理。なかなか髪型変えてかっこよくなんてなれないようだ。まあそれ以上は言わない。髪型に過度な期待を寄せるから駄目なんだな。この前は寿司職人風の髪型になって愕然としたけど、どっちがいいか。今の一押しはコレ。寿司職人風ヘア。このヘアで素敵な女の子のいろんなところを握っちゃおう。無理無理。実際その気になって、ボクサーデビューに向けて調べてみたら、俺の体重だと、17階級中、上から3番目のライト・ヘビー級か4番目のスーパー・ミドル級に当たることがわかった。結構重いのね、俺。相手はかなりのハードパンチャーってことだ。死んじゃうよ。こっちは普通のサラリーマンだっつーのにさ。減量をしてスーパー・ウェルター級あたりでデビューしようかと思っております。
2004.06.29
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台風っぽい天気で風が強い。傘がさせないほどの強風で、雨が強く降っている。そんな時間帯があったらしい。俺は室内にいたので全然気が付かなかった。俺「雨降ってました?」女「すごい降ってたよ」俺「濡れちゃいましたか?」女「濡れちゃったよ」俺「すごい濡れちゃいましたか?」女「少しだけど」俺「ほんとだ。少し濡れたみたいですね」女「うん、濡れた」俺「濡れちゃったかー」女「・・・(不信の眼差し)」いやいやいやいやいや。強風波浪注意報の一日でした。俺「強風波浪注意報みたいですよ」女「そうなんだー」俺「強風HELLOって感じするよね」女「・・・あー」俺「昨日プライド見ました?」女「見てないよ」俺「濡れちゃいましたか?」女「・・・(不信の眼差し)」いやいやいやいやいや。ノーノー。ロープブレイク。なんのこっちゃ。
2004.06.21
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最近ある現象が時々見られるようになってきた。立った状態から床に座る時。ビリィィィ。なんだなんだ?ズボンを見る。特に異常はない。ってことは何がビリィ?ズボンを脱ぐ。パンツが見事に裂けている。トランクス。こんなことが一回じゃなく数回。これは一体何を表すというんだ。まあズボンが裂けるよりはコストがかからないからいいんだけど、なんか腑に落ちない。パンツのサイズが小さいのか。サイズをチェック。LL。んー充分な気がする。もしかして○○○がでかすぎるのでは?と一瞬思ってみた。一瞬の間だけど俺は幸せだった。でかすぎるだなんて。うれしはずかしビール大瓶。「唐町くん、でかすぎるよー」でもあり得ないことは俺が一番良く知っている。実際は哀愁のウイスキーサンプルボトルである。これでも見栄を張っているようだ。それにしてもビールがうまい。夏だからビールなんじゃない。生きてるからビール。最近は男でもカシスウーロンとか飲む人が多い気がする。もっと男はビールに集約されてもいいと思う。俺のビール大瓶で乾杯だ。
2004.06.18
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最近筋トレに凝っている。筋トレといっても、腕立て伏せを連続30回するだけだ。この30回をやりたいと思ったときに即座にやるのに凝っている。例えば仕事中。パソコンに向かいっぱなしの時、ふとその瞬間が訪れる。あー腕立てて伏せてぇーすくっと席を立ち、ひとり会議室に入る。30回。顔に血潮をたぎらせて会議室を出てくる。あー気持ちいい。オナニーをトイレでやる感覚というのか、そんな感じだ。っつっても俺はそんなことしたことない。あぶねぇー変な誤解をされるとこだった。この間は会社の前の駐車場でその瞬間が訪れてしまった。あー腕立てて伏せてぇーやってしまったねぇー、外で、オナニーを。違う違う腕立て伏せを。外っていっても駐車場的なところだから、そんな変態には見えない。。。はず。オナニーじゃないし。でもプチ変態な感じはどうしても拭えないな。まあどうせ飽きるだろう、すぐに。飽きたらプチ変態から普通の庶民に戻れるだろう、年金払ってるし。俺はとにかく飽きっぽいんだ。飽きてしまえばいいんだ。女にふられても、自分でそう言い聞かせる。どうせすぐに飽きたさ。そうだろ、俺。そうそう。飽きて飽きてしょがねぇ。
2004.06.15
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金曜日の終電というのは本当に地獄だね。今日は雨だったからチャリじゃなくて電車通勤したんだけど、終電ひどかった。まず一人目。ゲロ。ゲロを永遠に吐き続けた男。彼は終電だったからだろうが、降りようとしない。次から次へと電車内に吐瀉物を重ね続けた。満員の電車がそこだけ空いた。オエー。次。ある駅に着いたとき、若者三人乗ってきた。その一人がイキナリ知らない人にパンチを食らう。バチーン。殴った男は電車に乗らなかったようだ。若者三人は話していた。「いきなり殴られたけど、俺ら何もしてないよなー」「なんなんだよ、あいつ」そう。若者は何もしてないのだ。気の毒だよなぁ。その間もゲロ男は、オロロロロロロロロと吐瀉しまくり。すぐ後ろのカップル。男が言う。「おめー爪たてんなよーマジ痛えよ。ふざけんなよ」女はまだ止めないらしい。「おめーいい加減にしろよ。いてーんだよ」大声だ。目の前の女性。ロングヘアで酔っ払い。前にゆらゆら。ロングヘアが顔にかかる。目もうつろ。貞子じゃん。こえーよ。あ、でもボインだ。いやいや、それは関係ない。こえーのなんのって。そしてゲロ男がオエーって。「おめー爪いてーんだよ」って。「まじあいつに殴られるようなこと何もしてねえのに、まじむかついてきた」って。ふと前の男。この人は普通の人みたいだ。でもこの人が何故かこの電車内の惨状を見て、俺に笑いかけてきた。そいつの顔はこう言っていた。「この電車困っちゃうよね、ほんとひどいよね」って。でも俺はこの人にそんな顔で語られても困るわけよ。一応俺は「ほんとひどいね」の顔を少ししたところで、気まずくなった。目を反らして、降車駅を待つ。下車。あの電車は俺が降りた駅から1時間ぐらい走ると思うと恐ろしい。地獄絵図。ゲロ。パンチ。爪。貞子。同意。巨乳。
2004.06.11
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会社の飲み会で大勢で飲んでいたときのこと。隣にたまたま女性がいたので話していた。あんまり面識がなかったが、よくしゃべる人だった。俺は話を聞いているフリをしながら、その人の顔をずっと見ていた。へぇー。適当なあいづち。この人、何かに似てるなぁ。なんだろう。考えても浮かばない。聞いてみる。「誰かに似てるって言われない?」「別に言われないけど・・・」「さっきからずっと思ってるんだけど、誰かに似てるよ」「誰かって言われてもねぇ」「誰だろ。思い出しそう。もう間もなく」「だれだれ?」興味津々なその女性。「えーっと誰だろう、その笑った感じとその話し方なんだよな」なかなか思い出せない。「だれよー」「あーわかった」わかってしまった。そしてわかったという事実も口に出してしまった。似ている人というのはあの人だった。YAWARAちゃん。田村さん。亮子さん。はきはきとした落ち着いたしゃべり。笑って目じりが下がる感じ。まさに「最高でも金、最低でも金」って感じ。アテネでも頼むよって感じである。「わかった?だれだれ?」とその女性はせがむ。俺は言わないほうが無難であると判断。「あ、いやー違った。思い出したかと思ったけど、違ったよ」苦しいけど、彼女のためだ。アテネで金メダルを取るために。「え?そうなのー?」「うん。ごめん。思い出したら言うよ。ところで今年ってオリンピックだねぇー」気まずかった。
2004.06.10
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チャリ通が最高だ。天気予報がなんと言おうが、家を出るときに雨が降ってなかったら、チャリで行ってしまう。帰り。会社を出ると雨、しかも大雨だったので、しょうがないからチャリを会社に置いて、電車で帰った。翌日。しょうがなく電車で出勤。出勤してしまえば、帰りはチャリで帰れる。うれしくてしょうがない。チャリの一つの良いポイントとして、時間に縛られないということがある。終電の時間なんて関係ないのだ。その日も気づいたら終電の時間を超えていた。まあ、関係ない。ゆっくり帰る。いつ帰ってもいいんだ。1時頃、会社を出る。終電がちょうど行ってしまったぐらいの時間だ。うきうきエレベーターを降りて、チャリに向かう。昨日から放置されていたはずのチャリ。ない。。。いやいや、あったあった。そりゃあるよなぁ。ちょっと移動されてた。さて帰ろうか。俺はサラリーマンであるが、チャリ通をしている。そしてチャリ通の時と電車通勤の時はバッグが違う。チャリの時はショルダーバックで、電車のときは手で持つタイプのバッグだ。その日は帰りがチャリだったにも関わらず、いつもの癖で手で持つタイプのバックで出社してしまっていた。やばい。。。こんなバッグを持って、チャリ乗るの大変じゃないか。まあいい。たいしたことじゃない。余裕で乗れちゃうから大丈夫だった。さてピンチを2つほどむかえたけど、なんとかチャリで帰れそうだ。あーうれしい。さてチャリに乗ろうか。さて、鍵を。カギを。かぎ。ん?ショルダーバックの外のポケットを想起。タクシーで5千円で家に着くことがわかった。
2004.06.09
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本気でダイエットをしようといつも思っている。夕飯は会社のデスクで取る。19時ごろ、コンビニ食だ。メニューはゴーヤのサラダ、冷奴セット、トマトジュースのみ。ヘルシーである。不満足な腹とは対照的に心は満足である。このまま続ければ痩せるに違いない。ダイエットをしてスリムな自分を想像する。ズボンがブカブカで困っちゃう。みんなが「あれ、痩せた?」なんて。俺が「そう?別になにもやってないし」みたいな。みんなが「なんか若々しくない?」なんて。俺が「そんなことないって」なんて。仕事が終わったのは23時頃。チャリに乗って帰る。俺ったら、夕食はヘルシーだし、自転車通勤だし、完璧なダイエットプログラムじゃんと再度満足する。走っていると、ふとお洒落なラーメン屋を発見。客席はほぼ満席である。こんな時間にこんなに人がいるのかぁ。まあダイエッターであるから、俺は見向きもしないのかと思った。次の瞬間、思考が停止。気が付いたら食券販売機の前にいた。せめて普通のラーメンにしたかった。再度、思考が停止。チャーシューメンの券を持っていた。俺は元々ラーメンが好きである。有名店巡りも好きだし、未来の有名店を開拓するのも好きだ。友達のラーメン野郎とラーメン談義を夜通し出来るぐらいだ。ラーメン友達の顔が浮かぶ。もしかしてここ餃子がめちゃうまってことあり得るかも。取材およびネタのために餃子もいっとこう。もうデスクで夕食を食っていた俺とは別人である。いつ死ぬかわからないし、うまいもん食っとかないと損だ。うまいもん情報詳しい男もてるんじゃない。へんな思考。二枚の悲しい食券を持ってカウンターへ。「サービスでライス付きますが?」店員が余計なことを言う。俺は当然こう答えてやった。「あ、はい。お願いします」俺の前に並んだチャーシューメン、餃子、ライス。満腹になった俺はありきたりにもこう誓う。ダイエットは明日から。
2004.06.04
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ここ最近なんぞ書かなければならないものがあったので、日記は全く放置してしまった。まあ何はともあれお久しぶりです。日記リンクをしてくれている人も沢山いるから、少しは楽しんでくれている人がいるのかなと思う。折角来てくれたのに、日記が更新されてないことに少しはがっかりするのかなと想像。書かなきゃと奮起する。久しぶりなんだから面白いものを書かないといけない。しかしブランクのせいかうまく書けない。あーどうしよう。待てよ。元々気楽に書いていたものだから、別にうまく書く必要はないと思いだす。っつーか別にうまくなんて書けてなかったじゃないか。日記を書き出す。こんなもんかなと思う。しかし待てよ。久しぶりにわざわざアップするぐらいだから期待して読みにくるのでは?と勝手に妄想する。まるで自分は人気者気取りか。そんなんじゃない。わかってる。だから気軽にアップしちゃえばいいじゃないか。そうだ。いや、ちょっと待てよ。その前に・・・。永遠そんなことを考えていた私でした。いつぞやの朝まで生テレビを見て思ったこと。小林よしのりと山崎まさよし。漢字とひらがなというパターンの名前に共通点がある二人であるが、声の出し方にも何か共通点を感じた。やっぱり気まずい。
2004.06.03
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楽天日記をやっているということを友達にぽろっと言ってしまった。もちろんどういう内容でやっているかとかは言ってない。教えろ教えろと彼は言う。絶対いやだと俺は言う。彼に見つかってしまうと、彼を意識した内容を書いてしまうだろう。気まずいなんてもんじゃない。日記自体をやめてしまう恐れもある。先日彼も楽天日記を始めたらしい。怖い。怖すぎる。彼にばれたらどうしようと思うと、夜も眠れない。夜眠れないと俺は愛しかった女の子とを思い出す。まあそれはいい。彼は俺のページを教えろ教えろとなおもしつこい。だから俺は彼に約束をした。俺の日記リンクの数を超えたら、教えてあげると。さて彼は俺のページにありつけることは出来るのだろうか。俺は全力で逃げなければならない。俺の日記リンクの数はいったいいくつでしょうか?答えは言わないけど。一番持てる身長は何センチだと思いますか?俺は考えてみた。身長が高い人がいいという女の人は多い。本当に高いほうがいいのか?185、190、200。高ければ高いほど、知的な感じがどうしても失われてしまう気がする。偏見なのは承知である。俺の思い込みだ。そうなると180センチという響きがちょっと高すぎる印象を与える。それでは一番持てる身長は179センチか。179というのは9というところがひっかかる。180に足りない悲壮感が漂っている。ということで178センチがかっこいいということになる。俺の身長?俺の身長は178センチです。またひとつ、彼に手がかりを与えてしまった。
2004.05.27
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いやみな男にどうしてもなりたいと思っている。もてたい。女にもてたい。誰が見ても女にもてる男になって、俺はこう言う。「あー全然もてないよ」いやみだねー。どうも今の俺はだめだ。「あー全然持てないよ」と言うと、「そっか、がんばんないとね」と、同情かつ励まされてしまう。そんなことないでしょーとか言ってくれよ。欲しい。金が欲しい。誰が見ても金がある男になって、俺はこう言う。「あー金がねぇー」いやみだねぇー。今だとどうか。「あー金がねぇ」というと、「まあ生活できてるんだからいいんじゃないの?」と、慰められてしまう。実は結構もってんじゃないの?とか言ってくれよ。かっこよくなりたい。誰が見てもかっこいい男になって、俺はこう言う。「あー全然かっこよくないよ」いやみだねー。今にでもこれを言おうもんなら。「あー全然かっこよくないよ」と言うと、「は?何言ってんの?知ってるよ」と、呆れられてしまう。いやーそこそこかっこいいよとか言って欲しい。あー俺っていやみがない。あの人ほんとにいやみがない人よ。うん、いい人よ。
2004.05.25
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人生一度しかないから好きなことを思いっきりやればいいと人は言うけれど、そんな単純な話じゃないよね。人生一度しかないけどナンパなんてできない。道で綺麗で素敵でどうしようもないとわかっていても、もう二度と会えないとわかっていても、恥ずかしいものは恥ずかしい。俺たちはみんな人生一度しかないとわかっているのだ。だけど、気まずいものは気まずいし、できないものはできない。明日死ぬかもしれないよね。そうだとしても、駄目なものはだめだ。それが人間である。複雑なところがいいんじゃないか。そんなところを好きになってくれる人だっているだろう。人生、石橋を渡るように歩いたっていいじゃない。好きな人が他の男にとられていくところを指をくわえて見ていてもいいじゃないか。そのおかげで文学的になれた人もいるんじゃないか。人間の価値はひとつの価値では決められない。放射状に伸びていくのだ。あることが失敗したら、それは別の方向の線が伸びただけの話だ。俺が何をいいたいかわかるか。俺には全く分からない。ただひとつ言える事は人生にはいろいろあるってこと。あーちくしょう。
2004.05.21
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なんでもない女の友達に携帯メールを出した。大した用事もなく、ただ元気かなぁと思って出そうと思ったんだけど、「元気?」だけだとつまらないと思ったから、「いい女について考えていたら○○ちゃんを思い出したからメール出してみた」と送りつけた。夜だった。携帯メールだとあまり長い文章を書けないから、相手の返信が来て、さらに話の続きを書くという風に、何回もやりとりを通して一回の内容を伝えるというのが普通だと考えている。相手の返信を強要しているわけじゃないけど、返信が来るもんだと思い込んでしまう。俺が予想していた返信は「いい女じゃないけど元気だよ」みたいなものか「なんだよいきなり」みたいなものかまあなんでもいいわけだ。返信さえ来れば。次にこっちからなんとでも書けるわけだし。しかし返信が来ない。まあそういうこともあるわと思うけど、だんだん気まずくなってくる。あーなんで俺はあんなことを書いてしまったんだろうと。返信が来ない以上、そのメールはそれで一つの文章として完結してしまう。「いい女について考えていたら○○ちゃんを思い出したからメール出してみた」かー、再度読み直して文面を確認をする。「○○ちゃんっていい女だよねぇ、グフフ」って感じに読めなくもない。ということは、○○ちゃんは、「なんだこいつキモい」と思っていたりして。もしかしたら、ちょっとした告白みたいに受け取られたりして。もしかして彼氏と一緒でなんらかの迷惑をかけたか。妄想が膨らんでいく。やべーなんか恥ずかしい。あいつからこんなメールが来たよって他の友達に見せてたりして。もう勘弁してくれ。別に俺にはなんの意図もないのだ。メールなんか出さなきゃよかった。出すんなら普通に「元気?」にしておけばよかった。後悔の念で頭を抱える。もういいよ。別に。どうとらえてもらっても。俺は別にたいして考えもなしに送っただけだから。開き直る。さて本でも読み込むか。しばらく読書。メールの着信音。本を投げ捨てて、携帯に一目散にとりついた。メールを見る。「久しぶりだねー元気だよ。そろそろ連絡しようと思ってたとこだよ」みたいな内容。なんて嬉しいんだ。涙が出そうになる。なんだよー驚かすなよー○○ちゃんー。なんでもないメールを俺が送っただけなのに、勝手に悲喜交々な俺であった。こんな時、勝手に恋がはじまったりするんだろうなぁと思った。久しぶりの「突如として牙をむくシリーズ」でした。
2004.05.20
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日記のネタってなかなか見つからないもんだ。きっと少なからず他の人もそうなんだろうと思う。ネタを捻り出さないと出てこない。捻り出すと言えばう○こであるが、う○こという行為は気持ちがいいよね。会心のう○こを出した後は、その後数分間肉体的な快感が続き、精神的な快感は約1日続く。受け答えも歯切れが良くなる。会社での態度も変わってくる。「はいっ。わっかりましたっ」「おー今日は歯切れがいいねぇー」「はいっ。任せてください」「今日の契約はどうしましょうか」「すっぱり契約しましょう」逆に納得いかないう○こが出たときはその反対だ。「あー、はい。んーちょっとどうでしょう」「あれっ、今日は歯切れが悪いねー」「いや、あー、まあそうかもしれませんね」「今日の契約はどうしましょうか」「んー、どうかなぁ、考えますが、どうしましょうかねぇ」そう考えるとこの世の中、特にビジネスという世界においては、う○こが支配しているということにはならないだろうか。そんなわけねぇー。
2004.05.18
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日記の王道は食べ物の話である気がする。今日何を食したか。今日は遅くまで仕事を頑張った。頑張ろうが仕事を休もうが、夜はいつもビールとつまみだ。ビールはいつもの発泡酒である。おつまみは毎回違う。これを選ぶのが楽しいのかどうなのか、俺にも良く分からない。おつまみっぽいやつで、カロリーが少なそうなものというのが一応の基準である。中途半端なダイエットをしているつもりだからそうなるのだ。そんな感じで本日は、「いかの粋な造り」と「新玉葱のサラダ」という二品をチョイスした。「いかの粋な造り」のほうは、駄洒落だと思って購入したのだが、家に帰って改めてみると駄洒落じゃなくて、ショックを受けた。「イカノイキナツクリ」普通である。新玉葱のサラダであるが、これは新玉葱というなんともいえない響きに、つられて購入した。もし、「新」という漢字一字がついてなかったら、買わなかったであろう。とにかくその二品を肴に発泡酒を飲むという一日の締めくくりの儀式をしていた。最近のコンビニサラダの野郎が、ドレッシング別売りというパターンが多い。新玉葱もそうだったらしい。そんなわけで玉葱のサラダの味がない。気が付くと、俺は「いかの粋な造り」を「新玉葱のサラダ」の中にぶちこんでいた。頭で考えずに体が勝手に動いたという感じだ。「いかの粋な造り」には、ほんのりゆずの香りといかの肝的な味がついていたのだ。それで旨かったらいいのだが、不味い。たまらなくまずい。あーあ。やっちゃったよ。
2004.05.14
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会社がえりの夜遅く、チャリで帰る途中のこと。夜遅いので、信号を当然のように無視した。「おい、信号無視あぶねえぞ」と警察官が言った。「あ、大丈夫です」と俺は答えた。そのままの速度で警察官の横を通り過ぎた。「そういうことじゃねえぞ」と後方から警察官の声がした。まあこれは俺の勝利と言っても良い。チャリで歩道を走っていると、前方を人がこちらを向いて立っている。邪魔だからベルを鳴らしつづけた。チンチンチンチーン。近づくと警察官だった。しょうがなくチャリを止めた。「お前、前にもここで止められたことあるだろ」といきなりそいつは言いやがった。「は?」「ここで自転車止められたのはじめてじゃねえだろ」と警察官はいいやがる。「はじめてだよ。は?なんすか?」と俺は答えた。うそじゃなかった。「ライト点けろ」「あーはいはい」ライトを点けたら、開放してくれた。しばらく走っていた。ライトは電池式でもったいないから消した。前方に警察官チャリ二人発見。またかよ。「おーい。止まれ。お前、はじめて見る顔じゃねえなぁ」と言いやがる。またそれかよ。さすがにこれには腹が立った。前科者扱いだ。「は?何いってんの?はじめてだっつーの」「そうか?」すっとぼけた警察官野郎。さらに尋問は続く。「どこ行くんだ?」こんな質問に答える必要なんて全くない。どこへ行こうと俺の勝手なのだ。俺には自由が保障されている。夜中だからって誰にも縛られたくはない。俺は絶対答えてやるもんかと思ったが、「○○ー」ちゃんと答えてしまった。俺の負けだ。ちくしょー。さらに次の質問。「仕事の帰りか?」今度こそ絶対こんな職件乱用というか超法規的な尋問になんて、答えてやるもんかと心に決めた。職業選択の自由だってあるし、働かなくてもかまわないんだ。仕事の帰りだろうとデートの帰りだろうとおめーらには関係ねんだよ。しかし俺の口から出た言葉は「そうだよ」ちゃんと答えた。連敗。悔しい。「信号無視しただろ?そこ見てたんだぞ。あとライト点けろ」「…」終了。俺の態度はよくないものの、ちゃんと質問に答えてしまった俺は負け犬だ。非常に悔しい。それにしても最初の質問は失礼だろ。「お前、はじめて見る顔じゃねえなぁ」ってやつ。でも良く考えたら、あれは職務質問のマニュアルっぽい気がしてきた。もし前科があったり、やましいことがある人だったら、「あ、すいません」とかってつい言ってしまうような、そんな質問なんじゃなかろうか。それにした所で、俺には関係のない話だ。次回こそ絶対に、聞かれたことには答えねー。そんな義務はないはずだ。突然逃げたりしてやる。しかし次また同じ奴に「お前、はじめて見る顔じゃねえなぁ」って言われたら、たしかにそうだからなんて答えようかな。「おまわりさん、ごくろうさまです」っていう風にはどうしてもなれない。きっとあいつらの態度に問題があるんだと思う。嫌われることが犯罪を未然に防ぐことに繋がってるんだろうか。そうだったら、えらいよ、警察官。醜いのは俺のほうなのかな。そんなわけはねーんだ。絶対。俺は善良な市民だもの。とにもかくにも、次回は必ず威勢のいい対応をしてやる。そして今度こそ勝利の報告をこの日記で。
2004.05.12
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先日、あるビルを目指して歩いていた。俺はいろんなことを器用にこなす男であるが、方向に関してはからっきし駄目である。唯一の弱点と言えよう。(こんなキャラだったっけ)もちろんこの日も目的のビルの方向を見失っていた。駅を出てからは方向を認識していたはずだったのだが、角を2つほど曲がるともう何がなんだかさっぱり分からなくなる。やけになって一つの方向に突き進むこともあるが、大抵あとで後悔することになるので、最近は人に聞くようにしている。先日もそうだった。30代ぐらいのスーツの男の人を見つけた。「すいません。○○ビルってどこですか?」恐縮することもなく、普通に聞く。これは俺の一つの特徴かもしれない。あまり礼儀がないというか。「あーはい。そこはですねー(略)」と非常に丁寧に教えてくれた。あまりに教え方が優雅であったので、話を聞くよりもその人の顔、表情を眺めながら、ロートーンの美しい声に聞き惚れていた。気が付いたら説明が終わっていたと見える。はっと気づいて御礼を言って別れた。一応教えてもらった通りに進みはじめたけど、どうもおかしい。やっぱり折角の道案内を聞いてなかったのか。しょうがないから、適当に歩き始めた。いくら俺でもたまには適当が当たることもある。ひょっこり目的のビルの前に出て来ることを期待して歩くしかなかった。角を曲がって、はっとした。道を教えてくれた彼がいたのだ。もう随分時間は経っている。これは気まずい。折角教えてもらったのに、まだ行けてないことがばれてしまう。俺の感覚だとその紳士がいる方角に行きたかったのだが、あきらめて別の道を進んだ。今書いてて思いついたけど、いいナンパ方法になるな。好みの女性に道を聞く。「ありがとう」といって去る。こっそり、彼女の後をつける。しばらくたったら、彼女の前に登場する。「あー折角教えてもらったのに、まだ着けてないんです。ははは」俺ってなんて間抜けなんでしょうを自己演出。二回も会った俺に運命を感じる彼女。そして俺の間抜けさが彼女の母性本能をくすぐる。「また分かんなくなるかもしれないから、連絡先教えてください」どうだろ、これ。町でそれをやられたら、俺だから、その時はよろしく。
2004.05.11
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本屋で立ち読みをしていた。隣で大きな声がする。「あーまじ、なにこれ。アナルだって」横を向いて確認すると、ヤンキー上がりの二十歳そこそこの男2人。まったく下品な話を大きい声でしやがってと俺は呆れていた。周りを少しは気にしろよ。アナルとか言ってんじゃねえよ。彼らはどうやらSEXマニュアル的な本を読んで会話しているようだ。「まじ知らなかった、これ」「ここ押すといいんだ、まじかよ」あーうるさい。「裏モノの本」に集中できないじゃないか。まじまじと彼らの姿を見た。赤ジャージと黒ジャージ。ルーレットかよ。アホ面しやがって。「俺、トモコのこと好きだからさー。なんか心配なんだよね。なんかあいつ他の男とかいそうだしよ」突然、赤ジャージが独白した。「おめーも浮気とかしてんじゃねえの?」と黒ジャージが突っ込む。「ありえねーよ、浮気とか。俺はトモコだけでいいもんよ」と赤ジャージ。「じゃあなんでおめーSEX技とか見まくってんだよ」と黒。「だってSEX技がまじすごくなればよ、トモコも俺から離れられなくなるだろ。だから、まじテクニック磨いて、俺以外は全然むりっつー感じにしてーんだよ」赤が熱く語った。「っつーかこんなとこも性感帯なんだ。まじすげーな、この本」と言って赤がレジにその本を持っていった。俺は一途な赤に感動していた。
2004.05.10
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珍味を買おうとドンキホーテに行った。3つぐらいの珍味に目をつけて、さらなる珍味はないかと思い、食料品コーナーをさ迷い歩いていた。珍味ではないが、落花生があった。 ・・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・。 でかっ落花生の上に乗っているのは麒麟一番絞り350mlだよ。でかいよねー。わかるかなぁーわかるよねぇー。これ、3900円だって。高いんだか安いんだかわかんねーよ。「気まずい」を見ている人たちに感じて欲しいのは俺の行動。1.落花生を見つける2.携帯を取り出す。3.周りに人がいなくなるまでうろうろ。4.携帯カメラで撮影。5.お酒コーナーでビールを持ってくる。6.落花生の上に置く。7.周りに人がいなくなるまでうろうろ。8.携帯カメラで撮影。9.ビールを買わずに戻す。これだけのことを俺は店内でやったんだよ。あー気まずかった。なんでそこまでやったかというと、これにのせるためだよ。店員に言い咎められた時はどういう対応をするか、頭の中でシュミレーションまでしていた。店員「ちょっとお客さん何撮ってんですか?」俺 「これ欲しいんですけど、あまりにもでかいので、写真とって妻と相談しようと思いまして」これで完璧だと。んー妻はいないけど。あーなんなんだろう。なんだか最近気が付いたけど、この日記を書き始めて俺は変わった。やるかやらないかでいうとやるようになった。ネタのために。触るか触らないかでいうと触るようになった。ネタのために。揉むか揉まないかでいうと揉むようになった。ネタのために。舐めるか舐めないかでいうと舐めるようになった。ネタのために。あーしょっぱいぜ。これを進歩と言えるだろうか。今度からこういうことはしない。妄想するのは誰にもばれないから、やっぱりそっちにする。
2004.05.06
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遅めに出勤したらデスクの上にメモがあった。「人妻の鈴木さんから電話。折り返し電話して欲しいとのこと。」人妻?心臓がズンズン鳴った。彼女との関係が始まったのは、半年前からだった。保険の外交員だった。会社の昼休みに俺のデスクを訪れた。既に保険に入っていた俺は、すぐさまその旨を伝えた。彼女はそうですか、と言ってすぐ諦めたようだった。それからの彼女は雑談をするためだけに俺のところにやってきた。他のお客さんの愚痴を囁くようにこぼすことがあれば、好きな映画の話をすることもあった。いつしか俺は彼女が来るのを待つようになった。彼女が来る時間に、席を外していないように注意を払うようになった。ある日の昼休み、彼女がいつもの明るい調子で、飲みに行きませんか?と誘ってきた。「もうイライラが溜まっちゃったんで、付き合ってくださいよっ」そんなトーンだった。俺はしょうがないなぁ、という顔をして承知した。内心、俺はうれしくてたまらなかった。金曜日の夜に俺と彼女ははじめて飲みに行った。話せば話すほど彼女は魅力的だった。純粋に会話が楽しかった。正直な話、女性と話していてここまで楽しかった記憶が俺にはなかった。「もっともっとずっと話がしたい」と俺は正直に言った。気が付いたらホテルにいた。何かをした後、彼女が人妻であることを知った。当然といえば当然だった。年齢は俺より4つも上なのだ。ショックは受けなかった。関係は続いていた。そんな彼女が人妻という肩書きで俺のデスクに電話してきた。一体何の用だ。旦那と別れたとでも、告げられるのだろうか。そんな想像いや妄想をしていた。電話を受けた人に聞いてみた。「鈴木さんってどんな人だった?」「人事の鈴木さん知らないんですか?」人事の鈴木さん?もう一度メモを見直してみた。人妻の鈴木人事の鈴木そりゃそうだよな。そりゃそうだよ。だって俺にはそんな人妻の知り合いなんていないもん。
2004.04.30
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チャリ通をはじめた。健康のため?ダイエットのため?と他人は必ず理由を聞きたがる。理由なんてなくったっていいじゃないか。いくつもある交通の手段の中から自転車を選んだだけなのだ。したいからするのだ。チャリ通初日は一昨日。張り切って家を飛び出した。気持ちがいいね。春だし。チャリ通っつーのは。チャリ通のテーマソングを作曲しながら、会社に向かって疾走した。颯爽と会社に到着。会社の人にもチャリ通最高論を説きまくった。仕事のことで頭が一杯の人はそういうことを考えたりしないと上司が言った。何が言いたいんだ。まあよい、放っておこう。夜遅く会社を出た。疲れていたけど、チャリで帰るのが楽しみでウキウキだった。エレベーターを飛び出し、弾け飛びそうな勢いで外に出た。雨?雨じゃん。ちくしょー。雨降りやがったー。自転車を置いて、電車で帰るという選択肢もあったけど、雨はそれほど降ってなかったし、そのまま自転車で帰ることにした。出発してすぐ土砂降りになった。コンビニで傘を買った。もう、歌は悲しい歌に変わっている。歩道を走っていた。突然、バイクが出てきて目の前に止まった。ブレーキをかけた。雨に濡れている路面で後輪が滑って、右に反転して、バイクに激突した。ふざけんなこんにゃろー。バイク野郎に悪態をつこうと思った時、バイクはすっ飛んで行った。銃でタイヤを撃ってやりたかった。大した激突じゃなかったから、自転車も、もちろん俺も無事たった。無事だった分、イライラが募った。雨はまだ強い。再スタート。しばらくたって、チェーンの様子がおかしい。カラカラカラ・・・。あ、外れた。チェーンが。雨はまだ強い。屋根のあるところでチェーンをはめる作業にとりかかった。チェーンが出っ張りを超えて内側に絡み付いているため、取れない。チェーンが外れてからもペダルをこぎ続け、ガチャガチャやったのがいけなかったのか。あんなに便利だった魔法の道具が一瞬にしてゴミくずに変わった。チャリを押して帰る羽目になってしまった。あと何キロあるのか。その直後、雨がぱたっと止んだ。
2004.04.28
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「この世は力の抜けた奴が勝つ」という法則が囁かれている。俺はこの法則を噛み締めて、味わって、生きている。おいしい、おいしい。熱くなっちゃいけない。力を抜く。ふにゃふにゃ。熱いやつ?あー見苦しいね、ほんと。何熱くなってんだね、ちみは。暑苦しいって。あぽじゃないですか?俺はゆっくりお茶でも飲みますから。ソフトクリームでも食いますから。甘いもの好きだし。それじゃ、ばいばい。対女性に対してもそうだ。「好きだよ、好きだよ、愛してる」「やりたい、やりたい、やりまくりたい」いくら言葉を重ねても逆効果。引かれてしまう。男の鼻息、みっともないね、ほんと。バカじゃないの。だから俺は力を抜く。「あー俺、べつにーって感じだから、ハハハ」「君のこと?んーまあ好きだけどー」「好きだよ」「愛してる」「なーんちゃって」「あー羊羹食べたい」こんなじれったい男はいかが。煮え切らないのよ。不器用なのよ。恥ずかしいのよ。こういう奴に限って本質は熱かったりするものだから、気をつけよう。こういう男はチンポにも力が入らなかったりする。兄貴、それは問題ですぜ。
2004.04.26
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お気に入りの焼き鳥屋がある。もちろんおいしくて、店構えは少しおしゃれ、店の狭さもいい感じである。リーズナブルな値段設定は、俺の財布にやさしい。何よりもいいのは、焼き鳥屋だから気取りがなく、女性になんの期待も抱かさずに連れて行くことが出来ることだ。期待をしていない女性を満足させるのは難しいことじゃない。言ってみれば勝負焼き鳥屋である。高くて素敵な店はいろいろあるけど、俺はこのさりげなさがお気に入りの所以だ。キャビアは出ないけど、計算された塩加減の「かわ」はそれに負けないし、ワイルドな歯ごたえの「つくね」はアワビもびっくりだし、「レバー」はさながらフォアグラである。その店にある女性を連れて行くことになっていた日の仕事中、元勤めていた会社の後輩からメールが入った。後輩『唐町さんが前にうまいって言ってた焼き鳥屋ってどこでしたっけ?』俺はあせった。今日は満を持してその焼き鳥屋に行こうとしているのに、こいつと鉢合わせして、気まずい思いなんてしてる場合じゃないのだ。俺 『え?いつ行くの?』後輩『今日これから行こうと思ってんですけど』やっぱり今日だった。俺 『今日?今日は休みじゃないかなぁー』後輩『水曜日にやってない焼き鳥屋なんてないですよね?電話していいですか?』後輩が電話してきた。後輩「焼き鳥屋の場所どこですか?」俺 「なんで今日行くんだよ。明日にしたら?」後輩「今日行きたいんですよ」とっさに他の焼き鳥屋を教えた。その焼き鳥屋もなかなか美味いのだ。後輩「そんな場所じゃないですよね。違いますよ。そこじゃなくて」しぶとい男である。どうしても俺のお気に入りの焼き鳥屋に行きたいみたいだ。俺 「あのさー。今日は行かないでくれ。頼む。俺も行くんだ、今日。 ・・・」俺は頼む作戦に切り替えた。全てを打ち明けて、後輩にお願いした。後輩「じゃあ一緒に飲みましょうよ」失敗だった。俺 「いやだって。今日は勘弁してくれ、頼むから」後輩「今日しか行く日がないんで行ってみます。場所どこですか?」しょうがないから、いい加減に場所を教えて電話を切った。少し時間がずれていたから、早く食って帰ってくれと願った。でもあいつのことだから、ニヤニヤして待ってるだろうなとうなだれた。30分後、後輩からメールが入った。後輩『着いたんですけど、ガソリンスタンドの向かいの○○という店ですか?』俺は心の中でガッツポーズをした。いい加減に店の場所を教えたかいがあった。俺の勝負焼き鳥屋じゃなかったのだ。違う店に着いたらしい。ざまーみろ。しばらくメールの返事を返さなかった。そう。俺は仕事中なのだ。メールをすぐ返せなくてもしょうがないじゃないか。電話もかかってきた。そう。俺は仕事中なのだ。私用の電話をとれなくて当たり前じゃないか。20分後、俺はメールを出した。俺 『ちがうよ。その店じゃない』後輩『そうなんですか?もう入っちゃいましたよ』俺は勝った。後輩と今度その焼き鳥屋で飲むことを約束して、試合終了。仕事が終わり、予定通り勝負焼き鳥屋に行き、予定通りに過ごすことが出来た。でも、焼き鳥が思ったほどおいしくなかった。その女性とその店で一緒に過ごした時間、それが何よりも素敵でおいしかったから。
2004.04.23
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~昨日のつづき~女は蒲団をかけていなかった。今年一番の暑さを記録していた。男はある作戦のために、窓を開けた。部屋に新鮮な空気がなだれこんだ。男は風を気持ちよく受けた。さすがに夜の風は少し冷たい。心地よさに再度たばこに火をつけようとしたとき、寝ていたはずの女が動き出した。「どうしたの?」と男が声をかける。「うーん、さむい」と女が言った。男はこの時はじめて、この女が寝ているときの言葉を聞いた。愛おしくて、たまらなかった。男は女に蒲団をかけてやり、抱きしめた。作戦が成功した男は我ながら卑怯だと思った。起きている時は抱きしめたくても、うまくいかなかったからだ。でも幸せだった。男はなかなか寝つくことが出来なかった。何度も起きだしては、本に目を移し、活字が頭に入ってこないとわかるや、また本を閉じた。しおりは昨日と同じページにはさまったままだった。女のいる蒲団に入り込んだ。男は女のことがが大好きだった。
2004.04.22
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ある男がある女と二人っきりで部屋にいる。ひとつの蒲団しかない。もちろん一緒の蒲団に寝ることになる。男がキスをする。女がキスに応じる。もう一度男が女に顔を近づける。女も顔を近づけてキスに応じようと目を閉じる。男はうれしかった。女のほうからキスを要求するようなしぐさを見ることができたから。男がニヤニヤした顔で、女のキスのための顔をまじまじと見る。「もう」と女がつぶやいた。男が胸に手を伸ばす。「やだ」と拒む女。手を戻す男。男はもうこれ以上、女に手を出すことをやめた。女はやがて眠りについた。男は女の寝顔を見ながらたばこを吸い込んだ。遠くを見たかった。部屋の中に「遠く」はなかった。たばこを吸い終わった後、女の隣に横になった。男は女のことが大好きだった。
2004.04.21
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エレベーターに続いて、愉しみシリーズ第二弾。昨日は激しい運動をした。全身を動かした。最後のほうは無理して、全身をダイナミックに動かした。無理な体勢だって大歓迎だ。なぜか。俺は体育会系か?いいえ、文科系です。じゃあ何故なんだ。それは、筋肉痛のためだ。全ては快感筋肉痛のためだったのだ。一晩。朝起きる。体が痛い。何故だか、笑いがこみ上げてくる。あー痛いなぁ、でも、きもちい。そんな一日の始まりである。会社に向かう。歩き方、おかしい。いつもより動きがでかい。筋肉を最大限に使い、ムリンムリン歩く。手なんか左右にひねりを入れたりしながら歩く。足なんか内股外股内股外股を繰り返したりしている。あー筋肉痛参っちゃうなぁー、でも、きもちい。電車では、ドアのところに立ち、背中を棒に押し当てる。もちろん、筋肉痛という恍惚のダメージを受けた筋肉を。あー痛い?、いやいや、きもちい。会社に着いても、やたらといろいろな角に、体の様々な部位を押し当てる。一瞬、顔をしかめるが、直後、弛緩した表情である。突然、空気椅子を始めたりする。やたら自分の体を触りまくる。押しまくる。腕、肩、腰、無理して背中、太もも、コマネチのところ、ふくらはぎなど。会社の椅子の上で、胡座をかいた姿勢から、右手で右足を持ち、左手で左足を持ち、手で足を左右に押し開き、まさに大股開きの体制になってとき、気が付いた。やりすぎだと。
2004.04.19
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目の焦点が合わなくて、ぼーっとしている時って気持ち良いよね。俺は会社のデスクでそのトランス状態に入った。ぼーーーっ。ぼーーーーっ。ぼーーーーーっ。気持ちがいい。首の生え際から中枢神経に沿って上に向かって、ぼわーんぼわーんって感じ。のど、鼻の辺りが、ふわーんふわーん。遠くでキーボードの音がカタカタカタ。外でからすがアホーーと鳴けば、射精しそうなほどの気持ちよさだ。その時、同僚が俺の視界に入り話し掛けてきた。「唐町?唐町?ちょっといい?」俺はとても気持ちのいい浮遊感の中にいて、その状態をもう少し楽しみたかったので、体勢を崩さないようにして柔らかな声で同僚に言った。「ちょっと待って~。しばらくしたら、行くわ~。今、忙しいから~(ほわ~ん)」引き下がらない同僚。「椅子に寄りかかって、何が忙しいんだよ」もううっとおしいやつだなぁと思いながらも再度ソフトボイスで言った。「いいから~。今、いい感じだから~」とどめを刺すように同僚が言った。「さっきから○○(上司)さんが呼んでるぞ」ハッとして膝を跳ね上げた時、机を思いっきり蹴り上げて、現実世界に戻ってきた。上司のところに行く。俺 「なんすか?」上司「寝てただろ」俺 「寝てませんよ」上司「呼んでも全然返事なかったぞ」俺 「寝てはいませんよ」上司「じゃあ何してたんだ」俺 「知りたいですか?」上司「いや、いいや。ところで・・・」まったくくだらない事で俺のトランス状態を破らないで欲しかった。そんな俺が最近読んだ本は『働かないってワクワクしない?』アーニー・J. ゼリンスキー著 だ。なかなかいい本だったよ。ぽわ~ん。
2004.04.16
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最近、昔の友達に会った。勉強ではカンニングさせてやり、サッカーではラストパスを出してやった。そんな高校時代の友達だ。俺「いいブーツ履いてるねぇー。」友「これ?これお前に売りつけられたやつだよ」俺「えー?うそだろ」友「ほんとだよ。5000円ぐらいだったかな。」俺「全く覚えてないよ。しかし物持ちがいいねぇー」思い出そうとしても全く思い出せなかった。本当に俺なのだろうか。彼によると絶対に俺だと言う。間違いないと。もしかしたら俺の記憶は、何者かによって塗り替えられたのではないか?今、自分の記憶上の高校時代を思い出してみる。勉強は試験の日程を全て勘違いしていても一番だった。スポーツをやらせれば、キャッチャーの格好をしたままサッカーをやっても得点王。じゃあ美術はどうか。筆と間違えて用意してしまったつまようじで書いた絵が金賞を受賞。選評員曰く、『今までに見たとこの無い筆致で、壮大な世界を、余すところ無く描き尽くしている豪才の作品』とのことだった。女性からは常に追いまわされ、ズボンを履いてくるのを忘れたことさえセクシーだと言われた。そんな高校時代が嘘だったなんて、信じられない。ブーツをどこからか入手して、それを友達に5000円で売っていた俺。そんな俺なんて、この記憶のどこにも入る余地なんて無いのだ。記憶を塗り替えた犯人は俺自身の妄想癖だと気がついた。あー気まずい。
2004.04.14
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最近なにかと流行ってる薀蓄。トリビアの泉なんかも薀蓄系だよね。後はクリームシチューの上田が薀蓄王なんて呼ばれている。みんな読めると思うけどさ、この言葉どうなのよ。気づいていたかな。上田晋也薀蓄王なんか意志を感じない?強い意志を。上田晋也うんちくおうほら、食。あー気まずいねぇ。お口直しにもうひとつ。紳士「久しぶり」淑女「久しぶりだね」紳士「元気にしてた?」淑女「うん。元気。そっちは?」紳士「あいかわらずだよ」淑女「そうですか。じゃあ元気ってことね」紳士「いや、そうじゃない。君への愛は、変わらずってことだよ」淑女「まあ」記念すべき50件目の日記をお贈りしました。なんだ今日のやつ。あーこれこそ、気まずい。
2004.04.12
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蹴りたい店員がいるメインコンビニに行った。仕事が終わって23時頃である。もちろん商品は毎度のことだが、ビールとおつまみだ。今日のつまみはししゃもとたこキムチ(イカ入り)だ。たこキムチ(イカ入り)って、と軽く突っ込みを入れた後、レジに向かった。目当ての蹴りたい店員が見当たらなかった。しょうがなく、普通の店員の待つレジに並んだ。俺の前に並んでいた女性の商品を何気に見た。ビールとおつまみだ。20代後半の彼女はグレーのスーツ姿であった。美しい人だ。キャリアウーマンタイプではなかった彼女が、責任ある仕事を任されるようになったのは、3ヶ月前のことだった。原因は上司の退職だった。次々と責任ある仕事を上司が引き継いできた。最初は戸惑いがあったが、全体像が見えてくるに従って、興味が増してきた。そのまま責任者という役職についてしまった彼女。当然、仕事量は増して、帰りは遅くなる。以前は18時に仕事を終えた後、半分の日を同僚や友達と食事であったり、ライブであったり、映画鑑賞で過ごした。映画はもちろん水曜日のレディースデーを利用して。もう半分の日は恋人と過ごしていた。順風満帆とまではいかなくても、満足していた日々だった。手元に目線を落す。ビール。夜中に部屋で一人ビールを飲む生活が来るなんて思わなかった。恋人とも平日は全く会わなくなった。これでいいのであろうか。俺はそんな感じかなぁと妄想していた。俺でよかったら、是非一緒にビールを。なんとも言えない恋心にも似たものが芽生えてきた。そういう人、好きかも。。。その時、レジの行列に気づいた店員が店の外から走ってきた。なんで?店の外から?あ、あいつだ。蹴りたい店員だ。レジに入るための隙間に手をかけ、体をポーンと前に押し出した。その時、ガツン。腰を強打したのを俺は見逃さなかった。そんなに慌てなくていいから。彼はいつものハイテンションでレジ作業をはじめた。「お待ちの方どうぞ」前の女性が行った。ちくしょー。俺が行きたかった。普通の店員に商品をさばいてもらっている間、俺はずっと隣のレジを見ていた。気になる彼女、そして蹴りたい店員。店を出たとき、先ほどの彼女が彼氏の車に乗り込むとこだった。
2004.04.09
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今日は酔っ払ってしまった。何書こう。困った。今日は「24」が総集編だから、見なくてよいことをいいことに、飲みすぎてしまった。何か書かなければ。思い出した。実家に住んでいたときのこと。酔っ払って朝帰りして、朝の7時半ぐらいに、自分の家の最寄駅に着いた。最寄駅から自宅に帰る間に気持ち悪くなって、路肩でゲロを吐いていた。オエー。たまらん。オエー。その時。スーツ姿の近所のおじさんが駅に向かって、颯爽と出勤してきた。目が合った。朝の7時半に不眠でゲロを吐いている俺の目といつものように朝起きて、出勤途中のおじさんの目がぶつかった。俺の目は不眠と不快感で赤く充血しており、おじさんの目は快眠により澄んでいた。身分の差のようなものを感じた。ロミオとジュリエット。おじさんがジュリエットに見えた。そんなわけないな。俺は少しおじぎのようなものをしたが、おじさんは見てみぬフリをして行ってしまった。おじさんも気まずかったんだろう。声をかけてくれなくて、正解だったな。オエー。
2004.04.07
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フジテレビ深夜に放送中の「24」というドラマをリアルタイムで見ている。大体の放送時間は0:30から3:30だ。このことを上司にぽろっと言った。俺 「24、見てるんですよ」上司「お前、あんな遅くにやってるのを見てんのか」俺 「ええ」上司「だからお前、最近、遅刻したり、眠そうだったりしてんのか」俺 「そんなんじゃないですよ」上司「そういうことだろ」俺 「遅刻は元々当たり前ですし、眠そうなのもいつものことじゃないですか」上司「言われてみればそうだな」俺 「だから何の問題もないです」上司「いや、問題だ」俺は自分を犠牲にして24のことをかばった。
2004.04.06
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会社でのこと。エレベーターというプライベート空間を楽しむことがある。エレベーターに乗り込む。ドアがしまる。運良く誰も乗り込んでこない場合、その空間は俺だけのものとなる。公だった会社という場が一変してプライベートな空間に変わる。しかもエレベーターはトイレと違って結構広い。動ける。つい変な格好をしたりする。ブリッジをしようとしたり、へんなガッツポーズをしたり。五木ひろしのようにこぶしを突き上げたり。そして目をひん剥いて、舌を出して、モンキーダンスを踊りだしたりする。チーン。エレベーターが止まったら、いつも通りだ。直立不動、何食わぬ顔をして、普通の社会人に戻る。そこで人が入ってくると、なんだか気まずい。ほんの数秒前のことだ。踊りまくっていた数秒前と同じ空間なのだ。入ってきた人はまさか俺がそんなことをしていたとは夢にも思っていないだろう。普通に見えるかもしれないけど、俺は数秒前までスーツでむちゃくちゃしてたんだよ。人を欺いたような感覚。気まずさが徐々に快感に変わっていく。俺はスパイだ。国際的なスパイだ。必要以上に背筋を伸ばしてエレベーターを降りる。そしてカクカク歩いていく。
2004.04.05
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昨日の長いやつ、読んでくれた人、ありがとう。昨日いっぱい書いたし、今日は書くネタがないなぁ、なんて思いながら、電車に乗っていた。突然ネタが落ちてきた。ポトッっと。後から思えば、その瞬間が出会いだったのだ。電車はまずまずの混雑といった感じ。俺はドアのところに立っていた。ちょうど目の前にはパーカーを着た若者が反対を向いて立っていた。若者がドアに寄りかかったとき、若者のパーカーのフードから何かが落ちた。ポトッっと。「あ、ネタが落ちた」というわけではないけど、とにかくその若者から落ちたのは確実だったので、持ち主に返してあげようと思って、落下物を広い、肩をたたいた。不安そうな顔をして若者が振り向いた。「これ落ちましたよ」この時はじめてよく見たのだが、その物体はお手玉のようだ。汚いものではなかった。「え?」若者が驚く。「いやいや、これ落ちましたよ」「僕のじゃないです」「えー、そうなの?」俺は一瞬ひるんだが、気を取り直した。俺は見たんだ。この玉がフードから吐き出されるように生まれて、落下したのを。まるでピッコロ大魔王が口からタマゴをひねり出すように。なんとなく、状況がわかった気はした。でも、もう一歩突っ込んでみた。「このフードの中から落ちましたよ」「えー、でも僕のじゃないです」と言って認めない若者。もう勘弁してくださいという顔をしている。善意の俺が気まずくなった。そこで完全に悟った。若者本人もフードにお手玉が入ってたことなんて知らなかった。なんかのいたずらで入れられたんだと。そのまま帰ってきちゃったんだと。わかっちゃしょうがねぇ。若者を許してあげた。俺はその玉を持って、電車を降りて、駅の改札を出た。さて捨てようと思った。しかしどういうわけか、その玉が手に懐いている。上に放り投げて、キャッチしてという動作を何回も繰り返していた。やればやるほど、懐いてくる玉。捨てられない。おいおい。こまったなぁ。うちは玉は飼えないんだよと玉に言い聞かせた。こんな玉拾って帰ったら、おかあちゃんに怒られちゃうよ。(一人暮らしだけど、そんな気分だった)ごめんな、玉。捨てるよ。玉をまじまじと眺めた。黄色と緑の玉が寂しそうに見えた。そして思った。かわいい。しょうがないなぁ。俺は決心した。今こうして日記を書いてる隣でうれしそうに玉が座っている。
2004.04.02
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昨日は皆さんのあたたかいツッコミを受けまして、非常に幸せを感じております、唐町イェーです。エイプリルフールという日を必要以上に意識してみました。そしたら、どういうわけか非常に長くなってしまったので、ページを作りました。あー気まずい。***エイプリルな1日***エイプリルフールという日。この日をものすごく意識して過ごしてやろうと思った。なんでそんなこと思ったかはわからない。そんな一日(半日?)のドキュメントである。***目次***0:001:002:008:30
2004.04.01
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日記やめます。なんてうそ。エイプリルフールだよ。しまったー、まだ3月31日だった。気まずい。(確信犯)このネタ相当かぶりそう。かぶんねえか。明日はものすごくエイプリルフールを意識した一日を過ごしてみようと思います。今までの人生に一度だってそんなことありませんでした。明日は全てをうそなんじゃないかと疑って、一日過ごしてやる。そして明日、この日記に報告します。待ち遠しいよ、あと15分。早く早くエイプリル。
2004.03.31
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画期的ダイエット法に続いて画期的健康法を生み出した。ずばり移動中裸足健康法だ。政治資金規正法みたいな法律なのかと思ったら、全然違う。中国から伝わったかに見えるかもしれないが、それも気のせいだ。やり方は会社に行くときや会社からの帰りに裸足で歩く。それだけ。健康に良いことは言わずもがな。気持ちいいんだよ、これが。熱心な「気まずい」読者はこう思うかもしれない。「移動中ランニングダイエットをやっている場合はどうするの?」と。(移動中ランニングダイエットがわからない方はこちら)もちろん両方同時に行うことが可能。裸足で疾走すればいいのだ。この健康法はかなりの変質者度であるため、注意が必要である。気まずいっていうか、職務質問されるだろうね。でも俺はやる。たぶんやると思う。やるんじゃないかな。まあやんないことを覚悟しておけ。2004年夏。「裸足で歩こう会(仮名)~みんなでやれば怖くない~」、開催未定。<付録>職質された時のための回答例警察官「君、裸足で何やってんの?」裸足男「うんこ踏んじゃって」警察官「なるほど(手をポンとうつ)」警察官「君、名前は?」裸足男「アベベです」警察官「あ、あの?あのアベベさん?」裸足男「そうです」警察官「失礼しました」
2004.03.30
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携帯電話を二つ持っている。仕事用とプライベート用だ。マナーを守る男である俺は電車になるときは当然いつもマナーモードだ。金曜日の最終電車は異常な混雑だ。送別会シーズンのピークである先週はひどかった。いつもなら電車に乗っている時間は読書にあてるのだが、混んでいたので、プライベート用携帯を見ていた。ある駅でどっと人がなだれ込んできて、もうぎゅうぎゅうである。止むを得ず、前にいる女性に密着する。どうしょうもない。前の女性に対して真後ろからまっすぐ密着してしまうと、変に勘違いされてしまうので、ちょっと腰の角度を横にして、密着した。そしたら俺のズボンの右のポケットに入っている仕事用携帯電話が彼女のケツの割れ目に、はまる格好になってしまった。すぽっと。ぴたっと。昔からそうなることが決まっていたかのように、ぴったりはまってしまった。おぼっちゃまくんに言わせれば、まさに「いいなけつ」(許婚のこと)であった。身動きは取れない。ああ、なんだかやばいなぁ。そう思っていると前の女性がさかんに後ろを気にしている。俺の左手は携帯電話を持ったまま、つり革を持っている格好だ。女性はその手に携帯電話を持っていることに気がついただろう。そんな時、俺の右ポケットの携帯電話のバイブが作動し始めた。ブーンブーンブーン・・・。メールじゃない電話らしい。なかなか止まらない。やばい。女性がなにやら動いている。女性にデジタル波動が伝わっている。女性が盛んにこちらを見る。いや違う。違うんだよ。携帯だよ。左手に持ってるけど、もう一個持ってるんだよ。見ないでくれよ。俺は何も悪くないんだよ。そこでつい、つぶやいちゃったよ。「あ、電話だ」あーわざとらしい。さらに駅についたとき、仕事用携帯電話を取り出して、その女性に対して、見せるような演技をした。最悪だ。シベリア超特急の水野晴郎級の演技だった。俺は落ち込んだ。自分の演技力がこれほどまでに低いとは。俳優になる夢を捨てる決心をした。音が鳴っていればなんてこと無かったのに。なんてマナー違反なマナーモードだ。
2004.03.29
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昨日のコンビニネタで大学生の頃を思い出した。俺もコンビニでバイトしてたのだ。んー懐かしい。客商売というものには昔から明らかに向かないタイプであった。でも、コンビニというところは他の客商売とは違って、そんなにキッチリしなくてもいいところがある。普通、店員もそんなに愛想良くない。そんなルーズな感じだったから、俺でも勤まったんだと思う。バイトをはじめたばかりの頃はマニュアル通りにこなしていた。客が来たら「いらっしゃいませ」帰ったら「ありがとうございます」あたりまえだ。でも段々慣れてきちゃうと、めんどくさくなってくる。俺は特にめんどくさがり屋だ。そして飽きっぽい。そしてふざけやすい。「いらっしゃいませ」と言っていたものも段々に変質してくる。らっしゃいせー↓らっせー↓せーひどいもんだ。客が来たら「せー」だ。で、「せー」というのも言い続けると、飽きてくるんだこれが。さらに変質していく。「せーっくす」とつけて、自分の中だけで受けたりする。この客馬鹿だぜ、せっくすなんて言葉で迎えられてやんの、あーうける。みたいな、こんな感じだ。当然だが、馬鹿なのは俺だ。「ありがとうございます」もひどい。ありがございす↓あいっす↓あっす↓assちなみにassを辞書で調べてみた。----------------------------------------------------ass〔米卑〕 けつ, しり; ((a piece of ~で)) 性交. ass-kisser おべっか使い. ass・hole 肛門; 〔米卑〕 くっそたれ, 大ばか野郎.----------------------------------------------------どんどん言葉が変質してしまって、最後には変質者になってしまった。客が来たら「セックス」、帰ったら「ass」だ。客商売をしている人がいたら、たまにはこんなことして、自分の中で楽しむのもいいかも。なにが気まずいかって、たまに客にじーっと見られることだよ。
2004.03.25
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ある気まずいウォッチャーからのリクエストというかなんというか、「ぜひ蹴りたいシリーズを」という話があったので頂きました。行ってみよう、蹴りたいシリーズ第二弾。前回の文学的な蹴りたいではなくて、物理的な蹴りたいだ。蹴りたいシリーズはこの路線で行くぞ。おー。今日はなんだか畜生という気分で会社を後にした。むかついた気分で最寄駅を降りて、自分のメインコンビニに立ち寄った。腹が立つから今日は奮発した。発泡酒が全盛のこの不景気なご時世に超高級ビールYEBISUの500mlと手羽先(なぜか一本入り)を持ってレジに向かった。店員「いらっしゃいませー」テンションがちょっと変わっている若者が来た。店員「458円です」俺「あのー、あっためとか出来ますか、これ」手羽先のほうね。店員「あっためますか?」俺「はい、おねがいします」店員「そうですか。手羽先ですねぇー」手羽先のすべてを後ろから前から見ている俺「はぁ」店員「あっためましょう」いやいや、大げさでしょ。普通にお惣菜なんだから。手術をして直るかどうかわからないけど、大手術を決意した医者の「なんとかやってみましょう」みたいだった。俺「はい」店員が電子レンジに手羽先を入れながら一言、店員「でも10秒じゃ充分にあったまらないかもしれませんよ」え?10秒?どっから出てきたの?その10という数字。わけわかんねえよ。俺「なんでもいいっすよ」電子レンジに入れて約3秒。あわてて取り出した。店員「さてこんなもんかな」えー3秒じゃん、言ってることとも違うし、意味わからんよ。店員「ちょっと触ってみてください。これでいいですか?」しょうがなく俺は手羽先を触って俺「はい。いいっすよ」店員「よくいるんですよねー、お客さんで」俺「は?」まだなんかしゃべるつもりか?店員「後から持ってきて、全然あったまってねーよって言ってくる人が」その発言はなに?愚痴か?それとも俺に釘を刺したのか?俺「ははっ」なんだ俺の愛想笑い。ほら随所に気まずい。とにかくさー、無防備なところを蹴りたい。(参考:『蹴りたい背中』綿谷りさ)お弁当を棚に入れてる後ろから蹴りたい。そして「何するんですかー?」と言わせたい。
2004.03.24
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