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前半部分はこちら電話の音。工場の離れで机に突っ伏す田原。床には枯れた花、割れた鉢、本が散乱する。「ドクター田原も人が悪い。首尾良く行っていたんじゃないですか、契約者の発動を封じる研究は。それにしても実の娘さんを実験体にしていたとは気がつきませんでした。もちろんこちらから工場へ出向いても宜しいのですがこれ以上の犠牲は私どもとしても避けたいもので。娘さんは必ず解放しますよ。約束します」とケネス。その間本のページの角を折り続けるルーコ。床にお絵かきする舞。目は虚ろ。「えーとね、髪の毛はぼさぼさになってて~」電話を切る田原。気がつくと部屋の中に黒。「本当か、娘を実験体にしたというのは?娘に何をした?舞の手首に何を埋めた?」淡々と尋ねる黒。「一度位は耳にしたことがあるんじゃないのか?私が第一次ゲート調査隊の唯一の生き残りだと言うことを。その時私はゲートからとある物質を持ち帰った。その物質を契約者の体内に埋め込むことで能力の発動を封じられる可能性がある。それを発見したのはマイヤーアンドヒルトンに雇われて二年程経ったある日。そしてちょうど同じ頃だ・・・」花壇で火が付く花や甲虫。驚いた田原と妻。花壇の前に座り込む幼い舞。「舞、止めなさい!」振り向く舞の眼は虚ろ。「どうして?」「契約者という存在がどんな目で見られているか君だって知っているだろう?私はまだ完全には解明が済んでないそのゲート内の物質を舞の手首に埋め込むことであの子の能力の発動を封じようとした。藁をも掴む思いだった。いや、正確にいえば藁ではない。自分が掴んだのは種だ。今思えばその種にはゲートの呪いが仕掛けられていたのかもしれない。あれは踏み入ってしまったことへの報いか?舞に埋めた種もいつかは朽ちる。そうすれば再びあの子の能力は発動する。私は研究を続けた。解明できたのは完全なる封印は不可能だということ。そしてその種を埋め込まれた母体はモラトリアムへと変態しその呪縛はいつ解かれるか分からない。私はこの手で実の娘を契約者にすらなりきれない化け物に変えてしまったのだよ。あらゆるデータを破棄した。舞の記憶はMEで消去し私は社を離れた。このことを奴らに知られるわけには行かなかった。本当の実験体にされたくはなかった」「そして貴様はすべてを投げ出し逃げてきたというわけか?」冷淡な黒の声。黒に掴みかかる田原。「言っただろう?契約の発動を封じることは所詮不可能だと。それでも続けろというのか?意味もない実験をあの子を・・・持ち帰ることができた種は二粒だった。ひとつは舞の手首、もう一つは・・・(割れた鉢植えを見つめる田原)埋めた種が朽ち果て消えたとしても新たに実った種をまた埋めることが出来れば、そうすれば舞のモラトリアムとしての本性は永遠に封じることができる私はこの鉢植えに水をやっている時間だけは心を休めることができた。だがその時計も今朝止まった。種は実らなかった。私は怖かったんだ、自らの過ちの結果を目にする瞬間が恐ろしかったんだ!」田原が話している途中からそっとその場を立ち去ろうとする黒。「こんなことなら契約者でいてくれたほうがよっぽどマシだった!」田原の言葉に足を止める黒。「懺悔するなら相手が違う。あんたはいつまでもこの部屋に閉じこもっていればいい」部屋を出ていく黒。うなだれる田原。「たくさんの実が成る筈だったんだ。舞、お守りの種がいっぱい、いっぱい実る筈だったんだ」取引場所。床に笑顔の父の絵を描く舞。「それから~、眉毛はげじげじで、おひげがちょぼちょぼしてて」「ん?」ルーコが気配を感じる。「来たか?」とケネス。「ええ、どこかの犬が」機関銃のような音。消灯。銃とともに倒れている男の姿。配電盤でスイッチを切る仮面をつけた黒。工場の離れを見にきた猫。もぬけの殻。「あいつ!」洗面所で探索する銀。「江東区、東雲の倉庫街」走る猫。廊下を走る黒。扉の内がわに銃を構える男が二人。黒が握るドアノブが青く光る。うわ~と鉄柵から落ちる男たち。ドアを開け侵入する黒。と見えないナイフが壁に突き刺さる。「契約者か」「どうやらあんたも同類らしいな?」赤く眼を光らせるルーコ。見えない鞭を振るう。ナイフをつけたワイヤーを投げる黒だが、断ち切られてしまう。同時に支えを切られ重みに耐えかねた床が落ちる。バランスを崩しながらも後方に向かってワイヤーを投げ巻きつけその場を離れる黒。しかし敵の鞭が黒の仮面を切り裂く。あわやというところでワイヤーで床に降りる黒。「そこまでだ。田原の娘がどうなってもいいのか?」振り向いた黒の目の前にはケネスによって首に手をかけられ銃を突き付けられた舞が・・・「俺なんかに構ってないでとっとと娘を取り戻していれば良いものの」とルーコ。「全くおかしな契約者を雇ったものだな、ドクター田原。」とケネス。入口に立つ田原。「娘を返してもらおう」「では、力をお貸しいただけるんですね?」「私は君たちの所へは戻らない。代わりに研究の試料がここにある」「渡してもらおう」「娘が先だ」「ほら、舞ちゃんの大好きなパパが迎えに来てくれたよ」「やだ、知らないあんな人」舞に近づき手首を掴む田原。「いやあ!」舞の叫びと同時に燃え上がる炎。「早く試料を渡せ!」焦るケネス。ポケットから枯れた花を取り出し床に投げ捨てる田原。「何だこれは?」「試料だ」「何の冗談だ?早く本物を」「これが私の研究のすべてだ」たちまち花にも炎が移る。「嫌だ、放せ!」父を認識できない舞は激しく抵抗するがしっかり抱きしめる父。ますます燃え上がる炎。「違うもん!舞のパパはもっとかっこいいもん!もっとすごいんだもん!!」「お前の父親は酷い奴だ」「酷くないもん!いっぱいお話してくれるもん!舞のこと守ってくれるもん!舞はパパが大好きだもん!!」はっとする父。「パパも大好きだよ。愛してる、舞」ようやく父と認識したためかほほ笑む舞。微笑みながら舞の背中にナイフを突き立てようとする田原。田原の腕を突き抜ける契約者の見えない剣。ナイフを落とす田原。「奴はもういい。サンプルを優先しろ!」ルーコに命じるケネス。気づいた黒がルーコにナイフを投げ腕に刺さるが、見えない剣は放たれ、田原の胸を貫く。「ふっ」と笑みを浮かべるルーコ。と、既に後ろから回り込んでいた黒。「貴様らに笑みなど似合わない」黒の力に苦悶の表情を浮かべる契約者。膝の上に父の頭をを抱え込むように寝かせる舞。「舞、お仕事がねようやく終わったんだ。舞、ただいま」涙が一筋流れる舞。「お帰り、パパ」父をそっと床に横たえた舞。男に対峙する。「待て、やったのはルーコだ。私じゃない」「止めるんだ舞」諭す黒。「どうして?」舞の眼が赤く光る。「やめてくれぇ」銃を撃つ間もなく舞に焼かれるケネス。火災警報機が鳴りスプリンクラーが働く。燃え盛る炎と雨のように降り注ぐ水の中、舞の歌声が響く。ようやく訪れる猫。「対価だ」黒。「契約者に変化したのか?モラトリアムが?確率は0のはずだ」驚く猫。「全く、奇妙なこともあるもんだ。田原のことはまあいい。代わりに面白いものが手に入ったからな」いつの間にやら入口に立つ黄。歌い終わった舞。「私、たくさん殺した気がする」「落ち込むこたぁねぇ。契約者は人を殺してなんぼだからな。へっ!気落ちなんかしてねぇか」「私はどこへ行くの?」「天国さ。ちょっとばかし長い船旅になるけどな」黙ったまま見つめる黒。床には息絶えた田原の死体。(霧原の独白)私たちが到着したときには既にモラトリアムの姿も共に瞬いたメシエコードBK201の姿も確認できなかった。その後、特1032号事件の捜査は公安部の手を離れることとなり現時点でも然したる情報は上がってないという。しかし確かなことが一つだけ。あの時生まれた新星はまだ流れていない。(ED)次回予告東欧から来たのはかつて悪魔と呼ばれていた女。抜け殻の瞳が写すのは白く冷たい喪失の光。開かれることのないその唇から洩れる吐息は悪魔のささやきか?安堵の溜息か?災厄の風はもう二度と吹かない筈だった。そして罠は仕掛けられた。第五話「災厄の紅き夢は東欧に消えて・・・(前編)」【5/23発売 新作CD】Rie fu / ツキアカリ《初回盤》:TVアニメ『DARKER THAN BLACK ー黒の契約... しっとりしたED
2007年04月27日
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朝。枯れてしまった花の鉢を床に叩きつける田原。すっかり燃え落ちたビル。鉄骨が残るばかり。炭化した死体。「また随分と派手なのが現れたもんだ」「天文台の話だと確認された新星のスペクトラムはモラトリアムの現出を示している」「あ~、朝飯に食べたベーコンそっくりの焼き加減だ」「モラトリアムか、厄介だな」現場から少し離れた所に黒と猫。「どういうことだ?どうして田原の娘が?娘について何か特別な情報は?」「ここには舞を守るお守りが入っているんだって。小さい頃にパパが・・・」舞が手首の内側に光るものを見せてくれたことを思い出す黒。「今日まで田原の娘が契約者だなどとの情報は一切なかった。これがどういうことか解るか?田原の研究はどうやら首尾よくいっていたということだ。二つまとめて手に入れる。仕事だ、ルーコ」とケネス。「ふふん」笑みを浮かべる契約者・ルーコ。(OP)虚ろな目でふらふらと歩く舞。三差路にある電柱にぶつかりミラーを見上げる。意識が戻る舞。ミラーに映った姿に叫び声を上げる。手首にあったはずのお守りがない!道路に飛び出た舞にトラックが突っ込んでくるがその瞬間眼が虚ろになり炎が。爆発を起こし激しく燃え上がるトラック。「違う、私じゃない。私の所為じゃない!」車中の霧原。無線で宝来と話している様子。「マイヤーアンドヒルトン?」「アルヘンティーナ沖紛争でUKが参戦した際、それを請負い、先陣を切って契約者を兵器として投入した企業だ。良い噂は聞こえてこんな。契約者の量産を目的としたインブリード、異種能力者間の交配によるハイブリッドの制作、脳外科手法による一般人の契約締結実験」「現出したモラトリアムとの関連は?」「不明だ。ただ十年ほど前だ、一人の日本人が研究員として雇われている。詳細は一切漏れてこない。彼らの入国目的とその人物の研究内容、そして今回の新星の現出。繋がるかもしれん」「解りました。そっちは斉藤と河野に当らせます。私はモラトリアムの行方を」「急げ霧原。モラトリアムをただちに確保し隔離する必要がある。奴らは契約者でもドールでもない。自覚もなく能力を垂れ流す出来損ないの化け物だ」「尽力します」国立天文台。「課長」と大塚。「ご苦労様です。警視」と石崎香那美。「対象はどうなってます?石崎主任」「先ほどうちの霊媒たちが練馬区付近で再補足しました。ただ強力な思念圧の逆流を確認したもので現在は一旦探知行動を休止させております」カプセルの中、チューブが付けられた霊媒たちが機械の部品のように並ぶ。「避難勧告は?」「周辺5km圏内にガス管破断の名目で発令済みです」プラネタリウムと投影機。中央にいる老婆?に一礼する石崎と霧原。「ご無沙汰しております、星見様。霧原です」半球の形状のものを被っている星見様。自販機に持たれる石崎、傍のベンチに座る霧原。缶しるこを飲む石崎。「そもそも契約者が契約者と呼ばれる所以、持ち得た能力を行使した後に必要とされる対価と呼ばれる精神的呪縛行為、その支払いをモラトリアムは猶予されている。一定の期間が過ぎると大概はドールへと状態を移行する。うちの霊媒たちみたいにね」「スタンダードな契約者と違ってモラトリアムは自分で自分の能力を制御できない」「そんなとこ。正直外事が把握している以上のことは私たち天文台も掴んでいない。モラトリアムは観測事例が少ないんだ」「そう」「ただ今度のはパルスがちょっとばかし不安定かな?何を仕出かすか分からないってこと」考え込む霧原。「まーた、眉間に皺寄せて。もう若くないんだから本気で刻み込まれるよ」「同い年でしょ!香那美に言われたくないね」「大丈夫。私はそんな所に皺作るほど人生真剣に生きてないから」「変わらないね、昔から」「あんたもね」避難する人並み。「住民の皆さん。指定された避難場所に避難してください。この一帯は危険です」と流れる放送。避難所に向かう舞の友人・ユカ。ふと細い路地を見るとうずくまる舞が・・・「舞!こんな所で何してるの?早く逃げないと危ないんだって、ガス管が破裂して・・・」首を横に振るばかりの舞。「ユカ、友達か?」「あ、うん」「大丈夫、怖くないから。私たちと一緒に避難しよう」手を差し出すユカの父。「ダメ、来ないで」「舞、お父さんだよ」「行って、お願い、ダメ~!」「舞?」「急ごう」舞の腕を取るユカの父。「ダメだって!」と舞が叫ぶとユカの父の腕が炎に包まれた。消そうと腕を振るが消えない。「何だ?」「お父さん!」気がつけばユカの足にも炎が。叫び声を上げる二人。瞬く間に燃え上がる炎。どうする事も出来ず涙を浮かべる舞。「だからダメだって、ダメだって!」逃げる舞。傍の電線を走る探索する光の顔。天文台。地図を動く光の波紋。「見つけた」「対象、中野区丸山北で捕捉」「対象を刺激するな。特隊の現着を待て」無線で連絡する霧原。公園のブランコに座る舞。公園の入口から監視する警官たち。銃を構えている。ドスッ。音とともに手首から先が落ちる。叫ぶと血が噴き出す。隣の警官の腕も落ちている。見えない糸のようなもので切られる警官。周囲に血しぶきが・・・虚ろな眼の舞。糸のようなものを振り回してジャングルジムに腰かける男。見えない鞭を回収している。赤く光る瞳のルーコ。(アイキャッチ)次に続く★初回盤ステッカー付!abingdon boys s/HOWLING かっこいいOP
2007年04月27日
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あらすじは前半・後半です。感想を訂正・追加しましたがまだ追加するかもしれません。舞の能力で建設中だったビルは炎に焼かれ全壊。作業員たちは炭になったようです。とぼとぼ歩く舞。カーブミラーに映った自分を見て意識を取り戻しますがその姿はところどころ焦げており自分のしたことを自覚したようですね。恐怖に脅え道路を横切ろうとしますがそこに通りかかった車に轢かれそうになって車も燃やしてしまいます。舞はモラトリアムと呼ばれる出来損ない。契約者には100%なることなく、ドールに移行すると考えられている。しかし舞はかなり不安定なようでこのままでは能力を垂れ流しにする分契約者より厄介な存在のようです。天文台に向かう霧原。プラネタリウムの中心には星見様?と言うおばあさんが・・・霧原も天文部の女性も一礼。天文部には公安側に捕獲されたドールが霊媒として働いている(と言うか使われている)ようです。霊媒がとらえた舞の位置。霧原の指示で警察が向かいます。モラトリアムを捕獲するため、「ガス管断裂のため」と半径5kmの範囲に退去命令が出ます。そこには舞を食事に誘ってくれた友達が・・・狭い路地でうずくまっている舞を見た友達は一緒に避難しようと誘います。友達の父も怖くないからと舞の手を取りますが・・・だめ~!と叫ぶ舞。父の手に炎、それを見て驚く友達の足元にも炎が・・・二人とも炎に包まれて・・・逃げ出す舞。公園のブランコに腰かける舞。公園の外から見張る警官たち。捕獲するために特隊を待っているようですが・・・銃を構える警官が地面を見るとそこには銃を握る手が・・・自分の手が手首から切り落とされている!次々見えない糸のようなもので体を刻まれ倒れていく警官たち。舞の傍のジャングルジムに契約者が!舞が捕まった。舞を返して欲しくば情報を持ってこいと田原に電話。黒が田原に自分の娘を実験体にしたのか?と迫ります。かなり怒っているようです。田原がゲート内から持ち帰った花の種は2粒。その種には契約者の能力発現を抑える効果が期待された。それが明らかになった頃に起こった舞の変化。花壇の花を燃やす舞。止めに入った父と母だが虚ろな目でどうして?と応える舞。藁にも縋る思いだったと田原。世間の契約者への眼を知っているだろうと黒に問う田原。田原は黒が契約者だと分かったようですね。(それとも契約者の存在自体は知れているのでしょうか?)しかし舞を実験体にしたことを知られてはならない。奴らに本当に実験体にされてしまうから・・・本当なら舞に埋めた残りの1粒を育ててたくさん種が取れるはずだったのに・・・もう一度舞の腕に埋め込んで一生契約者にならないようにするはずだったのに・・・種は実ることがなかった。いつかは朽ちる種。その時契約者として発現してしまう・・・取引場所には床に座り込み絵を描く舞が・・・その言動はすっかり幼児のよう。そこに現れたのは仮面をつけた黒。外のドアノブから電流を流し見張りを撃退し進入。相手の契約者は何でも切り刻む能力を持つ様。黒の放ったワイヤーも刻まれ、黒もあわやと言うところで何とかかわします。黒は田原が雇った契約者だと思われているようです。田原も到着。情報と舞を交換することに。舞の解放を先にと田原。舞を田原のもとに出すと父ではないと怯える舞。まだ素直に父のことを大好きだと言っていた頃の精神年齢に戻っている舞。腕をつかみ抱き寄せようとする父。怯えた舞は能力を発現、辺りに炎が・・・父はポケットから枯れた花を取り出す。これがすべてだった。これが試料だ。すぐに火が燃え移る花。サンプルを捕らえよと命じる男。契約者の見えない刃が田原の胸を貫く。黒が契約者の頭をつかみ、笑むなと力を使う。苦悶の契約者。ルイの時と同様。舞にもうお仕事は終わったと告げる田原。舞の眼に涙。そして目前にいる男に向かう舞。黒は舞を留まらせようとしますが・・・炎に包まれていく男。銀から場所を聞いた猫と黄合流。舞は歌を歌っていた。それが彼女の対価。モラトリアムが契約者になるなんてあり得ないことだったが・・・舞にお船に乗って天国へ行こうと誘う黄。彼女を契約者にすべくどこかに連れて行くようです。公安が駆け付けた頃にはモラトリアムの姿もBK201の姿も消えていた。しかし新星はまだ落ちていない。父は亡くなり娘は契約者になってしまいました。もう涙、涙です!幼少時に能力を発現した舞の記憶は父がMEで消したようですね。今までの研究成果と共に。やはり舞のために頑張っていた父。でもこんな結末になるのなら普段一緒にいてあげればよかったのにと思います。幼くなってしまった舞がパパをどんなに大好きで自慢に思っているかを話すところがもう涙で目がかすんで・・・もちろん舞のため花を枯らさないようにすることが一番心の平安を得ることであっただろうし、舞が父と共に居ることは危険を伴ったかもしれませんが・・・黒鋭いです。懺悔する相手が違う。そう懺悔すべきは娘にですよ!お父さん。そして今までの父は怯えるばかりで娘を見つめることができなかったのですね。厳しいですし手遅れですが黒にここに居ろと言われては父の立場が廃るというもの。でも、決着を覚悟した父の思い。悲しいです。舞は幼児化して初めて父を慕う気持ちを口にすることができました。本当は大好きだったんだよね。さて、舞がモラトリアムであることや、能力を使ってしまうことに黒は悲しみと怒りを覚えていました。(ように私には見えました)組織の命令に背いて取引場所に向かったようですし(猫の様子からそうだと思うのですが)、舞を思う優しさは本物だったのだと思いました。黒は犯罪を犯す契約者を憎んでいるようですし、自分も契約者であることを忌んでいるのでしょうか?黒のやりきれない表情が何とも言えませんでした。それにしても公安でもドールが活躍していたとは・・・電線の顔見たいな光は公安ドールか?(まだ追加するかもしれません)2007年7/25発売。二枚組。完全生産限定品。ボンズ&岡村天斎が放つ、この春最大の話題作!!衝撃のSFミステリー・アクションがいま、はじまる・・・。5.1ch HD ハイスペックハイクオリティ作品!【完全生産限定版特典】豪華2枚組(本編DISC+特典DISC)■映像特典(約30分)・プロモーション映像・放送前にOAされたナビ番組ほか■特製解説集■キャラクター原案:岩原裕二氏描き下ろし三方背BOX ↑キャラクター原案の岩原裕二さんの著作だそうです。未読です。
2007年04月26日
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春の番組改正期にずっとお休みだったのだめ、先週からようやく再開でしたが録画してもなかなか見られず。昨日代休だった娘とようやく見ることができました。前回、ミルヒーが指揮するAオケの演奏で千秋のピアノを聴き、自分も千秋のように演奏したいと食事もせずに取りつかれたように引き続けたのだめが千秋の前に登場しましたが、そのあまりに痩せこけた様子から手作りリゾットを口に押し込むところから始まりました。こっそり覗いていた彩子は自分よりも数段劣ると思われるのだめに世話を焼く千秋が信じられないようです。オケとコンチェルトを弾くためには楽譜を読まなければ無理だという千秋に対し、先輩の音を覚えているからと主張するのだめ。学校に行き千秋の伴奏で演奏することに。のだめの演奏はppで始めるべきところをffで始めるといった相変わらず滅茶苦茶なもの。速度も速く途中も好きに作曲された、楽譜通りとはとても言えないものであったが、その超絶技巧はかなりなもの。これではオケと合わせられない・・・途中で止めるか迷う千秋。しかし合わせてやる、俺の音を聞けと心の声と演奏が聞こえたのか?のだめも千秋の音に耳を傾けます。練習室前には千秋が伴奏していることに驚きつつものだめの演奏そのものにも驚く学生が集う。あれはSオケのマングース!千秋の彼女?その言葉に面白くない彩子が立ち去る一方、その演奏に引きつけられるハリセン・江藤。二回通して演奏して気絶したのだめ。これでピアノに取り組む姿勢も変わるかと思いきや、千秋との演奏ですっかり満足してしまうのだめ。間もなく卒業演奏会のオーディションを兼ねた卒業試験。福引でもらったプリごろたチョコを早めのバレンタインと配るのだめ。この程度かとつぶやく千秋君。のだめに何を期待していたのかね?と言いつつもなんだかカズオのペロティチョコには嬉しそう。千秋の課題はリストの「村の居酒屋の踊り」笑いこけるのだめにお前も期末試験だろうと何が課題か尋ねるとモーツァルトのようですが・・・眼を合わせないのだめ。千秋から逃げ出します。千秋のもとに現れる雑誌クラシックライフ編集・けえ子と評論家・佐久間。裏軒でこの先、留学や海外コンクールに進むのかどうかを尋ねられる千秋だが・・・海外に出ることができない千秋は怒って帰ってしまう。他のSオケメンバーにもチョコを配り歩くのだめ。真澄ちゃんはオーケストラのティンパニー奏者と進路が決まった。二次試験に残った鈴木姉妹は演奏会出演者に選ばれるためにスキンケアを怠るほど練習。試験は明暗を分けてはいたがSオケメンバーはそれぞれに音楽関連会社への就職、実家のパン屋、結婚と新しい道が決まっている。のだめの卒業後の夢は?千秋の問いかけに幼稚園の先生だと答えるのだめ。もっと上を目指さないのかと言いながら、けえ子と佐久間に言われたことを思い出す千秋。千秋は日本で何をしたいのか?いよいよ二次試験。卒業演奏会への出場を当然とのたまう千秋にむかっとする峰。色々な意味でSオケ効果が感じられる萌のフルート。でも本当に上手くになっている。他にも二次に残っているメンバーがいるらしい。「学校外でオーケストラを作らないか?」と峰の誘い。夏の音楽祭の時に一緒だった沙悟浄と文通している峰。非現実的だと断る千秋。今日の夕食も缶詰とスーパーで鹿肉や熊肉にも手を伸ばす千秋。今日はのだめが奢りますと回転寿司へ。初めての回転寿司。手に取るネタは金皿ばかり。その上ネタだけ食べてはシャリをのだめに。回転寿司なのに・・・とお勘定に驚くのだめだが結局千秋も払った様。それでも永久タダ券がある裏軒ではなかったことからのだめなりの気遣いを感じる千秋。今年Aオケに来る指揮者・浅野はなかなか活躍していると話し始める千秋。まともな人だし忙しくて学校に来る機会も少なそうだし何とか取り入って理事長使っても振らせてもらおうと思っていると話す千秋に、先輩がそんなに腹黒い人だったとはミルヒーに似てきたとのだめ。新オケ結成をあきらめない峰が千秋に付きまとう。しつこいと断る千秋の前に現れたのは夏の音楽祭で会ったコンマス・三木清良。名前を覚えていた千秋に喜ぶ清良と「君(のバイオリンの音)が好きだから」とかなり誤解を招くことを口走る千秋。三木が師事しているカイデューンが千秋たちの学校で講師をすることになったので自分も付いてきたと清良。旧知の仲である理事長に招かれたらしい。昔シュトレーゼマンと理事長をめぐって死闘が繰り広げられていた噂があるが本当かしらと笑うきよらだが、千秋には理事長の魔性の女っぷりが眼に浮かぶようです。日本にいる間、千秋とオケをやりたいと清良。シュトレーゼマンのオケも刺激的だったけど千秋君も刺激的だった。「私とオーケストラ作ってやらない?」清良に「やる」と即答する千秋。ショックを受ける峰。今でもあの時のメンバーと交流がある清良。オーボエの男も?チェロのボーズ男も?と尋ねる千秋に他にも留学生も関西組も千秋が声をかければ集まると答える。夢色クラッシックの記事ですっかり注目を浴びる千秋。赤面してます。連絡先を交換する二人。あの時のオケならと音のイメージができる千秋。お前のオケに俺と沙悟浄も入れろと峰。沙悟浄ならともかく・・・という千秋にオーディションを受けると峰。それならAオケに入ってみろと千秋。まずはAオケ、目指し練習ぞ~と峰。次は真澄ちゃん。伴奏者よっしーが盲腸かも?と救急車の中から電話。音源があれば出来るが楽譜を初見では弾けないのだめ。落ち込む真澄ちゃんの前に現れたのはのだめが呼んできた千秋。全力で音合わせもしていよいよ演奏。軽く流すといったのに大丈夫かと気遣う千秋に私には全力しかないと真澄ちゃん。おそらく千秋との最期の演奏、4年間を思い出す真澄。自然あふれる山形からきた真澄ちゃん、東京での暮らしはストレスばかり、そんな時に出会った千秋。バスドラを抱えて階段をふらついていた時に大丈夫?と声をかけてくれた。ありがとう千秋様、これでやっとあなたから卒業・・・が、千秋から新オケへの勧誘を受けてやっぱり卒業できないと真澄ちゃん。卒業演奏会、トリは千秋のピアノ。軽々しくも楽しそうな演奏にSオケ効果を感じるメンバーたち。Sオケ解散飲み会。真澄ちゃんの伴奏をしたかったとのだめ。次は練習しておくから一緒に演奏してと。薫に声をかけても千秋に取られて?しまったダーティーペア。何やらたくらんで二次会に向かう途中ゲーセンで太鼓の達人を千秋に勧めますが・・・曲目はプリごろ太マーチ。この曲知ってる!とうれしそうな千秋が可愛いです。が・・・ちょっと待った~この世の打楽器はすべて私のものですの!と千秋の手を取りバチを受け取る真澄ちゃん。滅茶苦茶水準の高い演奏で盛り上がります。千秋に恥をかかせる作戦失敗。次はカラオケ。鈴木姉妹の歌と振りで盛り上がる中、今度こそと千秋にプリごろ太マーチを歌わせようとしますが・・・この曲知っているとマイクを握る千秋に、この曲は俺様の隠れテーマ曲なんだと立ち上がる大河内。マイクを取られます。化粧室に向かうのだめ。そこには彩子が。つい呼び捨てにしてしまったのだめに反射的に平手打ちしてしまう彩子。のだめを心配した彩子だが、彩子に抱きつき綺麗、いい匂い、細い、括れてると変態なのだめ。酔っ払いのだめを水いっぱいの洗面ボールにつけ水を飲みなさいと彩子。洗面台に寄りかかって眠るのだめ。真一ってば何でこんな子が・・・と思う彩子ですがのだめの手を見て納得。あの男こういうのに弱いのよねえ。千秋は難なく弾けるだろうこの手に惚れたのだ。自分の時は声だったのだろうと彩子。たった一年だったけど俺たちを大きく変えてくれたSオケ。感動のまま宴も終了、解散。何をしていたのか記憶がないのだめは肩に掛けられていた彩子のストールが誰のかわからない様子。千秋はバチやマイクを奪われたのがよほど心残りだったようで夜が白々と明ける中ゲーセンやカラオケに行こうとのだめを誘いますがどこも閉店。そんなにゲームやカラオケが好きだったのかと問うのだめに邪魔ばかりされて俺も嫌われたものだと意気消沈な千秋。むしろ好かれている、同じ釜のSオケだと慰めるのだめですが・・・Sオケメンバーの新オケの入団希望を断ったから・・・と千秋。一方断られた方は見返してやる!と誓ったようです。落ち込む千秋に「村の居酒屋の踊り」を教えてとのだめ。思っていたよりずっとカッコ良かった曲。田舎のワルツだからと変なステップを踏むのだめの腰を抱え、こうだ!と踊りだす千秋。千秋の気持ちも浮上したようですね。今回、卒業で一区切り。Sオケは千秋にとって記念すべき初めてのオケでした。将来の進むべき道。音大卒といっても必ずしも演奏家になるわけでもないし、仮に才能があっても本人が希望しなければ埋もれるばかり。楽しくもさみしい卒業の様子でしたが同時に好きだから学んだからと職業には出来ない音楽の道の厳しさも感じますね。Sオケ同様、彩子の成長も感じました。以前は美貌と才能をひけらかすところもありましたが、他者が見る己を知り、のだめと関わり以前とは変わった千秋を見て、彼女本人も変わったと思います。千秋の元恋人から理解者の一人になったでしょうね。峰と真澄ちゃんはまだしばらく登場ですね。峰君まずはAオケ目指しがんばれ!次回、Lesson14。千秋実家の話かな。 Lesson13からの新ED曲
2007年04月26日
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とりあえず感想のみ。たくさんの電話に忙しそうに対応する千年伯爵。悪徳商法の犯人のような感じ。教団支援者にしてクロスのスポンサー・マザーを訪ねるアレンとリナリーでしたが、クロスの行方に関する情報は得られず。しかし、偶然見かけた葬列を襲うアクマの多さに、支援者のマザーが襲われているのかと心配するアレン君。調査のためか?留まるようですね。アレンはマザーのもとに滞在したことがあるようです。マザーと一緒に暮らすバーバから熱く痛い歓迎。大食らいのアレンのため大鍋いっぱいのシチューを作りふるまってくれます。そしてアレンは神田から言われる以前よりもやし呼ばわりされていたようです。マザーのもとに相談にくる女性。駅前の大きな病院で看護婦をしている彼女は死の淵にある患者に心をよせており、彼を失っては・・・と不安と悲しみに耐えかねている様子。残された時間を素晴らしいものにしてあげるべきだと助言するマザー。彼女の様子を心配したマザーは翌日アレンとリナリーに花を届けて様子を見てくるよう頼みます。病院長は末期患者のため個室を開放して患者や家族から絶大な信用をうけているようですが、他の医師は経営を不安に思っている様子。駅前の靴屋のリチャードが事故で病院に担ぎ込まれた。いつもは快活な看護婦の妻は気丈にも悲しみに耐えているかにみえたが・・・任せておきなさいと病院長に呼ばれ・・・翌日、喪主として葬列に並ぶ彼女。アレンの左目にはアクマが見えた!昨夜は病院から一歩も出ていなかったのにいったいいつ千年伯爵が訪れたのか?一見親切な病院長、患者さんたちには支持を受けていますがどこか胡散臭さを醸し出しています。差額ベッド代をとっていないようですし、看護婦を個人的な理由があるとはいえ恋人?専属にするのは確かに病院に勤務する者としては不安かも。院長と比べられていた医師、散々な言われ方をされてましたが治療や病院経営にはやはりお金がかかるものだと思います。古い病院で、院長が私財を投げうっているのならわかりますが新しい病院のようなので怪しいばかりです。千年伯爵の様子といい、タイトルと言い病院長が伯爵に新しい死体と悲しみに暮れる家族や恋人を売っているのは間違いないと思います。今回かなり絵があれでした。教団を訪れる前のアレンのエピソードと貴重な千年伯爵の日常?が描かれていたのは興味深かったのですが・・・それにしても伯爵ってマメなのね。こうした姿がお茶目なので余計に恐ろしい人?なんでしょうね。 カードゲーム、DSソフトと来たら次は・・・
2007年04月25日
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春休みに実家に帰った時、図書カードをもらった息子。久しぶりにコロコロを買ってきました。表紙には「ありがとう!創刊30周年!!」の文字。創刊30周年記念特集のふろくや懸賞が付いていたり記念イベントの予定が発表されていたり。30年前、さすがに私はコロコロを読んではいませんが、弟世代(ゲームセンターあらしの頃)では読んでいる子もいたし、甥っ子たち(ミニ四駆、ヨーヨー世代です)も夏休みや冬休みにコロコロかボンボンのどちらを買うかで揉めていたりとジャンプやサンデーにはまだ早い小学生男子の雑誌としておなじみのものでありました。特集ページにに出ていた「熱血コロコロ伝説発刊」のニュース。「コロコロで大人気だった名作漫画が特別編集で復活!親子で回し読め!」「全巻予約特典でドラQフィギュア進呈!」の文字に魅かれる旦那。一冊千円で十冊予約なら一万円ではないですか!いやいや、そこまでは思い入れないですから。でも、オバQやパーマンが載っているVol.1なら私も読みたいかも。オバケのQ太郎って著作権が複雑に絡んで再放送が出来ないような話を以前読んだことがあります。(マンガはどうでしたっけ?)この際、記念ってことで放送してくれたらいいのに。ちなみに何故またコロコロ?と息子に聞いたところ、「たまに何を連載しているか読みたくなるんだよね」いや30周年記念は偶然だったのね。楽天ブログのトップページからコロ伝編集部[激日記]にリンクしているというのに、楽天ブックスにはまだ出ていないようですね。アマゾンでは予約開始していたのに・・・(5月25日より刊行スタートです)と思ったら星野書店で予約できるようです。 コロコロファンの方はぜひ!
2007年04月24日
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おおきく振りかぶって 第2話やはり先週のネット裏の女の子、マネジになりました。監督さん喜んでましたね。監督さん、野球に生活のすべてを注いでます。200万円って生活しながら稼ぐのは大変だったのでは?窓ふき中も野球部のために使える!って思いっきり喜んでいますが・・・何だか監督にしておくのが惜しい人です。三橋に全力投球をしてみろと言って三橋が監督のいうことを聞いているものだから安部がへそ曲げてます。安部は余程今までの相方だった投手で嫌な思いをしているのでしょうね。投手は自分勝手なくせに傷つきやすいとぶつぶつ言ってます。せっかく今のままでいいのにって。それでも監督さんに手を握られて頬を染めるのは高校生だよなあ。彼も成長しそうですね。意外だったのは先生!おとなしく見守るタイプかと思いきや、自説を広げて部員の心を鷲掴み。掃除中のチェックはさすが、先生ですね。一人一人をきちんと見ていてこんな先生のつける内申なら信用できるなあとついPTAな視点で見てしまう。そして先生の脳内ホルモン説から食事で部員の集中力アップを図ります。就寝も毎日違う人と・・・だなんて純情かつ想像力旺盛な若者には刺激が強すぎたか?枕投げ楽しそう! しかし部員たちではありませんが監督と先生、どんなきっかけで野球部を作ることにしたのでしょうね?それにしてもどの子も素直で良い子だ~。次回はいよいよ練習試合。プレッシャーで寝不足そうな三橋、大丈夫か?安部のリードで何とかなるのか? 只今予約受付中。初回特典付きに間に合えば最安値の楽天ブックス。26%オフ!!地球へ…アタラクシアに戻ったジョミー。リオが思念波で監視に掛からないようにしますが、自分が排除されかかったことを忘れミューはいつもこのように侵入しているのかと食ってかかります。まずは自宅へ。しかしママもパパもいない、荷物もない家の中。翌日もまだ納得出来ないジョミーは学校へ。成人検査後ステーションに行ったと聞いていたジョミーがいることに驚きながらも今まで通り声をかけてくれるサムたちですが・・・危険を知らせるリオの声。先生を見ると立ち去るジョミー。先生も様子がおかしい。サムたちが校舎に入った後でジョミーの動向を連絡しています。ジョミーを後ろに乗せ自転車をこぐリオ。母を思うジョミーの強い思念は聞こうと思わなくても聞こえてしまうとリオ。聞くなと無理を言うジョミー。リオをはじめとしてミューの子どもたちにはジョミーが持っているような温かい母の記憶がない。成人検査をきっかけに目覚める子どももいるがリオは検査前に発見され連れてこられた。生まれたときから話すことができないリオ。そのため目覚めも早かったが両親をはじめ周囲が不信を抱いていることにも気付き力を抑えていた。記憶を手放さなかったジョミーのことを強いというリオ。リオがいう記憶と言うのは温かい家庭や友人に囲まれて育ってきた記憶と言うことなのでしょうか?強い力を持ち記憶も持つジョミーは特別なのだとリオ。見つかり捉えられる二人。ジョミーにはママの夢を見せミューの潜伏場所を探り、リオはミューの実験体として負荷をかける。ジョミーたちを救助せよとブルー。ママの声と重なるリオの叫び。ママの姿がゆがみ無機質なマザーコンピューターの顔が・・・そして爆発するジョミー。人間にとってミューたちへの恐怖はただならぬものでしょうがだからと言ってリオにかけていた精神負荷は大して何かを得られるものとは思えません。本当に何かを見つけようと思うのなら殺したりするよりもより長く生かしておくほうが観察できるはずだと思うのですが・・・それもすでに可能な限り終わっているのでしょうね。しかし管理している側がこのような方法で管理している社会を普通だと思う感覚は怖いですね。まあそう思わないと排除されてしまいそうですが・・・現在関西地区では木曜深夜放送中のDTBでは能力があるものを契約者と呼び犯罪に対する罪悪感が著しく低下した能力者が暗躍している世界を描いていますが、地球へ…では逆に能力があるものの出現を怖れ排除する。しかしどちらも一般人は能力あるものの存在を知らされてはいません。一方は一般人を危険から守るため、もう一方は管理を乱す危険人物をださないため。もちろんどちらも今ある世界を維持するためにしていることですが印象はかなり違います。この2作品を同時期に同じ局で放送していることに偶然だと片付けられない何かがあるような感じがします。
2007年04月23日
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デルトラクエスト前々回、前回と見逃しましたがそのうちバンダイチャンネルキッズで見ることができることでしょう。と言うわけで感想だけ。リーフ、女の子に弱いですね。次回大丈夫か?バルダ、門兵としての意地を見せました。鍵を奪われたのはどうかと思いましたが名誉挽回。ジャスミン、身軽さを生かして強いです!それにしても宿屋のおかみは良い人なんだか悪い人なんだか分りませんね。今回は回想シーンが多くて説明的でした。三人の特性を生かした武器選び、戦い方はわかりますが・・・リーフが相手を見切ることが出来るほど実力がついていたとは思わなかったけど・・・もちろん父は鍛えていたでしょうし遊びの中で学んだのも嘘ではないと思うけど旅に出てからの経験のほうが大きいでしょうねえ。 デルトラ・クエスト全8巻セット。我が家では1冊ずつ買ってましたが結局全巻揃ってしまいました。こんなことならセットでも良かったかな?ケロロ軍曹前半は見逃しました。後半だけ感想。登校前の忙しい時間でも占いだけはチェックしていく夏美を見たケロロ。でこぽん人は占いで支配出来るかを夏美を実験体に研究を始めるケロロたち。占いの途中からケロロの声に代わっているのに気がつかない夏美ちゃん、ケロロの発表する占いにさっそく翻弄せれています。お気の毒!悪いことが起きるが誤れば良いことがある・・・ケロロがしていた廊下の拭き掃除用のバケツをひっくり返した夏美、あまりのタイミングの悪さに怒りをつつもケロロに謝り、着替えに時間もとられ慌てて登校しようとしたところに、ギロロの焼き芋。その後も占い通りのことが起きる。意外と冷静な冬樹君、オカルト好きではあるが決して根拠のないことを盲信はしないのね。でも騙しつづけることに後ろめたさを感じていたギロロは夏美に真実を・・・まあ後の展開はいつもの通りなのですが・・・ケロロはお約束な展開でも楽しいですね。精霊の守り人第3話にして初めて見ました。さすがNHKです、あらすじも設定も公式サイトをどうぞ!とりあえず原作との印象の違いなど、感想のみ。バルサ、うわさ通り若い!30代には見えません。無駄のない肉体と年齢よりかは若く見えるというのはわかりますがちょっと若くしすぎな感も。そして原作通り強い!今回は4人の狩人相手に戦いましたが、短槍の穂先が取れてしまいピンチです。チャグムを逃がすためにかなりの無茶をしました。あわやというところで誰かが助けに来ましたが・・・そしてタンダも・・・ジンは後からも重要な人物のためか設定が細かいなあ。(幼いチャグムとの話って原作にあったっけ?原作を実家に持ち帰ってしまったので確認できないや)こんなに若くてカッコ良いとは思わなかった。狩人たちがこれほど喋るのはアニメだから?そしてタンダ。もっと不細工な人を想像しておりました。見た目はあれでも温かくバルサを支える人だと思っていたのでちょっとびっくり。そもそもあの見かけではトロガイのような呪術師に見えないし・・・なんだか違うなあ。チャグムは・・・思っていた以上に皇子でした。こんなに幼かったっけ?それにしても、この頃こんなに優しくても頼りなげな少年がねえ・・・とバルサ同様感慨に耽ってしまいました。戦いのシーンは緊迫感がありました。槍の動きがすごい!流石です!ビデオで先にデルトラを見たため余計に守り人のほうが動きの良さを感じる。でも今回は曇りの午後から雨の夜のシーンだったため全体に暗くて・・・眼が疲れました。そして久々に見た公式サイトで気に入ったのが「今週ノ飯」話の中で出てきた食べ物と解説、その設定が惜しげもなく掲載されています。原作の中でも出てくるたくさんの食べ物。一体どこの国の食べ物なのか、上橋さんの書かれる食べ物は読んでいるだけでおいしそうです。それをいかにおいしそうに表現するか・・・スタッフの方々、さぞや大変なことでしょう。 DVD初回限定版■特典・映像特典DVD 「精霊の守り人徹底トーク」(原作・上橋菜穂子、監督・神山健治、作画監督・後藤隆幸/ 2006年11月のトークショーを収録)・「プロモーション映像集」(制作発表用に作られた数々のプロモーション映像を収録)・12Pブックレット(シーン解説、スタッフインタビュー、スタッフコラム、他)・麻生我等(キャラクターデザイン)描き下ろしジャケットNHKだから再放送がきっとあると思ってますが・・・精霊の守り人1 初回限定生産<限定盤> 多分、楽天ブックスが最安値だと思う。(発売日2007年06月22日、 予約締切日2007年05月15日です) 原作。お求めやすい軽装版守り人はうまく録画できたときだけ感想を載せるかもしれません。天元突破グレンラガン合体と言ってもただの合体では嫌な兄貴・カミナ。色々語ってます。今回も兄貴のわがまま?につきあう弟分・シモン。兄貴のこと好きだよね~。ガンメンに乗り込んでいないシモンに大岩ぶつけてトレーニング。自慢のメカでラガンの解析中、巻き添え食ってメカを壊されてしまったリーロンが気の毒。でもラガンのどこが普通のガンメンと違うんだろう?黒の兄弟登場!兄貴と妹3人。燃える液体で獣人狩を生業としているよう。ガンメンと言えば獣人の乗り物。その上人間をおっかけているならとグレンを襲う。妹たちに助けられる?シモン。胸に押しつけられてますよ。一方兄とカミナは人間と分かっても揉めてます。そこでカミナに群がる妹たち!ヨーコも止めに入ります。妹たちにうらやましがられてますよ、ヨーコは。声が大きいとか強そうとか足が臭くないとか・・・それは兄貴と比べてか?食料をさがしていた四人は毛がびっしり生えた何かを発見!持ち帰って皿に分けますが・・・シモンがぱくつくと目鼻が付いている!獣人でした。その上その獣人は黒の兄弟たちが追っていた合体する16のガンメン。追いかける黒の兄弟。グレン団もガンメンで追いかけますが、カミナこだわりのために合体できず。あきらめかけたシモンをヨーコとキタンが援護。こだわりの合体はなんだかんだうまくいきますが最後のところでおなかが減ってグレンラガンも動きません。そこでブータが自分のしっぽを切り、食えとばかりにシモンに差し出します。それを兄貴と半分こ。食べればエネルギーになりグレンラガンも腕からドリルを。16個合体したガンメンを次々串刺しにするカミナ。妹たちがやられたとばかり思って悲観していたキタンの元に妹たちも帰ってきてめでたしめでたし。今回絵がちょっとあれでしたが勢いで見てしまうなあ。息子、笑いっぱなし。しかしブータっておいしいのね。今回は緊急事態だったから仕方なかったけどシモンはきっと食べないと思う。しっぽの正体がカミナに知れないことを祈る!ブータ、食べられないようにね!
2007年04月23日
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神様になるにはまずは体力作りのようです。ランニング、階段ウサギ跳び、鉄下駄ローラー引き、更に神様養成ギプス。真っ白になってるかりん。若い子にこんな懐かしいネタわかるのか?鮭に卵焼き・・・と和食な朝食。のんびりでもお世話を焼いてくれる姫香ちゃん。かりんも和音もお口を拭いてもらいました。家族のようだと姫香。今日は入学式。かりん、一体どうやって入学できたんでしょうね?裏口入学ではないらしいですが・・・入学式。生徒を代表して挨拶したのは生徒会長はメガネっ子!烏丸キリオ。何と学校に敵が! 和音を探すかりん。和音親衛隊・かずねーずに尋ねれば新参者と睨まれ、姫香は小学部からの親友と楽しげ。家族だと言っても一人を実感し涙をこぼすかりん。とその前に現れたのは・・・「女の子に涙は似合わないよ」と涙をすくい取り、去って行く王子様?(ここでも涙すくい取りか!)生徒会室入ってくる王子様。「見たか?」と尋ねるキリオに「本当にあの子が神なのか?」と尋ね返す霧火。王子様の正体は烏丸霧火。普通の女の子に見えたかりん。今度は何やら試す様子。放課後、和音も姫香も親衛隊や親友と一緒。一人で帰るかりんだが心の中は王子様のことでいっぱい。神化してなくても浮いている!?かりん。その時かりんの後ろから現れたのは黒いドレスに黒い翼の美少女。誰と問えば「私は神様」かりんのほかにも神様が・・・杖を掲げ攻撃する神様。木登りメガネっ子と同じ攻撃。逃げ出すかりん。神化するには、守りたい気持ちが必要。木陰に隠れ私を守ると願うかりん。あわやと言うところで神化したのは良いものの、ゴッドサンダー不発!一応出るまで待ってくれている黒いほうの神、意外と律儀だなあ。和音がいないと駄目なのか?「これ以上時間の無駄だな、さようなら」と杖を向ける黒いほうの神。「助けて!和音くん」と現れたのは神化した和音。和音も神だった!太陽神と呼ばれてます。性別不能な格好。「目障りな奴め!」「お互い様だ」深い因縁があるようですね。敵を攻撃してかりんを掴んで逃げる和音。強い和音!ですがここまで逃げればと言ったきり倒れる和音。あわてて家にかつぎ込むかりん。「大変です!和音が死んでしまいました~」布団に寝かせ看病する姫香。神化すると強くなるがその後倒れてしまう和音。ここで明かされる和音と姫香の秘密。両親のいない二人は気づいたときから一緒に暮らしていた。昔は泣き虫だった和音に代わって敵を打っていたのは姫香のほう。母代りだった姫香。ところが10歳のころから姫香を守ると道場に行き鍛え始めた和音。守らなければ消えてしまうかもしれない姫香。お陰で成績が上がりけんかに強くなった和音。でも和音ちゃん・・・と姫香。姫香を守るために出来るだけ神化しないようにしてきた和音。自分のために神化させてしまったことに後悔し、家族である姫香を失いたくないかりんは「私も姫香ちゃんを守る!」「やっちまった!」と飛び起きる和音。私もいるから大丈夫とかりん。かりん、そもそも自分のために和音が倒れたことを忘れてますよ。言い合うかりんと和音。「こんなのびのびした和音ちゃん久しぶりだねえ」とうれしそうな姫香。それを見つめる白い文鳥?前回のカラス同様、鳥は敵の偵察?一方、先ほどの神は霧火が仕掛けたようです。かりんが神の正体だとはいまだ信じ難そうな霧火。新しい神が向こうについたとなると2対2。素人の神なんてとキリオは言いますが・・・翌朝、今日もトレーニング。階段を前にさっそく音を上げるかりん。果たしてかりんは神として強くなれるのか?次回、「しーちゃんとの再会だしー」しーちゃんって死んだのでは?先週はDTBでも見た涙をすくい取るシーン。女の子はこれに弱いのか!(相手に寄ると思うけど)やわらかく端正な笑顔を浮かべた、見たからに王子な霧火ですが、悪意を表に出しているキリオと比べて底が知れないものがあります。むしろ敵として恐ろしいのは霧火か?黒い神と同一人物?霧火の見た目は美少年、神は美少女に見えましたが・・・(声は昌浩だったけど・・・性別はいったいどちら?)守らなければ姫香が消えてしまうとは一体?和音は知っているようですが・・・そもそも和音の従妹だと紹介されていますが姫香とはどのような存在なのでしょうか?何故二人とも両親がいないのか?世話をする大人が執事のキューちゃんの他いないのもかりん同様疑問です。執事さんは良い人のようですが和音たちの後見人と言う雰囲気ではありません。そして神は何人(何柱と言うべきか?代理だからいいか)もいるようですが、何故敵対しているのでしょうか?この辺りも徐々に明らかにされていきそうですね。 可愛いけどこんな制服はないだろうと思ったりして なんだか思わせぶりなOP。ハードな感じ。 ちびキャラが可愛いED。
2007年04月23日
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今日は子どもが午前中で帰ってくるため簡易版です。後で訂正・追加するかもしれません。今回のターゲット、田原は地獄門の第一次調査隊唯一の生き残り。ゲートの内側には山と積まれた死体。ゲート外との通信は可能でも正確な位置はわからない様子。救助を待てないほどの恐怖、ヘルメットには血?ゲートの入り口に向かい走る田原だが足もとに転がっていた死体の腕を踏みたまらず吐く。そこには・・・ツリフネソウかランの仲間のような形の紫の花。カタバミのように弾ける種。田原の娘・舞は中学生。両親は離婚したが一緒に暮らしていた母を亡くし今は父と暮らしているのだが、とある工場で相談役をしている田原は家に帰らず何かの研究に没頭している様子。李はターゲット田原からゲート関連の情報を得るため田原が相談役をしている工場にアルバイトとして潜入。バイトに出かける前の朝食がすごい量です。猫は大家のおばあさんにつかまって最近ごみを荒らしているのは・・・と疑いをかけれています。中国の人は四足のものなら机以外食べると聞いたととおばあさんが李に尋ねると食べたことないと答えつつもおいしいかも?なんて答えるものだから猫焦ってます。途中寄ったタバコ屋には看板娘として銀が。煙草を買うふりして時計を受け取ってます。(タバコはその後ゴミ箱の上に・・・黒はたばこ吸わない人だと良いなあ)工場で離れにいる田原に届け物を持っていくよう指示される李。かつては偉い研究者だったがゲートに調査に言って以来おかしくなったらしい田原。届けるふりをして銀から受け取った時計とすり替えてます。荷物の中身は園芸の本。書棚には植物・園芸関連が並ぶ。そして紫色の花。ゲート内に咲いていたものと同じもののよう。李は時間給だろうといったんは追い出されますが、中学校から田原のもとにかかってきた電話のために運転手をすることに。舞が放火をしたと通報があった。目が虚ろの舞の目の前に燃え上がる段ボールの山。気がつき慌てて消した舞だが運悪く通報されたらしい。学校についた田原は思い当たる節があるようで学校側の話も聞かず舞を連れてすぐ帰ろうとする。家に帰ってくることがない父に怒りを覚えていた舞は、車中で父が聞く質問に答えない。しかしどうやらボーっとしていることがある様子。その時、「舞!」と歩道から声をかけて来る友達。渋滞で進まない車から降りて行ってしまう舞。舞に母がいないことを知っている友は最近ボーっとしていることが多い舞に家事で疲れているのかと聞き、いつもひとりで食事を作って食べると答える舞を夕飯に誘う。しかし今日はその滅多に帰ってこない父が主に説教のため帰ってくるかもしれないからと断る舞。一人うちに帰る舞。でも一人きりの部屋にいたくないと街にでる。CDショップで眼が虚ろになる舞(前回の千晶の記憶が流し込まれたドールのよう)手にCDを持ちふらふらと出口に向かうが店員に声をかけられCDを落とす。そこに李。一緒に会計を・・・とCDを店員に差し出す。その間に外に出る舞。補導員?に声をかけられるがそこにも李がやってきて「兄です」と連れて行く。初めは父が監視役につけたのかと毒づく舞。父のことを嫌いだうざいと言いながらも眼には涙が・・・指で涙をすくい取る李。(なぜこんなにさりげなく出来るの?)すっきりしたでしょう、家まで送りますといいますが・・・一人きりの家に帰りたくない舞。一晩中遊びましょうと舞を閉館時間を過ぎた遊園地に連れて行く李。暗い遊園地を恐れる舞だが、少し目をつぶっていてと李が言うと、目を開けた時には光に包まれた夜の遊園地。歓声を上げる舞。でもすぐに警報が鳴って逃げ出す二人。何とか逃げ切った二人。そこで李のおなかがグーッ。屋台のラーメン屋で丼を山にする李。負けずに特製パフェにぱくつく舞。もう少ししたら始発が走るだろう線路を歩く二人。すっかり李に打ち解けた舞が手首の包帯を取り、李さんならと秘密を話す。包帯を取った手首の内側に光るものが。幼い頃お前を守るものだからと父が付けてくれたものらしい。昔はもっと光っていたのに・・・と舞。李に家族について尋ねています。親も兄弟もいないと李。余計親近感を感じたようですね。手をつなぎ歩く二人。李をお兄ちゃん見たいだと舞。しかし李の目は何かを警戒している様子。次の角を曲がると舞に告げる李。(角ではなく路地だったようです)田原を狙う別の連中が襲ってきた!電話で応じなかった田原を取り入れるために娘の舞が狙われた!暴漢を抑え、何も考えず逃げろ!と李。銃を持った連中までいる。逃げる舞は工事現場に入り込み現場の人に注意されるが舞の足元に向け銃を撃ってきた追跡者たち。その時舞の眼が虚ろになり、炎のイメージが!田原が育てていたゲート内に咲いていた花が枯れた!プールに来ていた霧原。天文部の大塚からの電話で告げられたのは「課長、新星が・・・」どこからか煙の上がる空には新しく光る星が・・・次回、第4話「新星は東雲の空に煌く・・・(後編)」舞は契約者なのでしょうか?対価を払わない契約者には何か大変なことが起こるようなことを次回予告で言っておりましたが・・・今回の李さん、やっぱりお兄ちゃんな展開でした。あんなお兄ちゃん私も欲しい!こっそり忍び込んだ遊園地が光の洪水の夜の遊園地に変わったときの舞の驚きうれしそうな顔!とってもうらやましいです。(黒の能力と言われる電撃でも使ったのか?それともこそりとスイッチを入れたのか?)見つかってしまいましたが、逃げるときもまた楽し。それと屋台のラーメン屋であのパフェって一体?東京の屋台のラーメン屋さんではシェフの特製・特大パフェが出てくるものなのでしょうか?(東京にお住まいの方教えてくださいませ)ゲート内にあった植物。枯れないように夜中まで水やりをしていた田原。薄れた光が再び明るくなるとホッとした様子でしたが、舞が力を使ったと思われるときに枯れてしまったようです。あの植物と契約者には関連があるのでしょうか?銀が水を伝って探る時に現れる光と似ている気もします。それにしても李の住むアパートなど最近ではかなり懐かしい感じですが、煙草屋さんも看板娘が似合う古いタイプのおうちでした。 DVD(追加)ビデオを見なおして花はツリフネソウだと確信。ホウセンカの仲間でもあるため種がパン!と弾けるのにも納得。 インパチェンスよりもホウセンカのほうがまだ近いかな?山野草の本にツリフネソウか釣舟草で出ているものが似ています。(でもアフィリには出てこなかったの)
2007年04月19日
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クロウリーの初任務でした。初任務に心躍らせるクロちゃん、アクマを退治して感謝され、女の子にモテモテなところを想像していましたが、浮かれ過ぎて歌まで歌ってしまうところをトマに熊などの気配を探れないからと嗜まれます。(エリアーデ一筋じゃなかったのか?まあ人間の女性にももてたいと考えるほうが健全ではあるけれど・・・でも基本的に事件は起きないほうが良いに決まっているので警官や消防士同様、活躍の場は無いに越したことはないのだよ、クロちゃんや!)私が退治すると宣言するクロちゃんですが、物音に驚きトマの背に隠れる始末。がそれはコムイに命じられ合流しにきたラビとブックマン。つい今しがたまでいたと思われる人々の蒸発が続く村に向かう一行。到着したのは教会のステンドグラスが光る平和そのものの村。外に比べ澄み切っていると感じるブックマン。ヤギを追いかけ走ってきた子どもたちに聞き込みを開始するクロちゃん。蒸発も何も起こっていない村。ただ優しく気の良い怪物がいるだけ。怪物に会う一行。どこからどう見てもレベル2のアクマだが、仕事を手伝い、子どもたちと遊ぶ姿はアクマには見えない。アクマはだますものだと攻撃を始めるラビたちですが、怪物の涙と村人たちの様子から良いアクマもいることを信じたいクロちゃん。エリアーデの姿を思い起こすクロちゃん(その姿がとても色っぽいのですが・・・)怪物は昼間は村人たちの仕事を手伝って、夜は村の外にある山小屋で休んでいる。こっそり怪物の後をつけるトマ。小屋に入る前の怪物は様子が一変、気の良い怪物には見えないが・・・その夜、近くの村が襲われた!救出に向かうクロちゃんたち。悪魔に毒されペンタクルが浮かぶ死体は砂のように崩れた。やはり蒸発はアクマの仕業。アクマに気づいたクロちゃんは後を追い、一噛みするが逃してしまう。翌日、近隣の村で起こった事件を目の当たりにした村人たちは教会を修繕して襲撃に備えようとするが、修繕のために下ろそうとしたステンドグラスを誤って落としてしまう。砕けるガラス、その中から転がり出た光は・・・イノセンス!イノセンスが聖なるガラスに閉じ込められ光を放ち結界となってこの村を守っていた!!レベル1のアクマは侵入できず、レベル2のアクマは侵入しても性格を正反対にさせられていた。子どもたちを襲う怪物。守ろうとするクロちゃんですが俄かには信じがたい様子。何度もたたきつけられてます。心配そうに見守るラビたち。子どもに爪を振りかざそうとした怪物の腕に自分の歯形を見たとき、昨夜のアクマは怪物だったと確信し間に割って入ります。アクマに牙をむくクロちゃん。無事アクマを退治することは出来ましたが、子どもたちからクロちゃんたちが村に来なければ怪物はアクマにならなかったと怒りをぶつけられ、村人たちからも化け物呼ばわりされて追い出されます。あまりの仕打ちにラビが気遣い声をかけますが、涙を流しながらも人を救えるエクソシストになったことに後悔はないクロちゃん。ここにまた新しいエクソシストが誕生した。前回の予告の時点からクロウリーの世間知らずを笑うような話になりはしないかと不安でしたが、結末は誰も評価してくれなくても、人を救うことが出来る仕事だと誇るクロウリーがとても成長したように感じました。世間知らずとはいえ、良い人、クロウリー。彼の武器は牙だから他のエクソシストに比べどうしても見た目が恐ろしい。世間から隔絶されて育ってきただけでもかなりのハンディですが、人間を守るために牙をむく彼の姿に恐れを抱かないのは協会の関係者(と、視聴者の私たち)だけかもしれませんね。それでもがんばれ、負けるな、クロウリー!次回、第29話「魂を売る者・前編」Dグレも前後編ですか。次回もクロス探しのようですね。(某現役アニメーターさんの仕事履歴からすると、第34話が神田祭りかな?アクションに期待できそうです) 初回限定版です。ララの子守歌もはいってます。【初回生産限定仕様】スリーブケース仕様【特別特典】ファン待望のサントラアルバム登場!仮想19世紀末の世界を鮮やかに描き出す、和田薫による劇中BGM31曲に加え、第1期OP「INNOCENT SORROW」、第1期ED「SNOW KISS」、第2期ED「PrideofTomorrow」の3曲もTVサイズで収録した大満足のボリュームでお届けします。
2007年04月18日
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PLUTO 4巻 浦沢直樹/手塚治虫(2006年12月発行 小学館)ようやく読みました。感想だけ。3巻の結末からいやな予感が消えなかったのですがアトムが・・・お友達のレビューで読んで覚悟していても悲しかったです。ウランがかわいそうですね。我を忘れていた?とはいえ、あれだけウランとの交流があったのに消えぬ憎しみは深いばかりでした。また、お茶の水博士のロボットへの愛情を逆手に取ったり、博士の家族まで狙われるのは卑怯な感じ。ゲジヒトさんの操作された記憶が知りたいですね。暗殺(破壊?)をもくろむも失敗した反ロボットの人も、利用されるばかりでお気の毒。皮肉にもゲジヒトが護衛で助かったようですが・・・殺人衝動を起こすほどの憎しみさえも抱くのが人間に近づいた証拠と言うのが悲しいですね。小学生の頃、某科学館に校外学習で行った時に、ロボットの進化が進むとロボット同士の結婚、妊娠、子育てがあるようなことが展示してあったように思うのですがとても印象的でした。憎しみも人間の感情なら愛情だって人間の感情だと思う。どちらも併せ持って初めて人間に近づいたといえるのだと思います。人間を大きく凌ぐ力があるのだからタガが外れてしまったら傷つけるだけでは済まない、ちょっとした衝動でも大変な結果を招くことになるでしょうし。天馬博士の本心と行方も知りたいところです。(が今後登場されるのでしょうか?)お茶の水博士の家が懐かしい雰囲気。博士の家族や日常は手塚アトムにはあまり出てこなかったように思う。こういうところのさりげなさがちょっといいなと思う。
2007年04月17日
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先週末見たアニメ感想です。木曜深夜のDARKERTHANBLACKに気持ちが行ってしまっているので簡単に感想のみです。かみちゃまかりんせっかちめがねっ子・烏丸キリヤ登場!しーちゃんを失ったかりんの心に付け込んだり(せこい!)、姫香ちゃんの力を狙ったり。しかしこの坊ちゃんも思い込みが激しいというかヘタれているというか・・・虫愛ずる姫香ちゃんと虫にはめっぽう弱い和音ちゃん。俺は男だって感じなのに虫には弱過ぎ!それでも力をうまく使えないかりんを導くところはなかなか頼りがいがあります。半人前神様からかみちゃまの語源が・・・すっかり忘れていたなあ。この辺りまではなかよしを娘が買ってたのに・・・一人ぼっちだと思っていたかりんも自分は決してひとりではないことを分かったところで次回。ケロロ軍曹マシンに乗ると人が変わるドロロ。ヴァイパーあわやってところで変な合体。バランス悪すぎ!でもケロロらしい結末。それにしてもヴァイパーさん、敵と言うより良いライバルな雰囲気になってきたなあ。お花見、サクラの上空からのほうが良いと思うのは私だけ?ぼちぼち毛虫の予感。日向家がうらやましいです。ケロロたち頑張りました!おおきく振りかぶって原作未読です。でも好きな作家さんが読んでいるとブログに書かれていたので気にはなっていた作品です。少々情けないピッチャーに、頼りがいあるキャッチャー。中々良いコンビ。自分の祖父の学校での指導者とチームメイトに恵まれてなかったことが彼の”まっすぐ”になっていたのね。それにしても祖父は気付かなかったのかね?孫の不遇に・・・監督さんのパワフルさ(技術、腕力は勿論、見た目も)には有無を言わせないものがありました。影が薄かったけど先生と猫はのんびり。ネット裏で見守る彼女がマネージャーになるのかな?キャプテンみたいに無名チームがだんだんうまくなっていく(おもに努力で)話は好きです。30分違いでメジャー(地球へ・・・は録画かGyaoで見ること決定)もあるし土曜は野球なのね。 ちょっと読んでみたいかも地球へ・・・ジョミーが自分を人間だというのは当然だと思う。ミューの側もわからんではないが若者はともかく、ミューは身体が弱いとか思念波は使ってなかったとか言われてもだからジョミーのほうが歩み寄れとか気遣えとかいうのは納得はいかないだろうなあ。それでもストーリーとしては思念は感じられても理解するのとは別なところが良いです。せっかく子どもたちと交流するところだったのにね。ブルーは説明より経験させることで後進を学ばせる人なのでしょうか?まずはジョミーの希望で家に帰るようですが・・・フィシス、大人っぽ過ぎと言う意見が多いようですが、昔、原作を読んだ当時、フィシスの提供した卵子が…というくだり(ありましたよね?勘違いだったらごめんなさい。)で非常に違和感を覚えたのですよ。ミューは長命で若い姿のまま保つことができると書かれてはいてもどう見てもフィシスは子どもに見えたから。(見かけは)だから新生地球へ…のフィシスは妥当な見た目年齢だなあとは思うのです。でももう少しかわいらしさはあっても良かったかも。
2007年04月16日
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感想はこちら。「知ってる?この空に星が流れるのはあいつらの命が消えた時。今、世界の何処かで契約者が死んだんだ。十年前のあの日、本物の星空は消えてこの偽物にすり替わった。契約者と呼ばれる冷酷な能力者、ドールと呼ばれる魂のない肉体、彼らの情報が広まることを恐れた各国政府はゲート由来の新技術であるMEを使って接触した者の記憶を削除してきた。どの国も彼らの能力を散々利用している癖に」千晶を背負い望遠鏡を手に歩く李。「詳しいんですね」「ずっと研究所で働いてたから、知らなくていいことも知る羽目になっちゃった。それにあいつらとは何かと因縁があってね。高校生の頃かな、両親が事故で亡くなった。いえ、そう聞かされただけで実際は見ちゃったんだ。契約者が両親を殺すところを。魅入られているんだ、私は。その時以来」車でクラブに訪れる霧原未咲「天文部でもほぼ同時刻にフランス人エージェントの活動を確認した。名前はジャン。能力は物質交換型テレポーテーション。観測霊による捜索で現場は特定出来たものの手掛かりは残されてない」「申し訳ありません。一度は確保する機会がありながら」と斉藤。「息抜きも必要だが油断は命取りだ。例のBK-201にも活動の兆候が見られるそうだ」「はあ」去る霧原。「お前の所為だぞ」小突く斉藤。「何で?」と松本。海月荘。荒らされた千晶の202号室。「そうか、ここももう手が回って」「早く着替えたほうがイイです。僕は隣の部屋にいます。何かあったら」「本当なんだね。今日あった事。ルイが契約者で死んだって」李の背中に縋る千晶。「待って!一人にしないで」李の201号室。「電気は点けないで」あお向けの二人。臍のラインまで露なドレスの千晶。「変なの。同じ間取りなのに左右反転してるだけで偽物みたい。ここに越して来てたった二週間本当に生きてるって実感があったんだ。初めてだったよ、こんな感じ。お店の仕事なんて絶対無理だと思ってたけどやってみたら案外嵌っちゃって。研究所で呪われた様に研究に明け暮れていた自分とここにいる自分どっちが本物か判らなくなりそうなく位、何よりもうすぐルイが迎えに来てくれるってだけでわくわくしてた。もう戻れないんだね」「当てはあるんですか?」「あるわけないじゃん。ルイだけが頼りだったんだ」「僕が何とかします。一緒に逃げましょ」起き上がる李。「でも、でもあんたは今日越してきたばかりで」「きっと今日ここに来るのが運命だったんですよ。今日あなたに会うことが占いにそうでていました」ほほ笑む李。互いに手を伸ばし李に抱かれる千晶。「何言ってるの。まだあんただけなら逃げられるよ。私の事は」「どのみち顔を見られてます。この部屋だって直ぐに」「信じて、いいの?」階段を上る誰か。201号室を開ける音。「あちゃー」「先を越されたな」公安の二人。「ともかく手掛かりを探そう」「何か出ますかね」と、窓の外で物音。銃を構える二人。窓の外には黒猫。ファミレス。「知り合いがいます。マカオの方で貿易とかそういう関係の仕事をしている人ですパスポートとか用意してくれたり」「偽造?密入国とかそういうこと?」「しっ」「あんた、留学生って言ってたよね」「色々と事情はあるものです」「何時の間にかこの国も物騒になったもんね」「ただお金沢山必要です」「お金か、銀行からもっと下ろせれば良かったんだけど」「何か代わりになるものがあれば」「情報はどう?」「情報?」「そうパンドラの中枢にアクセスして手に入れた極秘情報とか」「本当ですか?ゲート関連の情報は高く取引されてるはずです。どんなちっぽけなものでも」「圧縮式重力反発素子やME技術以来の革新理論よ」「じゃあきっとものすごく高く売れます。大丈夫ですよ原口さん」「原口ってのは偽名。本名は千晶、篠田千晶っていうんだ」「千晶さん、いい名前です。よろしくお願いします。私は李舜生です」「よろしくね、李君。いい名前ね」「お待たせいたしました」ピザ、海老フライ、オムライス・・・テーブルいっぱいの料理。「ご注文は以上でお揃いでしょうか?」「ハイ」「ごゆっくりどうぞ」「何頼んでもいいって言ったけどさ、あんたこれ全部食べる気?」腹立ちを隠さない千晶。「すいませんいつもよりは少ないんだけど」シュンとなる李。ワインをあおって「あんたね、太るよ!絶対太る!今は良いかも知れないけど30過ぎたら絶対太る!そうでなきゃ世の中間違ってる!!・・・そんな先のこと心配してる場合じゃないか」笑う二人。笑いすぎて涙が出る千晶。と眼が一瞬だけ虚ろになる。「大丈夫ですか?」「最近ちょっとね。疲れてるみたい」額を抑える千晶。「先に食べてて」化粧室に立つ千晶。「成程、聞いてはいたが見事なお手並みだな。お前ら程この仕事に向いてる奴はいないだろうよ。何しろ罪の意識ってものが無えんだからな」黙々と食べ続ける李と背中合わせの席で振り向かずに話しかける黄。「ブツの目星は付いてるんだろ?さっさと手に入れろ。奴ら近くまで来ている。面倒なことになる前に女は消せ」立ち去る黄。窓の外に追う男たち。立ち上がる李。顔を洗う千晶。その眼は虚ろ。男たちが入ってくる。千晶を連れ厨房に逃げる李。発砲する男。調理台の陰に隠れ粉の袋を投げる李。弾が当たり飛散。隙に外に出ようとするが契約者が気づき調理器具?を爆破。破片が当たり腕を負傷するが外に出てドアに重しする。「早く」「大丈夫?」「いいから」外階段を降りる二人。表から追う男たち。二人の姿はない。「ジャンか?逃げられた。合流しろ。ああ鼠だ、間違いない」歩道に咲くタンポポを食べる契約者。それが対価。公園。池に足を浸す銀。「通信が途絶えた」「どうなってる?まさか裏切る気か?」と黄。相手の男の姿は見えない。「この状況で裏切った所で奴には何の得にもならない。契約者ってのは特にならないことはしない」「だが動きが妙だ。何故さっさと女を殺さない?時間を掛け過ぎている」「確かに変わった奴だな。黒は何をしている?」「知らない」銀「何ぃ?」イラつく黄。「水の無い所にいる」唸る李。「痛い?」「いいえ」傷に布を巻く千晶。「ごめんね。私の所為でこんな・・・やっぱり無理なんだ。奴らからは逃げられない」俯く千晶の頬に手をやる李。「疲れた顔をしてるよ。まるで死人みたいだ。もう眠ったほうがいい」壁にもたれる李の膝に横たわる千晶。手をおく李。「疲れた。もうあいつらに振り回されるのはたくさん。ずっと逃げようとしてたのに気がつくと私の前に現われて、あんな風に他人の人生に割り込んできて、でも一番許せないのは私はまだ眼の端であいつらの姿を追ってるってことなんだ。どうかしてる。でも気付いちゃったんだ。あの時、両親が死んだ時奴らを見たのに証言しなかった。相手の契約者はまだ子供だったよ。顔までは見えなかったけど。ただ暗闇の中で見たあのランセルノフト放射能光の煌きが焼きついて離れなくて、美しかった。自分の人生なのにまるで人の見てる夢みたいで。わかる?」「失くしたほうが良かった。契約者の記憶なんて」「こんな記憶でも今まで捨てられなかったんだ。失くなったら私は私でなくなる、そんな気がして。怖いんだ」ヒールから鍵を取り出し李に渡す千晶。「あんたにだって、消してしまいたいのに消せない思いってあるだろう」「契約者は人間じゃない。人の皮を被った殺人機械だ」「わかってる」「リスクを最小限に抑えるために目撃者は必ず殺す。奴らは嘘つきで裏切り者だ」田町駅に向う二人。ロッカーの中の本。近づく男たち。「どうしてここが?」先を促す李。人通りの多い歩道で千晶の肩を抱くように歩く李。目の前には警察署。「忘れるんだ」李が囁くと止まる千晶。李を追いかける男たち。突然倒れた千晶に駆け寄る警官。霧原の車の無線。「斉藤です。三田署から捜索中の篠田を保護したと連絡が入りました。フランス人らしき男たちも目撃されています直ぐに現場に向かいます」「分かった、今すぐ応援を要請する」「天文部はBK-201の活動を確認しました」「了解」「課長、篠田千晶の死体を確認しました」「何?」水路に浮かぶ死体。はっと目を覚ます千晶。「立てますか?さあこっちへ」声をかける警官。ふらつく千晶を支える警官の銃を奪い発砲し逃げる千晶。本を手に急ぐ李。尻ポケットから裏地が緑の黒コートを出し羽織る。人気のない高架下で本を調べる黒。無地の本。何も無い。「契約者か。ルイをやったのもお前だな?」契約者ジャン。黒の前方から千晶。「あんたが、ルイを殺したの?」「そうだ」「嘘?」「言ったろ、契約者は嘘つきだって」「鼠は罠にかかった」ジャンの言葉で虚ろになる千晶。千晶を撃つ男。庇う黒。だが黒の背後には銃を発砲する千晶が。「この女は篠田千晶じゃない。MEを使って抽出された篠田千晶の記憶を流し込まれたドールなんだ。たった今キーワードによってプログラムされていた人格から引き戻された。どの道人格は二、三日しか持たなかった。罠だったんだよ、お前をおびき出すための」とジャン。撃ち込まれる弾丸。「こんなに簡単に引っ掛かるとはな。本当にこんな奴にルイが?」「残念!黒のジャケットは彼が着ることによってのみ防弾効果を持つんだ。吃驚した?」と猫。あっけにとられた男が振り返ると黒の姿はない。と首に絡むワイヤー。発砲するもコートで防ぐ黒。何かの衝撃で苦痛に歪む男。「アラン!」その後ろで瞳を赤く光らせる黒。黒人の契約者・ポールの目も光る!飛び退る黒。アランの胸が飛散。にやりとするポールだがその腕には黒のワイヤーが。ワイヤーが弛んだままでも黒の力で苦しげな表情を浮かべ倒れるポール。黒の胸に光。瞳が赤く光るジャンがコンクリートを通し力を注ぐ。黒を庇うように飛び込み胸を抉られるドール。ジャンの手があった所から血が。ワイヤーを投げる黒だが水に姿を消すジャン。ワイヤーを仕舞う黒。「やっぱりこっちが囮だったか。本物のブツは既に別ルートで押さえてある。組織には全てお見通しだったってわけだ。どうしてその人形を殺しておかなかった?」「人形じゃない、生きていたんだ」「所詮ドールだ。受動霊媒なんざ。そしてお前ら契約者も所詮殺人マシーンに過ぎん」「止せ、黄。まだ仕事は終わってない。銀、奴の行方は?」「糸は付いてる」高架下の水路から浮かび上がるジャン。岸に上がり慌てて対価である石並べを始めるジャンだが、水面の顔のような光が浮かび、ジャンの背後には躊躇いなく追い詰める黒。パトカーのサイレン。水路に浮かぶジャンの死体。アパートで山盛りキャベツを刻む李。コンロの上に中華鍋。ノック。応じるとそこには霧原。「失礼します、警察の者です。お隣に住んでいらっしゃった原口さんについてお聞きしたいんですが、何か変わったことはお気づきになられませんでしたか?」「私引っ越してきたばかりで何も」「外国の方ですか?申し訳ありませんが外国人登録証明書を拝見させてください」「ハイ」「はい、ありがとうございました。何か思い出されたことがございましたらこちらに連絡してください。よろしくお願いします」うなずきドアを閉める李。立ち去る霧原と斉藤。ふと振り返る霧原。「どうしました?」「いや、何でもない。行くぞ、斉藤」次回、第3話「新星は東雲の空に煌く・・・(前編)」次回のMBS(関西地区)放送は4月19日(木)深夜1時25分から。
2007年04月13日
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こちらはとりあえず感想のみ。楽天は文字制限が10000文字までのため分割しました。内容メモはこちら。当てはあるのかとか、一緒に逃げようとか、縋ったら抱きしめてくれるし、先に手を引いて逃げてくれるし、来て欲しいところで来てくれるし、自分の身を挺して守ってくれるし、その上怪しげなルートを知っていて国外逃亡の提案も具体的だったり見かけよりもずっと頼りになりそうな(実際なってる)李って・・・そんなことされたら惚れてしまいますよ!もちろん余りに都合良い李の登場は胡散臭いかもしれませんが唯一頼りにしていたルイを失い、契約者に関わり、追い詰められていた千晶は縋るしかないです。いや胡散臭さも魅力だ!契約者は合理的で冷酷な殺人者であると言われていますが、ターゲットであってもましてやドールと分かっても手を下さず、生きていたからと言うヘイは心があるのかもしれないし、普通の契約者以上に傷ついているのかもしれない。何より「(契約者の記憶なんて)失ったほうが良かった」「契約者は嘘つき・・・」と言うところ、切ない眼をしているように思いました。それにしても能力者というものは大食なのでしょうか?アレンを思い出したわ。次回、第3話「新星は東雲の空に煌く・・・(前編)」毎回、前・後編の構成で行くのかな?次回のMBS(関西地区)放送は4月19日(木)深夜1時25分から。【5/16発売 新作CD】abingdon boys school / HOWLING《初回盤》:TVアニメ『DARKER THAN BLACK ... カッコ良いOP【5/23発売 新作CD】Rie fu / ツキアカリ《初回盤》:TVアニメ『DARKER THAN BLACK ー黒の契約... しっとりしたED(追加)今回気づいたこと。以下つらつら書いていきます。池に足を浸したり、水に触れて敵を探ったり通信する銀、涙がにじんだり顔を洗っているときになると虚ろな眼になった千晶の記憶を植え付けられたドール、ドールは水を通じて情報を得たり送ったり出来るものだと思いました。この力はきっと銀だけのものではなくドール共通のものだと思います。猫、しなやかな黒猫と言いたいところですが、時折中年男性を思わせる姿態に見えるのは気のせいでしょうか?声も話しぶりもおじさん、見た目も猫の中年?契約者は感情がないように書かれてますが感情がないと言うわりには黒同様、結構人間らしさを感じさせ黒以上に表情豊かに見えます。(見た目猫でも・・・)契約者はその能力を使うとき瞳が赤く光る。力が働く時に特殊な光が現れる。能力を使えば対価を払わねばならない。対価の種類には人ぞれぞれあるようですが、対価を払う制限時間のようなものもあるのだろうか?ルイが焦って指を折ったり、ジャンが焦って石を並べていたのは追跡されていたためでもあると思いますが・・・また、黒の対価がまだ明らかにされていませんが(制作日記を読んでもまだしばらく明かされないようなことが書いてあったし)女性との関わり、大食っぷりどれも対価に関係しそうで無関係にも思うし。他の契約者と違い黒には感情があるようなので、対価は殺人に対して無感情なのではなく悲しみとか、憎しみとか、傷とかを心に刻むことなのかも?とも考えたりして。いつか明かされるのが楽しみですが、黒のイメージを壊すような変な対価でないことを祈っております。しかし、今回もし千晶が警察に保護され契約者に関する記憶を消されたら生きていることができたのでしょうか?あの警察署前での囁きは何か力でも使ったのでしょうか?今回、ドールに取って代わっていた時点でこれは愚問なのですが、今後ターゲットとなっても殺されることなく記憶を操作されて一般人に戻れる女性も出てくるのでしょうか?そのあたりもまだまだ謎だなあ。もう一度見て気づいたこと。最後のキャベツを刻むシーンのところでバッグから少しのぞくように出ている望遠鏡のレンズにヒビがいってました千晶を連れて逃げているとき、ジャンに列車の上に落とされるように殴られた時に付いたもののようです。(訂正しました)(また追加するかもしれません)
2007年04月12日
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mamさんのところにお邪魔したらご指名がかかっておりましたので頂いてきました。『NARUTO』で家族バトン。○1.家族にするなら?長男はシカマル。かなり年の離れた二男がシノ。年取ってからの子どものためシノにはかなり甘い。シカマルは既にテマリさんを嫁を貰って独立、近くに住んでいる。忙しいシカマル・テマリ夫婦に代わり普段はシノと一緒に孫の面倒もみる姑の私。孫はナルト。年の近いシノを兄ちゃんと慕う。たまに遊びに来るママの弟、カンクロウは叔父ちゃんだが我愛羅は兄ちゃんと呼ばれている。旦那様は引退したカカシということにしておこう。○2.友達にするなら?末子と孫の友達にキバ。というわけでママ友にキバ母。○3.親友にするなら?チヨ婆さま。お互い孫自慢!○4.彼女にするなら?彼女?紅かな?気配りのできる大人の女性ですね。彼氏ならリー君が面白いかもしれない。○5.愛人にするなら?カブト。出来れば正しい方向に彼の医術を向けさせたいですね。愛人として囲ってもらうなら印税のありそうなジライヤさん。○6.結婚するなら?うちの旦那は30才どころか学生の頃から「早く引退して日がな一日新聞読んでる親父になりたい」言い続けておりますが、今も働いております。引退を口に出す人は意外と引退しないもの。というわけで引く手数多なエリート忍者カカシさんということにしておこう。ご指名が多ければお給料も良いし出張も多くて亭主元気で留守が良いってことで・・・○7.次に回す人指定つきで5人以上一応アンカーということでお願いします。でも、もし面白いと思われるかたがおられましたらどうぞお持ち帰りくださいね。それとも『銀魂』でmamさんいかがでしょうか?
2007年04月12日
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今年のお正月から始まったため、見逃していた「デルトラクエスト」の第一話、バンダイチャンネルキッズで無料配信していました。4月6日から一話ずつ、毎週金曜日に更新のようです。まだ第一話をご覧になっていない方はお急ぎください!明日の正午には第二話に更新されそうです。(さすが第一話だけにきれいでしたよ) 楽天ブックスが一番安そうです。先週から始まった「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」もアニメ@niftyにて無料配信。4月11日から一話ずつ、一週間限定で毎週水曜日17時に更新。さらにこれを見逃しても有料で一話105円(一日限定)で配信だそうです。【5/23発売 新作CD】Rie fu / ツキアカリ《初回盤》:TVアニメ『DARKER THAN BLACK ー黒の契約... OPも良いですが、EDが印象的同じく先週から始まった「地球へ・・・」はGyaoで配信。第一話は5月7日正午まで配信しているようです。月曜更新になっているのでこちらも順次配信されるのでしょうか?(もし録画失敗してもこちらで見られるならうれしいなあ。CMはうっとうしいですが無料なのだから仕方ないですね)(追加)第1話から3話まで5月7日(日)まで期間限定無料。第4話は5月7日(月)よりスタート。以降毎週月曜日に各話更新。各話配信開始から一週間のみ視聴無料。無料配信終了後有料配信です。配信・作品情報はこちら。 新装版全3巻セット(特典カード付き)4月発送のようですねGyaoでは「少年陰陽師」の配信も続いていますね。こちらは現在第十五話「禍つ鎖を解き放て」(4月18日正午まで)毎週水曜日正午に更新。 新作DVD26%オフでしたっけ?楽天ブックスさんが一番安いのかな?見逃してもネットで無料配信はうれしいです。出来れば放送と同時に配信が始まったほうがよさそうにも思いますが(住んでいる場所に関係なく同時に同じ話題で盛り上がることができますからね)評判を聞いてから見始めることが多いので少し遅れての配信も悪くないです。また見つけたら追加するかもしれません。(追加)4月から放送開始の『アイドルマスター XENOGLOSSIA』もアニメ@niftyで配信でした。第一話は4月9日から毎週月曜日17時更新です。ネットで無料配信するほうが視聴する人も増えて有料配信、DVDを含めた関連商品が売れるということなんでしょうかねえ。一度見て面白かったら続けて見たいものです。テレビのゴールデンタイムはもちろんテレビの放送自体にこだわる必要がないんでしょうねえ。まだ探せばあるかもしれません。
2007年04月12日
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番組改編期のお休みや時間変更は当たり前なのかもしれませんが・・・テレビ情報誌を購入すればよいのかもしれませんが・・・おもに深夜アニメの備忘録です。まだ追加するかもしれません。[再開。録画決定]のだめカンタービレ 4月17日(火) 26:03~26:33 (関西テレビ)連続でお休みだった上に少年陰陽師の後番組「アイドルマスター」も始まって(見ていませんが・・・)どこに行ってしまったかと思いました。[録画予定の新番組]ラブ・コン(新) 4月14日(土) 25:55~26:25 (毎日放送)娘がいつやっているの?とうるさいので。関西ではまだ今週からでした。[見るか見ないかわかりませんが・・・まだチェックしていない最近始まったばかりかこれから始まる新番組]鋼鉄三国志(新) 4月10日(火) 25:30~26:00 (テレビ大阪)今夜からのようです。賛否両論のようですね。見るかどうかはわかりません。三国志というと旦那には横山光輝、息子にはゲーム(人や国土を育てないからすぐにゲームオーバーになってしまう!)、私にはNHKの人形劇ですかね。 諏訪緑さんの漫画はチェックしていますが・・OverDrive(新)4月10日(火) 26:05~26:35 (テレビ大阪)ヒロイック・エイジ 4月10日(火) 27:10~27:40 (テレビ大阪) アイドルマスター 4月10日(火) 27:10~27:40 (関西テレビ) 銀河鉄道999(新)4月11日(水) 27:30~28:00(毎日放送) ながされて藍蘭島 4月11日(水) 25:20~25:50(テレビ大阪) 機神大戦ギガンティック・フォーミュラ(新)4月11日(水) 25:55~26:25 (テレビ大阪) セイント・ビースト 4月11日(水) 26:55~27:25 (テレビ大阪) 火曜・水曜深夜はすごいですね。土曜深夜も同様な状況です。チェックしていなかった、先週・今週開始のアニメ新番組が地上波だけでこれだけあります。今までにチェックしたものも含めるといったい幾つくらいあるのでしょうか?
2007年04月10日
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ネクロポリス 恩田陸著(2005年10月30日第一刷発行 朝日新聞社) 故人と再開できる聖地、アナザー・ヒル。V.ファーの住人が年に一度「ヒガン」の時、死者にあうためボートに乗って訪れる地。東京大学で文化人類学を専攻する大学院生、ジュンイチロウ・イトウ(ジュン)は今年初めての参加。重要無形文化財に指定される行事でもあるヒガン、研究目的で入りたがっている研究者が多いなか血縁関係を認められ許可が下りたジュンは幸運といえよう。遠い親戚であるハナ、マリコ、リンデと共に一か月ヒガンを過ごすことに。またヴィクトリア大学教授であるシノダ教授とヴィクトリア大学学生のジミーもいっしょに船に乗り込む。黄昏時、つまり逢魔が時に出発する船。ヒガンに訪れる死者はお客さんと呼ばれ、お客さんに遭遇したことは記録、ブラック・ダイアリーをつけることが義務付けられている。お客さんは嘘をつかない。提出義務はなくても公式記録として認められるし場合によっては提出を求められる。お客さんに会っても誰かわかるように毎年、ヴィクトリア・デス・イヤーブックなるこの一年間に亡くなった人の記録が新聞社から発行されている。もちろん掲載に間に合わなかったりヒガン中に亡くなる人もいるからそのつど速報がでるらしい。今年は血濡れジャックによって五人殺害されている。ヒガンに死者が戻ってくれば犯人が分かる可能性がある。警察が介入するという噂もあるほど。船は進み蛍のような光の輪がアナザー・タワーを白く輝かせている。リモコンでホタルのようなものを飛ばしているのかと尋ねるジュンにとっては受け入れがたいもののようだが、そのまま受け入れているハナたち。ここは自分の常識が通じない世界だと思い知るジュン。夜のテーブルと呼ばれる卵を使った占い。伏せたお椀の中の卵がきれいに割れるかどうかで占うが、シノダ教授のたまごがきれいに割れているだけで、ハナやジュンたちの卵は消え、ジミーの卵が目玉焼きに!今まで経験したことがない占い結果に驚くハナや教授たち。トリックかと騒ぐジュン。青ざめるジミー。ジミーは今年一卵性双生児であったテリーが亡くなっている。家族の代表としてテリーに会いにきたジミー。テリーは僕を憎んでいる!僕はアナザー・ヒルで殺される!翌朝甲板で見つかった四つの卵の中身。今年のヒガンはいつもと違う予感。いよいよアナザー・ヒルの入り口である大鳥居。興奮して騒ぐ人々の中歓声ではなく悲鳴が!大鳥居にぶら下がる赤いもの。誰かが吊るされている!境界線上で起こった殺人?警察とアナザー・ヒルを取り巻く国定公園に住む遊牧民と初期の入植者の子孫であるラインマンが調査に当たる。ラインマンによって鳥居の内側と認められれば警察、文化庁、ユイの三役で合議することになるらしいが、ラインマンから境界にあると判断される。本来聖域には入ることができないラインマン。境界上で徴があった時のみ聖域に入って均衡を保つよう義務付けられている。ヒガンは中断されることなく、警察の介入は保留されたが、今年初めてヒガンに参加するアメリカ人で父がV.ファーを故郷とするコロンビア大学のジョナサン・グレイ博士が第三者として客観的判断ができるだろうと事情聴取することとなる。到着したアナザー・ヒルには卵がお供えされたお稲荷さんが。オムレツのことをお稲荷さんと呼ぶハナたち。何かと卵が使われています。アナザー・ヒル内に養鶏場があるほど。予定より遅れて行われた書き初め式。ブラックダイアリーを開いて誓いを唱和。ところどころに日本を感じる場でもあるアナザー・ヒル。ヒガンで死者と会うことは娯楽だという噂好きでおしゃべりな人々が書き初め式を機に口を閉ざす。昼はできるだけ静かにお客さんを受け入れるために静かに、しかし一転夜はにぎやかなものらしい。シノダ教授の家に泊めてもらうジュンたち。お客さんが来やすいように工夫されている。中庭をジミーが通るのを見たジュン。書き初め式後、疲れて眠っていたと話すジミーがジュンの話を聞きテリーだと怯える。中庭を見に行くジュンとハナ。玄関はお客さんが入りやすいようドアストッパーで開け放してあるはずだが中庭に投げ込まれているドアストッパー。中庭には・・・犬の死体。郵便局のホリカワ夫妻のところのリトル・フットだ。ただでさえ不吉なスタートだったのに・・・ジュンのもとに訪れるサマンサと名乗る少女のお客さん。突然の雷鳴とともに大粒の雹が降り大音量で鳴る音楽。再び起きた殺人事件。警察が介入を避けるために誰の例外なく行うことが決定されたガッチ。一人犬とともに調査を続けるラインマン。お客さんとなったリトル・フットに導かれテリーの眼鏡を拾うジュン。いよいよガッチの時、順番を待つジュンにぶつかる子ども・マチアス。人のポケットにとんでもないものを突っ込むいたずら者。そしてガッチ。ジュンの順番の時に・・・次々に旦那が亡くなり血濡れメアリとも黒婦人とも呼ばれるメアリとの出会い。メアリが語る「向こう」とは?ネクロポリスを読みました。ヒガン、日本人のような名前、鳥居やお稲荷さんをはじめとした日本の物や言葉につながるものの存在。雰囲気たっぷりの中で起こる事件。ヒガン初体験のジュンと一緒に事件に遭遇しているような感じではじめは読み始めましたが、ジュンはかなり特別なようです。お客さんに出会う率は高いし、ラインマンに魅かれるところやガッチを待つ間やガッチの時に起こることも偶然にしては起こりすぎ、何かあるようです。上巻後半で黒婦人メアリからヒントは与えられますが下巻で起こるどんでん返しの応酬!ヒガンという行事そのものの存亡とお客さんは嘘をつかないという性善説への思い込み・・・ラインマンがなぜ訪れたのか?ジュンに似ているというケントとは?ハンドレッド・テールズの場でマチアスから持ち込まれた・・・恐怖が頂点に達し穏やかに死者と語らう場であったはずのアナザー・ヒルに恐怖する人々。そして始まる・・・しかしその結果は決して悪いものではありませんでしたが。ただジミーとテリーの・・・あんな結末で終わるなんて・・・久しぶりの恩田陸、上下二巻、一気読み。ホラーなのか?ミステリーなのか?ファンタジーなのか?不思議な雰囲気がお好きな方にお勧めです。読んでいて読み返したくなったのが↓ 短編集です死者と出会うことがある場がある・・・いう話があったように思います。
2007年04月09日
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今週末は用事のため出かけたりいろいろでしたのでいくつか録画したのですがなぜか尽く失敗!原因は分かっているのですが(同時間帯に放送されているとか、録画時にゲームしていたとか他の番組に予約されなおしていたとか・・・)改善は難しそうなので今後の視聴も難しそう。放送時に視聴出来たものの少しだけ感想です。かみちゃまかりん両親のいない花梨。唯一の家族、猫のしーちゃんも亡くし一人ぼっち。そんな花梨の前にあらわれた和音と姫香。美少年だけど高飛車で花梨曰く男尊女卑男の和音と和音の従妹で優しくて可愛くて花梨同様両親がいない姫香。初めて会ったばかりの姫香は涙の跡が残る花梨にお化粧して可愛く飾ってあげます。髪につけてあげるアクセサリーの緑色が綺麗です。指輪を探している和音。お母さんの形見の指輪を持つ花梨。指輪には何か隠された秘密があるようです。そしてそれを狙う者たち。友達になったばかりなのに姫香たちとはもうお別れ、和音に殴りかかって傘を落とした花梨に上着をかけてやる和音の不器用な優しさ。花梨の母の形見の指輪を見たがっていた和音でしたが、無理に取り上げることなく大切に何かあったら知らせるよう告げて去っていきます。しかし花梨に近づく者が・・・その時再び指輪が光る!なかよしで連載していてもむしろブロッコリーだなあと思っていたら間に入るCMもそんな感じでしたね。 デルトラクエストと精霊の守り人ダブ録失敗!こんなことなら一方だけでも放送時に視聴すればよかった!(用事でお出かけ中でした)どちらも原作は持っているのでとりあえず原作読んで次回に期待。ケロロ軍曹頼むから自分が見ているからと言って録画を止めるのをやめてくれ、息子よ!というわけで視聴できず。地球へ旦那が同時間帯にメジャーを見ていたので録画に不安がありましたが何とか大丈夫でした。昔、映画とマンガを見た印象と違和感がなくて驚きました。多分当時と比べて変わっているとは思うのですが・・・声は今回のほうが良さそうです。当時はジョミーやキースの視点で読んでいましたが現在14歳の娘がいる私は見事に母視点で見てしまいました。(私はジョミー母ほどやさしくてきれいではないですけどね)いやー、14歳で大人って早い!そして巣立ったら会えないのもなあ・・・高度な管理でなければ維持できない世界なんだろうけど息子が成人として巣立つ前の祝いの膳を用意した母が検査のためと息子を連れて行かれるところが可哀そうでした。せめて父の帰りを待って、三人の最後の晩餐が済んでから連れて行けよ!と思いました。一応解放されましたが晩餐どころじゃなかったですから。そして成人検査。高度に管理されているところだけに自分の意志で動いているつもりでも行動は攫まれているのですね。恐れるばかりにミューの可能性があるものはこのときに不適格者として分けられ処分。ジョミーもあわや・・・というところでソルジャーの声とイメージ。 「地球へ…」「夏への扉」「アンドロメダ・ストーリーズ」を収録。初回特典付き。昔みたのはこちら。 地球へ・・・と言えばダ・カーポ【5/30発売 新作CD】UVERworld /endscape 《通常盤》:TVアニメ「地球へ・・・」OP曲 <2007/5/... 新旧比較しても良いかもしれませんね。天元突破グレンラガン前回同様無茶な兄貴カミナ。鉄砲の使い方も怪しいカミナがほとんど気合いだけで敵のガンメンを奪い取るところがすごいです。今回は弱気のシモンでしたが、兄貴に引っ張られ、結局頑張ってました。ドクロのガンメンにはドクロ。思うように動かなかったガンメンがドクロで動き出す。シモンと二人で敵を退散させるカミナですが、人骨の腕にある腕輪のドクロに見覚えが・・・父だったようですね。亡くなった父とこんなに早く対面するなんて・・・としんみりした場面だったのですが・・・ガンメンに「グレンだ!」って名づけるカミナの声が少年陰陽師の紅蓮なので笑えて仕方がなかったわ!紅蓮がグレンだって!それにしてもそのグレンに乗っていたのは人間なのでしょうか?猿人のようにも見えましたが・・・ 弟分シモンと兄貴カミナ
2007年04月08日
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新番組「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」が始まりました。子どもの春休み中につき簡易版あらすじメモと感想です。第一話予告があったため引用しておきます。-----以下引用-----------------------------------------------------------第1話 「契約の星は流れた…前編」東京新宿、ルイという一人の契約者が殺害された。捜査線上に浮かぶもう一人の契約者、コードネームBK-201。彼の名は、ヘイ。感情を失くしたかのように冷徹に任務をこなすエージェントだ。殺害されたルイ、そしてヘイの追っていたものはゲート内に関するある情報だった。警視庁公安部捜査員は、ルイに情報を流したと思われる篠田千晶という女性を追う。ルイの仲間である契約者たち、そして公安に追われた千晶をヘイが救う。脚本:岡村天斎 コンテ:岡村天斎 演出:岡村天斎 作画監督:小森高博 -----引用終わり---------------------------------------------------------解析不可能な異常領域「地獄門(ヘルズ・ゲート)」の出現、それを隠すように高い壁が作られ今では本物の空を見ることが出来ない東京。感情と引き換えに異能力を得た契約者、その能力の使用にはその契約者に応じた対価を支払わねばならない。また、契約者の中には完全に感情を失ったドールと呼ばれる存在もある。特殊能力を持ち、人を殺めることへの抵抗がない合理的な思考をする契約者の存在は各国の諜報機関に利用される。それに対峙する国家公安局外事課。四課の霧原未咲らは契約者絡みの事件を追う。契約者にはためらわず発砲を命じる。一般人は知ってはならない契約者の存在。事件にかかわってしまった一般人は契約者に関する記憶を消される。重力を思いのまま操る能力の持ち主、契約者ルイは公安に追われていた。能力を使い逃げるルイ。逃げ切ったビルの屋上で指を折る。これが対価。そこに現れる黒髪に仮面をつけた男、契約者・黒(ヘイ)。ヘイが関わった事件は一件も解決されてなく。BLK201「黒の死神」と呼ばれる。ためらいなくサバイバルナイフを突き立てルイを追い詰め、交換条件を持ち出したルイの顔をつかむヘイや、その恐怖に歪むルイの顔は深夜アニメだけあります。かなり衝撃のある始まりでした。李舜生は一見気弱な中国人留学生。駅前の不動産屋で紹介されたアパートの大家にあいさつに行けば思い込みの激しい老婆の大家に電気屋に間違われテレビの修理をさせられたりもしたが、入居した部屋の中を検めている様子は鋭い感じ。ルイと関連があると見られる研究者・篠田千晶。姿を消した彼女を追う公安が目星をつけ入ったナイトクラブ(かな?)。公安だと気づき逃げ出す千晶。追い詰められそうになった公園にいたのはアパートの隣人・李舜生。偽物の星空を望遠鏡で観察していた李。追われている千晶に自分のコートをかけ夜の公園の木陰で口づけを交わす恋人たちに見えるように振る舞い隠します。気弱そうなのになんて大胆な!千晶だと気づかず余所を探しに行く公安。お礼もそこそこに立ち去る千晶。ビルとビルの間に隠れ座り込む千晶に迫るルイの仲間の男。ルイに渡すはずだったものを渡せと千晶に迫り口をふさごうとしますが・・・そこへまた李があらわれ木で殴りつけ千晶を助けます。しかしその男は契約者だった!鉄道の上にかかる橋の上で橋の中から李を襲い今まさに電車が来るレールの上に落とし千晶を連れ去ります。目覚めた千晶に知らされたのはルイの死。そしてルイも契約者であったこと!逃げようとするが電子ロックがかかったドアは明かない。目の前にいる男たちは契約者。と、そのうちの一人が何か異変を感じた時、ドアが開き逃げ出すことができる千晶。夜の雨の街を走る千晶。そこに電車にひかれたとばかり思われた李が現れる。彼女を抱擁する李。いや~、何だかハードな話なのですが、違う意味でもドキドキしてしまいました。契約者として仕事をしているときのヘイはためらいがなく怖いのですが、一見気弱そうなのに千晶を守る(守るのは優しさからなのか仕事のためなのかいま一つ第1話でははっきりしませんでしたが)李が大胆で優しくてとっても良いです。偽物の星空に何があるのか?隠さなければならない空とは?池のほとりに腰を下ろし足先を水につけている少女やタイミングよく千晶を助ける猫、ガタイのいい怪しい中年男・・・まだまだ謎ばかり。次回が待ち遠しいです!見逃しても一週遅れでアニメ@niftyにて配信があります。マンガも「あすか」で連載のようですね。【初回仕様あり!】HOWLING / abingdon boys school OP ED
2007年04月06日
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子どもの春休み中につき、一言感想だけ。ケロロ軍曹トランスフォーメーションには笑いました。ゲームのコントローラーだったけどトラックボール?だったらマクロスだよなあ。次回から土曜日10時にお引越し。次回この時間帯は「かみちゃまかりん」娘がなかよしを読んでいた頃掲載がはじまりました。連載が始まってしばらくして息子とジャンプを交代に買うようになったから読んでいませんでしたが、アニメになるほど長く連載していたのね。 今年の映画はレンタルまで待ちます かみちゃまかりんデルトラクエストリーフと若いころのジャードそっくり!ジャスミンはリーフからジャードの話を聞きたいようですね。 初回版DVDゴーストハント最終回でした。録画しただけでまだ見ていません。春休み明けにゆっくり見たいと思います。天元突破 グレンラガンもぐらのように地下世界に住む人々。日々地震の恐怖におびえながら村を広げるため穴を掘り暮らしている。穴を掘っていた少年・シモンが見つけた小さなドリル。シモンの兄貴分で、地上の存在を信じ封印された村の天井を目指すカミナ。仲間を引きつれ地上を目指しますが長に叱られ牢に入れられます。でもカミナもカミナの父も地上を見たことがあるようですね。シモンは穴掘りに必要、他の仲間は食事抜きは耐えられないと長に詫びたため解放されましたが・・・穴を掘っていたシモンが見つけたロボット。それを知らせに兄貴カミナのもとへ向かいますが結果脱獄になってしまい見回りしていた長に見つかる。そこへ地震?顔のでかい(顔だけの?)ロボット?続いて銃を持った少女ヨーコ。見つけたロボットに乗り穴掘り途中に見つけた小さなドリルをカギ穴に差し込みひねるとかかるエンジン。そして・・・ロボットに応戦しているうちに天井を突破して地上の世界に出るシモンとカミナ。地上はあった!その明るさ、美しさを喜ぶ二人。自信無さげな主人公シモンですが穴掘り名人、夢中になると怖さを忘れてしまうタイプのようですね。地震で両親を亡くしたようです。兄貴分カミナ。子供のころに父と地上を見たようですが村人からはうそつき呼ばわりされていたようです。「お前を信じる俺を信じろ!」と滅茶苦茶だけどシモンを信頼しているところが良いですね。ヨーコ、たくましい。女の子は強くなくちゃね。もともとは地下に住んでいたけど現在は地上に住むというヨーコ、地上はかなり厳しい世界のようですね。動きがとてもよいです。冴えない主人公とか無茶苦茶な兄貴分とか限られた世界とかそこから出たら厳しい世界とかなんだか懐かしいなあ。(少し前のロボットアニメとかSFマンガとかいろいろ思い出しました)ただ日曜の朝は出かけたり他の番組を旦那が見ていたりとリアルタイムの視聴も録画も難しいので見続けることができるかどうかかなり怪しいのですが・・・新番組の中ではマークしていませんでしたが見れるときはチェックしたいと思います。 え?合体するんですか?
2007年04月04日
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OP、EDが変りました。OPのリナリーの発動シーンとコムイとリナリーの和んでいる感じが良かったです。本編のほうは食事を摂るアレンとリナリーが今一変だったり、わがままコムイさんも美人でなかったりでしたが、神田をはじめ各地から千年伯爵のメッセージが寄せられ緊張が走るところ、厳しい戦いの幕開け、まずはイェーガー元帥が標的に。じわじわ繰り返し精神攻撃するロードに、一気に容赦なく襲うティキ。元帥の所持していたイノセンスにハートはなかったけれど千年伯爵にどれも砂のように壊されてしまいました。ティキにより自らの鎖に絡められた元帥が痛々しくて、命も何もかも失われたかのように思えるのにハートのイノセンスの歌を伝えて・・・見ていて非常につらかったです。それにしてもロードの作画は安定しているように思えるのは気のせいでしょうか?次回はアレンの修業時代。マグロ漁船にのっていたのですか?(お金を手っ取り早く稼ごうとした弥子みたいですね)ちびアレンと謎が多いクロス、楽しみです。【初回仕様あり!】夢の続きへ / surface 4人目はラビ
2007年04月03日
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火曜の夕方と言えばDグレ。今日こそは見逃さないぞと早めにチャンネルを合わせた。ついでにナルトの再放送、いったいどこまで進んだのかな?と思ったら美少女戦麗舞パンシャーヌという実写ヒロインものが放送されていた。コメットさんとかポワトリンとかと同じようなものなのでしょうか?あらすじがHPに載っていましたので引用します。-----以下引用--------------------------------------------------------私、新庄由美子(矢吹 春奈)。杉並区在住の、かなりの美人!?主婦です。夫の健介(大熊 啓誉)と結婚して、幼稚園に通っている娘の理沙と、三人平和に暮らしています。健介が外資系の会社だし、まぁなんとか余裕の日々です。こんな悩みのなさそうな私にも、誰にも言えない秘密が・・・。実は私、高校の3年間・・・スーパーヒロイン美少女仮面フローレンスだったんです。勉強にバイトに、宇宙とご町内の平和と安全を守る為にと、ひたすら疲れた高校生活。大学の入試発表のあった日、私、神様(猫 ひろし)を呼び出して言ったんです。「フツーの女子大生に戻りますっ!」って。そして花の女子大生やって、ちょっと就職して、健介に出逢って、結婚して理沙が生まれて・・・、私ほとんど忘れてたんです。かつて美少女仮面フローレンスだったことを。そんな幸せな生活を送っていたある日、神様はまたやってきた。「よっ!久しぶり。スーパーヒロインまたやってよ。」・・・それから私、奥様業をやりながら、宇宙とご町内の平和を守る為、スーパーヒロインになっちゃったんです。その名も「美少女戦麗舞パンシャーヌ」!! -----引用終わり------------------------------------------------------私が見始めたのは体重を減らせと旦那に宇宙船から追い出された宇宙人の奥さんの身の上話をしているところから。その宇宙船、↑をとじたものを糸でつっているのですよ。この手作り感というか低予算な感じが何とも言えません。怪しいダイエットマシン(乗馬のやつですね)を販売している猫ひろしが実は神様とか、宇宙人の奥さんには幼い息子がいて旦那が日夜お受験のため勉強を見ているとか・・・宇宙人も安っぽくて笑える。宇宙船を追い出された奥さん、大枚叩いて買った怪しいダイエットマシンを使っても体重は減らず、同情したパンシャーヌといっしょに猫ひろしを捕まえ返金してもらうのですが、追っかけっこがもうありがちな感じで・・・何とも言えません。ついでに猫ひろしに石をぶつけてすっきりしてスリム?に。貧乏宇宙人にとって体重増加は積載量の増加、宇宙船の安全に直結しているので決して旦那の愛がなくなったわけではない、スリムになったらすぐに携帯で連絡、旦那と子どもで迎えて来てくれました。これで事件は解決。パンシャーヌも普通の奥さんにしてママに戻って家事に子育てに忙しい時間を過ごすのでした。ちなみにお家はへーベルハウスですね。外壁とドアからおそらく間違いないと思いますが・・・こんな感じのを毎週放送するのでしょうか?挑戦的にすら思える・・・そう思いつつも最後まで見てしまいましたが・・・「美少女戦麗舞パンシャーヌ~奥様はスーパーヒロイン!」OPテーマ美少女戦麗舞パンシャーヌ エンディング曲月曜の夕方のタートルズといい、どの層を対象にしているのでしょうか? 忍者タートルズってずいぶん前にあったと思うのですがリメイクなのでしょうか?
2007年04月03日
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とりあえず感想です。青龍が素直に昌浩についたのはやっぱり騰蛇を自らの手で倒すため!大鎌を振り上げ向かいます。が、昌浩を見届けよと勾陳に止められました。勾陳は冷静です。騰蛇の放った今にも地獄の業火に焼きつくされそうになっていた道返しの守護妖を守るように間に立ちます。やっぱりかっこいい!しかし、青龍は神殺しの力と朱雀の太刀を昌浩が借り受けていたことすら知らなかったのね。身体と変わらぬほど大きい朱雀の太刀を引きずる昌浩が見ていて痛々しい。太刀が昌浩でも扱えるほどの剣になって、紅蓮から投げつけられた白龍の如き炎を切り裂きながら近づき、首からかけていた数珠を投げて飛び散った玉でその場に縛りそして貫く。頭をよぎるもっくんとの出会い、行成をからかうもっくんにはらはらさせられたこと・・・神をも殺す焔の宿った剣で貫き、真言を唱えようやく討つことができた屍鬼。そしてその場に残るのは白い物の怪。物の怪を手に掲げさらに唱える昌浩。そして倒れる昌浩。事態を見守っていた勾陳が異変に築いた時には既に・・・タカオカミノカミにお願いしたこと、元の紅蓮に戻すこと。自分の命と引き換えに・・・駆け付けた若晴明が、不憫で・・・その上、昌浩がじい様にお願いしたこと、自分がいなくなっても悲しむ人がいないように自分の記憶を消してもらうこと・・・聞くのは嫌だったと話すときの晴明の表情と声が切ないです。彰子が預かった匂い袋も紐が切れてしまいます。不安そうな彰子。タカオカミノカミの元を訪れる老人は天空。魂魄を飛ばして眠ったように見える晴明の本体の元に訪れる天后と太裳。三人は昌浩が元の紅蓮を取り戻すためにとったことの解説&顔見世といったところでしょうか?昌浩の代わりに仕事をする敏次をねぎらう行成と役割を果たしているだけと答える敏次。昌浩も今頃きっと役割を果たしている・・・空を見上げる吉昌と露樹。露樹さん見た目以上に肝が据わってます。さすが安部家の女性!匂い袋の紐を直す彰子。露樹さん、昌浩が夜に出かけていることを知っていたのですねえ。彰子が繕いを手伝ってくれるのを喜んでいますが、これは原作通り彰子がひとりこっそり直しているほうが良かったかな。そして川を渡ろうとする昌浩に声をかける女性。面ざしが昌浩とよく似ています。といってもアニメではすでに登場、若菜さん。まだこの川を渡るには早すぎる昌浩の話を聞き、話しながら声を殺して泣き始める昌浩をやさしく抱く若菜さん。昌浩の胸には置いてきたはずの匂い袋。この思いまで置いて行くの?帰りなさいと、そっと光のほうに向って背を押してあげます。昌浩から誰かと聞かれ、若菜というのよと・・・晴明が感じる若菜の気配とともに再び生命を取り戻す昌浩。物の怪を抱き上げる勾陳。姿を消す青龍。そして桜の木が次々にあらわれ周囲は満開の桜に囲まれます。都中に放った式を戻して池の上で「滅」と消すじい様。手で丸めて焼かないのですね。命を取り留めた昌浩と紅蓮。でも紅蓮は物の怪姿をとっていることや見知らぬ子どものそばにいなければならないことに不信を持ちます。晴明の命だ、晴明の孫だと勾陳に知らされますが・・・この辺りは原作展開ですね。というわけで窮奇編・風音編、完。EDの歌がいつもと違いました!に収録されている「六等星」のようですね。それにしても懐かしい場面が次々と出てきて胸が詰まります!最後に疾走する車之輔の姿。そして、そのまま場面は貴船へ。蛍狩りをする昌浩と彰子と二人を見守るもっくんの姿。このもっくんは記憶を取り戻したもっくんのようです。昌浩の腕にギュッとしがみつく彰子。晩生な二人も少しは進展しそうですね。それにしてもなんだかOVAでも出そうな終わり方です。それともいつか続編をテレビで放送してくださるとうれしいのですが・・・時間がないためかかなり急いだ最終話でした。感想、あらすじ等追加するかもしれません。
2007年03月27日
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#2の感想はバックアップにありますが(メモをアップする前にPC故障)既に#3も放送済みなので感想だけ少し。憑依されている吉見家の人々が怖いです。#2では子どもたちが、#3では陽子と和泰が。麻衣に海に飛び込むのは・・・と話しているところの子どもたち怖かったです。身体は子どもだけに中身が余計に恐ろしく感じました。その点、陽子の言動はあのような事件があったのなら憑依されていなくてもあり得たかもとも思いました。むしろ、憑依から解放された彼女がSPRメンバーが到着してからの記憶がないところに不安を感じました。一見普通そうに見えても吉見家の誰もかれも憑依されているのではないかと疑ってしまいます。憑依されている状態でも人は人、#2で九字を切った麻衣は人に向けて行ってはいけないとぼーさんからきつく言われますが、やむを得ず#3でもリンでは大怪我をさせてしまうからと使いますが・・・襲い来る和泰、怖かったです。お気の毒でしたが。祠に死体が上がったなおさん。真砂子の降霊して犯人を聞き出そうとしますが・・・そして麻衣の夢。洞穴に入っては出ることを繰り返すなおさん。夢の中でナルが示したこと、彼女は生まれ変わる儀式をしている・・・胎内巡り。でもここは魂のままでいるのは危険と導くナル。ナルと手をつなぎ、つい照れてしまう麻衣が可愛いですが、真砂子が目覚めた麻衣に嫌みを言いたくなるのもわかりますよ。緊迫した中ほっと一息つけたのは安原少年の登場でしょうか。短期間で必要な資料を探しだしてからの合流。適材適所ですよね。しかしそんな一時を破る警報!母屋の家事、そして窓をたたき割り侵入してくる死霊。その中にはなおさんの姿も!麻衣たちをカマイタチが襲います。傷だらけのメンバー。ナルを狙っているのか?次回、麻衣たちはどうなってしまうのでしょうか?次回も見逃せません。
2007年03月27日
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明日は祝日、ゆっくりPC出来ませんので感想を少し。後日感想、あらすじ等追加します。青龍と勾陳を昌浩につけ先に進めとじい様。若晴明の袖をぎゅっと握って不安な瞳の昌浩が可哀想だけど可愛い!それに指弾する晴明。昌浩を送り出すのはじい様にとっても辛い事でしょうがこれは昌浩が選んだ道。その思いが凝縮されていたように思います。昌浩のため道を開く勾陳姐さんと青龍。両手で薙ぎ払い、姐さんかっこいいです!遅れず着いてこいと青龍さん、いつもは晴明至上主義でも昌浩の決意を大切にしてくれているように感じました。そして智鋪の宮司の術で外に送り出された屍鬼や瘴気を防ぐため隧道を戻るよう命じられた白虎、太陰、玄武。玄武が晴明一人を残せないと言っているところが玄武のあの見かけなので何とも可愛かったです。たった一人で、しかし、圧倒的な力で周囲の黄泉の屍鬼を一度に祓う若晴明様かっこいい!強いです。それに対して智鋪の宮司はリュウ斎の声で晴明を怯ませようとしますが、リュウ斎をこれ以上弄ぶなときっぱり立ち向かいます。若き日の回想の中のリュウ斎と晴明の姿。他の人間は何か頼みごとがあってやってくるようですがリュウ斎はそうではなかったようです。持参した徳利の中身は水。それに驚き面白がる晴明に自慢の術で酒に変えてみろと笑うリュウ斎、二人は真実友であったのですね。しかし離魂の術は大きな負担、後一歩というところで智鋪の宮司を倒せない晴明・・と六合登場。風音の勾玉を身に着けて。人を傷つける事が出来ない神将ですが、宮司は既に人間ではなく骸だと討ちます。解放され、晴明らに礼を言い去るリュウ斎が良かったです。隧道を戻り屍鬼を抑えていた白虎、玄武、太陰ですが、偶然割れて出来た穴に何かを感じた太陰が入っていきます。そこには封じられた巫女を見守る守護妖。太陰が晴明を呼び晴明が封印を解きます。そして勾玉を渡し、悲しい知らせ。しかしまだ悲しがっているわけには行きません。昌浩を追う晴明ら。第二の封印に近づく昌浩。そこでは屍鬼・紅蓮が最後の砦を守るトカゲのような守護妖と対峙。中々守護妖は強いようで攻めあぐねています。そして覚悟が出来た昌浩は勾陳から朱雀から借り受けた太刀を受け取ります。昌浩の背と変わらぬ大きさ!幅も広いです。受け取った昌浩がふらついています。軻遇突智の焔の依り代。昌浩より先に勾陳、青龍が進みます。次回は凄まじい戦いとなりそうです。次回、最終話「焔の刃を研ぎ澄ませ」今まで登場しなかった神将の姿が!最終話だけに全員集合でしょうか? ドラマCD「焔の刃を研ぎ澄ませ」 窮奇編第三巻DVD。豪華版!
2007年03月20日
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本日子どもの学校ではインフルエンザのため学年閉鎖。落ちつかな~い!と言う事でようやくPCに触れました。とりあえず感想のみ。後で追加します。買い物で偽物つかまされたり、ポーカーや嘘の身の上話に身包み剥がされるクロちゃんがほんと!擦れてなくって、可愛くって、笑えました。お育ちが良いのです。それに対して黒アレン!もう少しカード捌きをじっくり描いて欲しかったかな?でも子アレンがイカサマとは言え必死で習得したカードで身を立てていてちょっとホッとした母です。(あんなに可愛かったら人買いに売り飛ばされる危険も!)クロちゃんお帰りまであって中々よかったのではないでしょうか?いや~またコムリンが出てくるとは思わなかったですが・・・兄さん、今回も困った人だったけど笑えたし真面目な顔も良かったです。
2007年03月20日
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本日小学校の卒業式で子どもが遅く登校し、早く帰宅するため(小5は在校生代表として卒業生を送ります)簡易版です。チュルナイで作られ不合格になった大量の食料は廃棄されるのではなく影の憲兵団によってデルの城に運び込まれることを知ったリーフたち。その上その受け渡し場所にトムの店が使われている!レジスタンスを支援しているかのように見えたトムなのに・・・清潔を重んじ、テーブルから食料を落とす事を鞭打ち100回の刑に処すほど重罪としているのにあっけなく捨てていたのにはこんなからくりが!今では滅多に口に出来ない豪華な料理が並んでたのもこんな理由があったのですね。トムの店はどこから見てもTOMと見えるように看板が立てられているのですね。中立と言うか商売上手というか・・・それでもネズヌクと影の憲兵団の目から逃してくれたのは決してどれかだけに組するわけではない証拠だとは思いますが・・・ジャスミンもバルダもトムが逃がしてくれた事で納得しているのにリーフは青いです。チュルナイに戻ってこの事実を知らせると言いますが、却って影の憲兵団に攻められたら危険と言われしぶしぶ納得。まずは第三の宝石探し。はばひろ川に到着した三人。まずは腹ごしらえと食べ物を取り出しますが・・・トムの店で買ったもので食べられるものはないのかリーフに尋ねるバルダ。ウオーターメーカー、マジックブレッド、飲み水や食べ物になりそうなものですが、トムは信用できないとリーフ。他にも色々ですが、ただでもらったミズクイムシ?乾いた土地が必要な時に使うもののようですが・・・しかし今回はトムの店の商品が大活躍?リーフが信用しなくても試してみる価値はあり。早速川に投げると水の柱が出来てはばひろ川の水を吸い上げます。どうやら渡る事が出来そうですが・・・効き目は短かった!ゆっくり渡っていたら戻ってくる水。こういうことは早く言ってね!とジャスミン同様思いましたよ。説明書はちゃんと読まなくてはね。何とか無事だった三人。疲れと眠気で動けないジャスミン。先を急ぎたいリーフだがまずは腹ごしらえとバルダ。火をおこして、川の水を飲み水にして、水で戻るパンを食べて・・・こういうところはジャスミンやバルダのほうが融通が効きますね。リーフは食べないと言ってましたがぐ~っと鳴ったおなかは正直なようです。とたくさんのねずみが・・・ネズヌクの服を着て川に入ってやり過ごそうとする三人ですが、食いついてくるねずみ。火起こしビーズで焔の壁を作りなんとか逃げる三人。残ったのはネズヌクの服のみ。キノコの毒を嫌ったのか?そこで気がつくリーフ。ラットシティに掲げられている紋章とチュルナイで見た紋章は同じもの。クリーンチュルナイ!と唱える時に手を払う動作はねずみを払う動作?チュルナイはかつてラットシティにあってねずみの被害から逃れて今のチュルナイに移った。壁の大王に通じているネズヌクはそのとき町を守った恩人。厳しい管理下におかれても崇めている町の人々。ねずみに似ているフィリが怖れられたのにも合点が行きますチュルナイは影の大王によって守られた町なのか?いよいよ第三の宝石目指しラットシティに入ろうとするリーフとバルダですが、ジャスミンがここで旅から抜けると宣言。宝石が集まったら何が起こるのか?ジャスミンには疑問のようですが、リーフもバルダも実際にどうなるかは答えられないようです。困惑するリーフと固い決心のジャスミンで今回は終わり。ここまでいっしょに危険を潜り抜けてきたのにどうなるのでしょうか?デルトラ図鑑は「トムの店」旅行用品が何でも揃う、その上、おまけつき!でも返品不可!駅や空港に出店して欲しいですなあ。次回、第12話「ラット・シティの王」ジャスミンと別れるのですか!リーフは宝石の番人と直接対決! 5月23日発売、初回限定オリジナルカード封入! アニメのジャスミンのほうが可愛いかも最近先に原作を読み終わった息子がネタバレしようとやってきます。こんな日が来ようとは!(ネタバレ満載な日記を書いておきながらあれですが・・・)うれしいような聞きたくないようなのナルトのカカシの如く耳を塞ぐ母であった。
2007年03月19日
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巡回先の現役アニメーターさんのブログに書かれていたのですが、D.Gray-manの放送期間延長決定らしいです。と言う事はもし視聴率や人気が芳しくなかったらクロちゃん編あたりで切る事も考えていたのだろうか?何はともあれ延長です。アニメ公式サイトには書いてなかった(探しきらなかった可能性もあり)し、ジャンプ本誌の方は子どもが遊びに出る時持って行ってしまったので確認出来ませんが・・・オリジナル話突入らしい・・・やっぱり神田レギュラー化なのか? アレンの腕が、カンダの剣が、リナリーの足が。次はラビか?
2007年03月16日
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最近はリアルタイムに見れたら見ていたナルトですが今回は久しぶりに録画してゆっくり見直して見ました。あらすじや感想は既にたくさんの人が書かれているので感想だけ。この感想もお邪魔した先で前回までにコメントさせていただいた内容とかなり被るのですが・・・風影に成る決意をカンクローに語る我愛羅が良いですね。我愛羅の里をも危機に陥れる兵器と認識されているところ(マイナス)からの出発を案じるカンクロー兄さん、登場当初の腫れ物を扱うような感じでなく、信頼関係が無ければ言い難い事も伝えられるようになって良かったと思います。それにしても砂の三兄弟(姉弟?)はやはり特別部隊だったのですねえ。そして、里の者たちから信頼が寄せられている様子。我らが風影様のために。バキは冷静な判断に勤めようとしていましたが、それも我愛羅を信頼したいからこそのものだと感じました。誰かの後押しでもなく、力だけでもなく、地道な努力で掴んだであろう風影の地位。今後の展開を思うと・・・ディダラとの戦いのシーン、砂の動きや砂から逃れたりつかまったりするディダラの動きが良いです。動きにあわせてアップになったり引いたりする所も。左腕を潰されたのに不適な笑みを浮かべながら我愛羅の絶対防御の砂について考察するディダラ、敵ながらやるなと思いました。解説のような考察だったため原作より分かりやすかったようにも思います。粘土の量から今後の攻撃に何が使えるかを考察するなど芸術家とは言え緻密な計算の出来る奴、いや芸術家とはそういうものなのかもしれませんが・・・見た目は素朴、実は危険な作品も良い感じです。鈴取り、ツナデ様たちもご覧になっていたとは・・・カカシ、変わってないけど、読者や視聴者の見る目は変わったと思うぞ。全編通して映画のような画面。浮遊感や臨場感のある画面が多くて楽しめました。このままこのレベルを保ってくれるとうれしいですね。削るのは勿体無いけれど2時間前後の映画にすればよかったのになあ。次回はスペシャル。 初回特典付き、送料無料。お住まいの地域によってはお得かも。
2007年03月16日
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シュトレーゼマンの命令でニナ・ルッツ音楽祭に同行する事になった千秋、のだめ、峰、真澄ちゃん。一人で出かけるはずだった千秋は3人に捕まり峰が運転する車で行く事に。車中、三人三様、バラバラに歌いだす三人。アニメになるとかなり五月蝿いですね。千秋でなくても怒鳴りたくなります。ニナ・ルッツ音楽祭。ピアニストのニナ・ルッツが音楽監督を務め、毎年長野で開催され、若手育成をコンセプトとする音楽祭。全国から集まった優秀な学生の中からオーディションで選ばれたものが有名演奏家から学ぶマスタークラス。シュトレーゼマンのコネで無理やり入れてもらった3人だが・・・日頃も練習し今回の音楽祭のためにちゃんと予習してきた真澄ちゃんは演奏を誉められ上機嫌。有名演奏家の直接指導に感動しながらも自分より上手な学生に囲まれ、己の実力のなさに打ちのめされる峰。その上予習不足を指摘され立ち上がれない。ニナ・ルッツ本人の指導を受けているにも拘らず、長野に到着以来千秋の居場所が分からないことから上の空ののだめ。いつもなら初見では難しくても演奏を聞けば弾けてしまう実力を発揮することなくやる気のなさを指摘され退室を命じられる。昼食はバイキング。峰の前には何もない。普段父に頼りきりの峰を「親父シック?」とからかう真澄ちゃんですが、周囲とのあまりの実力差に食欲が無い峰。巧い学生が多いのは当然とこの音楽祭について説明を始める真澄ちゃん。そこへ、「そんなことより千秋先輩どこなんですか?どこですか~?」と不遜な態度ののだめ。コテージ全部探したのに見つからない千秋。だが千秋は学生としてではなく巨匠シュトレーゼマンの弟子として来ているためシュトレーゼマンと一緒。特別扱いか!?といきり立つ峰とのだめだが、明日は巨匠の指揮でオケの練習。そこで会えるんじゃない?と話す真澄ちゃんですが、のだめはピアノ、千秋に会えないのだめ。一方、シュトレーゼマンのお供で後援企業のパーティーに出席の千秋。錚々たる面々が居並ぶ様子に感嘆する千秋だがエリーゼが現れて、パーティーを楽しむ千秋を「何様?」と嗜め、シュトレーゼマンの予定表と取扱説明書(特にエロ対策は重要!)を渡し、私は今日から休暇だと去っていく。そこに「おーい千秋・・・」と早速用事を言いつけてくるシュトレーゼマン。好き嫌いやらエロ対策やら飲みすぎやら・・・何かと我儘で手間のかかるシュトレーゼマン。ホテルまで「吐くな!」と担いで連れ帰る千秋。弟子として呼ばれたんじゃ・・・と毒づく。シュトレーゼマンをベッドに寝かせようやく一息つく千秋の目に留まったのは学生オケで練習する曲の楽譜。ドヴォルザークの5番。なんちゅ~マニアックな・・・と言いつつ譜面を読み、タバコを吸いながら書き込みを始める千秋。その横顔はとても楽しそうです。翌日、オケの練習曲の楽譜を見てやはりマイナーだと漏らす峰。「俺、聞いたこともねえよ」途端に「聞いてないって、まさかちゃんと練習してきたんだよね?もちろん」と隣席の学生に言われ焦る峰。そこへ現れるシュトレーゼマンですが様子がおかしい。「良い子の皆さん・・・うぅ~」バケツを持って走り寄る千秋。かなりの二日酔いのシュトレーゼマン。何も知らない学生は心配そうだが・・・情けなく思う千秋。それでもさすが全国から募った学生が編成するオケ。まだ合っていないが難しい出だしもキッチリこなし充分練習してきている事を感じさせる。例外を除いて・・・二日酔いでヘロヘロだったシュトレーゼマンに憤慨する真澄ちゃん。冗談はエロだけに・・・と辛辣。だが、真澄ちゃんの前に座る峰はげっそりと落ち込んでいる。通り掛かった峰の隣席の学生・沙悟浄が「仕方ないよ。本当に下手糞なんだから。隣で弾いている僕には迷惑さ。少しは落ち込んで欲しい」と益々落ち込ませる。他の学生からどこの学生か聞かれる真澄ちゃん。桃ヶ丘だと答えると東京からならオーディションできたのかと更に聞かれ、「ううん、シュトレーゼマンの推薦でちょっと無理やり」と答える真澄ちゃん。シュトレーゼマンの名に近くにいた他の学生も集まって就職談義が始まる。オケに入りたくてもティンパニー奏者の空きがないと真澄ちゃん。他の学生も競争率が激しいからとかとりあえず留学?とか、峰から見たら自分より上手な学生でも就職困難なことに当然プロになると考えていた自分の甘さを思い知る。木陰でようやく昼休みを取っていた千秋を見つけるのだめ。見つかったと思う千秋だが構わず千秋の手を取り充電するのだめ。ピアノはどうだったと尋ねる千秋に目を逸らすのだめ。昨日退室を命じられて今日は行っていない。千秋に会えないし先生は怖いし帰りたいと漏らすのだめにさっさと帰れ!と素気無く去る千秋。二日酔いでよれよれのシュトレーゼマン。机に突っ伏す様子から今日はお休みしますか?と言われ丁度やってきた千秋のほうを指差す。「弟子がやります」ホッとするスタッフ。「勉強してあるでしょう・・・」と弱弱しく尋ねるシュトレーゼマンに心の中で「じじい!」と毒づく千秋。午後の練習は弟子の千秋が指揮。ゲロ係だと思われていた千秋が病欠の(でも二日酔いはバレバレ)巨匠の代理を務めるほどの弟子と知り驚くオケメンバー。自己紹介する千秋。午前中のシュトレーゼマンヘロヘロの様子から「先生が何を言っていたか良く分からなかった部分も多かったと思うので第一楽章練習番号Aから」と始める千秋。まずはオケから笑いを取ってますよ。練習を見ていた雑誌「クラシック・ライフ」記者の河野けえ子はシュトレーゼマンに日本人の弟子が居た事に注目。突然止める千秋。指示を出し「どっかの酔っ払いみたいだから・・・」と笑いを取りシュトレーゼマンが知ったら起こりそうな事を続けて言ってますよ。演奏中目(耳?)に付くヴァイオリン。目が合い頬を赤らめる奏者。「やっぱり巧い、楽しい」きらきらと指揮をする千秋に観客席で見守る人々も注目。千秋に向けられるカメラ。「彼は、誰?」と立ち尽くす河野。そして「遠い。いつも目の前に居る千秋がこんなに遠い」と峰。楽譜もめくらない峰に隣の沙悟浄が役立たずと言われてますが・・・夜になっても部屋で練習する峰。真澄ちゃんに怒られてしまうといわれてももう少しと続けます。「シュトレーゼマンが急病じゃなかったら千秋に振る機会なんてなかったはず。あいつはすごい奴だけど、いつもそれなりに努力してるんだ!」元気になった峰を見て喜ぶ真澄ちゃんはジュースでも買ってあげましょうと外の自販機へ。そこで見た怪しい様子ののだめ。踊るように動いたかと思うと蟷螂の如く腕を何度も振り下ろし、ヒ~!ムキ~!ムギュ!あまりの恐怖に逃げ帰る真澄ちゃん。月明かりの元テーブルの上の楽譜をピアノがあるが如く叩くのだめ。翌朝はすっきりしたシュトレーゼマンがオケを指揮。「ここはも~っと美しく。二日酔いが治った朝のように」笑いが漏れるオケ。演奏が始まると昨日とは違い演奏をこなしている峰。ページをめくってやる沙悟浄。「ありがとう沙悟浄!」感動する峰。「誰が沙悟浄だ?いい気になるな、猿!」マエストロ復活を喜ぶ千秋ら。「ええ流石です」とほっとしている様子。「君も。さすがシュトレーゼマンの弟子だったよ」「え?」「正直、今回一番驚かされたかな。君の指揮するオケも見てみたいね」「ありがとうございます(いつか、そのうち必ず)」最終日、シュトレーゼマン指揮のニナ・ルッツ特別編成オーケストラの演奏会は成功!ついでに最後はシュトレーゼマンのセクハラで〆。交流パーティーで千秋を探す河野。千秋がピアニスト・千秋雅之の息子でシュトレーゼマンの弟子、おまけにぴちぴちの美少年だと知った河野は新風よ!王子様よ!と騒ぐ。ケーキにパクツク真澄ちゃんに「真澄!のだめは?」と尋ねる千秋。真澄と呼ばれ感動する真澄ちゃんがもう一度と頼みますが千秋は以前のようにモジャモジャ呼ばわり。食べ物がたくさん並ぶパーティー会場にいないわけが無いと断言する千秋ですが、のだめの様子がここ数日輪をかけて変だと真澄ちゃん。「ずっと一人でふらふらふらふら。まるでオランウータンに取り付かれたみたい」「オランウータン?」ニナにのだめについて尋ねる千秋。抱擁する二人。ニナは千秋が子どもの頃からの知り合い。野田恵の名にピンと来ないニナ。ハギャ!とかフギッ!とか奇声を発すると言われ思い当たるニナ。やる気がなく退席してもらって以来一度も顔を見せなかった最悪の学生と評されるのだめ。技術以前に音楽に対する情熱が感じられなかったと。あきらめなさいとまで言われてしまう千秋。やっぱり駄目なのか?俺の買いかぶりなんだろうか?翌朝、誰も居ないがピアノに向うのだめ。来年も宜しくお願いしますとニナを見送る人々。そこに聞こえてくるピアノ。音楽祭は終わったのに熱心な・・・と感心する中で驚くニナ。「何?このバルトーク。誰が弾いているの?こんな演奏をした学生はいなかった!」走りピアノ室に向うニナ。息せき切って到着した部屋には誰もいない。「ちゃんと弾けたと思います。これで良いよね、千秋先輩」ふらふらと歩くのだめ。「グッバイ!長野。俺が生まれ変わった場所!」何かが変わった峰。車の中は三人。もうこの車には乗らないと新幹線で帰った千秋。新幹線の車中。俺は俺で先に進まなければ・・・と千秋。手にはラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ短調の楽譜。しかし落ち着く間もなく隣のシュトレーゼマンが「千秋、しいたけいらな~い!」とぶつけてくる。前途多難な弟子生活は続きそう。次回、LESSON10。ニナ・ルッツ音楽祭をうまく一回にまとめてありました。長野に着くまでの話はほとんど端折ってありましたが、散々な目に遭う千秋の描写がなくても五月蝿い三人との車中に辟易する千秋だけでも充分かもしれませんね。帰りの新幹線は千秋が望むと望まないと関係なくシュトレーゼマンの弟子として雑役があったようですし。今までは井戸の中の蛙出合った峰が己の技量と現実をしることで大きな成長を見せました。実力を発揮できた真澄ちゃん。卒業後の進路に一番現実感ある会話をしていました。そして雑誌に目をつけられてしまった千秋。千秋雅之の息子として巨匠シュトレーゼマンの弟子としてそしてぴっちぴちの美少年として・・・もちろん見ている人は見ています。この三人に対し、のだめは夢遊病の如くふらふらイメージトレーニング?最後にはすっきりした表情で自力で弾ききりました。残念ながらニナ先生が到着した時にはのだめは部屋から去った後だったため誰が弾いたのか?と謎を残しただけになってしまいましたが・・・のだめの実力は千秋の買い被りではなさそうです。次回はマングース?新しいオケ発足か?ニナ・ルッツ音楽祭、そのコンセプトの違わず、将来有望な若手音楽家がお互い刺激を受けあう場になったようですね。「動く!各キャラ演奏♪ジャケット」だそうです。1、2話収録
2007年03月15日
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「どうして私には父さまも母さまも・・・」幼少時の風音。肩には嵬。振り向きもせず宗主繰り返す。母は生きながらにして安倍晴明によって黄泉に落とされ、父は晴明の式神・騰蛇に殺されたと。「そなたは強く成れねばならぬ。望みを叶える為に」「強く・・・」「強くならねばそなたに生きている意味はない」幼い子どもに言う言葉ではない。「怖くない寂しくなんかない強くならなきゃ。母さまを守るために」筵に横になりながら誓う子・風音。それは子どもの頃の夢を見る風音。頬には涙が一筋。太陰の風で出雲に向う昌浩たち。昌浩が歯を食いしばっています。大量の紙片に書き物をする晴明。側に座る青龍が何をしているのか尋ねると、ただの呪いだと答える晴明。反対に紅蓮を本当に手にかけるのかと青龍に尋ねる。「奴は三度理を犯した。このまま捨て置く事など出来るはずもない」迷いのない青龍。筆を置き紙片を廊下から投げる晴明。紙は白い獣ノ姿の式に変じ、都中に飛び散った。あんなにたくさんの式で何をしようというのだと尋ねる青龍にこれで役目は済んだと晴明。少し寂しげに見える笑顔。「我々もそろそろ行くとするか」出雲・高野山に降り立つ昌浩たち。よろめく昌浩を後ろから支える勾陳。玄武は尻餅。山の近くに黄泉へと繋がる道返しの洞穴があるのだが・・・かつての道が見えないと六合。気配も感じられない。何者かの術によってかき消されている。50年ほど前道返しの聖域を襲った後智鋪の宮司が洞穴を封じたのであろうと玄武。道返しの巫女が戻り封印が守られたとばかり思っていたのに・・・ともかく洞穴を見つけなければ。「太陰、風読みを頼む。風は全てと繋がっている。洞穴の中に風音が戻っているならその息吹が風に感じられるはずだ」勾陳の言葉に声を上げる太陰だがすぐに観念して風読みをする。宙に浮かび両手を広げる太陰。目を覚ます風音。傍には「姫」と呼びかける嵬。今までは言葉を封じられていただけ。邪魔な首が無くなったからと嵬。再開を喜ぶ風音。「急げ!姫。本当のことを知る時」と風音を奥へと導く嵬。そこは宗主から入ることを禁じられた場。そこには氷のような岩の中に横たえられた・・・「母さま!どうして?黄泉に落とされたのではなかったの?」智鋪の宮司によって封じられた風音の母・道返しの巫女。智鋪の宮司によってしか封印は解けない。「どちらが本当なの?母さま、私は何を信じれば・・・」困惑する風音の前に現れる宗主。「いけない子だな、風音。ここに入ってはならぬと言っただろう」と不敵な笑いを浮かべる。「智識の宮司!」風音を庇う嵬。嵬を左手で薙ぎ払う智識の宮司。次は風音に手をかけるのか?と、人が変わったような智識の宮司。風音の姿は見えていない。巫女を捜し求め、その名を呼ぶリュウ斎の妄執。再び押さえ込んだ智識の宮司が目的を果たしたらくれてやると声に出す。長らく身体を貸し与えてくれた礼に・・・「そなたには成すべき役目が残っている」残忍に笑う宗主。風読みする太陰。風音の気配を探り洞穴に向う太陰が急に振り向いた。「風音が智鋪の宮司の手に落ちた!このままでは殺される」智鋪の宮司によって風は弱められている。この道でいいのかと確認する勾陳に、掻き消える前に辿れと六合。急ぐ一行。干引磐の前に引き出される風音。封印を解くのだと智鋪の宮司。智鋪の宮司とは一体何者なのか?智鋪の宮司、智鋪の地の神を崇めこの世を黄泉の力で滅ぼすことを望むもの。この身体は借り物だと真実を語り始める智鋪の宮司。安倍晴明によって滅ぼされた身体を捨て死んだばかりの榎リュウ斎の亡骸に魂魄を移し変え生きながらえた智鋪の宮司。風音は道返しの大神と巫女の娘。リュウ斎は巫女に心奪われ晴明を裏切り騰蛇に殺された愚か者。風音の父ではない。妄執のみが身体に残っているばかり。父だと思っていたリュウ斎はこの姿。「会いたかったのだろう」にぃと笑う智鋪の宮司。リュウ斎は聖域から巫女を連れ出した張本人。それも知らずに晴明やその後継を狙い騰蛇を陥れた風音。最後の力を振り絞って立ち、手をかざす風音だが智鋪の宮司に頭を押さえつけられてしまう。風音にかけた封印を解く智鋪の宮司。額に書かれた何か砕け、母や守護妖たちと過ごしていた日々を思い出す風音。黄泉の鬼に追い詰められる子・風音。あの時も嵬が庇ってくれたが、誰かに腕を掴まれた。その男が今目の前にいる。後悔する風音。だが「もう遅い、このためだけにそなたを生かしていたのだよ、風音。道返しの封印、巫女の力の前に砕け散れ!」涙を流しながらも抵抗できない風音。その瞬間、昌浩たちが向う前方で噴出す黄泉の瘴気。どこからか飛び出て巫女を求める大百足。昌浩たちも急ぐ。洞穴が開いている。横たわる風音。「第一の封印は開いた。後は聖域の奥に控える真の干引磐を砕けばこの世は黄泉と化す!」印を結ぶ智鋪の宮司。「出でませよ、出でませよ。この地に満つる風により」瘴気の玉から現れる屍鬼・紅蓮。窮屈な思いをさせてくれたなと紅蓮。「良い風だ、死を運ぶ黄泉の風」姿は紅蓮でも正しく屍鬼。「日の入りと同時にその神将の身体を贄に捧げ最後の封印を開くのだ」奥に進む二人。目を開ける風音に近づく黄泉の鬼ども。「巫女、喰わせろ」道返しの娘である私が招いたと悔いる風音。襲い掛かる鬼。「姫!」羽を広げ姫を庇う嵬。「姫には触れさせない!姫、どうか、生きて」嵬の身体が閃光を放ち、風音が消える。力尽きた嵬をむさぼる鬼。「姫・・・」洞穴の外に移される風音。痛みを堪え歩き始める風音。「知らせなきゃ、誰かに。私のせいで、私が、あの時」足を滑らせ木々の間を抜け草原まですべり落ちていく風音。後から追い詰める鬼たち。その一匹が伸ばした触手が背中から胸を貫いた!そこへ風に乗って降り立つ緑の衣の者。槍で鬼を薙ぐ六合、真言を唱える昌浩、風をぶつけ飛ばす太陰、波流壁をぶつけて鬼を砕く玄武!晴明の後継と十二神将たち。次々現れる鬼と立ち向かう。両手に得物を持つ勾陳さんも。風音に気付き走り寄る六合。昌浩も近寄ろうとするが剣で差し止める勾陳(おみ足が綺麗です)六合が抱く風音の怪我のひどさに驚く太陰。「封印の元にもう・・・」伝えようとする風音だが微かな声。「ここは六合に任せて、行くぞ昌浩」と先を急ぐ勾陳。惑いながらも「六合、頼む」と続く昌浩。太陰、玄武も続く。「私取り返しの付かないことを」「しゃべるな」「ごめん、なさい。今更だけど」「風音、もういい、しゃべるな」「これは報いね。私が愚かだった、あ」風音の頬を伝う涙。頭を手で支え抱き寄せる六合。「あなたの手を取ればよかった。六合」六合の肩に顔をうずめる風音。「彩火軍(「火軍」で「き」)だ」「さいき?」「彩火軍。他の誰も知らない俺の唯一の名前だ」「彩火軍」「ああ」「一人はもう嫌。傍にいて良い?」六合の手を取る風音。「傍にいろ」「彩火軍」風音の手が離れ勾玉が落ちていく。はっとする六合。夕焼けの中風に吹かれてそのままの二人。瘴気が流れてくる洞穴の奥を目指し進む智鋪の宮司と紅蓮。「ん、やはり来たか」「奴らだ」「構わん、先に行け。奴らの相手は我に任せよ」屍鬼・紅蓮を先に行かせる智鋪の宮司。洞穴の入り口に風に乗って現れたのは白虎、青龍、そして若・晴明。既に大鎌を構える青龍。そこへじい様!と駆けつける昌浩たち。「どうやらお互い何とか間に合ったようだな。六合はどうした?」と晴明「まだ山の中に。風音が襲われて」と太陰。「そうか」「騰蛇はもう本当に帰ってこないの?風を通じて智鋪の宮司の声を聞いたわ。このままじゃ騰蛇も風音も救われないじゃない!」と太陰。「一つだけいえることは、何があろうとどんな事になろうと私は紅蓮を友だと思う。永遠に」じい様の答えに拳を握り締める昌浩。そして洞穴に入る一行。瘴気を辿り走る昌浩たちの前に現れたのは、黄泉の鬼どもを引き連れた智鋪の宮司。「久しいなあ、安倍晴明よ」「リュウ斎」それぞれの得物を持って構える十二神将たち。数珠に手をやる昌浩。不適な笑みを浮かべるリュウ斎・智鋪の宮司。次回、第25話「禍気の渦に伊吹舞う」智鋪の宮司に対峙する若・晴明。玄武と太陰。紅蓮のヒレが白く輝く。そして蛇?次回も見逃せません。感想は今日の少年陰陽師(感想のみ) 原作はこの辺り
2007年03月14日
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醜いアクマの姿のエリアーデと吸血鬼さながらのクロちゃんの戦いは容赦のないもの。水分を一瞬のうちに蒸発させる泡攻撃。それに対しスピードでかわすクロちゃん。バブル光線対スピードスター?花が枯れクロちゃんの腕が紙のようになるところでエリアーデさん、食品の凍結乾燥工場で働きませんか?と一瞬思ってしまったのは食事の支度をしながら見ていたせいでしょうか?エリアーデの能力に気付いたクロちゃん、自分の腕の事ではなく、おじいさまの花を傷つけた罪は重いと。花の世話を理由に城から出られなかったクロちゃんを詰るエリアーデ。エリアーデを愛していたクロちゃん。たとえアクマでもエリアーデとならこの城で朽ち果てても・・・と残念な様子ですが醜いお前は見たくない!跡形もなく消し去ると宣言。一方、アレンとラビは食人花に悪戦苦闘。愛している!と言う呪文を花に唱えるアレンとラビ。随分と投げやりな愛してる!ですよ。心を込めていえるほどの余裕はないですけどね。お陰で食人花の餌食にならずに済んでいるようです。切羽詰っているのはこの二人も同じですが笑えます。そこでクロちゃんに気付くラビですがエリアーデの攻撃の凄まじさに近寄れません。アレンに引きずられて泡の届かないところに退却。とうとう全身を泡で包まれすっかり枯れ木のようなクロウリー。アレイスター、あなたとしてみたかった事があったの・・・人間姿に変じたエリアーデがまた美しくて悲しんでいるところが何とも言えません。しかし、食人バラの花びらが舞う中、枯れ木のようなクロウリーが牙を剥く。まだ動けたのね・・・でもエリアーデの表情はむしろ穏やかで喜びすら感じでいるよう。美しいエリアーデをもてはやす男たち。でもエリアーデの視線の先には・・・エリアーデが一番してみたかった事、人間の女が一番綺麗になる方法、どんなに劣っている女でもそれをするとまぶしいほど綺麗になったから・・・近づく男を殺してしまうエリアーデ。私に殺されない男、私が愛せる男。でもそれは私を壊す男。エリアーデの血を吸い、干からびた身体を元に戻していくクロウリー。涙を流すクロウリーにあなたを愛したかったというエリアーデが可愛くて切ない。「アレイスターあなたを愛したかったのに」手をとる間もなく砂のように崩れていくエリアーデ。その救済された魂がクロウリーを優しく見つめながら天に昇っていく穏やかな美しさ。エリアーデの泡がはじけ城の中に雨が降る。クロちゃんの涙のような雨。愛する人を殺してまで自分の生きながらえようとする身体を忌み嫌うクロウリーですが、エクソシストになれば良い、それが生きる理由だとアレン。アレンの言葉はエリアーデを失ったばかりのクロちゃんにはかなり厳しいものです。でも言葉はクロちゃんの心に届いたようですね。本来の目的に立ち戻って師匠クロスについて尋ねるアレン。クロスが持ってきたという鉢を見て引きつるアレン「ロザンヌ!」12歳のアレン君の辛い過去?ロザンヌに何かあったら100倍返しって、厳しすぎますクロスさん!ティムキャンピーに齧られて回想するアレンが12歳アレンに負けず可愛いです。そしてバンダナ無しのラビも可愛いですね。と思ったら髪が立ってないクロちゃんも可愛いよ。どうして今回はこんなに可愛く描いてあるのですか?クロスが置いていったロザンヌに噛まれたクロちゃん。歯が抜け牙が生え以来アクマの血を求めるようになってしまった。ロザンヌはイノセンスの宿った食人花だった。そして友人の孫のよしみで金を借り旅立った師匠。今回の任務、師匠の追跡は遂行できなかったと落ち込むアレンだが仲間を得たと慰めるラビ。今は生きる目的が必要だから・・・そこにブックマンが。ラビを暴れすぎと嗜めキック!殴るなと言うラビに蹴ったのだと楽しい師弟に微笑むアレン。と、城が爆発、炎に包まれる。駆け寄ろうとするアレンだがその中から現れるクロウリー。エクソシストになる事への決意を語り、心の中でエリアーデにも誓う。これからもアクマを壊し続ける、でなければ何のためにお前を壊したのか・・・と。次回、第24話「クロウリーの旅立ち」身包みはがれたクロウリーが・・・と言う事はアレンのカード捌きも見られそうですね!今回全体的に綺麗でした。特にエリアーデの人間姿には力が入っていたように思います。美しく悲しい。破壊されていく時の表情も穏やかな喜びに満ちているようでした。求めるものが決して手に入れることが出来ないもの。アクマとは悲しい存在ですね。魂となったエリアーデは確かに救済されたのだと思います。愛するものに直接触れる事は出来なくてもアクマから解き放たれたのですから。吸血鬼クロちゃんも良かったです。アクマでも愛していたと。切ないですねえ。俊敏な動きもエリアーデの能力で紙のようにされた手足も。そして枯れ木のようになった身体で牙を立てる姿も。今日は子どもも見ていました。前回の女心の複雑さは分からなくても今回は戦闘も多かったですし、お互い好きな人が敵であった悲しさは理解しやすかったようです。まあエリアーデとクロウリーの物語が真実分かるようになるのはまだまだ先のことのように思いますが・・・DS用ソフト。他のハードでも次々出てくるのでしょうか?
2007年03月13日
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今回の依頼者・吉見彰文がつれてきた姪のはづきの首の赤い痕と背中に表れた戒名。先日祖父が亡くなって以来、葉月に現れた首を切ったかのような痣、悪意が感じられる戒名。この馬鹿な子どもは地獄に落ちる・・・これがこの怖ろしい事件に関わるきっかけ。海辺で旅館を営む吉見家に残る気味の悪い言い伝え。代替わりに変事が起こる。先代の時も先々代の時も家族が何人も亡くなった。吉見家の人々と摂る誰もしゃべらない静かな夕食。と、急に次男・栄次郎が声を荒げて「ちゃんと教えてやった方が良い」と立ち上がった。先代が亡くなった32年前は家族8人が亡くなっただけではなかった。招いた霊能者3人も亡くなっている。今回SPRに依頼するまでに依頼した霊能者たちはその話を聞いて断ってきた。先程の栄次郎の態度を詫びるあきふみ。客商売をしていることもあるがいつもはもっと穏やかな兄、他の兄姉たちも様子がおかしい。犬も3匹とも海岸に打ち上げられて死んでいた。でも一番の変化は子どもたち。葉月以外に和樹と和歌子がいるが葬儀の後からいつも二人で居てこそこそ話している。機器のセットをした麻衣が廊下を出るとその子どもたちに声を掛けられる。「お姉さんたち全部で何人いるの?」「五人だって」「多い」「大変!」麻衣が何故人数を聞くのか尋ねても二人ともくすくす笑って行ってしまう。彰文が言っていたことに思い当たる麻衣。その時悲鳴が!栄次郎が包丁を持って暴れている。家族で取り押さえようとしているが・・・そこでリンさんの羽交い絞め&手刀。包丁を落としとりあえず後ろ手に縛る。夕食中のナルたちへの態度を嗜めたら包丁を取って暴れ始めた。食事前までは普通だったのに。憑依霊の除霊を試みる綾子。詠唱とともに縛られながらもにじり寄る栄次郎だが、狐のような影が現れナルを通り抜ける。途端に正気に戻る栄次郎。だが逃げたと思われた霊はナルに憑依していた!首を絞められ殺されかかる綾子。けんかは強いが殺しとなるとナルのほうが圧勝と断言するリンさん。綾子は霊が今はまだナルの身体をどう使っていいか分からないお陰で命拾いしたのだと。それほど憑依されたナルは危険な存在。ジョンが来るのは待てないが除霊は危険。金縛りをかけて寝かせリンの式を全て付けて見張らせる事に。ナルに使ってしまって式を使えないリン、除霊に失敗した綾子、霊能者ではない麻衣。ぼーさんはナルが居ないも同然のこの状況で綾子と麻衣に残るのかどうするか尋ねるが仲間は見捨てられないと二人。走る麻衣。どうしよう、こんな事になるなんて!殺してしまったとナル。近くに落ちている包丁。麻衣と落ち合う約束をしていたこの場所になぜこいつが・・・誰かが手紙を摩り替えて別の場所で待っていた麻衣。麻衣の手をとり抱き寄せるナル。「人を殺して逃げるわけには行かない。どうせ自首しても殺される」「死ぬなら一緒に行く!」麻衣の言葉に微笑むナル。走る二人。後ろから追いかけてくる村人たち。海に向っていたのにそこは神社。ぼーさん、綾子、リンも一緒。切りつけてくるのは栄次郎。必ず、必ず末代まで呪ってやる!そこで目を覚ます麻衣。窓に目を向けると閉めたはずのカーテンが開いており何か白い丸いものがふわふわと浮いてくる。まだ夢だと確信する麻衣。窓の下にはナル。「おいで」優しい声。窓からふわふわと降りる麻衣に「夢見れた?怖かった?」と尋ねるナル。今の夢はナルが見せてくれたのか尋ねる麻衣に、夢に入る方向を示しただけと答えるナル。旅館の下に続く階段。穴に続いている。ナルに手を引かれ進む麻衣。穴の中には歪んで見える祠。ここは悪い場所でもなければよい場所でもない霊場の気配がする。夢の方向を示したナル、ナルは何を教えようとしているのかと尋ねる麻衣。優しく微笑むナル。祠に向って消えていく。次回、FILE8 呪いの家#2。眠っているナルは普段より幼く見えましたが、非常に危険な奴のようです。リンさんのほうが腕っ節は強そうに見えますがナルのほうが殺しとなると圧勝だなんて・・・今回の麻衣の夢。夢の中の麻衣とナルは本当は誰の姿なのか?襲ってきた村人たち。過去この家でこの村で何があったのか?代替わりのたびに一族全てが死に絶えるのではない事にも不思議を感じます。なぜ末代まで祟るのに生き残りを残すのでしょうか?それにしても麻衣の夢のナルは素敵な笑顔です。消え入りそうなはかなさも感じますが・・・そして今回綾子さんの力に疑いを抱くぼーさん。確かに巫女姿は披露しても今一役に立ってませんが・・・綾子、活躍するんだ!その実力を是非!ナルが使い物にならない今回、どう対処するのでしょうか?次回も楽しみです。 CDシネマ えびす異神論
2007年03月13日
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牢獄に囚われた三人。自由を好むジャスミンはかなり辛そう。食べ物や水くらいは持ってきてくれるだろうと励ますリーフですが、バルダも難しい顔。三人への食事はいかがいたしますか?とライに尋ねるティラ。着替えも必要だろうから荷物と一緒に様子見がてら自分で届けると答えたライですが、一向に水さえも届けられていない様子。廊下にリーフたちの荷物が放置されているのを見て不審に思うティラ。「きっとあいつら私達を飢え死させるつもりなのよ」断言するジャスミン。大丈夫だと楽観的なリーフに「甘いのよリーフは。世の中誰かが助けてくれると思ったら大間違いよ!きっと今頃フィリも奴らに捕まって・・・」いつもは気丈なジャスミンも顔を伏せしまう。トン、トン。ノックの音。外を覗くとそこにはティラ。静かにとドアの下を開けシチューを差し入れ。さすがにスプーン付きです。「私、心配になって、主席ネズヌクのライ様がご自身で食事をお持ちになるとおっしゃったんだけどお忘れになっているのかもしれないと・・・」誰も来てないと答えるリーフ。忘れたのではなく飢え死にさせる気だとジャスミン。外に出してくれとバルダ。それは出来ないとティラ。三人はチュルナイに邪悪を持ち込んだ、町の人は邪悪の存在に震え上がっていると話すティラ。フィリは友達だと怒るジャスミン。チュルナイとは違ってフィリのような動物と一緒に暮らす習慣があるんだとリーフ。そしてライは町の人には自分で食事を持っていくと嘘を言い、聖なる杯に入れた二枚のカードが両方とも死のカードであったようにリーフら三人を殺すつもりでいるのだろうと話すリーフ。まさかと言いながらも二枚の死のカードを思い出すティラ。僕らは此処で死ぬわけにはいかないんだと言われ、鍵を開けるティラ。しかし出口はどこも厳重に見張られている。抜け道はないのか尋ねるバルダ。抜け道はあるが、途中、危険があるため近づく事を禁じられている。僕らなら大丈夫と、抜け道までの案内を頼む三人。迷路のようなくらい道を歩きたどり着いた抜け道の入り口。扉を開けた先には・・・白衣に白帽のたくさんの料理人が夜通しご馳走を作り続けている厨房が眼下に広がっていた。食事抜きの三人には腹立たしい風景。たくさん作っても検査に通って食べる事が出来るのはごく一部。検査に合格できなかったご馳走は街の外に捨てられる。捨てるときに通る道が抜け道だとテイラ。もったいないと憤慨するリーフだが、ネズヌクは病気から守ってくれるとティラ。清潔好きも此処までくれば異常だなとバルダ。デルでは皆飢えていて腐りかけた残飯を奪い合っているとリーフ。そんなデルの国を何とかしたいから旅をしていると、旅の目的を簡単に説明するリーフ。驚くティラ。案内してくれたティラに礼を言うリーフ。抜け道は本当に危険なところだと聞いているから気をつけてとティラ。お別れです。厨房の天井近くを抜け、抜け道の前まで来る三人。不気味な様子。出口は分かったからフィリを探しに行くとジャスミン。捕まってしまうと引き止めるリーフとバルダですが旅の初めに私は居なかったと行ってしまうジャスミン。が、ジャスミンの行く手を阻むように現れるライ。牢から逃げ出し、邪悪な生き物を厨房に持ち込み、町の人を邪悪に怯えさせた千回死刑にしても足りんというだろうと勝手な理由をつけリーフらに鞭を振るうライ。バルダさん顔に入って痛そうです。脛を蹴り反撃、あんたのほうがよほど汚い!とジャスミン。ですが、胸倉つかまれ捕まってしまいます。「お前たちは此処で処理してやる。行け、その穴に入ったらお前たちの命はない!クリーンチュルナイ!クリーンチュルナイ!」鞭を振るいリーフをバルダを追い詰めていくライ。「死ぬがいい!不潔な者たちめ」あわやと言うところで倒れるライ。後ろに立っていたのは両手にフライパンを持ち、リーフたちの荷物を背に担いだティラ。お礼を言うリーフに皆さんの力になりたかったと答えるティラ。「とりあえずお礼言っとくわ」「君の勇気に心から感謝する」お礼の言い方も三人三様。そこで追っ手に気付くジャスミン。ティラのしたことが分かったらただではすまないと旅に誘うリーフ。少し迷った風のティラ。「私はここに残ります。どうぞご無事で」今度はおどおどせずきっぱりした笑顔のティラ。三人と別れその場から去る。そこで追っ手の三人のネズヌクたち登場。倒れているライを見て鞭を取り出すネズヌク。剣を構えるリーフたち。そこで!キュイ~、フィリ登場。フィリに載られて慌てるネズヌク。隙を見て体当たりするバルダ。二人目も殴り倒すバルダ。フィリに怯んだところをフライパンで横殴りするリーフ。フィリとの再会を喜ぶジャスミン。フィリはジャスミンにとって友達以上の存在。此処を進めば死ぬと言われた抜け道。それでも行くしかない!霧に霞む道を進む三人と一匹。途中、足元には線路、天井から何か滴っている。触ろうとしたリーフを毒かもしれないと止めるバルダ。何か濡れないものは?と探すと近くの扉の中に服が・・・趣味悪いと嫌がるジャスミンですが、上から着こんで先を歩く三人。目は出てるが全身覆われる。足元は滑りやすく、奇妙なキノコが生えている。ようやく見える光。走り出すジャスミン。その先は下りになっているようで危なく滑って転びそう。出口だと確信する三人。とそこに伸びてくる鞭。バルダの首に巻きつく。「邪悪を持ち込んだ者たちめ、逃がしはしない!」ライだ。切りつけるリーフだが跳ね飛ばされる。鞭を手繰り寄せるバルダとライ。「消えうせろ!逃がしてなるものか!クリーンチュルナイ!」そこでもう一度切りつけるリーフ。ライの服の袖を裂いた。壁にぶつかるライ。避けた部分に緑のキノコが付いてぼこぼこと出てくる。あっという間に腕に広がるキノコ。かくなる上は・・・と三人に向ってくるライ。剣を構えるリーフ。が、滑って転げ落ちていく。そろそろと先に進む三人。全身緑のボコボコニ覆われたライが倒れていた。服を着ていなかったらやられていた。ライの手の甲には影の大王の印が。チュルナイの町も影の大王に関わりがあるのか?それにしても異常に清潔に拘っていたのは何故?その時線路の上を不合格の食べ物が入った車が通り過ぎていく。その先は出口。出口の外にいた者はネズヌク。マドレッドにつないだ荷車に食べ物を移している。どこに運び込んでいるのか?マドレッドにはこりごりのジャスミンだがどうしても食料の行き先を知りたいリーフ。荷車に忍び込む。クリーを案じるジャスミンにクリーの鳴き声。ホッとするジャスミンだが荷車から見える道には見覚えがある。到着した先は「トムの店」。その上近づいてきたのは・・・影の憲兵団。ネズヌク、影の憲兵団、トム。この三者の関係は?今回のデルトラ図鑑が、クリーとフィリ。次回、第11話「はばひろ川を渡れ」宝石があるラットシティに向うためはばひろ川を渡らねばならない三人。一体どうやって渡るんでしょう?ライを筆頭に怪しすぎるネズヌクでしたが、ティラたちチュルナイの人々は普通の人のようです。ただライたちのことに疑いを持たない、持っても直ぐに信用してしまうところは危険ですが・・・それでも自分でリーフたちを助ける事を選んだティラ。今回大活躍です!抜け道までの道案内だけでもかなり危険なのに、まさかフライパンでライを殴るとは!見た目からすると大人しい女の子のようですし、初対面の時はおどおどしていたのに・・・ほんと!勇気に感謝です。また、旅についていくことよりもそのまま自分の町に残る事を選びますがこうした心正しい協力者が増えていくのもデルを取り戻す重要な何かになるのではないかと思います。不合格の食べ物を廃棄するのは、その日の食べ物にも困る人々を見てきたリーフにとってかなり腹立たしい事のようですね。国の荒廃=食料にも事欠くのでしょうね。習慣の違い。住むところが違えば動物と暮らす世界もある。ジャスミンにとっては家族も同然。今回二度目のピンチを救ったのはライから邪悪と呼ばれたフィリ!フィリを探すのは危険な事だけどフィリのほうからピンチを救いに来てくれました。抜け道の危険は毒キノコでした。霧のようなものが見えたから毒ガスでも出ているのかと思ってました。触ったらキノコそのものが体表で増えるのか?それとも緑の腫瘍がぼこぼこ出てくるのか?短時間に現れた変化も気になるところです。滴り落ちていたのもキノコの何かだったのでしょうか?前々回、かなり怪しいトムでしたが今回本人は登場していなくても怪しすぎです。敵か味方か?次回も見逃せませんね。 原作。日本では岩崎書店 マンガはコミックボンボン掲載。コミックボンボンというとクロちゃんを思い出すのですが・・・
2007年03月10日
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千秋のPCでなにやら作業をしているのだめ。ピアノ同様キーボード捌きも鮮やか。何かをやり終えて満足げ。翌日。朝から雨。定期公演から一ヶ月、梅雨の終わり。エアコンの故障で良い音が出ないことに辟易しながらも練習をするSオケ。もう一回!と千秋が指示を出したところで、「無駄で~す。こんな日は合コンしましょう」と入ってきたのはSオケを脱退したマエストロ・シュトレーゼマン。通称ミルヒー。またセクハラかと怒る女子だが、「合コン行く人、この胸止~まれ!」と千秋を餌に釣る。飛びつく女子。女子が行くなら男子も。そして「のだめも行きま~す」と、水溜りでこけて三日も着ているおニューのワンピースを濡らしてしまう。服を買ってあげるとミルヒー。合コン会場。ミルヒーがのだめに買ってくれた服は・・・「ラブリーのだめちゃん!」「良いことした、初めて良いことした!」と騒ぐミルヒーと男子。水着で現れたのだめ。「野球拳やりましょう!」とミルヒー。ミルヒーが脱ぐのは見たくないと断るのだめだが、代わりに千秋が脱ぐというと「受けましょう!」と無謀な勝負に受けて立つのだめ。その様子を離れてみている峰と真澄ちゃんはシュトレーゼマンが偽者ではないかと話し合う。威厳はない、激しくスケベ、非人道的・・・偽者との噂があるし、本物だと言う証拠がない。翌日千秋に本物か尋ねる峰。本物だと答える千秋。でなきゃだれが弟子になんかなるか!心の叫び!しかし、それならば海外でシュトレーゼマンが来日している事が話題になっていないのかとネットで調べようとする千秋。「何だ!このフォントは?」それはのだめが作ったフォント・ミソ字。「のだめのくせに!」と激しく怒る千秋。だが幸いアルファベットは結構読めるとシュトレーゼマンについて調べる。そこにはマエストロ、失踪のニュースが。翌日、学園にヘリが。学生たちが何事かと騒ぐ中、千秋とのだめが登校すると、ピンク雑誌を持って読んでくれとやってくるミルヒー。それを見つめる眼鏡に金髪の女性。「探しましたよ、マエストロ」「エ、エリーゼ・・・」うわ~と叫びながら逃げるミルヒー。「オリバー!」「ヤ、フラウ」とエリーゼの隣に居た男がミルヒーを捕獲。大人しくなったと思ったらこれだから・・・とぼやきながらビーフジャーキーを食べるエリーゼ。程なく捕獲される。千秋に誰かと聞かれ、シュトレーゼマンのマネージャーだと名乗るエリーゼはマエストロについて訴えたいことがあるのならこちらの弁護士にと名刺を渡そうとするが、千秋は何故日本の大学にシュトレーゼマンが居るのが分かったのか尋ねる。古いが美しい女性の写る写真を見せるエリーゼ。その人物はミナコ・モモダイラ、この学園の理事長で現在入院中。この写真を後生大事に持っていたシュトレーゼマン。直ぐ、ヘリで強制送還。ドイツに帰ってしまうミルヒー。裏軒。女に会いに来たのか?とがっかりする峰。だがエロ巨匠には未練がない様子。一方、師匠を失い一人どんよりしている千秋。あんなエロ巨匠でも教わる事はたくさんあったのに・・・「あの理事長が絶世の美女だったとはね」と峰父。峰父の見せてくれた写真には10人分完食記念写真、お世辞にも絶世の美女には見えない。あえなくてよかったかも。登校中、師匠を失って今日もどんよりしている千秋。校内に入ると自販機の前に120円貸してとミルヒー。強制送還後、自家用ジェットをハイジャックして戻ってきたらしい。どうしてそこまでして・・・理事長が間もなく退院するらしいと峰父情報。Sオケの練習中。スト~ップとかかる声。オケと千秋に指示を出すミルヒー。いつも合コンしか言わないミルヒーなのに何故?演奏が終わると客席から拍手、ブラボー!現れたのは、ミナコ。学園理事長。峰父の写真とは違い美しい。再会を喜ぶミルヒーと理事長。理事長といっしょにいるミルヒーは人が変わったよう!真面目に教え、一日一善だといって掃除までしている。その上、千秋に難易度の高い(ラフマニノフ)ピアノの楽譜を渡し、Sオケの指揮は私が・・・と追い出した。廊下のベンチでふざけんな!と怒る千秋だが、エリーゼは何怒っているの?と不思議そう。かつてはピアノ科の学生だったシュトレーゼマン。自分よりピアノの才能豊かで真面目な兄がいてぱっとしなったシュトレーゼマン。学園一のピアノの名手にしてマドンナだったミナコが、指揮者に向いていると言った事が彼を奮い立たせた。既にその才能と美貌で世間の注目を集めていたミナコに相応しいよう追いつきたいと必死で。しかしミナコは指の病のため帰国・結婚。以上伝記発売の折にでも使おうとエリーゼが調べたこと。こうした経緯はあるが二人は友人。今も恋しいから来日したわけではない、友人であるミナコから指導を依頼されたため。頼まれても一度だって弟子を取らなかったシュトレーゼマン。本気じゃないならフランツ返してよ。営業妨害だわ!とぼやくエリーゼ。のだめの弾く弾むようなショパン。廊下で聞いていたミルヒーは演奏後、面白いと手をたたきながら入ってくる。のだめに将来何になりたいか尋ねるミルヒー。幼稚園の先生になりたいが千秋のお嫁さんにもなりたいと答えるのだめ。それでは一緒に居られないと言い残し去るミルヒー。理事長室。今年は稀に見る豊作の年だったとミルヒーを招聘した理由を明かす理事長。だからちょっと遊びに来たつもりが帰れなくなったとミルヒー。日本から出られない千秋、どうにかならないかしら?と理事長。どうにかしなきゃならないのがもう一人居るんですけどね~とミルヒー。ミルヒーの視線の先には千秋に泣きつくのだめ。かつての自分の姿と重なり、切ない気分にさせられるとミルヒー。ずっと一緒です!と泣きつかれわけが分からない千秋と千秋に逃げられまいとズリズリ引っ張られながらも腕を離さないのだめ。そしてミルヒーから千秋らに高原へのお誘い。長野で夏の音楽祭。ワンステージとセミナーの指導をすると説明するミルヒーだが「やりたくない」オーラを発しながらも。「エリーゼのために」「それくらいやってもらいます!」「水着を持って」「水着は無しです」エリーゼの突っ込み。次回、Lesson9。美奈子の前では良い子のミルヒーですが、エリーゼの前では怯えるミルヒー。手法は全く逆ですがこんな二人でなければミルヒーを動かせないようですね。弁護士の名刺を取り出すエリーゼの手馴れた感じに、今までどれだけ、どんなことやってきたんだシュトレーゼマン!と思ったり。人間としてあまり立派ではないところも多い巨匠ですが、それでも千秋と言う才能をうもれさせたくないのは理事長と同様のようですね。そしてかつての自分のようで見ていて切なくなる・・・。でも目覚めるのはもう少し先かな? 特典・鍵盤ポーチ付き ピアノとエレクトーンで
2007年03月08日
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漂う白。「ま~さひろ、昌浩君」白の中の赤。瞳と花の模様と突起。「こら起きろ!晴明の孫」「もっくん」「大丈夫?うなされていたみたいだけど」彰子。「うん」周囲を見る昌浩。「朝餉の支度してくるわね」と立つ彰子。起き上がろうとして痛みに顔をしかめる昌浩。「もっくん」いつもと変わらぬ大路。賑やかな市。「都の様子は?」朝餉を食べる昌浩。「もういつも通りよ。帝も中宮様もすっかりお元気になられて」「そう」ぼんやりした昌浩。箸を置く。「あの、昌浩」「ん」心此処にあらずの昌浩。「ごめんなさい。やっぱり後でいいわ」「うん」廊下に出る彰子。「どうしてもっくんがいないの」空に細い月。痛みを堪え狩衣に着替える昌浩。式盤を繰る晴明。騰蛇で止まる。一条戻り橋に向う昌浩。「車之輔、車之輔」橋の下から車之輔。「無事だったんだ」「おー、孫!」「会いたかったぞ」「孫~」次々、車之輔から飛び出てくる妖。「皆もよく無事で」「こいつの中に隠れてたお陰でな」「どっか行きたいのか?」「貴船に」痛みに顔を歪める昌浩。「辛そうだなあ」「俺たちが乗っけてやるよ」よいしょと担ぎ、乗せてやる妖たち。「これでいいか?」「じゃあ、またな~」「うん、また」出発。貴船。降りてくる白龍。「タカオカミノカミで在らせられますね」「聞きたいことがある、といった顔だな。騰蛇の事か?」「俺の知らない本当の事を、誰もが口を閉ざしている事を、どうか」頭を下げる昌浩。「知らぬ方がよいこともあるぞ」「紅蓮を助けたいんです。紅蓮が訳もなく俺を傷つけるとは思えない。きっと誰かに術を掛けられて」「お前の言う通り、騰蛇は魂を絡め取られ操られている」「じゃあその術を解けば」「もう、遅い。やがて騰蛇の身体は異形のものに変貌する。先だって都が瘴気に包まれたとき変化した妖どものように。その時騰蛇の魂は完全に消える」「紅蓮が、消える」側の木の上でそっと様子を見守る勾陳。「未だに騰蛇が元の姿を保っているのは奴の体が智鋪の宮司にはまだ必要だからだ。騰蛇の血は道返しの封印を解く鍵なのさ」「紅蓮を、紅蓮を救う手立ては」「ない」倒れそうな昌浩、退って木に凭れる。「十二神将は人を傷つけてはならない、殺めてはならない。何故このような理があるかお前は知っているか?」横に振る昌浩。「神将が人の子だからだよ」「え?」「人の願いが形となったもの、こうであれと願う幾多の心があれらの姿形を定めた。十二神将は神でありながら人の子でもある。だから人を手にかけてはならぬ。そして神将は人の願いが産み出したものゆえ、例え死んでも又蘇る。ただし蘇るだけだ。今まで培ってきた思いも姿も全て失われる」何度となく助けてくれた紅蓮を思い出す昌浩。「お前に紅蓮と呼ばれていた事も忘れる」もっくんとの初めての出会い。「あの白い物の怪の姿を取る事も二度とないだろう」下敷きにされた事、猫のように抱き上げたこと。「騰蛇と言う名の全く別の神将となるのさ」「じゃあ、紅蓮はもう」敏次や晴明に失せ物の相を指摘されていた。「もはや選べる道は二つしかない。異形に変貌する前に騰蛇をその手にかけ新たな騰蛇を生まれさせるか、そのまま黄泉の瘴気に呑まれて消えるのを待つか。騰蛇の血によって道返しの封印が解かれればこの世の者は全て滅ぶ。人の子よ、どうする?」息が荒い昌浩。「今の騰蛇は還らない。自らの手で倒すか消えるのを待つか二つに一つ」人型を取るタカオカミノカミ。「もしお前に覚悟があるのなら、力を貸し与えても良い。神殺しの力だ」「神、殺し」「神は神にしか殺せない。だがこの力があればまだ頑是無いお前にも神を手に掛ける事が出来る」「俺は、もっくんに誓ったんだ。決して誰も見捨てない最高の陰陽師になるって。もっくんも、力を貸してくれるって」痛みに座り込む昌浩。「なのに何故、もっくんを」「慈悲だ。もう一つ道を与えよう。全てをこの私に委ねよ。眼を閉じ、耳を塞いで、見る事も聞く事もせず、じっとしているが良い。さすればお前の与り知らぬ所で何もかも終わる。直ぐに答えを出す事はない。天照大神と月読尊、これらの神の加護が降り注ぐ間、黄泉の扉を破る事は難しい。ゆえに新月の夜を待たねばならない。それまでじっくりと考えるが良い」「はい」と答える昌浩。隣に現れたのは「気を失わせるまで追い詰める事も無かろうに」「十二神将・勾陳か。こうして見えるのは随分と久方ぶりだな。お前たちが言えぬ事を代わりに言ってやったまで。礼でも言って欲しいくらいだよ」「晴明はいずれ全てを話すつもりだった」昌浩を横抱きする勾陳。「ではその晴明は如何なる道を選ばせるつもりだったのだ?」「さあ、あれの考えは我々には及ばないところがある。邪魔をした」立ち去る勾陳。「これでも私はお前たちを気にいっているのだが」「本当に大丈夫なの?昌浩」気遣う彰子。「大丈夫だって。この何日かで傷の具合も良くなったって」「もう少し大人しくしていた方がいいって・・・」「行ってきます」止める彰子に振り向きもせず出仕する昌浩。書き物をする昌浩。そこに敏次登場。うれしそうな笑顔。「昌浩殿、風邪をこじらせたと聞いていたが、もう出仕して大丈夫なのか?」「えぇ、もうすっかり」眼を合わせない昌浩。「だが、ひどい顔をしているぞ。今日はもう帰りたまえ。無理は良くない。私も先ごろ無理をして痛い目を見た。仕事は私のほうで代わりにやっておく。邸で大人しくしていたまえ」「でも」「陰陽頭には私のほうから奏上しておく。くれぐれも身体には気をつけてな」退出する昌浩。「昌浩!」と後ろから「兄上!」「聞いたぞ昌浩。久々に出仕したかと思えば早々に退出か」「はい」「ならば家に寄って行け。滋養に良い薬があってな後で届けようと思っていた。子ども達もお前に会いたがっている」「兄さま!あそぼ、あそぼ」「こっち~」「こっちだよ」甥っ子に引っ張りだこな昌浩。「これこれ、昌浩兄様は病み上がりなのですよ。無理を言ってはいけません」小姫を抱く母に叱られしょんぼり甥っ子たち。「昌浩、少し良いか?話がある」と兄上。池を見つめる二人。「お前の顔色の悪さ、病み上がりだからと言うだけではあるまい。次の新月の夜、何が起こる?見縊るなよ、この安倍成親、妻の後ろ盾だけで暦博士になったわけではないぞ。暦の読み方なら誰にも引けは取らん」黙っている昌浩。「言えぬ事なのか?」「それは」「ま~だ~?昌浩兄さま?」手を振る甥っ子たち。「こっち、こっち。早く来てよ~!早く、早く!」「兄上の仰るとおり次の新月までに決めなければならない事があります。でもそれは自分で答えを出さなきゃならないことなんです」厳しい表情の昌浩。成親の邸を出る昌浩。「昌浩兄さま、又遊んでねえ」手を振る甥っ子たちに振り替えす昌浩。「昌浩兄さま、笑っているのに泣いてるみたいだった」「六合、太陰。いるんだろ?天一はどうしてる?」二人に尋ねる昌浩。「傷を癒している」「朱雀もずっと付き添っているわ」雲の上の建物。ぴくりともしない天一を抱える朱雀。「生きているよね」「もちろんよ。天一は死にはしないわ。そんなの朱雀が許さないもの!」「死んだら、例え蘇ったとしても思いは消えるんだよね」「昌浩」はっとする太陰。「二人とも先に帰ってくれないか?少し車之輔と話をしてくる」「でも、眼を離すなって晴明から」「直ぐに戻るから。頼む」「行くぞ、太陰」「ちょっと、六合!直ぐに戻ってよ!」隠形する六合、太陰。疾走する車之輔。行き先は貴船。「心を定めたか?」人型で現れるタカオカミノカミ。「力をお貸しください。神殺しの力を」「良いだろう。これは神殺しの神、軻遇突智の焔」「軻遇突智の」「これをお前に貸し与える」白い焔が渦巻き、収束して昌浩の額に入っていく。光の粒が舞う。「神殺しの焔が宿った。ただしそれを使うには憑り代が要る」「憑り代?」「案ずる事は無い。十二神将・朱雀の太刀を借りるが良い。全てを洗い清める力をもつものだ。最も憑り代に相応しい」「わかりました」立ち去ろうとする神を引き止める昌浩。「あの、もう一つ聞きたいことがあります」車の止まる音。門を開け邸に入る昌浩。「遅い!ちょっとって言ったのに」仁王立ちの太陰。「ただいま。じい様には俺から謝っておくから、先に話をさせてくれ」と昌浩。「じい様、高淤の神より神殺しの焔を借り受けて参りました。紅蓮を討ちます」「そうか」「もう一つ、じい様にお願いがあります」「わかった」「ありがとうございます」一礼する昌浩。勾陳顕現。「晴明、あれは確かにお前の孫だな。騰蛇の断じたとおりだ。朱雀の太刀を借りてこよう」「わしの孫か」陰陽寮。廊下を歩く昌浩。「聞いたぞ、昌浩殿」「敏次殿」「暦博士のお供で出雲に赴くことになったそうだな。行成様も大層喜ばれておった。後で顔を見せに行くが良い」「ありがとうございます。敏次殿」吉昌の前「成親、昌浩。既に父上から聞いていると思うがこの度の出雲行きは表向きの事。真に成すべき事は分かっているな?」「はい、父上。俺は遅れて出立する。お前の隠れ蓑としての役割はちゃんと果たす。安心しろ」「はい」翌朝。墨染めの衣を用意する昌浩。歩きながらでも食べられるとおにぎりを差し出す母。「ありがとうございます。母上」「本当に大きくなって」「あの、母上」「何です?」「尋ねないんですね。これから俺がしなきゃいけないことやこの間負った傷の事」「あなたが話したくなったときでいいわ」「母上」「おはよう、昌浩」「おはよう、彰子」「行くの?」「うん」「いつ?いつ、出雲から帰ってこられるの?夏前には帰ってこられる?」「夏前・・」「蛍、一緒に見たいから」「出来るだけ早く帰れるようにするよ」「うん」うれしそうな彰子。「彰子、これを。失くすといけないから預かってて」匂い袋を差し出す昌浩。「え、でも・・・」そっと包むように抱きよせる昌浩。揺れる瞳の彰子。「彰子に持ってて欲しいんだ」「わかった」暫くそのままの二人。出立の時。「ほお、墨染めの衣なぞ持っていたのか。これを」差し出すじい様。「じい様。数珠」「わしも直ぐ追う。宜しく頼むぞ」六合、太陰、勾陳、玄武が頷く。「じゃ、行くわよ」太陰を中心に渦巻く風。包まれる昌浩と神将たち。「皆、行ってきます」太陰の風で出発。次回、第二十四話「黄昏の風、暁の瞳」智鋪の宮司を苦しげに見上げる風音。立つ大百足。鴉の嵬。もしや子・風音と嵬か?原作から随分変えてあります。特に気になったのは兄上。兄上は出来る人だけどもっと飄々としていてその辺りが一番じい様に似ている孫だと言うのにその良さが出てません。でも小姫の話の時、既に二人の兄を合わせたようなキャラになっているので仕方無いのか。甥っ子たち可愛い!敏次がかなり好青年。朱雀の神将殺しの力に触れられてない。朱雀の太刀は浄化すると言う理由で憑り代に選ばれています。神将も死ぬことを昌浩は言葉には出さないと思う。事実であっても言葉にするのは忌むべき事。この辺りが特に気になりました。そして彰子との別れ、もう少しだけ長く丁寧に。でも綺麗でした。 今回はこれ
2007年03月07日
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とりあえず感想だけ。後であらすじを加えるかもしれません。エリアーデはクロちゃんに会う前から愛を求めていたのだなあと思いました。自分の姿が美しく、伯爵の命じるように殺戮をしても、愛はもらえない。自分より強く丈夫な男を求めてもアクマという兵器である自分より強いものは人間の男にはいない。でもクロウリー・アレイスターは違った。人間には耐えられないアクマの血を啜り、超人的な力を得る。エリアーデ理想の男性。しかも自分が寄生型イノセンスを持つアクマの敵であるエクソシストに成り得るものだと知らない純情な男。二人の出会いも印象的ですが、アレンたちの登場で破綻を感じたエリアーデがアクマ本来の姿になるところが悲しい。もし人間とアクマと共存できる可能性がこの時点であったのならエリアーデはどうしたでしょうね?原作ではクロスによる改造アクマのチョメスケが出てきましたが・・・次回は決着をつけるのか? DS用ソフト
2007年03月06日
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撤収を宣言するナル。ヴラドは恨みを持った霊ではなく、鬼や化け物。「僕は幽霊を狩る方法は知っているが、化け物を狩る方法は知らない。除霊は不可能だ。それともこの中に奴を狩る方法を知ってるものはいるか?」失踪した人たちをそのままにしておくのかと食い下がる麻衣だが、全員死んでいる、望みはないとナル。ヴラドの唯一の弱点は、殺戮を繰り返していたこの家に囚われており、出られないこと。失踪者の捜索は警察が家を壊せば見つけられるがこれは僕たちの仕事ではない。逃げ帰るのかと詰る麻衣だが、今回のまどかからの本当の依頼は南心霊研究所がデービス博士の偽者を連れ歩いているとの噂の真偽の調査。調査は終了しており、これ以上の危険を冒す必要はない。「謀ったな」と怒る麻衣だが「・・・この中には腹芸が出来ない奴が要るからな」と返すナル。自覚がある麻衣は、悪かったわねと言いつつも、五十嵐教授に実はナルが所長であるとばらし意趣返し。今度は撤収に応じる麻衣。そんなやり取りを見て沈んだ様子の真砂子。荷造りしながら本当にこのまま帰っていいのか真砂子に尋ねる麻衣。「私、あなたなんかに呼び捨てにされたくありませんわ」と真砂子。「なんか」といわれる理由を尋ねる麻衣。「どうしてナルはあなただけ呼び捨てにするんですの?」顔が真っ赤な真砂子。麻衣はナルが自分を特別馬鹿にしているためだと笑う。むしろナルの弱みを握っている真砂子の方が特別扱いを受けていると麻衣。弱みなんて知らなかった方が良かったと真砂子。プライドが高いナルは弱みを握る自分のことを嫌っていると考えている真砂子。一人にしておいてと廊下に出る真砂子。一人では危険だと止める麻衣だが・・・綾子から真砂子の行方を聞かれ、ヴラドは若者が一人で居るところを狙っていることを思い出す麻衣。何故一人にしたのか?と聞くナル。落ち込んでいる様子の麻衣。撤収の手伝いにまどかと安原も来た。真砂子の荷物を見てくるとナル。メンバーに先に空白部分での捜索を指示するが見つからないまま半日。後悔と疲れでしゃがみこむ麻衣。うとうとしたら・・・と綾子。夢で真砂子の安否が分かるかもしれない。いつもの夢。宙に浮かぶ麻衣の周りのおびただしい数の人魂。そしてナル!?真砂子の行方を尋ねる麻衣。あるドアを指差す、穏やかな表情のナル。無事かどうか尋ねると消えてしまう。急ぎドアを開け部屋に入ると奥にうずくまる真砂子が。ナルがついさっきまで励ましてくれていたらしい。「とっても素敵に笑うんですのよ・・・可笑しいでしょ?」俯く真砂子がいつもより小さく見えます。良かったねと微笑む麻衣。自分の生死が分からない真砂子は泣き出すが、舞は自分のお守りの鍵を渡し必ず助けると約束する。麻衣の夢に出てきた暖炉のある部屋が見つかる。夢の通りクローゼットの中に通路があり、迷路の生垣が続いていた。その奥にあるドア。中央部分の床が高くなっていたのは此処を覆うためかとナル。一人で急ぎ中に入る麻衣。見覚えのあるドアの奥には真砂子が。何かに滑りつつも真砂子を見つけた麻衣。真砂子は無事だった。しかし麻衣の手についた血は・・・血まみれなベッド。血に満たされた浴槽。そして浴槽から浮かび上がってきたものは・・・河童?のようにも見えますがヴラド。真言を唱え九字を切る麻衣。ヴラドが怯んだ隙に真砂子を連れて逃げ出しますが壁の中から出てきた手につかまってしまいます。夢で見た二人の助手の手か?近寄ってくる血の足跡。と息のかかるほど近くまで来ているヴラド。危ない!口笛を吹くリンさん、と何かがヴラドを切り裂いた。今のはヴラドを驚かせただけ、走り逃げるメンバー。窓から外へ出ろ!とナル。無事外に逃げ出せたメンバー。一人で行動した麻衣を咎めるぼーさん。素直に謝る麻衣。見つかった失踪した人々の積み上げられた遺体。のどが痛そうだったとぼーさん。そして数え切れないほどの骨。そんなにたくさんの人が・・・と俯く麻衣。麻衣の背に手を置く真砂子。手渡す麻衣のお守りの鍵。夢だと思っていたと驚く麻衣。過去視に透視に幽体離脱と来たか、どんどん芸が増えるなとぼーさん。芸といえば・・・とヴラドの助手に捕らわれた麻衣を助けるためにリンさんが投げた物について尋ねるぼーさん。それはリンの式。捕まえた霊を使役することを役使、使役される霊を式。そう聞いて「かっこいい!」と驚く麻衣微笑むリンさん。リンを照らすように昇る朝日。穏やかな笑顔。本当に素敵です!明るくなってきたな、と立ち去るナル。何かを落とす。綾子が気付き、拾い上げたのは・・・真砂子の櫛。「なに~?」と麻衣。「な~んでナルが持っているのかなあ?」と怒りを滲ませた笑顔。が、ちらと振り返るだけで直ぐに行ってしまうナル。「黙秘かよ!」と麻衣。あらといった感じの綾子。微笑む真砂子。「や~ね~。照れちゃって」「そんなに心配だったのね」「お優しいですなあ」「良い話ですねえ。うんうん」と追い討ちをかけるぼーさん、まどか、ジョン、安原少年。「イクナイ」汗たらたらの麻衣。ヴラドが除霊出来ないこと、先々代の遺言どおり厳重に封印して屋敷を朽ちるに任せることを勧める替え玉所長・安原。さもなくば焔で浄化するしかない、家ごと燃やせば浄化できると。そして去るメンバーたち。しばらくして載った山火事を知らせる小さな新聞記事。あの屋敷で起きたことを考えると余りにも小さすぎる記事。事務所の麻衣とまどか。帰ることになったと告げるまどか。せっかく仲良くなれたのに・・・と残念がる二人。ナルとリンのいない今がチャンスとナルの両親についてを尋ねる麻衣。ナルの父もナル同様超心理学者だと答えるまどか。聞かれないと応えないが秘密主義というわけではないと話すまどか。今はちょっと事情があるだけ・・・「事情?」と麻衣。「知りたい?」とまどか。まどかの口元に耳を寄せる麻衣。「実は・・・ナルとリンとは駆け落ち中なの」「えぇ~っ!」「とかだったら面白いと思わない?あははははは」まどかさん、人が悪い。というか面白い。「・・・冗談ですよね。ナルには真砂子が居るわけだし」「そうなの?」と意外そうなまどか。櫛を持っていたことを持ち出す麻衣。それで落ち込んでいたのかと納得するまどか。「誤解よ誤解。ナルだって、仲間の心配位するわよ。表に出すのが下手の子だけどロボットじゃないんだから」特別な意味があったわけではないのかと微笑む麻衣。少し照れてます。「多分ね!」とのまどかの一言で一気に醒める麻衣。次回、FILE8 呪いの家#1今回も怖かったですが、FILE7も今回で終わりだったため最後は和やかでよかったです。ヴラドが血の浴槽から上ってくるところが一瞬河童に見えましたが、助手の手に捕まり、ひたひたと血の足跡が迫り息がかかるところは怖いですね。というか生臭そうです。死にたくない・・・は殺された人々の言葉ではなくヴラドだったようですね。真砂子と麻衣。周囲から見ればどちらも充分特別扱いだと思いますが、ナルの弱みを知らなかったら良かったのにと思う真砂子がいじらしい。後ろめたさのない麻衣がうらやましいのでしょうね。夢でもナル?の素敵な笑顔が見れて、そして櫛を持っていてくれて良かったね、真砂子。リンさん、カッコよかった!式を放つところも良かったし、普段余り見られない笑顔も拝めました。それにしてもまどかさんの一言、天然なのでしょうか?まどかさんの言葉にジェットコースターのように一喜一憂する麻衣も笑えたけど、まどかさん面白すぎます。 ラジオドラマCD。小説原作からマンガ、ラジオドラマ(またはドラマCD)、アニメと派生する物が多いのでしょうか?
2007年03月06日
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マドレッドから落ちて気を失った三人。シュー、シューと何かを噴霧され咳き込起き上がるリーフ。周囲には黒い服に黒い帽子の人々。バルダとジャスミンも目を覚ます。グローブ、マントそして剣も無い。「もう一度だ」と赤い服に赤い仮面の人物。再び消毒を掛けられる三人。チュルナイでは常に清潔を保っているらしい。「クリーンチュルナイ!」一緒に唱和しろと命じられる。唱和をはじめる黒い服の人々。挨拶のようだからやろうと囁くバルダと同意するリーフだがジャスミンは嫌な様子。チュルナイの町の外に倒れていた三人。訪問者を歓迎しないチュルナイに何故来たと問われ、暴走したマドレットから落ちて気絶したのだと答えるリーフたちだがマドレットなど居なかったと聞いてくれない。ジャスミンが私達だって何が何だかさっぱり分からないわ!・・・と言い放つと、言葉に気をつけろと赤い人物。その人物は9人のネズヌクの中の主席、チュルナイの町を治めるライ。ネズヌクって何よ?と食って掛かるジャスミンを制し、バルダがここでの作法を知らないのでと話すとここチュルナイではネズヌクと呼ばれる清浄委員が清潔法を持って治めているという。リーフが荷物について尋ねると別室で消毒しているという。クリーの行方を尋ねると鳥を仲間にしていることに驚き怯える町の人。暇乞いをする三人だがチュルナイでは間もなく夕食時。既に法を持って三人の分も用意されているという。ネズヌクらに連れられ手を洗いつめの垢までチェックされる三人。おなかが減っていても食べる気が失せる三人だが高すぎる食卓に並べられた料理はどれも素晴らしく、最近では見られなくなったチョコレートまで並んでいる。スプーンやフォークがなく手づかみで食べる。バルダにとっては久しぶりの、リーフやジャスミンにとっては初めてご馳走。食事は良いわねと満足げなジャスミン。勢い余ってのどを詰めるリーフがボールに入った水を飲むと側にパンの並んだ大皿を持ち立っていた黒い服の子ども・ティラが手を洗う水だと教えてくれるがティラがパンを一つ落としてしまい、悲鳴を上げる。食べ物を下に落とすのは邪悪。邪悪は鞭で百叩き。あわや鞭打ちされそうになるティラを咄嗟に自分が落としたと庇うリーフ。よそ者だからと許されるリーフ。ホッとする間もなくジャスミンの髪の間に隠れていたフィリがテーブルに降りてチョコレートの上に載るところを見て逃げ出す町の人々。邪悪な生き物が現れたと騒がれジャスミンの手に逃げ込むフィリ。魔物が這い縋っている、殺せと命じるライ。フィリを殺されまいと逃がすジャスミン。捕まえようとするネズヌクだがすばやく動くフィリにおっかなびっくりで捕まえられない。魔物を持ち込みチュルナイを滅ぼそうとした不潔な者達を裁判にかけると宣言するライ。フィリが見つからないまま裁判が始まるが判決は聖なる杯の中にある生と死のカード、二枚の中からどちらを引くかで死刑にするかどうか決めると言うライ。しかしライはこっそり二枚とも死のカードを杯に入れる。リーフがカードを引くがそれはどちらも死のカード。当然死のカードを引くリーフ。ティラがそっと二枚とも死のカードであると知らせてくれる。イカサマをしたライ。二枚とも死のカードだといっても言いくるめられるだろう。トパーズを服の上からさわり挫けそうになる心を清め強くするリーフ。ライにカードを見せろといわれ躓いた振りをして周囲にある焔の中にわざと落とし燃やしてしまう。申し訳ありませんといいながらも、杯に残ったもう一枚のカードを見れば自分が何を引いたか分かると話すリーフ。残っていたカードは死のカード。つまり、リーフが引いたのは生のカード。死刑は免れた三人だが、「お告げ通り存分に生を謳歌するが良い、牢獄でな」と牢獄行きを命じられる三人。同時に魔物・フィリを探索し殺せと引き続き命じられる。自分を助けてくれたリーフが牢獄行きを宣告され走り出すティラ。牢獄に閉じ込められる三人。出しなさいよ!と叫ぶジャスミン。三人は牢獄から逃げ出せるのか?フィリはうまく逃げ出せたのか?そしてクリーの行方は?デルトラ図鑑は「9人のネズヌク」次回、第10話「牢獄からの脱出」ティラが牢から出してくれるようですが、ライはかなり執拗に追いかけてくるようですね。ジャスミン、今回は徹底的に屈服しない彼女に少しひやひやさせられましたが、そこは身分の高い人への対応に慣れた(?)大人のバルダさんが取り成していましたね。始めは何かと頑なだったバルダさんも柔軟になりましたね。リーフ、ティラを助けようと思い切った行動をとります。よそ者のリーフらに一見寛大な態度をとったネズヌクらの判断で助かりましたが・・・今回もリーフらを救ったのは論理的思考ですよ。原作で読むと必ず子どもが私に同じように質問してくるのでこうしたリーフへの謎掛けや試練を楽しみにしているのでしょうねえ。それにしてもライらネズヌクらに当たり前に支配されているチュルナイでは誰も庇ったり助けようとはしないのでしょうか?子どもの数も少なそうなのも気になります。チュルナイ、ネズヌク、異様に清潔に固執しているところ、手づかみの食事。ラットシティに到着したのかと思っていたらチュルナイだったこと。何だかネズミに関係ありそうな感じですね。 原作ではこのあたりデルトラクエスト 5 チュルナイ編 画像もなく、在庫切れになっていますがマンガのチュルナイ編は今月発売のようです。
2007年03月05日
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先週はのだめ好きな娘がテスト期間中だったため、ようやく先週と今週ののだめをまとめてみました。既にあらすじも感想も多くの方が書かれているので感想だけ。Lesson6何と言ってもさくら父を叱り付ける千秋が良かったです。というか怒っている千秋を見る(千秋の怒声を聞く?)のが楽しみで見ているのだめです。さくらちゃんが落としたのだめのお弁当を食べるところや、大きいからコントラバスが好きなさくらちゃんなのにコントラバスよりバイオリン好きさくら父だったり、背負ったコントラバスにすっかり隠れて歩くさくらちゃんと同じくコントラバスを背負っている彼氏の描写とかが無かったのが残念でした。でも短い間にさくらちゃんとミルヒーのハーレムがうまく入っていたと思います。Lesson7裏軒にて食事中の講師たちのSオケの悪口を聞き(谷岡先生を除く)キラ~ンと包丁を光らせる峰父が良い。そしてSオケ公演後、千秋が良い影響を与えている云々の話をしている講師たちの「峰君とかね」の言葉ににっこりする峰父。甘すぎるけど良い父だよなあ。それにしても先生方、パフェを食べてました。原作でも千秋のわがままメニューに難なく応えてましたものね。峰父、どこまで作ることが出来るのか一度食べに行って見たい。千秋の指揮に逃げ出すユキちゃんと慰める真澄ちゃん。そして千秋のバーカと泣くコンマス峰君。笑える。演奏シーンより描きやすいのでしょうか?本番の演奏より練習風景の方がアニメは楽しい!(マンガもか?)そして本編並に力が入っているプリごろ太。Sオケの演奏を聞き微笑むミルヒーは音楽を愛する巨匠。でも演奏後ベンチで眠る千秋の隙を狙ってキスするのだめと寝たふりでお見通しの千秋を見て怒るミルヒーは巨匠とはかけ離れているなあ。でも次回はミルヒーの・・・が来るようですね。ハーレムな生活の終焉か? 今月の月ピのだめ他、『神童』、『ピアノの森』の特集。交響曲第7番 イ長調 第1楽章より(ピアノ版)のスコアもあります。のだめが弾いていたと同じでしょうか? 神童。未読です。 ピアノの森。こちらも未読。 吹奏楽も、のだめ!
2007年03月01日
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都に広がる黒雲。宙に浮かび胡坐をかいて見下ろしているのは・・・「黄泉の瘴気か、鬱陶しい。この高淤の膝元を穢すとは全く恐れ入る」貴船の龍神、タカオカミノカミ。色っぽいです。社殿の側に降りると、背後に現れたのは道返の守護妖、大蜘蛛と大百足。赤く光る眼が警戒色を発するナウシカの王蟲のようです。耐えがたき年月を耐え守ってきた黄泉の扉。しかしいまや守護妖の力を持っては封印を保てない。道返の巫女を奪われ今まさに黄泉の扉が開かれんとしている。タカオカミノカミも感じる闇の胎動の激しさ。巫女さえいれば・・・未だ行方の知れない巫女。かつて黄泉の扉を開けんとした智鋪の宮司の放った瘴気と同じ瘴気が都に広がっている。智鋪の宮司が蘇ったのか?右手に巨大な炎の白球を掲げ、若・晴明に投げつける紅蓮。「砕!」襲い来る白龍を砕く晴明。背後を守るのは六合。他の神将たちにも襲い来る炎蛇。太刀で薙ぐ朱雀。太陰は風で止めるが止め切れなかった炎蛇で転倒。動けない昌浩と天一を波流壁で守る玄武。槍をすばやく繰り出す六合。「滅!」槍を潜り抜け襲う炎蛇を術でかわす晴明。と頭上から別の炎蛇が・・・「晴明!」六合の声とともに後ろから大刀で炎蛇を掃う朱雀。しつこく大刀に噛み付く炎蛇。晴明が術で祓いますが、「これが金管の封印の解かれた騰蛇の真の力か」感嘆する朱雀。「この身体は強い。人を嬲り殺すには丁度良い」凄惨な笑みを浮かべ力を放つ紅蓮。その表情は正しく屍鬼。「禁!」六合、朱雀に守られながらも術で砕破する晴明。「我らを弄んでいるのか?」今回の玄武君も凛々しいです。「所詮無駄な悪足掻き。観念して地獄の炎にその身を焼かれるがいい」双頭の鴉の左頭・智鋪の宮司。「風音よ、こちらへ参れ」「宗主様」脩子姫を地面に横たえ立ち上がる風音。目を覚ます脩子。そして・・・「聞くな!お前は利用されているだけだ」引き止める六合「来い!風音よ」怒鳴りつける鴉。立ち上がった脩子も風音の足に縋り付き、一緒に帰ろうと引き止める。眼を見開く風音だが術で眠らせ、「この子をお願い」六合に託す。「もう、全てが遅すぎる」もう!何故このとき六合に縋らないの?俯き、鴉の方へと歩く風音。高笑いの鴉。「そうだ、それで良いのだ風音よ。あそこにいる晴明こそ父親の命を奪い母親を黄泉へと落とした宿敵なのだ」「偽りだ!」叫ぶ六合。「この私が嘘を?風音、どちらを信じる?」「黙れ!」いつもの六合からは想像も付かない怒りが纏う神気を白く揺らがせる。「晴明の配下であるお前の戯言に風音が耳を貸すはずが無い」勝ち誇ったような鴉。六合の槍が白く輝き紅蓮の炎を裂きながら鴉の左頭を薙ぐ。粒になって消える頭。「塊・・・」駆け寄り涙を流す風音。その周りを光が包み、強く輝いた途端、崩れる風音。「霊力が・・・」驚く晴明。同時に貴船でも電撃を受けたような大蜘蛛。「どうした?」「巫女の気配が。瘴穴の中に道返の巫女が・・・」と消える大蜘蛛。「巫女が瘴穴の中にいるというのか?」タカオカミノカミ鴉の側に横たわる風音。近寄ろうとする六合だが炎が邪魔で近づけない。「そろそろ終わりにするか」残忍な笑みを浮かべた紅蓮・屍鬼が晴明と神将たちを炎で包むが、何とか持ちこたえる晴明たち。「ほぉ、それでも足掻いて見せるか?面白い」両手に白い炎の玉を掲げる紅蓮。その時、異界の天井から降ってくる大蜘蛛。糸でぐるぐる巻きにされ、岩に投げつけられる紅蓮。「退け」降り立つ大蜘蛛。「あれは?」朱雀「道返しの守護妖?」太陰。「巫女よ、お探ししましたぞ、道返しの巫女。いや、巫女ではない・・・あなたはまさか、姫か?」風音に向って呼びかける大蜘蛛。「娘か・・・」合点がいく晴明。先の風音が示した霊力は巫女と同じもの。大蜘蛛が風音に呼びかけるが、糸を破った炎蛇が炎の白龍となって襲う。「目障りだ守護妖、喰らえ!これは、我らのものだ」「わが身とわが命。せめて巫女の御為に」爆発する大蜘蛛。「守護妖め。その身をもって瘴穴を閉じようとするのか?」天井を渦巻く黒雲。爆風が収まり気付いた六合が声を上げる「風音!」だが霞のように掻き消える六合。「神気は・・高於?」と、同時に晴明、昌浩、神将たち、そして脩子も瘴穴から消える。「逃がしたか。誰かが手を貸したようだな」憎憎しげな紅蓮。帝の下に集う陰陽師たち。 内より来る呪いなれば 天や降り結びの尊のお力を持ってして反し給え 万の禍を祓い給え 如何にして呪い来るとも祓うなり 打ち返す元の主に」目を覚ました帝。都を覆っていた黒雲のような瘴気が薄れる。空を見上げる敏次。「北辰が戻った」「ここは、貴船?」尋ねる太陰「ああ、しかし何故?」答えつつ疑問な朱雀「神の力だ」晴明が答えると現れる神気。片足を立てて胡坐をかくタカオカミノカミ。お召し物があれなんで眼のやり場困らないのか?晴明。「高淤の神よ、ありがとうございます」晴明。「礼には及ばない。話があって呼び寄せただけのこと」タカオカミノカミ、背中も大きく開いたお召し物だったのですね!「私にお話が・・・」太陰に皆を連れ帰り脩子を送り届けるよう指示する晴明。風を興し運ぶ太陰。「安倍晴明、智鋪の宮司が再び黄泉の封印を破ろうとしている」大百足「聞かせてもらおうか?瘴穴の中で一体何があったのかを」タカオカミノカミ。長い話であったためか、既に貴船を日の出が照らす。巫女の娘・風音、十二神将・騰蛇は智鋪の宮司の下。「奴は黄泉の扉を開く二つの鍵を手に入れたということか」「二人が扉の鍵とは一体?扉は巫女の力で守られているのではないのですか?」と尋ねる晴明「出雲にある人間界と黄泉の国を隔てる千引岩は二つあるのさ」一つ目はいふやの坂を伝い隧道を抜けた先にある大きな巌。その封印の先は巫女のいる聖域、若い頃の晴明とリュウ斎が訪れた土地。封印は巫女が守り巫女でしか解けない。風音は巫女の娘。巫女の代わりの鍵。もう一つの千引岩。聖域と黄泉を隔てる第二の扉。道返大神による封印、神の力で無くば解くことは叶わない。紅蓮ら十二神将は神の眷属。第二の扉の鍵になりうる。「智鋪の宮司が手にしたとなると二つの千引岩は砕かれ黄泉の軍勢が地上にあふれ出すこととなるだろう」「今再び汝の力を乞う。封印を守り、智鋪の宮司の目論見を阻むために」助力を乞う道返しの守護妖・大百足。「如何する?」と面白そうに問う高淤。神と守護妖を見上げ一礼する晴明「はい。今度こそ必ず奴を倒します」晴明の答えににやりとする高淤。都に眼を向け、「鬱陶しい瘴気がようやく消えたか」大路で行成を囲む検非違使たち。騒乱を鎮圧できたと報告。労いつつも油断せず見回りを続けるようと声をかける行成様。はっ!と散る検非違使たち。「吉昌殿のご祈祷が効いたか」朝日の中晴れやかな笑顔です。褥に横たわりうなされている脩子姫。側には母である中宮定子。「姫宮、姫宮。大丈夫ですか?」尋ねる母。目を覚まし母を見る脩子が「おかあさま!」と何度も呼び母の膝で泣き伏す。「どうしたのですか?怖い夢でも見たのですか?心配をかけましたね」と頭をなでる母。久しぶりに我が子に触れることが出来うれしいと話す母。その言葉にようやく顔を上げる脩子。「さびしかったの」「そうでしたか。私も寂しい思いをしていましたよ」母も涙「ほんとうに?」頬に赤みが差すなが子。「ええ、寂しくないわけがないでしょう。一人で心細かったことでしょう」脩子をそっと包みます。「そういえばいつも姫宮についていた女房はどこに?何と言う名前だったかしら?」筵に横たえられた風音。「手はずはすべて整った。風音よ、今暫くは眠るがいい」風音を見下ろす男の顔・・・リュウ斎!?岩穴の中ん、隠れ潜む鴉の塊。安倍邸。柔かい朝の光の中、目を覚ました昌浩を見つめる心配そうな彰子。「昌浩、気が付いた?」「彰子元気になったんだ」「ええ、私のことより・・・」「また、夢を見たよ。暗い闇の中、もっくんが向こうにどんどん走っていって、呼んでるのに、一生懸命呼んでるのに・・・」「昌浩」「彰子」呻く昌浩。「まだ動いては駄目よ」紅蓮がわが身を刺し貫いた時を思い出す昌浩。滴る血を舐め笑んだ紅蓮。「夢じゃ、なかったんだ」昌浩の様子に静かに涙をこぼす彰子。驚く昌浩。「いいの。何があったかなんて、無理に話してくれなくて、いいの」昌浩を案じる彰子の気持ちが声に良く現れています。「彰子、泣くなよ。大丈夫だよ」「うん・・・やだ、私」微笑み涙を拭う彰子「直ぐ良くなるからさ。心配ないって。な」「うん。ごめんなさい。でも、無事でいてくれて良かった。本当に良かった」泣き止んだ彰子を見て微笑む昌浩だが。自室で地図を広げる晴明。「再び出雲へ向うことになるとは・・・勾陳か?」背後の扉にもたれるように現れた勾陳。天一と朱雀の様子を問う晴明。「天一は相変わらずだ。下手をすれば死ぬ。十二神将とて死は訪れる」廊下では欄干にもたれる太陰と玄武。腰掛ける六合。「久しぶりに来て見れば何だ。揃いも揃って暗い顔をしているな」と勾陳「昌浩が騰蛇に深手を負わされ その騰蛇が敵の手に落ちたのだ」と玄武「知っている。お陰で青龍は同じ過ちを繰り返した騰蛇を今度こそ殺すと息巻いている」むっとしながら話す勾陳。「殺すって・・・」不安げな太陰。まだそんなことを・・・と現れ腕組する晴明。「ああ、全く。我ら十二神将に手を出そうという輩がいることも癇に障る。ましてや騰蛇を奪うなど」怒り、睨み付ける勾陳。「奪われたなら奪い返すまでのこと」剥き出しの闘志。姐さんかっこいい!「落ち着け勾陳。今のところ昌浩が一命を取り留めたことがせめてもの救い」なだめる晴明。「騰蛇を奪ったものは今どこにいる?」勾陳の横顔「智鋪の宮司、風音そして紅蓮は出雲の国の東、いふやの坂の巌だ。そこで黄泉の国へと続く扉・千引岩を開けんとしている」「成る程、出雲か」唸る六合。宗主の居ない隙に風音に近づき嘴で起こそうとする左頭を落とされた鴉。巌の奥、光り輝く白い岩?その前に立つリュウ斎が年齢を重ねたような姿の宗主。「お前をこんな眼にあわせたのが私とも知らず、お前の娘・風音はもう私の言いなりださぞ悔しかろう道返しの巫女よ」光る透きとおった何かの中で横たわる道返しの巫女。「もう直ぐだ。もう直ぐ黄泉の封印が解かれ、ついに扉が開くのだ。もはや私を止められるものは居ない。誰であろうとな」一命は取り留め目を覚ましたが、心此処にあらずな様子が続く昌浩。その様子に、騰蛇のことが心配じゃないのか?と腹を立てる太陰。深手を負って動けないだけだと玄武。辛い時は泣けばいいって言ってるのよ!と地団太踏む太陰。そこに現れる勾陳。「あれは泣かないんじゃない。泣けないんだ」ぼんやりした様子の昌浩。次回、第二十三話「軻遇突智の焔は厳かに」次回は成親兄様登場か?敵地に向う神将たちの顔は引き締まっていますが手を振る甥っ子たちの可愛いこと!そしてタカオカミノカミを見上げる昌浩。あれは・・・ 紐がかかって立ち読みは出来ず。文庫に収録されるまで待ちます。
2007年03月01日
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今日、急遽お出かけが入ってしまったので一言だけ。智鋪の宮司に戻って来いと言われた風音を引き止める六合さんかっこいい!敵意をあれほど滲ませた様子初めて見ました!智鋪の宮司である鴉の左頭を槍で薙ぐところも。風音!取り返しが付かないと思うのならどうしてあっちに行ってしまうの?駄目でしょ!タカオカミノカミ、色っぽいお姿!片膝立てたお姿が何とも眼のやり場に困ります。紅蓮、怖い。火飛ばしすぎ!朱雀がこれが抑制の取れた紅蓮か?といっていたように思うけど金冠の無い抑制の取れた紅蓮を以前も見ているのでは?久しぶりというほどではないでしょうに、神将の時間間隔では・・・それとも前回は直接対峙していないのか?そして若・晴明はとても素敵でした。泣けない昌浩に涙。明日以降、あらすじ・感想を書きます。
2007年02月27日
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アレンとラビがゴキブリ並に(!)生きていることを知ったエリアーデ。「・・・このままほっておくとあいつらはきっとあれに気付いて、そして、アレイスターをこの城から・・・」前回のラビをメロメロにした時とはうって変わって、怖い顔して月明かりの差し込む廊下を歩くエリアーデ。あれとは一体?「だめよ。アレイスターをこの城から出すわけには行かない。あいつら、生きて返すもんか!」祖父の肖像画に話しかけるクロちゃん。お前は一生この城で花の世話をしているのが幸せなのだと死ぬ間際、遺言を残した祖父。「お爺様、私は本当の吸血鬼になってしまったである。村人たちに嫌われ誰も私と友達になってくれない。私はこの城の中でずっと生きてそして死に行く定めなのだ」目には涙。泣き笑いのクロウリー。愛しいエリアーデが傍にいるというのに・・・「お爺様、これはあなたの呪いですか?いつまでも外の世界に憧れあなたの遺言を破りたいと願っていた私をこの城に縛るためにあなたが私を化け物になさったのですか?」そこへ泣きながら入ってくるエリアーデ。エクソシストと名乗る男たちがクロウリーを退治に忍び込んできて攻撃を受けたと訴えるエリアーデ。中央階段の花を全部燃やされたと聞き、先程の揺れに納得するクロウリー。「おのれ、大事なお爺様の形見の花を」戦って!、このままでは殺されてしまうとエリアーデ。躊躇するクロウリーの頭を掴み自分の首元をクロウリーの唇を押し付け血を吸わせようとするエリアーデ。そのままでは勝てなくても私の血を飲めば吸血鬼であるアレイスターはエクソシストよりも強くなる。二人でずっとこの城で暮らしていくために・・・「私にはもうエリアーデしかいない」覚悟を決め牙を立てるクロウリー。一方墓を掘るアレンとラビ。アレンはラビに食人花が出す甘い香りが以前師匠・クロス元帥が育てていた花の香りと同じだと気付いたと話す。棺桶に当たるショベルの音。開けてみると中の遺体はアクマとなった村人たち。クロウリーが襲った村人たちは全部アクマだった。もしアクマだけを襲っていたとしたら、クロウリーが吸血鬼で無いとしたら・・・そのとき、ラビの背後に・・・「ラビ!」同時に殴り飛ばされるラビ。「私を怒らせたな」すごいスピードで襲い掛かってきたのはクロウリー。アレンにも襲い掛かる。「クロウリーさん、話を聞いて!」クロウリーの畳み掛けるような攻撃を逃げながらかわすアレン。立ち止まりイノセンスの発動を解き話を聞いてくださいと訴える。クロウリーが襲った村人は全部アクマ。アクマを襲っていたことを知っていたか?と尋ねるアレン。「あなたは吸血鬼なのか?」飛び掛って髪を毟り取るクロちゃん。「お前の血は不味い」人間の血だから不味いのではないかと尋ねるアレンを反対に化け物呼ばわりするクロウリー。「アクマだとか吸血鬼だとか関係ない。私はこの城で生きるのだ。エリアーデと共に、誰にも邪魔されず永遠に!フハハハハハ」攻撃され倒れるアレン。そこにラビ登場!ぶちのめしてから話を聞いてもらうとラビ。頭を強く打ったアレン。星が回っていると思ったらティムでした。早く戻らなくちゃ・・と思ってもふらつくアレン。と周囲の様子に隠し部屋?壁に映る怪しい影。この影はもしかして・・・いきなり閉じられるレンガの壁。影が無い。まだ頭がくらくらしているのか・・・と傍にあらわれたのはエリアーデ。女の子の秘密の部屋に入ってくるなんて・・・と白い坊や・アレンに話しかけるエリアーデ。肩の噛み跡に気付くアレン。白粉をはたきながらアレンを仕留めそこなったクロウリーを詰るエリアーデ。次の瞬間エリアーデの伸びた腕で書棚に押し付けられるアレン。「あんたは私が始末してあげる。エクソシスト」変貌するエリアーデの顔。エリアーデの強さに疑問を持ちながらも、アレイスターにやられた傷のためか熱を感じるアレン。気を失いそうになるのを気力で持ちこたえています。「・・・アレイスターに相等やられたの?もう戦わないの?」抵抗しないアレンに尋ねるエリアーデ。尋ねられながらも眠気に襲われるアレン。眠ったら殺される何か考えろ・・・「だってあなたと戦う理由が無い。アレイスター・クロウリーを退治する気はありません。だって彼は吸血鬼でも化け物でもない。彼が殺したのはすべてアクマだった。彼は僕たちエクソシストの仲間かもしれない。もし仲間だったら一緒に此処から・・・」その瞬間再び人が変わったように殴りつけるエリアーデ。「仲間?バカじゃないの?あいつは吸血鬼なのよ!あいつを、アレイスターを・・・つれてなんか行かせるもんか!絶対にアレイスターを・・・だから」首を掴み持ち上げるエリアーデ。投げつけ壁にかかっていた斧を取ります。「アレイスターを連れて行かせない。だからお前を殺してあげる」残忍な笑みを浮かべるエリアーデ。ラビの槌を飛び退き交わすクロウリー。今のは少し驚いたと言いつつも戦いを楽しんでいる様子。あんたやっぱり俺たちの仲間かもなと話しかけるラビ。クロウリーがやった村人たちは全員アクマだった。悪魔の血を吸っても生きていられるのはアレン同様寄生型のイノセンス適合者のみ。クロウリーはエクソシスト。アクマを狩るのはイノセンスと同調しているから・・・と話しアクマを一緒に狩らないかと誘うラビ。興味ないと断るクロちゃん。ぶちのめしてから話し合うのではなかったのか?と突っ込むクロちゃん。ラビはクロちゃんの予想以上の強さに先に話しておこうと思いなおしたのだと説明しています。これからは手加減しないから後で返事を聞かせてとラビ。「イノセント第二解放!」クロウリーと二人でいることを邪魔されたエリアーデ。アレンの首を落とし血を貫いて城門に飾るつもりのようです。「誰もこの城へ近づけないように!」アレンの首を代わり差し出せば千年伯爵への面目も立つ。そしてずっとずっとアレイスターと・・・振り下ろされる斧。が、気を失ったはずのアレンの左腕が刃を掴み砕き、エリアーデを襲う。意識が無いのに左手だけが勝手に動いている!伸びる左腕に持ち上げられるアレンの身体。アレンの左目上の赤い線のペンタクルから黒いペンタクルが回転して表れ、そこから何か黒いものが伸び、髑髏のようなものが。とエリアーデの背後に浮かんだのは・・・「ただいまアレン。闇が戻ってきたよ」暗い中に立つチビアレン。その背後に立つ男は・・・「マナ、この前見えなくなったときに決めたんだ。例え左目が見えないままでも僕はエクソシストを続けるつもりだって。仲間と同じ覚悟はしたんだ」背後にいたマナが霞み消えていく「マナ!」「ならばより深く、より白と黒の世界へ落ちて行け」左目に戻る髑髏。「ああ、マナお帰り」アレンの左目が再びアクマを捕らえるようになった。「あなた、アクマですね。あなたが昨日のアクマだったんですね」「眼が治ったのね」左肩から胸の傷を押さえるエリアーデ。「戻ってきた。黒と白の世界」「戦う気なのね」「ええ、前言撤回です。戦う理由が出来ました」アレンの左腕が光る。次回、第22話「エリアーデの真実」前半の襲い掛かるクロウリーの動きが良いです!マントを翻し飛ぶ吸血鬼?クロウリーは多少崩れていても動きさえ良ければ気になりません。でも素の時の絵は今ひとつ。耽美さが足りません。アレンの左目が戻ってくるところも期待していたのですが・・・中々原作の再現は難しいようですね。でもチビアレンが可愛いかったから許そう!村人たちから疎まれたり城から出て行けない苦痛。それをやわらげてくれたエリアーデ。それでも、クロウリーの悲しみは埋め切れてないように思いました。お茶目な肖像画を残している祖父。多分可愛くて仕方なかったであろうクロウリーの行く末を一番案じていたであろう祖父には城から出ないで暮らせというのが精一杯だったのでしょうね。ということは祖父にもまたは幼少時のクロウリーにも何か今を思わせるものがあったのでしょうか?(何もなく村八分ってことはないですよね)エリアーデはアクマであると判明しましたが今までのアクマとは違う感じ。もちろんアレンたちにとっては充分アクマなのですが・・・次回、エリアーデが何故クロウリーの傍にいるのか明かされそうです。
2007年02月27日
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影の憲兵団に捕まらないよう藪の中を歩くリーフたち。魔女テーガンは倒したがまだ子どもたちが残っている。気をつけなければ・・・と歩いていると看板が。「トムの店 旅行用品なんでもあります!」おなかをすかせたリーフとバルダは店まで行けば食べ物がるとホッとする。森で育ったジャスミンは店を知らない。つけられている。足音はばらばらだとジャスミン。狼か?と構えるリーフたち。狼なら火を怖がるからと木の枝を折って松明を作り二人に渡すジャスミン。どうやって火をつけたのか分かりませんがリーフがビックリしている間に火をつけてしまいました。「子どもの名前は ホット トット ジニ・・・最後に嫌われ者 イカボッド」狼たちとそれに付き添うような火の玉は三人の周りをぐるぐる回りながら歌い始めた。狼が座り、歌い終わると大きく口を開けその中から出てきたのは・・・テーガンの子どもたち。と、同時に仕掛けられていた罠がリーフたち三人を網に捕らえ木に吊るされる。そのとき剣を落とし、三人ともテーガンの子どもたちに捕まってしまった!火の玉はジニとジット。松明を拾いもっと燃やせ!焼肉だ!丸焼きだ!と歌う子どもたち。剣は蹴り飛ばして川の中。こっそりフィリとクリーが網をかじり始めた。ジニとジットが抜けたテーガンの子供たちは11人。11人では3人をうまく分けられない9人なら1人を3人で食べられるとリーフが言うと争い始める子どもたち。9人になれば3人なら1人1人ずつ、3人になれば1人なら3人とも食べられると焚きつけるリーフ。その間にもがんばるフィリとクリー。網は破られた!急ぎ剣を拾う三人。最後に残ったイカバットが襲いかかろうとした時には走って逃げる三人。兄弟たちの間抜けさを嘆く火の玉ジニ、ジット。追いかけるイカボッド。だがテーガンの地を抜けるとテーガンの子どもたちはそれ以上追って来れなくなった。ホッとするリーフたち。そこには目指していたトムの店。早速トムの店に入る三人。変わったほう品が置いてあるが店主がいない。バルダがお人よしな店だと品物を持ち上げようとするがびくとも動かない。そこで現れるトム。リーフが丈夫なロープを欲しいというとなんでもない普通のロープを出すトム。だがそのロープは投げれば巻きつく不思議なロープ。他にも不思議な商品を見せるトム。最初は疑っていたバルダも便利な商品に興味を示す。そこへ他の客が現れる。リーフにはロープ一本で銀貨3枚といったのに男には1枚で売っていた。机の上で交わすレジスタンスの合図に納得するバルダとリーフ。買い物を済ましおまけをもらって出る3人。先の男が馬で掛けていくのを見て馬があれば・・・と話していると後ろからそっと現れるトム。トムが売ってくれたのはマドレット。アブラといえば進みカタブラといえば止まる。金貨十八枚。とても買えないと思っていたがジャスミンが金貨を払う。影の憲兵団の荷物にあったとジャスミン。ラットシティに向う3人。分かれ道の看板、右には「はばひろ川」、左には「粉屋の丘」と書かれている。トムは左に行けといっていたがラットシティははばひろ川沿いにぽつんとある町。町は城壁に囲まれていてその街に入った人の話は聞いたことが無いとバルダ。入ったら生きて出られない?とジャスミン。トムの助言を聞かず右に進むリーフとバルダ。仕方なく付いて行くジャスミン。ところがマドレットが暴走を始めた!振り落とされ、気を失うリーフたち。デルトラ図鑑は「テーガンの13人の子供たち」次回、第9話 「クリーンチュルナイ!」前回見逃してしまいましたが公式サイトのあらすじで補完。マナスとクリーの活躍を見損なったのが残念でした。テーガンの子どもたちが間抜けでよかったです。特に嫌われ者・イカボッドの強欲さに助けられました。それにしてもテーガンの子供たちもですが魔物は、決められた土地から出て行けないのですねえ。トムの店、店も店主も怪しい店です。途中やってきたレジスタンスの男、正義のため活動しているとしてもジャスミンに「ドケ!」はないと思うのだけど・・・ 原作、マンガ以外にも色々あるのですねえ
2007年02月27日
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録画するだけして見ていなかったゴーストハントのFILE7#2、3をようやく見ることが出来ました。通してみると#2始まって間もなく、既に”浦戸”のヒントがあったのですね。五十嵐教授の助手・鈴木さんがいなくなった。家の中のどこを探しても見つからない。自宅にも帰っていない様子。捜索中新たに見つかる床下の隠し部屋。そこにあった慈善病院のコートから見つかる昔のお札。くれぐれも一人で行動しないよう指示するナル。麻衣はリンさんとお留守番。前回も「中国の人だったんだね」発言以来冷たいリンさん。リンさんにシカトの理由を尋ねてみる麻衣。私は日本人が嫌い、中国で日本人がしたことを知らないのか?そんなことも知らない日本人と馴れ合う気は無いとリンさん。怒りよりも悲しみを覚えた麻衣。昔の恨みを引きずっていては永遠に世界中が憎みあってなきゃならなくなる。それは嫌だ。自分が嫌いなら仕方が無いけれど・・・と真剣な麻衣。と、噴出すリンさん。昔同じことを言ったナルではない誰かのことを思い出したらしい。麻衣を嫌いではないリンだが生理的な反発は中々受け入れられないと話してくれる。リンさん決して意地悪な人ではないのですね。窓に怪しい白い影、出た!と抱き合う麻衣と綾子さん。と、まどかさん、窓から登場!調査報告です。さすがナルの師匠だけあって的確に調査をしています。失踪した鈴木さんが取る可能性のある交通手段などについて、以前失踪した人々について、そしてこの家の先々代、先代について。先々代が経営していた慈善病院について調査を依頼するナル。窓から出て行くまどかさん。廊下を歩く麻衣、真砂子、綾子。前方からやってきた南の助手厚木が役立てなくて・・・と謝る。良い人なのに何故南の助手などしているのかと思う麻衣。そのとき真砂子、綾子に置いていかれ一人になったと感じる麻衣が見たものは、どこかへ向う厚木の後姿。行っちゃ駄目だ、そこは・・・激しいノックで夜中に起こされる麻衣。厚木がいなくなった。鈴木さんに続いての失踪。デービス博士の超能力で調べて欲しいと五十嵐教授。自分の助手の失踪を前にしても断る南。偽者だと疑われて逆切れする南。博士とともに出て行ってしまう。階段を登っていて新たに隠し部屋を見つける麻衣たち。その中にあった肖像画の裏には”浦戸”と書かれていた。そこでお札に書かれた文字が左から右にではなく右から左に読むと気付くナル。安原が書き直した文章は「○処○来○○ハ皆死○○居ル浦戸ニ○サレタ○○聞ク○ゲヨ」誰かにここが危険だと知らせるメッセージと考えるSPRメンバーたち。ここで何かが行われたのは確か。何が行われたのかわかれば・・・とナル。交霊会での「助けて」の文字、あれは此処に来て死んだ霊のメッセージだと真砂子。その夜中に金縛りにあった麻衣。真砂子や綾子に起こしたくても声が出ない。麻衣を連れて行く二人の男。暖炉の部屋のテーブルの上の赤ワイン?再び抵抗しきれず引きずられるように連れて来られた場所。足元の血。血の浴槽。白い着物を着ている麻衣。身動きできないようにベッドに括り付けられのけぞらせた首にあてがわれる刃物・・・#2はここまで。原作で読んでいる時、かなり怖かったのですが、此処の場面アニメも怖いですね。夜、見なくて良かったわ。麻衣の悲鳴!綾子の平手打ちでようやく目を覚ます麻衣。飛んでくるSPRメンバー。夢の内容を聞かれ答える麻衣ですがかなり辛そう。思い出させて悪かったと手を頭に置くぼーさん優しいなあ。ナルの持ってきた紅茶でようやく落ち着く麻衣。翌朝、麻衣の夢について話し合うメンバー。以前からこの家に居ても無事な職員を一旦は疑うが消息を絶った人物の特徴がここの職員とは違い若い人ばかりということに注目。若い人が狙われるという仮説に麻衣と安原に絶対一人になるなとナル。退魔法の使える綾子と霊能力者の真砂子を組ませ、安原にはぼーさんとジョンをつけ、麻衣にはリンさんを付けようとするが・・・「あなたは誰が護衛するのですか?あなただって退魔法は使えない」と立ち上がり駆け寄るリンさん。血相を変えてます!ぼーさんを安原にジョンを麻衣にと提案しますがそれでは危険な可能性があるとナル。では誰か一人返してください、ナルを一人には出来ないと引き下がらないリンさん。「あなたに万が一のことがあったら教授に何と言ってお詫びすればいいのですか?少しはご両親の気持ちも考えてあげなさい!」しかりつけてはいてもまどかさんのときと違って負けない?ナル。「不満があるなら帰ってもらってもいいんだが」「忘れていたいただいては困ります。私はあなたを監視するために居るのです」きっぱりリンさん。その間中目が丸くなりっぱなしの麻衣が緊迫した空気を笑いに・・・いえ和らげています。譲らない二人に「僕が外れます」と安原少年。このタイミングのよさが好きだわ!調査から作った家の断面図を見せるリンさん。高くなっている空白の中央部。隠し部屋でもあるのか?抜け道は見つからなかったが・・・そこで抜け道は無いと推測するナル。中にある何かを隠そうとしている部屋だったら。壁の向こうを調べれば分かるとナル。そこへ再び窓からまどかさんと・・・安原少年も一緒です!危ないから来るなといったのに・・・と呆れるナルですが危険なのは家の中だけで外は全く危険ではないとまどか。事件前まで子どもがこの庭を遊び場にしていたほど!もちろん子どもが消えてことは一度もない。外から家を撮った写真を渡し調査結果を話し始める安原。家の中を調査していた時より煙突の数が1本多い。しかも一本だけ他の四角いものとは違う丸い大きな煙突。家の中央部の空白部分の上に立つ煙突。先々代は体が弱く外遊の度に医者に診てもらっていたこと。この家に住むようになって一緒だった二人の使用人が医者であったこと。母屋と離れが生垣で結ばれていたこと。その手入れに出入りしていた植木屋が不気味で特に離れは墓場のようなにおいを感じていたこと。来るたびにお手伝いさんが代わっていたこと。浦戸は先々代の雅号。つまり浦戸と先々代は同一人物。安原の説明が始まった頃から恐れを感じていた麻衣。その話を聞きたくないと心の声。震える麻衣の様子に気付いた安原。声を掛けようとしたぼーさんを遮ったのは・・・「この人はいけませんわ。あなたを救ったり出来ません・・・」と真砂子の本領発揮!いつもの意地悪真砂子とは思えない優しい表情と声。霊が離れていってホッとする麻衣。昨夜現れたのはいま憑いていたお手伝いの霊。あんな殺され方をして・・・と涙を流す麻衣。突然消えるライト。今までに無いほどのラップ音。ライトがついたときにあ壁に現れた血で書かれたようなたくさんの文字。その中には「浦戸」や「うらど」の文字も。近づく足音にまどかと安原退場!家中変な文字が現れたと飛び込んでくる職員。浦戸の意味が分かれば・・・真砂子に交霊術を依頼しようとするナルだが、ナルに自分が殺されていく恐怖が分かるのかとと麻衣。真砂子にそんな思いをさせられないと訴えます。が、ナルの悲しそうな顔に後悔する麻衣。麻衣の訴えに原さんはプロだからと一度は言ったナルもリンに招魂を依頼します。リンさん、有能な調査員というだけでなく霊も呼べたのですねえ。詳細なデータを必要とすることから最近消息を絶った鈴木と厚木についてしか分からない。鈴木さんを呼ぶりんさん。誰かのため息、現れる鈴木さんの霊。浦戸を知っているかという質問に怯えた様子の鈴木さんの霊。最後に鈴木さんの居場所を尋ねると指差した先には壁そして「ヴラド」の文字。ヴラドは吸血鬼ドラキュラ。小説のドラキュラのモデル・実在人物のヴラド。オスマントルコを退けワラキア(ルーマニア)を統治した王。潔癖症にして残忍な串刺し王。もう一人、若い女の血で満たした浴槽に入り自分の若さを保とうとしたハンガリーのエルジェベット・バートリー。当時既に日本に入ってきていた小説ドラキュラを目にした病弱な先々代がエルジェベットのようにお手伝いや入院患者から搾った血に浸かることで病を治そうと思ったのなら辻褄が合う。壁を壊すぼーさんとジョン。中に入るナルたち。レンガ敷きの床。ひどいにおい。内側からドアや窓が塞がれている。上るジョンの声!そこで見つけたものは・・・二ヶ月前ほど亡くなったと見られる死体。ナルの報告に驚く五十嵐。自分の命も危ないと席を立つ南。厚木を探さないのかとの問いにどうせ死んでるんだろうと自分の助手なのにつめたい南。どうか鈴木さんを探してとデービス博士を引き止める五十嵐ですが、デービスは偽者だった!南に言わされただけだと訴える男。やっぱり偽者に納得する面々の中一人ショックな様子のぼーさん。逃げるように追いかける南。五十嵐にも帰るよう勧めるナル。「僕らも引き上げます。除霊は不可能だ」解決できないまま去るのか?それとも・・・次回FILE7 血塗られた迷宮#4。中々どのような人物か分からなかったリンさん。前回、中国(香港)の人と判明しましたが今回、中国巫蠱道の使い手として招魂術も使えると判明。その上ナルの監視役!であることも。ついでにナルの親は教授!も判明。こうした依頼とは関係ないことが判明していくのは楽しいです。まどかさん、最強!安原少年引き際を心得ています。まどかさんと安原少年コンビは外回りの調査・聞き込みに最強コンビだと思う。引き上げると宣言するナルですがどうなることでしょう?そのまま無事引き下がれるとは思えません。次回も見逃せません。 最新刊か? アニメの原作マンガ、文庫版ではこの辺りか。マンガ文庫は5巻まで出ています。
2007年02月26日
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2月の読書記録映画「箪笥」の小説化にあたるのでしょうか?映画は見ていませんが以前C-WORK(ローカルですみません)の映画紹介に出ていたこの本と同じ表紙の写真が印象に残っていたので読んでみました。昔話や病気の母、箪笥、各所に雰囲気たっぷりなのですが、どんでん返しの応酬でした。少年陰陽師最新刊です。もゆら可愛い!可哀想な最期でしたが良い子です。紅蓮と勾陳にどきどき!彰子も昌浩も頑張りました。次回で完結か?アニメではまだ風音編なので感想を書くべきかどうか迷っています。(と普段ネタバレなくせに今更なことを言ってみる)今、小5の子どもがはまってます。子どもに勧められて読み始めました。アニメがきっかけですがマンガよりも原作のほうが好きなようです。獣の奏者(闘蛇編)感想はこちら。獣の奏者(王獣編)感想はこちら。天と地の守り人(第1部) 感想はこちら。第3部まであります。
2007年02月25日
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天と地の守り人 第一部 (偕成社ワンダーランド32) 上橋菜穂子作 二木真希子絵(2006年12月1刷 偕成社)夜、火で追い込む漁をしていた川漁師たちが不思議な光が流れていくのを見た。夜には飛ばない鳥たちが狂ったようにその光に向って小魚を捕らえる様に襲っている。光もまた小魚のように散った。そして少し前に起こった地崩れのあった辺りに吸い込まれていった。呪術師タンダは川猟師の顔役に頼まれ奇妙な光について調べた。呪文を唱えナユグを見てみると以前は深い峡谷だったのに今は水をたたえた大河になっていた。その大河には他のところより水温が高いところがある。それはちょうどナユグの土砂崩れがあった辺り。土砂崩れを調べていたタンダの師にして当代一の呪術師トロガイが見つけた甲虫は夏が暑いと増えるチョ(根切り虫)だった。チョが大好物な渡り鳥のオショロがこの冬は全然見られない。川猟師に奇妙な光については心配ないと告げ、他にその光を見たものがいないか聞いてくれと頼むトロガイ。ナユグに春が来てナユグの河の水量が増している。タンダたちが住む高地にまで及び影響を受け気温が上っている。それで渡り鳥に食べられなかったチョが増えて地崩れが起こっているのだろうと推察するトロガイ。あちこちでおこっているとしたら大変なことになるかもしれない。村長に川筋の地固めを願い出たらと言いかけたタンダであったが、一年半前、タルシュ帝国とサンガル王国が手を組んだと分かった時からここ新ヨゴ皇国の村々では十五から五十までの男十名を工兵に出すよう触れが来た。各地に砦を作るために借り出された男たちはまだ帰らない。その上今度は十八から四十までの男十名を草兵として徴兵すると触れが来た。星読博士であるシュガに伝えれば何とかなるかもしれないが・・・皇太子チャグムを思いだし、家に戻ったタンダを訪ねてきた男。バルサの居所を教えてくれという。短槍の達人バルサはタルシュ帝国から枝国になることを迫られた新ヨゴ皇国が出した鎖国で故郷に戻れなくなった人々から頼まれ国境破りの山越えを請け負っていた。ロタから新ヨゴ皇国に商人家族を連れ帰る途中、タンダに聞いてバルサを訪ねてきたという男はアムスランからの手紙をバルサに渡した。アムスランは新ヨゴ皇国の帝の盾・ジンの本名。ロタの酒場で情報屋から聞いたチャグムの死と葬儀。あの子が死ぬはず無い。そんなことなら宮に帰さなかったのに・・・そう思っていたバルサの元に届いたジンの手紙には、チャグムは生きており、ロタ王国にむかっていると書かれていた。チャグムは隣国のロタ王国とカンバル王国に同盟を持ちかけ、三国でタルシュ帝国に対抗するつもりだが・・・チャグムが生きていることはタルシュ帝国にはもちろん新ヨゴ皇国にも知られてはならない。味方が少なすぎる。自由に動ける味方はバルサだけ。焦る気持ちを抑え商人家族を街まで送り届けたバルサはロタへ引き返すことに。星の宮の寝屋で眠っていた星読博士シュガをゆすり起こした者は帝の盾・ジン。チャグムがなくなった知らせを持ってサンガルから帰還したジンたち一行。直ぐにやってきたタルシュ帝国第二王子ラウルからの使者。枝国になるか滅ぼされるか。第一王子チャグムの死とタルシュからの侵攻は帝と第二王子の祖父で陸軍大将・ラドウと聖導士見習い・ガカイの三人をがっちり結びつけいまやこの三人の密議で国が動かされていた。帝を抑えることができる唯一の人物、聖導士ヒビ・トナンが倒れ眠り続けているいま、新ヨゴ皇国は暴走し始めた馬のようであった。まだ正式な委譲を受けていないのに聖導士のように振る舞うガカイ。同格のシュガを排除しようと躍起になっている。目立たぬようにしていてもこの国の行く末を思うシュガはジンにタルシュ帝国に寝返っている内通者を探ってもらっているまだ見当が付かない。見当が付けば打つ手もあるのだが・・・チャグム皇太子が生きてこの場におられたら取れる手立てもあるのだが・・・ジンが伝えたバルサが旅立ち。だが無事に連れ帰るのは夢のようなもの・・・金貨、銀貨そしてサンガルから贈られた宝石を持って海に飛び込んだチャグム。貴人な雰囲気をもったチャグムが銀貨など出そうものなら訳ありの金持ちだと知らせているようなもの。一見まともな交易船に見えても海賊船に早変わりすることだろう。チャグムが海賊の手に落ちれば宝石は商品として流通する。見てからにサンガル王家由来の宝石など気安く売ることは出来ない。サンガルではなくロタで流通するだろうと考えたバルサはロタの港町ツーラム港に行った。盗品を売る相手を探す振りをして探りを入れるバルサ。バルサが探すの頭帯飾りの話はあっさり分かったが誰がそれを売って儲けたか分からない。当たりをつけた店に丸腰で向ったバルサ。そこですれ違ったヨゴ人。小男の店主の前に連れ出されたバルサは盗品を売りに着たのではなくこの店の向かいの店についての情報を買いに来たと話す。小男の店主がびびって買わなかった商品を向かいの店主オルシが買った頭帯飾りを持ち込んだ人物の情報を。すれ違ったヨゴ人も探っていたとバルサを押さえつけようとする用心棒たちだが、小男の首と頭を押さえたバルサ。サンガル王の特免状と引き換えにヨゴ人に教えたという情報を聞きだすバルサ。脅されて、赤目のユザンという通り名の男だと答える小男。無事に店から出たバルサを襲う用心棒もかわし表通りに走り出たバルサ。小男を抑えるときに蹴り上げた机で痛めた足。感じる年齢。養い親のジグロが「獣は走れなくなったら喰われるしかない」と言っていたことを思い出すバルサ。あのヨゴ人より先にユザンに会わなければ・・・酒を飲み眠っていたユザンの元に来たヨゴ人。呪術であわや話そうとしていたユザン。突然の衝撃と頭痛。目が覚めたユザンの前にはバルサ。突っ伏したヨゴ人を縛り上げ船大工小屋に。バルサはユザンからラッシャローの娘を売ろうと襲ったときチャグムが宝石を持って身代わりになったことを聞いた。ツーラム港の奴隷商人に売ってくれといったチャグムだが欲をかきすぎるのもいけないと思ったユザンたちは宝石だけ売ってチャグムは下ろしたといった。がっかりするバルサだが港から見える城を見て大領主の城かと尋ねた。チャグムも同じことを聞いたなと話すユザン。チャグムが十五日まえ、ラッシャローの腰巻姿のままスーアン大領主の城にのほうに歩いていったと。一方、織物商のもと奉公に出ていたアスラとチキサが久しぶりにタンダの元を訪ねてきた。チキサはアスラが夢にうなされていること、タンダのところに行って話したいことがあるとたずねてきたと話した。離せないアスラはタル文字で何かを書いた。チキサに訳してもらって内容は、聖なるものが南からきてカンバル王国の方に向って泳いでいく、怖くて眠れないといったものだった。ナユグの流れと一致していると思いタンダが話そうとしたときに玄関をたたく音。そこにはタンダの長兄・ノシルが。アラトで末弟のカイザが草兵に決まったがカイザは一昨年嫁をもらってこの春娘が生まれたばかり。「おまえに、たのみがあってきたんだ。兄弟みんなからの、たのみだ」兄が何をたのみにきたか、聞かなくてもわかる。自分がそれを断れないことも・・・大領主城に入っていたチャグムの行方を知るため門衛に近づくバルサ。給仕女が置いた皿のマッサルを食べて感じるいつもと違う味。手足に力が入らない!「出口はあっちだ」取り囲まれる兵士から逃がしてくれた男。だが今の自分には味方はいない。この男からも逃れなくては・・・囚われたバルサ。バルサを襲ってきた兵士は一体どこの?捕らえた男たちの正体は?敵か味方か?唯一つはっきりしているのはチャグムが生きていることは多くの人に知られている!バルサは、タンダはそしてチャグムは一体どうなってしまうのか?「天と地の守り人 第一部」です。ようやく図書館で借りることが出来ましたが、第二部・第三部も予約がいっぱいのようなのでいつ読めるか分かりませんね。前作「神の守り人」「蒼路の旅人」を読んだのはいつだったか?かなり記憶があやふやなのでこちらも読み返したいです。さて今回はバルサのファンとしてはうれしいほどバルサさん大活躍なのですが、夫々の国と国内事情が複雑になっており一度どの国がどうなっているか整理しないと分からない状態です。そしてチャグム。バルサよりも大きく成長したのですね。感慨深いです。最後の辺りでようやく再会できましたが今後の彼らが立ち向かうものが何とも重苦しくのしかかっています。そしてタンダ。徴兵されてしまいますが、草兵たちは捨石のように考えられているようです。バルサはまだこのことを知りません。タンダは無事バルサと再会できるのでしょうか?そしてチャグムと国の行く末を思い動くシュガとジン。二人が何かを掴みチャグムたちの助けになれると良いのですが・・・精霊の守り人が出て十年。この春アニメ化されますね。最近の小説原作のアニメには色々思うことがありますが、是非かっこいいバルサさんをお願いしたいものです。
2007年02月22日
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子どもがテスト期間中のため午前中に帰ってきますので今回は簡易版です。(子どもがいると集中できないのです。子どもも母がテレビをつけていたら集中できないようです)まずは公式ウェブから引用。後で書き留めておきたいせりふや感想を追加するかもしれません。第二十一話「罪の焔に絆絶え」公式ウェブより-----以下引用----------------------------------------------------------------------瘴穴に飲まれ、もっくんや神将とはぐれてしまった昌浩。人の気配を追ってきた神将とは合流したものの、もっくんは見当たらず脩子姫を見つける。なんとか脩子姫を説得し脱出を試みるが、異形に阻まれしまう。苦戦をしていると、突然現れた紅蓮の炎によって異形が崩れ落ちていった。しかし再会を喜び近づく昌浩に、紅蓮が襲い掛かる。紅蓮は風音によって縛魂の術をかけられてしまったのだった――。------引用終わり------------------------------------------------------------------瘴穴のある異界に着いた昌浩、神将の気配を術で探ってます。結構、きびきびしてるなあ。今回は二人で登場!朱雀と天一。昌浩たちの気配が消えたと晴明に知らせに現れるところは短いけれど並んでいて良い感じ。帝と中宮のため集う陰陽師の皆様方!声は吉昌様と兄様か?彰子も姑・露樹さんの看病を受けています。昌浩が脩子姫を宥めるところ。玄武の水鏡を使って母である中宮の様子を見せておりました。脩子姫の名を呼び敦康が生まれてから一人で我慢していた脩子の心配をする母の様子は分かりやすくてアニメ的な表現だと思いますが、原作の昌浩の言葉で説得するのも捨てがたい。自分より年少とは言え身分は上の内親王である脩子姫に失礼の無いよう舌を噛みそうになりながら話しかけて、それでは伝わらないと普段の話使いに変え、でも自分と兄の話を交えて分かりやすく伝えようとする昌浩が良いと思うのです。(そもそも昌浩が一人で脩子に出会ったのですし)また昌浩の言葉で弟が生まれるまでの母との会話を思い出し、自分で母の愛情を思い出す脩子が良いと思うのです。玄武かっこいい!瘴穴の中で水鏡を頑張って出すところもその後攻めてきた恐竜型?の異形から昌浩と脩子を守るところも!六合さんの銀槍、見るたびに早く変化しているように思う。しかし恐竜型異形、なんだか笑えました。紅蓮登場!瘴気の中斬っても斬っても元に戻る異形を一瞬で焼き尽くしてしまいますが・・・近づく昌浩の胸に腕をグサっと突き立てます。目が怖いよ。倒れた昌浩から流れる血、尋常な量ではないです。 引き抜いた手につく昌浩の血を舐める紅蓮。地獄の獄卒とはよく言ったもんだと思うような姿。太陰の悲鳴、昌浩を傷つけられたものと紅蓮への恐怖に対してでしょうね。風音登場。黄泉の屍鬼を縛魂で絡めた紅蓮に寄憑かせを自分の霊気を餌にここまでおびき寄せたと。怪我をしている様子は無いのですがボロボロです。昌浩を「もろいな」と言った紅蓮、六合を見て少しは楽しめそうだなという顔してます。脩子に侘び元の世界に送り返そうとする風音。そこにも紅蓮の炎は襲い掛かりますがあわやというところで六合が。智鋪の宮司と手を切れと説得しますが、それでも父を殺された復讐であってそれは自分で決めたことだと突っぱねる風音。夜行の中から救い出してくれたものの神気が六合のものだと知っても尚頼れずにいる風音が哀れですね。それにしても風音が六合に脩子ごと抱き上げられてじたばたするところ、良かったです。一方都では・・駆け寄る敏次と行成様。今回も猛々しいお姿、行成様忙しそうです。敏次も頑張ってますね。気配が消えた昌浩たちを探しに若・晴明と朱雀、天一登場。玄武が血止めはしてくれたようですが内腑をやられた昌浩は危険な状態。と言うことでようやく天一が傷を引き受ける場面が出ました!そして留めようとする朱雀も。天一の固い意志に朱雀がすぐに折れてしまったところがちょっと物足りないけれど(いやいや昌浩のピンチなのだからから当然なんですが)ようやく見れたということで良しとします。もう少し天一さんを綺麗に描いて欲しかったかな。(朱雀は良い感じなのに・・・)若・晴明、紅蓮と対峙。背後には六合が。そして現れ、紅蓮の肩に止まった双頭の鴉が出すリュウ斎の声に惑わされることなく、「リュウ斎は死んだのだ。お前の罠にかかってな・・・リュウ斎を操り帝を呪った智鋪の宮司だ」と若・晴明。風音、今度こそは聞いたよね。あの鴉の左側の頭は風音が父だと思っているリュウ斎の敵でもあるのですよ。(どっちにしてもリュウ斎は風音の父ではないはずですが・・・)智鋪の宮司は黄泉の屍鬼となった紅蓮を贄にして今度こそ黄泉の扉を開くようです。そしてその前に晴明を屠れと命じます。残虐な眼をした紅蓮の腕が高く掲げられ、白龍の如き炎が襲いかかったところで次回。次回、第二十二話「すべては巫女の御為に」予告の若・晴明様、美人です。行成様も凛々しいお姿で晴れやかな笑顔が。紫の髪は・・・そしてあの赤い眼は・・・きっと!堪えるような紅蓮の顔が・・・そして心配そうな彰子。次回も見逃せませんね。 DVDの特典について聞くとやっぱり欲しくなります。
2007年02月21日
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