いつかどこかで

いつかどこかで

女優コン・リーが美しい

女優 コン・リーが美しい


『 SAYURI 』 2005米

       監督 ロブ・マーシャル
       出演 チャン・ツィイー コン・リー 渡辺謙 ミシェル・ヨー、 役所広司

映像は綺麗でしたが、私は楽しめませんでした。
日本文化の変てこさについて煩いことは言いませんが、言葉のせいか最後まで舞台が日本だということに馴染めませんでした。
チャン・ツィイーは綺麗なのですが、着物の着方、ヘア、立ち振る舞い、どうしても芸者には、まして花街トップの芸者には見えません。
逆に、コン・リー、ミシェル・ヨーが、妖艶で気品があり、桃井かおり、工藤夕貴も迫力満点です。

例えばパリが舞台のフランスの物語をアメリカの俳優さんが英語で演じる映画とか、よくあります。
私たち日本人が観るぶんには違和感はありませんが、フランス人が観たら、こんな感じなのかも知れません。
この映画も欧米人が観れば、美しい東洋の文化風景として感動するのかも。日本人に感動させるのは、少々無理 ? と感じました。



『 紅いコーリャン 』  1987中国

        監督 チャン・イーモウ
        出演 コン・リー チャン・ウェン トン・ルーチュン リウ・チー

1920年代末中国山東省。18才の九児は、ハンセン氏病を煩う老人、造り酒屋の主に嫁ぐ。
嫁入りの輿を担いだ青年、余と恋に落ち、主が行方不明になったのを契機に二人は結婚。
店を継ぎ、様々なトラブルを乗り越え、番頭の羅漢の協力を得て、店は繁栄する。
やがてこの地にも日本軍が侵略し、豊かなコーリャンン畑を荒らし始める。
コーリャン畑で九児は撃ち殺され、余と男たちは日本軍に襲いかかり一面は血の海と化す・・・・


画像の “ 赤 ” が鮮烈です。夕陽の赤、夕陽に染まるコーリャン畑の赤、酒の赤、そして血の赤。更に情念の赤、憎悪の赤。
中国の田舎の人々の泥臭さと素朴さとどこか原始的な愛憎が力強く描かれ、映画の後半では、その素朴さも愛も、
築いたもの全てが醜い戦争の大きな波に呑み込まれてゆき、赤の画像とともに、胃のあたりに重い塊を残します。



『 菊豆 チュイトウ 』  1990中国

        監督 チャン・イーモウ ヤン・フォンリャン
        出演 コン・リー リー・パオティエン リー・ウェイ 

大金を積まれて年老いた染物屋に嫁いだ菊豆は夫、金山から折檻を受け、やがて夫の甥、天青との不倫に走り、息子が生まれる。
金山は卒中で半身不随になるが、幼い息子、天白を可愛がる。
天白は喋らず、笑わない子だったが、ある日、誤って染料穴に落ちて溺れ死ぬ金山を見て始めて笑う。
更に、地下蔵で抱きあっている菊豆と天青を目撃し、天青を殺す。菊豆は干し場を埋めている染布に火を放つ。

あらすじだけを書いてみると何が何だか、何を言いたい映画なのか分かりませんね。
しかしそれが、淡々とありのままの人間の業を浮き彫りにする、不思議な物語です。




『 秋菊シュウギクの物語 』  1992中国

        監督 チャン・イーモウ
        出演 コン・リー リウ・ペイチー レイ・ラオション コー・チーチュン ヤン・リュウチン

身重の秋菊は、夫が村長に股間を蹴られて怪我をしたことに抗議するが、村長は謝ろうとしない。納得できない秋菊は郡の役場へ。
巡査が間に入っての和解案にも応じないため、県の役所へ。更に市の公安局長へ、ついには裁判にかけることとなる。
そんな中、秋菊は産気付き、村長の計らいで病院へ運ばれて無事出産する。
村長に感謝し二人のこれまでの因縁も解消かと思われた時、村長の傷害罪が成立し、公安局は村長を逮捕、連行してゆく。

コン・リーが、色気とはかけ離れた、着膨れて頬の赤い田舎娘を演じます。最初はコン・リーと気付かないほどです。
人間が、妥協せずに思いを遂げよう、自分であろうとする姿が描かれます。
強情であったり、優しかったり、悔しかったりする人間が少し可笑しく、哀しいのです。




『 上海ルージュ 』  1995中国

        監督 チャン・イーモウ
        出演 コン・リー リー・パオティエン リー・シュエチェン

1930年代、退廃の都上海。ギャング唐のもとで働く叔父のリュウを頼ってやって来た少年シュイシュン。
少年は、唐の愛人で上海一の歌姫チンパオの召使として働くことになる。
ギャング同士の抗争が激化する中、唐はチンパオとシュイションを小さな島の家に隠す。
島に住む母娘、娘の愛人、唐の部下、対立するギャングらの愛憎と策略が絡み合い・・・・。
7日間の出来事が少年シュイシュンの目を通して描かれる。

絢爛と退廃の街上海と、葦の茂り水鳥がたつ小島の自然とが、どちらも美しく対照的に描かれます。
上海のナイトクラブで歌うコン・リーは、気品があり高慢で哀しげで、ぴったり、です。



『 たまゆらの女 (ひと)  』  2002中国

        監督 スン・チョウ
        出演 コン・リー レオン・カーフェイ ウン・ホンレイ

中国雲南省、ベトナム国境近くの建水。白磁の染付け絵師であるチョウユウは、パーティーで詩人のチェンチンと出会い、恋に落ちる。
重慶の彼の家まで、列車で10時間かけて通いつめるが、チェンチンは、チョウユウの強い思いを重荷に感じるようになり、チベットで教師に
なるべく一人で旅立つ。
チョウユウは意を決してチャンを追うが ・・・・

何の説明もなく、劇的なストーリー展開もなく、淡々と電車のシーンとチェンチンの家のシーンが繰りかえされます。
田園風景と夜の青、白磁の白が美しい映画です。



『 愛の神、エロス  若き仕立て屋の恋 』  2004中国

        監督 ウォン・カーウァイ
        出演 コン・リー チャン・チェン

最高の一編です。


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