いつかどこかで

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計画強盗犯罪映画

計画強盗犯罪映画



犯罪映画、つまり、犯罪者側からのストーリーの映画は数限りなく、名作も多いのでとても挙げ切れませんが、今回はわたし的ジャンル、
“ 計画強盗犯罪 ” もの をリストアップしてみました。

もうひとつ私的ジャンルを作るとしたら、 “ 犯罪ロードムーヴィー ”  ということになります。

これも大好きなものは多く


『 ナチュラル・ボーン・キラーズ 』
『 ワイルド・アット・ハート 』、

『 テルマ & ルイーズ 』   なんかも入るでしょうか。
『 トゥルー・ロマンス 』   タランティーノ もそうかな。

でも今回は、“ 計画強盗犯罪 ” ものの中から特に印象に残っているものを。



『 レザボア・ドッグス 』 1991 米

        監督 クエンティン・タランティーノ
        出演 ハーヴェイ・カイテル ティム・ロス マイケル・マドセン スティーヴ・ブシェミ

L・A。プロ犯罪者ジョー・カボットは大掛りな宝石強盗を計画し、息子エディと6人のチームを作る。
計画は周到に練られたにもかかわらず、襲撃現場に警官が待ち伏せていたため失敗。
集合場所にたどり着いたメンバーは、中に裏切り者がいたことを確信、それぞれの不信感は次第に高まり、凄絶な殺し合いが始まる。


これぞ、スタイリッシュ犯罪映画の最高峰。( のひとつ、と私は確信しています。 )
タランティーノ監督のデヴュー作にして最大の傑作で、暴力シーンは過激で、胸が苦しなるほどなのに、一瞬も目を離せません。




『 ロック、ストック & トゥ・スモーキング・バレルス 』 1998 英

        監督 ガイ・リッチー
        出演 ブラッド・ピット ジェイソン・フレミング スティーヴン・マッキントッシュ

ロンドン。カード詐欺師エディは、ギャング、ハリーを相手にひと儲けを企むが失敗。莫大な借金を作ってしまう。エディは友人と借金を返すべく、
近所に住む犯罪者ドッグがマリファナ工場から奪ったドラッグと金の横取りを計画するが、様々な人間が絡み、事態はどんどん悪い方へ・・・。

スタイリッシュ、オフビート、スピーディ、なんと形容したらいいのか、とにかくカッコいい映画です。
もがけばもがくほど、窮地に嵌っていく感覚。加速度的にクライマックスへ。最高です。




『 スナッチ 』 2000 米

        監督 ガイ・リッチー
        出演 アンソニー・ホプキンズ ベネチオ・デル・トロ ブラッド・ピット 

ロンドン。NYギャングの依頼でフランキー・フォー・フィンガーズが86カラットのダイヤを盗む。そのダイヤを巡って、ギャング、賭けボクシングのボクサーの
ミッキーらが絡み、事態は更に迷走してゆく。


前作 『 ロック、ストック、・・・・ 』 より更にスピーディ、オフビート。( スタイリッシュという点では前作が上かな )
カッコいい音楽、あっけなく殺される登場人物、辛口ジョーク満載の犯罪オフビート・コメディ。




『 ユージュアル・サスペクツ 』 1995 米

        監督 ブライアン・シンガー
        出演 スティーヴン・ボールドウィン ガブリエル・バーン ケヴィン・スペイシー

27人が死亡、9100万ドルが消えた船の炎上事故を調べていた捜査官は、生き残ったけちな犯罪者ヴァーバルを尋問する中で、
奇妙な話を聞かされる。
6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められたヴァーバルら5人が、釈放後、協力して実行した宝石強奪。その後の麻薬トラブル。
彼らの前に現れた伝説的犯罪者カイザー・ホゼ。
容疑者死亡ということで解決したかに見えた9100万ドル強奪事件だったが・・・・。

これは映画としてスタイリッシュ、というより、精巧なストーリーがとても面白かったもの。
犯罪ものはこうでなくちゃ




『 ザ・プロフェッショナル 』 2001 米 原題 『 HEIST 』

        監督 デヴィッド・マメット
        出演 ジーン・ハックマン ダニー・デヴィート デルロイ・リンドー サム・ロックウェル

ジョー・ムーアは、若く美しい妻他2人の4人でチームを組み、華麗に仕事をこなす泥棒のプロ。
が、宝石店襲撃の際、防犯カメラ顔を撮られてしまうミスを犯す。足を洗おうとするが、故買屋に金塊強奪という仕事を依頼される。
高飛びのための資金が必要なジョーはこの仕事を引き受けるが・・・・・。

これもストーリーで見せる映画。どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。面白いです



『 インサイドマン 』 2006米

        監督 スパイク・リー
        出演 デンゼル・ワシントン クライブ・オーウェン ジョディ・フォスター ウィレム・デフォー

白昼のマンハッタン信託銀行で人質立てこもり事件が発生。
頭脳明晰な犯人グループのリーダー、ダルトン、NYPD捜査官フレイジャー、銀行のオーナー、ケイスと彼に雇われる敏腕女性弁護士。
犯人の真の目的は ? オーナー秘密とは ? 膠着状態の中で心理戦が繰り広げられる。


クライブ演ずる犯人グループのリーダーは頭脳明晰にして冷静。全ては計画通りとの安心感を抱かせ、
デンセル演ずる刑事は、ファッションも辛辣な台詞もスタイリッシュで小気味良く、ジョディ演ずる弁護士は隙がなくクール、打算的で説得力あり。
( でも、デンゼル、ジョディ、年取ったなぁ ・・・・ )

犯罪ものといっても銃撃や爆発、逃走など派手なアクションはなく、最後まで比較的淡々とした心理戦が続きます。
銀行を襲撃してすぐ50人の人質全員に犯人グループと同じつなぎを着せて覆面をさせ、警官の突入時には人質に紛れて銀行を出るなど、なかなかクールです。

リーダーが交渉時に警察に出すクイズ、

年間で、グランド・セントラル・ステーションを通過する電車の重量と、ドル紙幣のために伐採される樹木の重量は、どちらが多いか ?

交渉用バンの中で刑事たちが思わず喧々諤々議論するシーンなど、なかなか面白いのですが、
さて、どっち ?



『 アイス・ハーヴェスト 氷の収穫 』 2005米

        原作 スコット・フィリップス
        監督 ハロルド・ライミス
        出演 ジョン・キューザック ビリー・ボブ・ソーントン コニー・ニールセン オリバー・プラット

全米ベストセラー小説の映画化。
カンザス州ウィチタ。クリスマスイヴの一夜の顛末をユーモラスにかつ哀愁を込めて描く。

うだつの上がらないマフィアの雇われ弁護士チャーリーは、離婚して人生に疲れたような気弱な男。
相棒ヴィクは暴力も厭わない冷酷な男。二人はボスから大金を盗み、金はいったんヴィクが預かり、二人は朝まで別行動を取ることに。
ところが、盗まれたことにさえ気付かれない完全犯罪のはずが、組織の殺し屋が早くも自分達を探していることを知り、チャーリーは
慌ててヴィクを探し回る。
殺し屋、ボス、女、チャーリーとヴィク、チャーリーの元妻とその夫にしてチャーリーの親友、それぞれの欲と思惑、裏切りと友情が絡み合い ・・・・。

チャーリーが、平静を装うこともできずにバーで大盤振る舞いをしたり、殺し屋に震え上がり、ヴィクに何度も電話をしたりする姿が情けなくて、
どことなく男の悲哀を感じさせて可笑しいのです。
裏切りに継ぐ裏切り、誰が味方か誰が敵か、最後に金を手にするのは誰なのか、めまぐるしい展開は最後まで楽しめて、ラストシーンも
どこか間抜けなオフビート感覚。心地よい映画でした。




『 バンディッツ 』  2001米

      監督 バリー・レヴィンソン
      出演 ブルース・ウィリス ビリー・ボブ・ソーントン ケイト・ブランシェット

オレゴンの刑務所に服役中のプロの銀行強盗、ジョー・ブレイクはタフガイの行動派。
テリー・コリンズは、自分は悪い病気ではないかと悩む心身症。2人は脱獄して、銀行強盗の旅を始める。
殺さず傷つけない、その華麗な手口は、全米メディアに注目される。
一方、平凡な夫婦生活に飽き飽きしていたケイトは偶然の交通事故から、2人の強盗ツアーに加わることとなり ・・・・。

スタイリッシュで、明るいタッチが痛快な犯罪コメディ。
タフガイを気取るジョーと、いつも眉根をよせて考え込むテリーが、美しい人妻ケイトの前ではてんでだらしがないのが笑わせます。
ケイトは綺麗で、あっけらかんとした天真爛漫さもなかなかです。
ストーリーもどんでん返しに次ぐどんでん返し、最後まで目を離せません。最高に楽しい映画です。







『 レイヤー・ケーキ 』 2004英 

        監督 マシュー・ヴォーン
        出演 ダニエル・クレイグ コルム・ミーニイ ケネス・クラナム ジョージ・ハリス ジェイミー・フォアマン シエナ・ミラー

麻薬ディーラーとして目立たずにしかし着実に仕事をこなしてきた男。男は好調なうちに裏社会からの引退を考えている。
ある日、ボスからの2つの仕事を命ぜられる。
ひとつはボスの友人、裏社会の大物エディ・テンプルの娘を捜し出すこと。もうひとつは100万錠のエクスタシーを売りさばくこと。
しかしエディの娘は見つからず、エクスタシーは物騒な相手からの盗品で命を狙われる羽目に。




『 ロック・ストック & トゥー・スモーキング・バレルズ 』、『 スナッチ 』 のスタッフ再結集、との謳い文句に、もうめちゃくちゃ期待して観ました。
とても面白かったけど、期待したほどでもなかったかな。( 期待が大きすぎて ・・・ )
わたし的には、『 ロック・ストック ~ 』 が100点なら、『 スナッチ 』 85点、 『 レイヤー・ケーキ 』 80点ってとこ。

それもそのはず、監督はガイ・リッチーではなく、上記2作のプロデューサー、マシュー・ヴォーンなのでした。
どうりでカラーが違うはず。

スタイリッシュな映像やスピード感には似たものを感じますが、ストーリーは前2作よりまとまっていて、その分オフビート感やキッチュなユーモアは
薄れています。
そのストーリーもどんでん返しに次ぐどんでん返し、でもどれもちょっと先が読めちゃう感じ。

つまり、 ハラハラドキドキ、ビックリ仰天、大爆笑、どれも前2作より劣るわけですが、見所は、主演ダニエル・クレイグのカッコ良さ。
新ジェイムズ・ボンドは観ていないのですが、この人は本当にクールです。と、シエナ・ミラーのセクシーな可愛さかな。

レイヤー・ケーキ とは、裏社会の下層チンピラからボスまで幾つにも重なった階層 (layer ) をケーキに例えたもの。
大ボス、エディ・テンプルが若造と呼ぶクレイグ演ずる主人公に語ります。

まあ、レイヤー・ケーキなのは、裏社会だけではないわね。




他にもいっぱいあるのを見落としているように思いますが、とりあえず思いついたのを。
犯罪映画はわりと外れが少ないかも、と思いました。




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