ミステリの棚

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 基本的に文庫しか買いません。その中でもだいたい、読む作家さんは
 決まっています。


『四季』(春・夏・秋・冬、計4冊) 森博嗣 講談社ノベルズ

うう・・・やられた・・・( ̄■ ̄;)
こういうことだったんですか!?みたいな・・・。
これは、これは!こういうことやったんか~!!
という本です(なんのこっちゃ)。
私は初めて講談社ノベルズを買いました。文庫が出るまでどうしても、
待てなかったからです。
あと何年かかるかわからないのに、読まないなんてできない!!
という激しい読書欲からまとめ買いしました。。。
これは、講談社文庫から出ているS&MシリーズとVシリーズを
読まずして読んではいけないのではないかと思います。
その2つのシリーズを読んだ後に『四季』4冊を読むことで、
もうびっくりしちゃってどうにかなりそうになっちゃうことと思います。
訳のわからない感想ですいません。。。





『月は幽咽のデバイス』 森博嗣 講談社文庫

Vシリーズの文庫最新もの。(2003年3月時点で)
う~ん・・・練無くんたちと同い年くらいの私としては、なんだか親近感を感じる。(きっと今だけだけど)
前の萌絵ちゃんと犀川先生シリーズと違って、何だか恋愛模様が積極的。。。
毎回どきどきします。
やはりこれからも絶対に買わずにはいられないでしょう。
じゃあノベルズ買えって話かもしれないけど、文庫版の表紙とってもすてきです。






『QED 六歌仙の暗号』 高田崇史 講談社文庫

これは、同じシリーズの一個前の「QED 百人一首の呪」を買ったことから、シリーズものとして買っています。
すっごい、詳しく百人一首や六歌仙について知らないと書けないだろうし、また発想がすごく大胆だな~と思うものです。
まるで専門書を読んでるみたいです。






『奇術探偵曾我佳城全集』 泡坂妻夫 講談社文庫

これまでこの方の作品はアンソロジーの中の一編とかでしか読んだことがなかったのですが(それもこのシリーズではなかったと思う)、これは本当にすごいなぁと思いました。ただただ感心っていうか・・・。
これは20年近く前(私が生まれる前!)からずっと続いていたシリーズだったのだそうで、一番古いものは1980年、一番新しいものは2001年に書かれたものですが全く古さというか、感じられない!!






『麦の海に沈む果実』 恩田陸 講談社文庫

こういう設定大好き♪♪
ありがちな、ありがちな・・・。
でも自分が寮にいた頃を思い出して(しかも出てくる学校の地名がちょっと似てる
というのも、うけた ^^;)しみじみと・・・。
寮生活ってほんとにこんなんだよね!みたいな。
でもここまでゴージャスじゃなかったけど☆ぼろいぼろい寮だったから。

エンディングも、こういうパターンの本は今まで読んだことあったのに、
それでもそこまでの雰囲気に見事にひっかかっていて、ああ!?みたいな。
おもしろかった♪♪
これとリンクしているというか、「三月は深き紅の淵を」というのも、
おもしろかったなぁ・・・。






『虚無への供物(新装版)』 中井英夫 講談社文庫

これまで名前は何度か聞いたことがあったけど、読んだことはなかった本。
今回文庫が新装版になって、上下巻の帯が京極夏彦と綾辻行人という豪華さ・・・。
でも日記にも書いたけど、古さを感じない本だった。と言っては失礼かもしれないけどなんせ話の中の時代が親の生まれた年だから、なんか微妙にわからない部分もあった。
でもトリックなどの丁寧さ、出てくる説のすべてが本当に思えてかなり混乱させられてしまった。これがこの本の醍醐味なのかも。



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