かすみのスピリチュアル・ジャーニー

かすみのスピリチュアル・ジャーニー

14.スピリチュアリティーとつながる(1)




つながりの回復



14.スピリチュアリティー(魂)とつながる



 その頃、アルコールや薬物等の依存症の問題について
勉強していたのだが、その中に、「スピリチュアリティーの回復」と
いう言葉があった。

 なぜか、その言葉が、頭から離れなかった。しだいに、
魂とか、神様や仏様とのつながりもしだいに意識するように
なっっていった。

 うつになるまでは、宗教というだけで、迷信だとか、
うさん臭いと思っていた。
説教じみている気がして、むしろ嫌いだった。

 しかし、何かヒントが得られないかと読みあさった本の中で、
なぜか、心に響いたのは、仏教関係の本や、ネイティブアメリカンの
自然を崇拝する考え方について書かれた本だった。



 人生がうまくいっているときは、魂とか神なんてことは
普通の人は意識しないだろうと思う。

 でも、自分は何のために生きているのかということを
考えなければいけないような状況に置かれたとき、
自分の中の宗教観、人生観がないと嵐の中で丸腰で立っているような
心細さを感じるのではないだろうか。

 そうなると、社会のなかで、一定の役割を果たすことが
できて、世間からも、認められているときには、考えもしない問いを
突きつけられることとなる。   

 「働けない、誰の役にも立てない、友達もいない、
ただ生きているだけの自分に価値はあるだろうか?」

 「なぜ人は生まれ、いつ死ぬか分からないのに、
生き続けなければいけないのか?」

 「自殺はなぜいけないのか?」

 「何のために、こんな思いをしてまで生きなくてはいけないのか」


 しかし、こうした問いに答えてくる人は、いないのである。

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