かすみのスピリチュアル・ジャーニー

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19.子ども時代の自分とつながる(3)



つながりを取り戻す


18.子ども時代の自分とつながる(3)



 そして、親が自分自身を縛り苦しめている「~すべき」
「~してはならない」という観念を、自分に対してするのと
同じように、子供に対しても縛っていくこともある。

 しかし、自分が、そのやり方で、大変な場面を生き抜いてきたとすれば、
その処世術を、子どもに教えたいと思うのは当然のことなのだ。

 誰だって、自分にとっての「正しいこと」を人に伝えたいものだ。
もちろん相手の幸せを思って。
 私が今ここに書いていることだって、そうなのかもしれない。

 だから、親を責めることも、自分を責める必要もないのだ。

 どんな人でも、親を愛していない人はいないし、愛する権利がある。

 ある研修で、親がもっている問題と親自身を分けるといい、と聞いた。

 分けて考えれば、「親自身」を思う存分愛することができる。
 愛したい人を愛せないことほど、つらいことはないのである。

 私は、親に感謝したければ、自分の弱さを許し、できないことを
無理にしようとするのをやめることが大切だと思う。

 好きなことをして暮らし、幸せになるのである。

 もし、とびっきり幸せになれたなら、自分が今ここにいられること、
生きていること自体に感謝できる。

 この地球に生まれたことがうれしくて仕方ないはずだ。

 当然、自分をこの世に生み出してくれ、何もできない赤ちゃんの状態から
世話をし、死なせずに育て上げてくれたことに対して、感謝の気持ちが
わいてくる。

 赤ちゃんは、世話をされなければ、確実に死んでしまう。

 もし、親が、育ててくれなかったとしても、今生きているのは、
誰かが自分の世話をし愛情をかけてくれてくれた結果である。

 そして、やはり生んでくれたのは、他の誰でもない、自分の親なのだ。


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