北斗でGackt!!

北斗でGackt!!

聞こえてんなら返事せぇや!!ボケ!!



前回(3月X日)ほどではない。多分。
しかし、殴りたいほど許せない行為だったのは同じ。

なお、この事件は数日前の「ちょっとした事」が原因となっている。

その「ちょっとした事」からまず説明せねばなるまい・・・。


いつかは忘れたが、数日前。
また夜9時まで仕事をしていた時の事。

私のレジにお客さんが来た。
ジジイ風で、頭が薄く、目がうつろ(ゾンビじゃないです)。
品物はキャベツ、他。

「お会計XXX円になります。」

なお、私はスーパーの規則「お客様がポイントカードを所持している場合でなくとも、カードの確認をする事」を忠実に守っているため、相手が小学生以外だったら絶対確認する。
以前に、中学生でもポイントカードを持っているのを見て、驚いたためである。
そしてカードを持っていない場合でも、客は「いいえ」とか「ないです」、「あ~、ない」などの反応を返す。
そりゃそうだ。人間だから。

そして、この時も当然のように聞いた。

私「お客様。カードはお持ちでしょうか?」

客「・・・(無言)」

私「・・・失礼ですが、カードはお持ちでしょうか?」

客「・・・(無言)」

私「お客様?」

客「・・・(無言)」


そのジイさんは無言・・・というよりは停止していた。
完璧に上の空・・・目は見開いたまま遠くを見つめていた。
・・・仕方ないので、そのままお金を受け取り、お釣を渡して、いつもの通りにやりとりは終わった。


そして話を4月5日に戻す。

私のレジに若いアニキな(いわゆるマッチョ系)客が来た。
品物をレジに通し、会計を言い、品物の袋詰をお願いする。
いつも通りにこれをこなす。
そう、当たり前のように・・・。

・・・だが、その当たり前の日常がこの日に狂わされようとは、果たして誰が思ったであろうか。

その客の後方に一人の男(じいさん)が待機していた。
アニキ風の客(以下、アニキ)は、品物を袋詰するため向こう側へ。
後ろのじいさんがお金を払うようだ。
・・・見たところ、二人はどうも親子らしい。

私「お会計XXXX円になります。」

アニキ「ありがとう。」

後ろの客「・・・(無言で1万円札を出す)」

私「ポイントカードはお持ちでしょうか?」

後ろの客「・・・(無言)」


・・・ここで私は気付いた。

あっ!このジジイはこの前の・・・!!


この時、「耳が遠くて聞こえてないのかな?」と私は考えており、もう一度至近距離で言う事にした。

私「お客様?もう一度お聞きしますがポイントカードはお持ちでしょうか?」

後ろの客「・・・(無言)」

あ、やっぱり聞こえてないんだ。
・・・と思った瞬間、遠くを見ていた目が突然こっちをギロッとにらみ、

後ろの客「しつっっっこいんじゃい!うるせぇぇぇんじゃ!!」
・・・と、いきなり逆ギレしだした。

突然の事に、私を含め周辺が静まり返った。
だが、ジジイの怒号は収まるどころかさらに大きくなっていく。

「前にも何回も聞いてきたんだよな!!人に聞く時は一回でいいんじゃ!!」

しゃべれるんだったら、ちゃんと返せよ。

この時、不思議と私は笑っていた。
だが、笑いながら心の中ではキレていた。
逆ギレに対してではない。
「自分の答えに対しての返答を無言で通し続けた」ことに対してである。

考えている最中にも、ジジイの説教は続く。
それを私は怒りを抑えつつも笑いながら応対している。
(※これはもはや接客とはいわない)

しかし・・・

ジジイ「お前みたいな奴がいると、この店ではカードが無いと買い物できないっていう風に客が思ってまうぞ!!」

これに対しては、私もピキッと来た。
規則を守っただけなのに、何でや?
そう思う奴など、この世には存在しないぞ。
貴様の考え方は毒芋神拳継承者並か?

その時であった。

アニキ「おいオヤジ、いいかげんにしろ。店員さんを困らせるな。」

見るに見かねた息子さんが、袋詰を中断してジジイを止めに来たのだ。


ジジイ「こんな奴にはもっと言ってやればいいんじゃ」

アニキ「(私の方を見て)すいません。迷惑かけて・・・。」


私の方も「いえいえ・・・こちらも申し訳ありません」とお詫びをした。

しかし元はといえば、このジジイが突如暴走したのが原因である。
(※年齢的に若く、障害が見られない事から精神障害者ではないだろう)

暴走ジジイは私の最後の「レシートはよろしいですか?」という言葉にも、こちらを一瞥しただけで無言を通しやがった。

オイ、これはしつこく聞いたことじゃねぇぞ、ジジイ。
テメー、矛盾してるぞ?

ジジイ・・・息子さん(アニキ)に救われたな。
その息子さんがいなかったら、こっちも本気になってたよ。

・・・とりあえず、顔の特徴は覚えたので、仲間に報告し警戒するようにさせるつもり。
しかし、こんな客も来て欲しくないな、二度と。

この後もお客さんはたくさん来た。
そのお客さん一人一人にも、ちゃんとカードの確認をした。
全員が私の問いに「一度」で答えた。
結局、私の中ではあのジジイは単なる嫌がらせにしか見えない存在となった。


ちなみに、この日もパンマニをしていなかった。
もしこの日、カイオウやヒョウに負けた後だったら、口を割らせるために間違いなく「秘孔・新一」や「秘孔・解亜門天聴」の刑。

最後に一言
「自分の事を棚にあげて被害者ぶるのはやめろ」

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