日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 12, 2005
XML
カテゴリ:
乗ってきた機械の故障でサエバ・ミチルはパートナーのウォーカロン(アンドロイドの意味らしい)ととある町を訪ねることになる。

しかし、それは概念の問題。
人が死なず、永い眠りにつくと信じる街の人たちの後ろには
昔の最新都市機能が動いていた。
そこで殺人事件が起こるが、その死をいぶかしむのは彼だけだった。
ミチルの過去、再会、疑問、対決、彼の行動は女王の町を揺るがす。

近未来SFというやつでしょうか。
最近の未来を時代背景にした小説では似通った設定が多いな。

犀川も言ってたし、エネルギーをセーブしつつ人が暮らすのは人が移動しないのが一番だ、と。
京極氏の小説でもそういう設定がベースになってたなぁ。
いや、この小説ではそういうわけではないのだけど。
どちらかというと、そうなった時代からみるとちょっと前時代的機能も併せ持つ街、という設定だし。
図書館は未来には本当になくなってしまいそうだ。
データベース化を当たり前とする時代が来るのだろうか?
それは淋しいなぁ。
あと、生命活動をすることと移動を制限するということ、
なんだか本末転倒で上手くつながらない気がするんだよね、いつも。
確かに、そういうことを実現させる利
点はあるのだろうけれども、人の脳が考え出しただけで、

ネットだけで、データベース上に載る情報で世界が形成される。
そこに感じる怖さも、当たり前に感じる時代が来るのだろうか?
それが実現することに対する不安を感じること、
そう考えることは未来からおいていかれる要因になっていくのだろうか?

実はM博士とのつながりがあるのだけれど、時代設定は微妙に違えてるのかな?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 12, 2005 05:40:48 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: