日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 29, 2005
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初の村上作品では?

図書館に住む少年の話というフレーズに惹かれて借りてみた。
それでも、表紙を最初は眺めるだけでページを捲る気にならなかったのだけれど、
実際読み始めたらするすると進む。

15歳の誕生日に少年は東京の家を出た。
そして、高松の図書館にすむことになった少年カフカを中心に、
図書館職員大島さんと館長の佐伯さんとの交流、
父のかけた呪、父の死、佐伯さんの空白に迫る章と


そして、互いの章が交差する時に・・・

ナカタさんとホシノくんは微笑ましい。

他の本を読んでいても思うのだが、作家っていろいろな本を読んでいるなぁ、と。
文学作品やら精神論、哲学書など、あと、音楽に精通している人も多い。
いろいろの本を読んでいるといろいろな音楽、ミュージシャンの話も出てくる。
その片鱗が作品に紹介されていたりして、その紹介されているものに興味を持ったりして、
全部それらを追っていきたい気もするのだが、それをするとあまりに膨大になる。
どんどん知りたくなるものが増えてくるなぁ。

図書館に住むというのはとっても魅力的だ。
でも、どうだろう、実際自分は出来るだろうか?
図書館で本を読むのは苦手だからなぁ。

まぁ、どちらにせよ、図書館という空間にいられるというのはいいだろうな。

カフカというのはチェコ語でカラスという意味だとか。
意味深である。

自分とはなんだろう、入れ物、空白、空っぽ、存在意義、突きつけられるとなかなか答えられない。
というか、ずっと探していくものかもしれないとも思う。


全部がすっきりとはいかないが、
自分の中でまとめて収めるしかないかな。





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Last updated  March 31, 2005 05:14:42 PM


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