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June 4, 2005

奥様はネットワーカ・森博嗣

テーマ：ミステリはお好き？(1649)

カテゴリ：本

想像していたのと全然違った。

一人一人の視点が短く連結。
読みやすい、けれども、なんだか共感できる人がいなくて読応え薄し。
共感出来なくても、どこかに重心を置いて読もうと思っても、
みんなふわふ軽くてどこかへ行ってしまう。

某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。
内野智佳の友人、鈴木奈留子まで襲われる。犯人は誰なのか？

化学工学学科秘書・内野智佳(スージィ)

同化学工学科教授・家田恒雄(イエダ)
同化学工学科助教授・遠藤学(サトル)
同化学工学科図書室司書・鈴木奈留子(ルナ)
同情報工学科助教授・三枝洋侑(サエグサ)
この6人の視点が中心。
これに犯人Xや謎の書き込みが加わって展開。
どこかにほつれが出てくるので、何となく犯人の予想はつく。
しかも、幕が下りた後にアンコールまであるという遊びあり。
でもなぁ、なんだかね、もっと気に入ったキャラクターだったら楽しめたのに、
そう思うのはワガママなんだろうな。

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