日々のあぶく?

日々のあぶく?

June 27, 2005
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カテゴリ: 本
THE FARTHEST SHORE(最も遠くの陸(地))

扉カット ルース・ロビンス
岩波書店 1977

まじない師のまじないが、魔法使いの魔法が効かなくなったり、
魔法使い自身が魔法の言葉を忘れる、何かの均衡が崩れたような災いの気配がする。
なのに、人々は何ともなく受け止めているという事態が発生。
不穏な気配を知らせにエンラッドとエンレイド諸島を治めるところの王子・アレンはローク島を訪れ、大賢人となったゲドに会う。
世界のどこかで均衡が崩れ、綻びが出来ている。

各地で無気力な、生きながら死、死して生きるような人々に出会い、
闇と危険の気配が色濃くなっているのを感じる二人。
誇り高き竜すらも言葉を忘れる事態も起き、
竜の長ともいえるカレシン、オーム・エンバー、と協力体制をとる。
死と生の境、闇の中で対峙する者、クモと呼ばれる者とは?

若き魔法使いから精悍な竜王となったゲドが今回は魔法使いの長とも言える大賢人の座に付いている。
しかし、その座に安住することなく、外へ飛び出す姿に安心しつつ、
落ち着いた存在となっている彼にちょっとだけ淋しさを感じたりもする。
年をとり、終わりをすでに受け入れようとしているところに何かそう思わせるところがあるのかも。
その分、若さで成長を見せるのはアレンである。とはいえ、彼は概ね「いい子」ではあるのでハラハラは少ない。
アレンのその後も見ていきたい。


永遠の生を求むるあまり、現在の生を手放すようなこと、
欲望による崩壊を描いている。

まとめのメモ:
第1弾で自分自身の中にある光と影。
第2弾で自由と隷属。

次はなんだろう?





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Last updated  June 28, 2005 11:16:14 PM


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