日々のあぶく?

日々のあぶく?

July 23, 2005
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カテゴリ: 本
カトリック系女子校に通う3人、那由多・淑子・翠のそれぞれの秘めごとのゆくえとは。

洪水のあとに・那由多の視点。
母を亡くしたばかり、一人暮らしの兄とはたまに会う程度で、普段は父との二人暮し。
他の友人もいるが、一風変わった翠といると落ち着く。
過去の泥の闇から抜け出せるかと、予備校で知り合った薫と付き合ってみるが…。
ノアの箱舟には何が乗っていただろう?
洪水の後に残っているのは何か?

地下を照らす光・淑子の視点。
幼稚舎からこの学校に通う「お嬢様」である自分。

外を知らない私、平岡先生だけいればいとも思う。
でも、先生は私のことをどう感じているのだろうか?

庭園の花守りは唄う・翠の視点。
本屋の娘。
自分は冷めているといわれる、自覚し、恥じることもあるが、そんな自分に気付かないで欲しいとも思う。
そんな自分にとって唯一ともいえる存在が那由多だ。
恋ではない、が、彼女の側にいたい。
那由多が休んだ時には何も出来なかった自分が、行方不明(家出した?)になった淑子のために動いているのは不思議だ。
パンドラの箱に残ったのは希望、でも、災厄の入った箱に入っていて、一番最後まで残っていたなら、
希望が一番の災厄だったとはいえないだろうか?
生まれることのなかった兄、何かがあったらしい那由多、いなくなった淑子、卑怯な平岡、お嬢様である真理の裏切り…


女子校特有の、キリスト教特有の、かもしれないが、雰囲気が懐かしくもおぞましく、あたたかい。
いつのまにか自分を投影してしまう場面があったりする。





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Last updated  July 23, 2005 10:54:01 PM


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