日々のあぶく?

日々のあぶく?

December 24, 2005
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夢枕獏と村上豊の強力タッグにより実現した小説のような絵本のような絵物語。

夢枕氏が小説に絵をつけるのなら村上氏以外いないと言い切っただけあって、
陰陽師の世界に本当によく合っているので楽しみ倍増。
この文・夢枕獏×絵・村上豊シリーズとなった陰陽師を読んでいけるのも嬉しい。

薬師で双子の老人・平大成、中成からの相談が晴明の元に寄せられた。
山奥で迷ったところでかち合い、紅瓜茸の力を借りて百鬼遊宴に参加した大成。
彼の舞にいたく感動した妖たちは彼の舞をもう一度見たいと彼の右頬にある瘤を質に取る。
その話を聞いた中成は自分の左頬にある瘤も取って欲しいと大成の代わりに宴に参加するが、

しかも、正体がバレ、二人揃って命の危機に陥った兄弟は晴明に助けを求めたのだ。
彼らの身代わりになることを承知した晴明は源博雅とともに百鬼遊宴に参加する―

瘤取り爺さんの話をベースにした物語だろうが、さすが、陰陽師の話に溶け込んでいる。
鬼の心もとろかす博雅の葉双(笛)はさすが。
そして、そんなまっすぐな心を持った博雅に心を許す晴明とのコンビも相変わらずよい。
"「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。"
このやり取りはいつみても微笑ましい。
博雅の笛の音を聞き分け、彼と笛を交換した朱呑童子や以前でてきた白蛇の女や黒川主、一角翁が出てくるのも楽しい。
一件を収め、瘤や瘤取り紐をも手中にした晴明の今後の活躍も楽しみである。





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Last updated  December 25, 2005 05:02:56 PM


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