日々のあぶく?

日々のあぶく?

February 1, 2006
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カテゴリ: 本
a pierrot

細かな章に分かれて進んでいく。
章のタイトルにも「放火事件のルール」「ミステリ的な退屈な手続き」など、捻りがきいているというかストレートと言うか、分かりやすくて面白いものが付いている。

すれ違う人が振り返るくらい整った顔をして、頭もいい弟・春は父親違いの弟。
母親が未成年の男にレイプされて出来た子供が春だ。
だから春は「性的なもの」に憎しみに近い嫌悪感を抱いている。

私・泉水は遺伝子に関係している会社に務めている。
現在、母親は亡くなり、父親は癌のため入院している。
ある日、春が泉水の会社のあるビルが放火されるかもしれないと連絡してくる。

犯人を推理しよう(捕まえよう)と持ちかけてきた―

何でも出来るけれども何かを失っている、縁起担ぎをする春と
弟想いで春にお守りのように思われている泉水の兄弟がいい。
全てを受け入れる懐深い父親、仕事の出来る探偵・黒澤、
春のストーカー「夏子さん」と一癖も二癖もあり、魅力のある登場人物がでてくる。
遺伝子のルール、兄弟や家族の定義などももりこんで一気に読ませる。
読んでいくうちにこれから起こる事が予測できるが、それまでに兄弟に肩入れしているので必然のように受け入れてしまう。
探偵・黒澤の本業の予測も付く。彼はまたどこかで活躍できそうな感じなのだが、どうだろう?

まだ読んでないのだが、途中に泉水が出会う「胸の谷間にライターを挟んでいるバニーガールを追いかけているうちに、見知らぬ国へ辿り着く」夢を見、
「未来は神様のレシピで決まる」と言い、未来を予言するカカシの話をした男は伊坂氏デビュー作「オーデュボンの祈り」に関わりのある人だろうか?





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Last updated  February 1, 2006 05:06:49 PM


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