日々のあぶく?

日々のあぶく?

May 13, 2006
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カテゴリ: 本
不運なる我が後継者へ―

1972年、16歳だった私は父・ポールの書斎で古い一冊の本を見つける。
竜の挿絵が一つあるだけであとは何も印刷されていない奇妙な本。
そのことを父に話すと、彼は私をヨーロッパ各地の史跡へ連れ出した時に語りだす。
父のオックスフォード大学の学生時代、失踪した彼の指導教官であり、もう一冊の奇妙な本を持っていたバーソロミュー・ロッシ教授の話、
彼を探すうちに歴史学者(ヒストリアン)としても深みにはまるドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド・ツェペシュ(1431-1476)の謎と影が浮かび上がる。
話途中で父も失踪。
彼女の手元に残ったのは父の残した手紙。
若かりし頃(1930年前後)に旅したロッシ教授の足跡を追い、ヘレン・ロッシ(人類学者)と出会い、彼女と共にイスタンブール(トルコ)をはじめブダペスト(ハンガリー)、ブルガリアなど各地をめぐり、彼(ヴラド)の墓を探していたこと。

そして今、父は改めて母を捜しに出たのだという。
私はオックスフォード在学のスティーヴン・バーレイと共に父を追う―

歴史に圧倒されながら、ヨーロッパ各地を旅することに。
娘・父・ロッシ教授の視点が入り乱れる。
そこに面白さがあるのだけれど、はじめの方はブチブチ途切れて繋がるのでちょっと戸惑った。
でも、どんどん流れに乗ってくるとページを捲る手が止まらぬまま2(下巻)へ!

以下メモ:
バーソロミュー(バルトロメオ)・ロッシ:歴史学者。イギリス人。☆
ヘレン・ロッシ:人類学者。バーソロミューロッシの娘。ルーマニア人の母を持つ。ハンガリー国籍。
トルグット・ボラ:イスタンブール大学教授。シェイクスピア(英文学)専門。☆
エザロン:メフメト二世の文書館館員。

エヴァ・オルバーン:ヘレンの伯母。ハンガリー高官。
シャーンドル教授:ブタペスト大学史学科の学科主任。中世研究家。
ゲーザ・ヨージェフ教授:ハンガリー人の歴史学者。ヘレンと昔…?
ヒュー・ジェイムズ:イギリス人。東欧史の教授。ブタペストで出会う。☆

☆「本」の持ち主。



ワラキア:ルーマニア内にある地名。スナゴフ湖の近くにブラドの墓があるといわれているのだが―?
DRAKURYA・DRAKULYA―竜(dragon)と悪魔(devil)から出来た"串刺し公"の名誉称号
メフメト二世:オスマン帝国、ワラキアと長い間抗争を繰り広げた。イスタンブールに文書館を残す。
ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」1897





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Last updated  May 14, 2006 09:45:23 PM


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