日々のあぶく?

日々のあぶく?

July 5, 2006
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カテゴリ: 本
表紙はボツになった東京創元社・ミステリ・フロンティアシリーズの表紙候補(別装丁)だろうか?


元書店員だったという作者による書店が舞台となった日常ミステリ作品だということで、
巻末にある女性書店員による雑談(?)も書店の裏側が垣間見れて興味深い。

作中に実際にある本と、モデルは分かるが、タイトルをかえて架空の本としたものが織り交ぜて出てくる。
読んでいると今すぐ本屋に行って確かめたくなってしまう。

お客様の言い間違い、あれ、これ、それでヒントもなく本を求めるお客様に振り回される姿は 暴れん坊本屋さん シリーズにもあったな。
書店員さんは日課のように日常の謎(お客様が出すヒントなきヒントから本を探すという)に取り組んでいるのだ。


パズルが好きで、勘は良いが不器用な女子大生アルバイト店員・多絵のコンビが様々な謎に取り組む、
ちょっと北村薫氏風味?のほのぼのミステリ。 

パンダは囁く・
寝たきりの老人・清水から本を頼まれた近所の塾講師・西岡。
だが、老人が示したタイトルは暗号めいていたため、彼は書店員・杏子に助けを求める。
杏子も思案に暮れたが、協力を求めた多絵は謎を解くなり焦りだして…

老人の示した本・出版社はパンダ(はどこかすぐ分かる)
"あのじゅうさにーち いいよんさんわん ああさぶろうに"
"や・に・に・ま・る"

標野にて 君が袖振る・
成風堂常連だった「沢松」という老女が失踪し、娘の喜多川が訪ねて来た。

彼女の失踪の影には20年前に事故死した息子・貴史のことが絡んでいるらしい。
彼の残した遺品の中にあった額田王の歌、彼が珍しく読んでいた「あさきゆめみし」がヒントになるか―

配達あかずきん・
杏子よりも2歳年下のフリーター・博美は真面目で実直でおっとりとした美人だが、天然でポカが多く、見守る周囲はハラハラさせられている。
そんな博美が配達途中に階段から落ちて怪我をする。

また、先週、彼女が配達した美容院の雑誌に客の隠し撮り写真が挟み込まれ、その店は追い詰められているという話も飛び込む。
犯人は誰か?

定期配達する書店と言うのは今もあるのだろうか?

六冊目のメッセージ・
入院中、母が買って来てくれた成風堂の一人の男性店員が勧めた5冊の本のお礼を言いに河田菜穂子が訪ねてくる。
だが、本を勧めた店員はいなかった。
手がかりは「宙の旅」林完次、「散策ひと里の花」、「ダヤンのスケッチ教室」池田あきこ、「民子」浅田次郎、「夏への扉」の5冊の本。

タイトルからは分からず、結局は本の配置がポイントに。
6冊目は女性がお礼に選んでいたタイトルに猫がつく、猫のポストカード月の女性作家のエッセイ集と同じでは?とあるのだが、どの本だろうか?気になる。

ディスプレイ・リプレイ・
新しく入った大学生アルバイト・角倉夕紀の希望を取り入れ、とある人気少年コミックのディスプレイコンテストに参加することに。
夕紀の友人・佐野と紗弥加の協力もあり、なかなかの出来に。
だが、客も含めた周囲の作品も飾った次の日、ディスプレイはめちゃくちゃに。
「トロピカル」には盗作疑惑が上がっているらしく!?

冒険漫画「トロピカル」「ツンドラ」のモデルって「ワンピース」かなぁ?
現実に盗作疑惑はないから実在の本にしなかったのだろう。





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Last updated  July 8, 2006 09:39:17 PM


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