日々のあぶく?

日々のあぶく?

April 15, 2007
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風の影 上

謎の作家フリアン・カラックスの過去が明らかになるにつれて、様々な因縁、交差が浮かび上がる。
フリアンと関りが明らかになった悪徳刑事フメロに付け狙われるダニエル。
フメロに内戦時より目を付けられていたフェルミンも窮地に立たされる。
フリアンと関りがあり、ダニエルに嘘をついたヌリアは何を隠しているのか?
また、フリアンとペネロペの悲恋をなぞるようにダニエルとベアトリスの恋も加速する。

フリアンの著書の悪魔(ライン・区―ベルト)を名乗る謎の男の正体は予想通り。
入り組んだ紐が解けたときはほっとした。
最後まで蚊帳の外で心配しか出来なかったセンペーレ(ダニエル父)はちと切ない。




ダニエル ・主人公。フリアンを追い、人々を繋げる。ベアと結婚。
センペーレ・ダニエルの父。古書店主。妻亡き後は一人身を通している。
フェルミン・「センペーレと息子書店」の店員。元ホームレス。
       内戦時にフメロに痛めつけられ、それ以後目を付けられている。
       ダニエルに協力。ベルナルダと結婚。
イサック ・「忘れられた本の墓場」の管理人。彼の死後、フェルミンが管理人に。
ヌリア  ・イサックの娘。元出版社社員。
       フリアンを愛していたが、ミケルと結婚。
       だが、いつまでもフリアンを愛し、彼を匿う。
クララ  ・ダニエルの初恋の人。盲目の女性
ベルナルダ・クララの乳母。フェルミンと結婚。

ベアトリス・トマスの妹。妊娠。ダニエルと結婚。

フリアン・カラックス~バルセロナ出身の謎の作家。『風の影』の著者
            ペネロペとパリに駆け落ちしようとするが失敗。
            単身パリに行き、作家に。
            バルセロナに帰ってきてペネロペの死を知り、自分の著作を燃やし、

            ライン・クーベルトを名乗り、その後も暗躍するが、
            自分と同じような道を辿るダニエルに惹かれ、彼を見守るように。
            フメロ殺害後、姿を消すが、名を変えてまた小説を書くように。
            ペネロペが自分の異母妹だったことは知らぬまま。
フォルトゥニー   ~フリアンの父(本当の父親は別にいるらしい)。帽子店主
ソフィー      ~フリアンの母。フランス人。
リカルド・アルダヤ~バルセロナの大財閥
ホルへ      ~リカルドの息子。フリアンの友人。フメロに利用され、死ぬ。
ペネロペ     ~リカルドの娘。フリアンと恋に落ち、妊娠。
           だが、実はフリアンの本当の父親はリカルドで、彼らは兄妹だったことから
           父親に監禁され、死産する。
ハンシタ     ~アルダヤ家の乳母。ペネロペの妊娠が発覚後、追放され、最期は養護院で息を引き取る。
フェルナンド   ~神父。フリアンの友人
ミケル・モリネール~ジャーナリスト。フリアンの親友。
           彼女の想い人はフリアンと知りながらもヌリアと結婚。
           結核を患い、余命尽きる直前、フメロに嵌められたフリアンを助け、
           彼の身代わりとして死ぬ。

フメロ  ・バルセロナ警察の刑事部長。カラックの旧友でもあったらしい。ペネロペに懸想。
       権力を笠に来て悪行三昧。フリアンに殺される。





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Last updated  April 15, 2007 08:20:47 PM


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