日々のあぶく?

日々のあぶく?

November 23, 2009
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織田信長が天下統一に乗り出している時代(戦国期、天正4年/1576年)

義父・北畠具教(とものり)の部下だった日置(へき)大膳は、信雄に従うのを良しとせず、
同じく部下の長野左京亮になだめられている。
信雄は父・信長に認めてもらえない焦燥、故郷の伊賀を憎む柘植三郎左衛門の助言(誘惑)、
三郎左衛門と同じく弟の死すら何も感じぬ父・下山甲斐や、
そんな土壌を生んだ伊賀を憎み里を裏切った平兵衛の嘆願もあり、
信長ですら攻めるのを躊躇う忍者の里・伊賀攻略に乗り出す。
しかし、伊賀の里を攻めさせるのは伊賀者の策略だった―


反対に血気盛んで争いを好む文吾、絆などよりも自分の利益を優先する忍者らが出てくる。

・・・のぼうの城と比べると、織田軍と伊賀者どちらにも重きを置ききれず、あっさり読了。
魅力的な人物が少なかった・・・のかな?

~ネタバレメモ~

織田勢に一度でも勝てば、下人らを雇う武将が増え、金が稼げると考えた伊賀の頭らが
過去には三郎左衛門、そして、今には平兵衛の気持ちを利用し裏切らせた。
また、無門をも操り、信雄が戦いを決めるようにする。
心理を読み、大膳が参戦しなければ楽に勝てると踏むが、土壇場でその計算は狂う。

結局は織田軍は攻めきれず(滅ぼしきれず)に終わるが、信雄と臣下らの絆は生まれた模様。
その後、利用され、妻も殺された無門は伊賀の里を出、織田信長へ伊賀への進軍を申し出て消える。
(そして、助け出した鍛冶少年・鉄と京で暮らす)





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Last updated  November 23, 2009 04:46:27 PM


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