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昨日、日本人の友達から電話がかかってきた。日本語で話すのは久しぶり。実に、2ヶ月ぶりだ。最後に日本人に会って日本語で会話をしたのは、7ヶ月前。普段滅多に日本語で話すことなどないものだから、久々に話すと、ものすごい変な感じがする。日本語での表現力が乏しくなって、言い回しとか、すごく変になってしまったりして。たまに、会話の途中にイタリア語の単語や接続詞がポンとでてきてしまったり。イタリアに住んでいながらも、普段、日本人と交流がたくさんあって、日本語とイタリア語を常に使っている人にはそういうことはあんまり起きないと思うのだけど、私みたいに田舎に住んでいて、日本にまったく関係のない仕事をしていたりして、周りに日本人はまったくいない、しかも、あんまり自分から電話をかけたりする方じゃない人だったりすると、日本語を話す機会というのは、ごく稀になる。だから、わざとではないんだけど、自然に、普段使っているイタリア語の接続詞とかが会話に突然出てきたりする。ちゃんと思うように日本語が操れていないなんて、日本人として、ものすごく恥ずかしいのだけど。前に、成田空港から上野行きの京成スカイライナーの中で近くに座った、2週間グアムに行っていたというお姉さんたちが、「久々に帰国するとなんか日本語が不思議だよねー」「なんかまだ慣れなくて、Excuse meとか思わず言っちゃいそうだよね」なんて話していたのを聞いたことがある。「それは難しいと思うよ」なんて、心の中で思った。だって、私はその時、オーストリアに一ヶ月ほど滞在した帰りだったのだけど、別に、日本語が不思議とも思わなかったし、普通に日本語で喋れたから。オーストリアにいた間は、3日間くらい、その時期日本から遊びに来た友達と日本語を喋ったくらいで、あとはまったく日本語で喋っていなかったけど。さすがに外国滞在が3ヶ月以上、しかも、その間日本語で喋る機会がほとんどないなんてことになると、それこそ思わず日本に帰国したてのとき、Excuxe meと言ってしまいそうだけど。 昨日は久しぶりだったので、すっかり長電話。夫が仕事から帰ってきたので、切ったら、今度はイタリア語が何だか不自然。最初の数言くらいは、つっかえつっかえのイタリア語になっていた。さすがにすぐに元に戻ったけど。ああ、もっと日本語もたくさん喋って、それぞれの言語への頭の切り替えが素早くできるようにならないとな・・・。今のような状態だと、何だか自分で情けなくて・・・。
Sep 26, 2002
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昨日、転職希望の夫が他社に面接を受けに行った。実は彼、本格的な面接を受けるのはこれが初めて。今までは、ずっと、バイトにしても就職にしても、知り合いの紹介で面接を受けに行っていたため、なんとなく後ろ盾があるという気がしていて、緊張も何もしなかったらしいのだけど、今回は、私がたまたまインターネットで転職の告知を見つけて、それで申し込んだもの。知り合いにその会社のことを聞きまわっても、誰も知らないという状態。だから、本人、面接の前、いったいどんな会社なのか分からなくて、ちょっと不安に感じていた様子。私が思うに、告知に出ていた募集する人材として彼はピッタリ。むしろ、普通ならまだ大学に行っている年齢の25歳という若さでその分野のあらゆる技術を習得した彼は、世が世ならヒッパリダコだろうに。イタリアの完全失業率は、日本の完全失業率をはるかに超えているから、そう簡単に良い転職先は見つからないのが現実。でも、彼の技術と働く意欲を持ってすれば、安心してどんな大企業の面接にも挑めると思う。断られたら断られたで良いじゃないか、他を探せば。彼の不安はそういうことではなかった。要するに、まったく繋がりも何もない知らない人と面接をするとか、まったく新しい環境がどういうものか分からないというタイプの不安だった。面接に行くにあたって、「名前も聞いたことないから、どうせ大した会社じゃないよ。さっさと終わらせて、30分くらいで帰ってくるから」と大した期待もしていないような顔で出かけていった。 時が経つこと1時間半。夫が帰ってきた。どうだったかきくと、首を横に振って、「人生甘くないよな・・・」。駄目だったか・・・と思いきや、話をよく聞くと、駄目ではなかった。手応えはあった。面接したのはエンジニアで、ものすごく突っ込んだことをたくさん夫にきいてきたそう。その都度、夫は細かく答え、また突っ込まれては答え、としていたら、エンジニア、夫のことをすっかり気に入った様子。2日間従業員としてその会社で実際にする内容の仕事をするという試験をする話に。そこで実際にするべき仕事を見せられたら、今までものすごく突っ込んだ技術をきいてきていたのに、仕事内容は大した技術も必要ない単純なもの。今までの質問の嵐は何だったんだという感じ。夫としては、その仕事に就いたら間違いなく今まで習得した技術は錆び付くだけだから、もっと高度なことができる仕事に就きたかった。だから、人生って甘くないんだそう。確かにね。でも、今働いている会社の環境にはもう耐え切れないので、とりあえず、2日間昨日面接を受けた会社で働いて、環境が良さそうだったら、そこに転職するつもり。何か気に入らないことがあれば、断るって。妻の私としては、この話がうまく行って欲しいと思う反面、夫の仕事上での満足感が得られないという面で残念な気もする。すべては2日間の試験期間にかかっている・・・。
Sep 25, 2002
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昨日の夜、夫の髪を切った。彼はただいま転職活動中。今日は仕事の後、最初の会社との面接の予定がある。とりあえず、スッキリした格好で面接に挑みたいから、ということで、昨日の夜、夫の髪を切った。彼の髪というのが、長い。ミディアムっていうんだろうな。肩下5cmくらい。耳の上と、首筋だけは短くしていて、髪を縛って帽子の中に入れてしまうと、まるで、髪が短いように見える。髪自体の長さはもっと短いにしても、イタリアにはそういう不思議な髪型をしている男の子、結構いたりする(数年前にはもっとたくさんいた)。最近は、短いのが流行で、短くしてジェルで立てている子が大半数だけど。逆に、髪が長い子も日本に比べて結構いるなぁ。やっぱり、普通の会社員が長い髪をしているってわけにはいかないんだけど。夫の髪は、まとまりがなく、どうしようもない髪。短めに保っていると、方々にウネウネとうねっているだけで、わけがわからない。雨が降らなくても、ものすごい膨張しているから。耳下くらいの長さになると、クルクルとまとまってカールしだす。それ以上の長さになると、まるで、天然縦ロール。耳下から見事にクルクルまとまっている。あんまり頻繁に髪をとかさないから。時間が経つと、自然と縦ロールができてしまう。とかしたては、まるで、私が中学生の頃少女マンガ雑誌『りぼん』で連載していた『星の瞳のシルエット』の主人公の友達。名前を覚えていないのだけど、主人公「かすみ」と同じ男の子「久住くん」を好きになったかわいらしい子。誰か彼女の名前を覚えている方がいらしたら、教えてください(笑)。どうしようもなく膨張する髪だから、私は激しい段を入れることを勧めた。彼は、髪を縛ったとき、ゴムが緩んで前髪がパラパラ落ちてくるのが嫌だそうで、毛先の長さをそろえているのだけど、そうすると、ゴムを解いたとき、髪がすっかり膨張して、後ろ見が、まるで、逆さ扇・・・。カッコ悪いじゃないか・・・。いっつも私は彼の髪を切る際、激しい段を入れることを勧めるのだけど、夫はそれが嫌だそうで、いつも毛先をそろえる程度にしていた。ところが今回は、「何でもいいから切って」と投げやりに髪を切ることを頼まれた。しめたとばかりに、私は激しい段を入れてしまう。切り終わって鏡を見た夫、「確かに段を入れた方が軽くなるし、あんまり膨張が分からなくていいなぁ」と、満足顔。「でも、縛ると髪がバラバラ落ちてくる・・・」という苦情も。彼としては、髪を縛ったときにパラパラ解れてこないで欲しいし、髪を解いたときにすっきり見せたいらしい。唯一の解決策は、髪をもっと伸ばすことなんじゃないかと私は思うのだけど、あんまり長いのは嫌いで、肩下くらいの長さに保ちたいらしく、それも無理。じゃあ、どうすればいいんだか、この髪。夫の髪との格闘は一生続きそう。 とりあえず、髪の生え際もキレイにバリカンで剃って、髭も剃って、スッキリした感じになった夫。今日は面接に挑む。うまく行くといいなぁ・・・。
Sep 24, 2002
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昨日の夜は外食をした。あんまり気が進まなかったんだけど、周りの人達がすっかり乗り気で、ちょっとシブシブという感じ。「最近付き合い悪いじゃない」って言われると、本当のことだけに、否定できない。誘いを断れない。昨日の夜は、私、ものすごく疲れていた。とても食べるなんて気はしなかった。さらに、会話はもちろんイタリア語。まだ完璧にイタリア語を自分のものとしていない私は、全神経を相手の言うことに向け、喋るのにも頭を使わないといけないので、結構疲れる。しかも、昨日は総勢8名。会話が分かれることは目にみえていた。会話が分かれると、あっちこっちで私が聞いているのとは関係ない話題が飛び交っていて、集中するのも結構大変。お腹はすいていなかったし、疲れるのも分かっていたし、更に、あんまり意見の合わない女の子がひとりいたので、気が進まなかった。まあ、たまにはそういうこともあるか・・・。 総勢8名で行った先は、山の中にあるピザ屋。メニューを一通り見て、ゴルゴンゾーラとスペックのピザを注文することに決める。なんとなく、ゴルゴンゾーラを食べたい気分だったから。注文するものをさっさと決めてメニューを閉じたのは、私ともうひとりの男の子だけ。その他の人達は、更に10分近く永遠と悩んでいた。いちばん最後まで悩んでいたのが、うちの夫。横で、「ラウラっていうのがうまそうだな・・・。でも、ジェノヴェーゼっていうのもある・・・。ルスティカっていうのもうまそうだし・・・」とずーっとつぶやいていた。私は、「じゃあ、それにしたら?」とか「良いんじゃない?」と言っていたのだけど、そのたびに彼は、「いや、やっぱり、こっちの方が良さそうだ・・・」と私のアドバイス(?)を否定。更に迷宮入りして行った。メニューを決めるのって、悩み出すとなかなか決まらない。夫は結構それで迷宮入りすることが多い。更に、最終的には決めたと思いきや、時間があると、直前になってまた悩み出すことも多い。昨日もその口。最終的にはゴルゴンゾーラとアンティーチョークのピザに決めたのに、他の人が「俺、ラウラにした」と言うのを聞いたら、またメニューを広げて、ラウラの具をチェックしだした。そして、ラウラに決め直す。ウエイトレスが注文を取りに来たら、まず、夫、ラウラの具に辛いものがないかどうか訊ねる。彼は辛いものが食べられないから。サラミが辛いということを知って、また悩みだした。他の人達が注文している間、悩む。もうひとつ、辛いものがあるかどうか確認。それも辛いということで、焦って、「もう、どれでもいいや」という投げやりな感じで、最初に決めたゴルゴンゾーラとアンティーチョークのピザを頼む。おいおい、最初はそれを頼むって決めてたじゃないか。なんでそんなに投げやりにならないといけないんだ?私の夫は、レストランではかなり優柔不断。洋服を買うときなんか、異常なほどさっさと決めるのに。私は逆で、洋服を買うときにはかなり悩む。レストランに行くと、大抵誰よりも早くに注文するものを決めてしまうのに。 テーブルに着いたとき、思いもよらず、私のとなりにあんまり好きじゃない女の子が座って、どうしようかと思ったけど、思いの他、彼女の会話が疲れた私を目覚めさせてくれた。無難な話をして。普段気が合わなく、あんまり会うこともなく、あんまり話さないだけに、お互い、新しい話が聞けた。彼女も悪い子じゃないんだけど・・・。デリカシーがなくて、人のことを考えないから、かなりひどい発言や行動を平気でしてしまうっていうだけで、彼女としては悪気はないらしい(だから、余計に厄介)。そういう人ってどこの世界にもいるかな・・・。 ピザの方は、5,70ユーロという値段にしてはかなりボリュームがあって、美味しかった。お腹がすいていなかっただけに、全部は食べきれなくて、夫に食べてもらう。このピザの難点が、かなりしょっぱかったこと。ピザの生地事体に塩がきいているのだけど、更にゴルゴンゾーラの塩、スペック(しょっぱいハム)の塩がプラスされたため、ちょっとしょっぱすぎたと思う。1リットルの水を飲み干しても足りなくて、その後、レモンシャーベットを頼んだ。それでも喉の渇きが癒えなくて、昨日の夜は夜中中水を飲んではトイレに行き、水を飲んではトイレに行きを繰り返していた。翌日のいまだに喉が渇いているって、これは、そうとうしょっぱかったってことだと思う。店を出るとき、会計でびっくりしたことがある。ピザは、値段の割にあんなにボリューム満点だったのに、ちょこっとしかなかったシャーベットが3,70ユーロもした。さらに、他の人達が、トッピング追加で玉ねぎの追加を頼んだのだけど、それが、なんと、3,60ユーロ。その追加の玉ねぎ、普通の中くらいの大きさの玉ねぎの4分の1くらいの量の玉ねぎがチョロっと乗っかっていただけ。それで3,60ユーロって、ちょっと高すぎ。だって、シンプルなピザ、マルゲリータが4ユーロくらいだったんだから。いくらなんでも、4分の1の玉ねぎがピザ一個分と変わらないくらいの値段だなんて話はない。あのピザ屋、ピザ自体はかなりのボリュームがあって、安いなと思わせるものがあるけど、周りのもの、例えば、トッピングとか、飲み物、デザートは高くて、そこで儲けるというシステムを取っているんだなと思った。そういうびっくりすることがあったにしても、昨日の夜は会話が弾んで、楽しい時を過ごせた。 それにしても、4分の1の玉ねぎが3,60ユーロだなんて、高すぎるにもほどがある・・・。しかも、いまだに喉がカラカラ。教訓:ゴルゴンゾーラとスペックのピザは二度と食べまい・・・。
Sep 23, 2002
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今週火曜日と木曜日の夜、2回に渡って、テレビでシリーズ映画『ナポレオン』が放映されていた。普段はあんまりテレビを観ない私たち夫婦も、歴史ものは好きなので、揃って観る。観ていてどうしても気になったのが、ナポレオンの髪型。誰がどう見ても、ステキじゃない。基本的に、オカッパでオンザ(懐かしい言葉だな)。髪は、突風が吹いても一糸たりとも乱れなさそうなほど、頭にペッタリと張り付いている。しかも、にわかにウネりが・・・。どうも、「頭から海藻をかぶっている」という言葉がピッタリ。海水浴の最中に水面に浮いていた海藻をかぶってみました、みたいな。小学生のときに読んだ伝記マンガのナポレオンは、もっと凛々しく描かれていたような気がして、何だかイメージが狂ってしまった。まあ、髪型がカッコ良くて皇帝になれるわけじゃないから、どうでもいいことなんだけど。 ナポレオンといえば、我が家の前の大通りを西に向かって2キロくらい行ったところに、かつてナポレオンが一夜を明かしたという家がある。大通りから折れて、林の中の細い道を100mほど進んだところに、その家の門がある。2階建ての横に長い大きな家で、いかにもお金持ちのお屋敷という感じ。今もなおナポレオンを迎え入れた貴族の子孫が住んでいるものの、ほとんどの部屋は荒れてしまっているよう。個人の家なので一般公開などはまったくされていないから、正確な様子は分からないのだけど、大通りから様子を見る限りではそう感じる。というのも、2階のほとんどの部屋の窓がない。住んでいるのは1階だけのよう。さすがにあれだけのお屋敷を管理するとなると、維持費がかかるからね・・・。お金がなくなると、大きすぎる家って厄介だよなぁ。でも、子孫は、先祖代々の家にしがみついているんだろうね。そういう感覚って、庶民の私には分かり得ないことなんだろうな。
Sep 20, 2002
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昨日の夜、チャンピオンズ・リーグ、ユヴェントス対フェイエノールトの試合をテレビで観戦した。小野が出場していたのだけど、テレビの解説者、彼のことを「オーノ」と呼んでいた。そのたびに、私は「オノ!」と言い直す。テレビに向かって。おばあさんみたいだけど。私の祖母がよくやっていたっけ、この「テレビに向かって話し掛ける」というの。テレビで誰かが喋っていると、その人に向かって、「ああ、そうかい」「そりゃ知らなかったね」なんて感じで。話し相手じゃないってば。そういえば、イタリア人がよくテレビに向かって話しているのを見かける。考えていることはさっさと口に出してしまわないと気が済まないような人たちだから。さて、昨日の解説者が小野のことを「オーノ」と言っていた件について。「オーノ」って言われると、「大野」みたいじゃないか。彼は「小野」なのだから、ちゃんと「オノ」と発音すべきだ、そりゃ、ローマ字にすると、どちらも「Ono」になるわけで、一緒なんだけど・・・。でも、良く考えてみると、日本人もデルピエロのことを「derupiero」なんて、思いっきりカタカナ発音で呼んでいる。他人のことをとやかく言う権利はなさそう。 サッカー選手の名前の発音といえば、最近インテルからレアル・マドリッドに移籍したロナウド。昔、夫に、「ロナウドってさ・・・」と彼の話を持ち掛けたら、「ロナルド!」と言い直された。彼、イタリアでは「ロナルド」と呼ばれている。確かに、「Ronaldo」と書くので、そのまま読めば「ロナルド」なんだけど、ポルトガル語の読みでは、「ロナウド」になるんだよね。カタカナ発音になるとしても、基本的に日本人て、外国人の名前、原語の読み方に割合忠実に従っている。イタリアでは、よっぽど異国の名前じゃない限り(例えば極東の国・日本の名前)、イタリアの読みに従っている節がある。英国のエリザベス女王を「エリザベッタ」、チャールズ皇太子を「カルロ」と言うのは、ちょっとやりすぎ。「カルロ皇太子」なんて言われても、誰のことかピンと来ないでしょう?
Sep 19, 2002
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今日のお昼はニョッキ・アッラッラッビアータにした。唐辛子が効いたトマトソース。「アラビアータ」って言うのが日本では普通。イタリア語で書くと、gnocchi all’arrabbiata。この「アラビアータ」って、実は昔、イタリア語を知らなかった頃、「アラビアン・ナイト」とかの「アラビア(アラブ)」なのかと思っていた。恥ずかしいけど本当の話。『プロント』でペンネ・アラビアータを食べていたとき、友達と、「このアラビアータって、イタリア語でアラブ風なとかいう意味なのかな」なんて会話した覚えがある。いったいどこがアラブ風なのかという感じだけど・・・。ほら、暑いところでは熱いものや辛いものを食べるって言うし・・・。その辺がアラブ風ってことで・・・。後になって、「アッラッビアータ」というのは、「怒った」という意味で、このトマトソースはそれにかけて「(唐辛子を効かせて)ピリッとした」という意味で名づけられたのだと知った。アラブとはまったく関係ない・・・。 ムカムカしているとき、私は異常に辛いものを食べたくなる。今日のお昼に食べ終えたパスタソース、実は昨日の夜に作ったものなのだけど、昨日の夜はすることが多すぎて、私、ちょっとムカムカしていた。辛いものが食べたくなって、希望どおり、辛い料理を作ったわけ。辛いものを食べられない夫のため、辛さを押さえて。辛さが物足りなくて、自分の皿だけに唐辛子を更にプラス。入れすぎて、ものすごく辛かった。でも、なんだか自分のムカムカ加減に辛さが応えているような感じで、満足。アッラッビアータと名づけた人も、怒りの具合と辛さの具合が比例していたのかな、なんてちょっと思ってみた。詳しいエピソードは知らないから勝手に想像。これがまた「アラブ風」みたな勘違いだったら恥ずかしいな・・・。 唐辛子がピリッと効いたものを食べていて思い浮かんだ日本の味が、からし明太子。もうずいぶん長いこと食べてない。イタリアに住んでいたら明太子なんて到底食べられないから。ああ、あれを熱々のご飯に乗せて食べたい・・・。ウマイんだな、あれが・・・。日本で普通にしていたことが、今では夢のよう。
Sep 18, 2002
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最近、ジャガイモが大好き。10kgのネット入りのものを買ったので、ほぼ毎日ジャガイモばかり食べている。私は好き好んで食べるから良いけど、毎日食卓にジャガイモを出される夫はたまったものではないという顔。良いんだ、私が食べたいから。料理するのは私だし。私がいちばん好きなレシピは、オーブンで作るベイクドポテト。作り方は簡単。皮を剥いて1.5cm角くらいに切ったジャガイモを鉄板に並べ、オリーヴオイルを少々かけて、その少量が全体に行き届くよう、まんべんなく混ぜる。塩を適量(結構たくさん)上からふりかけ、ローズマリーも適量散らす(ローズマリーがない場合には、タイムでも良い)。あらかじめ220度に温めたオーブンで10分から15分焼き、木杓でジャガイモをひっくり返す。5分ごとくらいにひっくり返しながらさらに15分ほど、表面が色付いてくるまで焼く。このフライドポテト、簡単ながらも、ウマイ。表面はカリッ、中はホクホク。油をあんまり加えないから、油っこくなく、普通の揚げ物のように胃がもたれることはない。ちなみに、オーブンによって焼き時間は変わってくると思うので、あしからず。 油っこいといえば、昨日ドーナッツを作ったのだけど、大量に作りすぎて家が油っこくなって、その空気を吸っていたら気分が悪くなってきた。メール友達のお姉さんが揚げ物を食べ過ぎてアレルギーになって苦しんだって言っていたのを聞いたばかりだったので、私もそれかなとちょっと心配した。空気を吸っただけだけど。お姉さん、発熱、嘔吐という症状が出たそう。そういえば、徳川家康は天ぷらを食べすぎて死んだって話だっけ。大昔、それを聞いたときは、「そんな馬鹿げた話があるものか」と思ったものだけど、お姉さんの話を聞いていたら(読んでいたら)、「あるんだな、そういう話も」と思った。教訓:揚げ物の食べ過ぎには注意しましょう。
Sep 17, 2002
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昨日、ズッキーニの花を山ほどもらった。ズッキーニの花は、咲ききっていないカボチャの花のような感じで、イタリアではそれを食べる。そんなわけで、今日のお昼はズッキーニの花のフライ。大量に作った。ズッキーニの花は今までに3度ほど食べたことがある。1度目はピザの具として。2度目はフライ。3度目は花の中に挽肉を詰めたフライ。人のうちで味見程度に食べたので、味なんてほとんど覚えていない。強烈な味がするわけでもないし。今回は、初めて自分で調理することになったことだし、その上大量にある。これは味を分かるチャンス。小麦粉と卵と牛乳と少しの塩で作った衣をつけて、ズッキーニの花をフライ。食す。味がするといえばするし、しないといえばしない。夫に、「ズッキーニの花って味あるの?」と訊ねると、「あるじゃん。少しだけど。風味程度に」との返答。味があるといえば、かすかに味がある。でも、その味をなんて表現して良いか分からない。まるで、生のイカを食べたことがない人に、その味を説明するのが難しいように。表現が分からないと考えながらモグモグ。気が付くと、大量にあったはずのフライがなくなってしまった・・・。あるよね、そんなことも・・・。 衣のせいか、ズッキーニのフライを食べていたら、なんだか久しぶりにドーナッツを食べたくなってきた。イタリアには普通、ドーナッツて売っていないから。これからドーナッツでも作ろうっと。
Sep 16, 2002
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昨日の夜は義兄の家へ行った。彼の家に着いてまず観たものは、テレビ画面に映るとってもマッチョな黒人。この世のものとは思えないような見事な全身の筋肉を見せ付ける。義兄、ジムの友達から借りたボディビルの世界選手権のビデオを観ているとのこと。世界選手権というだけあって、ものすごい肉体が勢揃いしている。どれもこれも(「誰も彼も」と人間らしい扱いをしないのはなぜだろう・・・?)、ロボットのよう。人間離れしすぎた肉体は、むしろ恐い。恐いといえば、もうひとつ。ポーズを決めるごとに、張り付いたような笑顔も決めないといけないようなのだけど、その笑顔がまた恐い。ポーズを決める=筋肉を強調するために全身に力を入れるから、身体や腕が小刻みに振るえている。その上に無理矢理っぽい不自然な笑顔。ぜんぜん素敵じゃない。むしろ、恐い。それにしても、ボディビルの人が身体にオイルを塗るのは分かるんだけど、顔にまでオイルを塗っているのはどうしてだろう? 顔の筋肉も強調しないといけないのかな?私が観たのは、1987年と1988年の世界選手権のビデオだったのだけど、2年ともほとんど同じ筋肉の造りの2人が優勝を争そうことになって、最終的には2年とも同じ人が優勝していた。いったいどこがどう違うのか、私たちにはサッパリ分からなかった。アーノルド・シュワルツェネッガーがボディビルの世界選手権に出ていた時代からボディビルを観ているという義兄にも分からなかった。ほんの少しの差があって、それを審査員は見落とさなかったということなんだろうな。きっと奥が深いんだ、ボディビルの世界は。
Sep 13, 2002
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私は和食が好き。なのに、何の因果か、イタリア人と結婚をし、イタリアに住むことになった。しかもド田舎に。だから日本食材を滅多に手に入れることができない。大きい街までわざわざ買いに行かないとならないから。日本で生活をしていた頃から料理はいつも適当だったけど、結婚して以来、ますます適当さに磨きがかかってしまった。だって毎日、お昼ご飯と夜ご飯の2食を本格的に作らないとならないから、面倒くさいんだもん。作るのは嫌いではないけど、メニューを考えるのが面倒。全国の主婦の皆さんは、毎日のメニューをいったいどうやって決めているんだろう?今日のお昼は、ミートソースのペンネ、ポテトとベーコンとチーズで作ったわけの分からない一品と、サラダにした。ものすごい手抜き・・・。我が家のイタリア式お昼ご飯としては、本当は、パスタ、肉料理、温野菜の付け合わせ、サラダ、としないといけないんだけど。夫に「最近手抜きしすぎ」と言われるのが恐いから、ちょっと改心しないと。今夜あたりはまともな料理を作りたいな。今からメニュー決めにかかるか・・・。個人的には熱いうどんとか食べたいなー。
Sep 12, 2002
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