2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全17件 (17件中 1-17件目)
1
ミックスベイビーだからどんな子供が生まれるか楽しみだけど、だいたいの想像は付いてしまう昨日、先日行ったエコー検査の結果をじっくり観てみた。お腹の子供の発育状態はだいたい一般平均サイズに近く、全て順調なのだけど、実際の子供のサイズと一般平均のサイズを見比べると、大体は1mmくらいの違いなのだけど、頭のサイズと脚の長さと腕の長さだけが平均より2~3mmほど違う。もちろん全然許容範囲なので、そのくらい当たり前なのだけど、頭のサイズは平均より少し大きめ、脚の長さは少し短め、腕の長さは少し長め。これって、ちょっと「なるほどな」と思えてしまう。この打ち出された平均値って、もちろんイタリア人の子供に対してのもの。私たちの子供は日伊のミックスベイビーになるわけで、まあ、日本の胎児の平均値もイタリアの胎児とそんなに変わらないと思うけど、やっぱり日本人とイタリア人では体格がちょっと違うわけだから、ミックスベイビーの私たちの子供には、ちょっと日本人らしい特徴が出ていてもおかしくないわけじゃないか。基本的に、日本人の方が頭が大きめだし、脚が短めなもの。そういう傾向が、早速胎児に出ているのかな、なんて思う。一口に「イタリア人」と言っても、前にも書いたように、同じイタリア人でも物凄く姿形が違うもの。イタリア人の外見を見ていると、大体、その人の両親がイタリアのどの辺り出身かということが分かる。アメリカ人でも、この人はドイツ系だな、とか、この人はスペイン系だな、とか何となく分かるように。一口にイタリア人と言っても、それほど違うもの。うちの夫は、見事に南北イタリアのミックス。だから、外見だけ見ると、両親の出身がどこかっていうのは、普通の人には分からない。外国の血が混ざっているんじゃ・・・なんて言われることもあるらしいけど、とりあえず、イタリアのミックスというだけ。夫と私の子供、結構周りから、「何となく想像が付く」と言われることがある。その気持ち、分からないでもない。だって、外見の特徴が似ているから、私たち夫婦。いや、もちろん私は夫ほど顔の掘りが深くはないけど。違うのは、顔の堀の深さと顔の輪郭と頭の形と肌と髪の質と睫の長さくらい。頭が大きいのは私だけだけど、脚は、夫もラテン民族らしく短い。だから、子供に両親の傾向が現れているんじゃ・・・。脚に関して付け加えると、私はO脚気味、夫もかつてO脚気味だったため矯正したと言うので、これは子供もO脚気味に出てくる確率の方が高そう。腕は、二人とも長い(長いんです、私の腕。日本人のくせに)。だから、エコー検査の結果を見て、なるほどな、と思った。体形は二人とも細長く、食べても太らない体質。髪の色は、夫、明るい栗色、私、暗い栗色。子供の頃の夫は見事な金髪だったし、私も周りの子たちよりは明るい髪をしていた。私はちょっと厳しい私立の学校に通っていたのだけど、学校で、髪の色が明るいのは地毛であるということを証明する「赤毛証明」なるものを発行してもらっていた。だからきっと、私たちの子供も、子供の頃はちょっと明るい髪の色をしていて、大きくなったら落ち着いてくるということになるんじゃないか・・・。瞳の色は、髪と同じで、夫、明るめの栗色、私、暗めの栗色。だから、栗色? 夫の父親はブルーの瞳をもっと薄くしたグレーの瞳をしているのだけど(ハスキーみたいな)、その劣勢のグレーアイズが出てきたら恐いなぁ・・・。目の形は、夫、こちらの人間にしてはちょっと小さ目で、古代エジプトの絵に描かれているようなエジプト人の目の形、私、日本人にありがちないわゆるアーモンド型。だから、大体似たような感じ。鼻の形、夫、イタリア人としては高いわけでもなく低いわけでもない、私、こちらの人間にしては低いけど、日本人にしては高い方。口の形、二人とも大きくはなく、下唇は普通の厚さ、上唇はちょっと薄め、と同じ。生まれてくる子供、私の日本人としての血がより濃く出てくるはずだから、やっぱり見かけ、かなり日本人っぽく出てくるはず。周りは何となく想像が付くと言うけど、きっとその想像よりずっと日本人っぽく出てくるんだろうな。まあ、もちろん、かなり低い確率で何らかの劣勢の遺伝子を引き継いで、日本人っぽく出てこないと言えないこともないけど、まずないことだろうから・・・。どんな遺伝子を引き継いで生まれてきても良いけど、とりあえず、私としては、五体満足に健康に生まれてきてくれればそれだけで満足。妊娠初期に、知り合いの近所の人が肛門のない男の子を産んで、とりあえずその子は管を通して人工的に排泄、生後しばらくしてから肛門を作る手術をしたという話を聞いて、「肛門がないだなんて、そんな、医師も予期しないような子供が生まれることもあるんだ・・・。こういう話を聞くと、ホント、健康に生まれてきてくれさえすれば、それで充分だと思うわ」と思った。しかし、肛門がない子供だなんて、初めて聞いた。夫曰く、「もともとない肛門を作る手術を受けたってことは、その子の肛門はあんまりうまく広がらないってことだ。排便のときに苦労するんだろうな・・・。ってことは、その子はゲイにはなれないってことだ・・・」。おいおい、何て想像してるんだ。「いや、受けはキツイかもしれないけど、攻めだったら充分出来るから、ゲイになれないことはないよ」と突っ込んでおいた。ゲイの話はさて置き・・・、とりあえず、健康体に生まれてきてくれることが私たち夫婦の願い。子供ってなるようにしか育たないのだろうから、将来は子供にどうさせたいとか、こう育てようとか、そういう野望はないけど、とりあえず、将来は、麻薬中毒になったり、強姦するとか、女の子を妊娠させるとか、あとはゲイになるとか、そういうことがなければいいな、と思う。・・・生まれてくる子供にそういう希望を抱くあたりにお国柄が出ているよ、と日本の友達に言われてしまったけど、いや、でも、ホントにそう思うんだ。親がどんなに野望を抱いて子供を育てようとしても、子供は親とは違うひとりの人間なわけで、子供には子供の意志というものがあるだろうから、親の野望通りには育たないと思う。逆に、親の野望通り、言いなりに育つと、自我がない子供になってしまう。私の二番目の兄なんか見ていると、ちょっとそれっぽい。結構親の言いなりに育ってきたから、ここぞというときにどうも頼りない。私と上の兄は親に反発して自分の希望を通してきた。だから、ちゃんと自分で自分の行動を考えて、基本的に他人に頼らない。以前は、父、二番目の兄は素直に言うことを聞く良い奴、私と上の兄は親の言うことを聞かないで口答えばかりするろくでもない奴ら、と言っていたのだけど、今となっては、二番目の兄は自立できないどうしようもない奴、私と上の兄は自立して将来のことを考えているしっかりした奴ら、と言っている(らしい)。まあ、同じ環境で育った兄弟でも、子供個人の性格が大きく反映して違う風に育つわけだから、親が野望を持って育てることが一概に悪いとは言えないけど。私なんか、自分が間違ったことをしていないはずなのに親にあれこれ言われるのが嫌で、どうにか自分の正論を分かってもらおうと、精いっぱい自分と向き合って意見していたから、自分で考えるとか、自分で決めるということ、結構鍛えられた。だから、逆に、そういう環境で育って良かったと思う。これから自分が子育てをするに当たって、どういう子育てをするか、それは、子供の性格を見ながらになるんだろうな。だいたいこっちだって子育てなんて初めてなものだから、今から希望を持ったって、結局なるようにしかならないという部分の方が多いのだろうし。子育てをなさっている方、そうじゃありません?まあ、そういう話は生まれてからしろ、という感じだけど・・・。これが今年最後の日記。明日から夫が冬休みに入るので、PCには向かえそうにない。読んで下さっている皆さま、ありがとうございます。楽しいクリスマスと良いお年を!!2002/12/22 19:21:38よりにもよってこの時期に・・・明日の月曜日仕事納めのはずだった夫だけど、今日の日曜日に出勤して行って終わらせることにした。しかも、通常8時出勤のところ、今日は7時半出勤。よっぽど早く終わらせたいらしい。今朝、夫を仕事に送り出して、朝食をとり始めたら、何か固いものを噛んだ。食べていたあものは物凄い柔らかいフィンガークッキーなのに。嫌ーな予感・・・。思ったとおり、歯の被せがとれた。困ったな、こんな年末に。普通の歯医者はこの土日から冬休みに入ったところだよ。1月6日まで3週間休み。私が通っている歯医者、きっと開いていない。前も8月に歯の被せがとれて、9月の歯医者再開まで待った記憶がある。8月は一ヶ月間、歯医者、休暇だったから。こんな状態のまま年を越すのは嫌だな・・・。って言っても、自分でくっ付けるわけにも行かないので、どうしようもないのだけど。前、瞬間強力接着剤で折れた歯をくっ付けたっていうおばあちゃんがいたけど(くっ付くものらしい・・・)、さすがにそれは衛生上よくない。明日になったら、ちょっと歯医者に電話してみないとな・・・。はぁ~。2002/12/22 19:20:03
Dec 22, 2002
コメント(0)
今日、夫は今年最後の仕事にかかりに行った。いつもはお昼ご飯を食べに家に帰ってくるのだけど、今日は出先になるので帰ってこない。今日と月曜日でその仕事を終わらせるらしい。それで、ようやく仕事納め。この寒いなか、外で仕事。運悪く、今日は外がとっても寒い。かわいそうに。でも、まあ、この仕事が終われば、冬休みだから。早く終わらせることを考えるばかりだって言っていた。冬休みに入ったら、というか、夫が仕事納めの23日は義母の誕生日、そして24日クリスマスイブ、25日クリスマス、と早速行事の連続。ようやく動ける、買い物に行けると思う26日には、聖ステファノの日で祭日。店はどこもかしこも閉まっている。27日は私の国民健康保険証の期限が切れるから、絶対に更新にいかないと。それから、その頃に主治医のところに行って、血液検査などのリクエストを書いてもらわないと。年が明けたらその検査に2日間取られる。余った日に、出産の準備やら子供のものの準備もしなきゃ。忙しいなぁ・・・。子供のものといえば、ベビーカー、高いんですね。3様式使えるというものを買おうと思うのだけど、389ユーロですって。それって、日本の生活感覚にすると、6万円くらいってこと。日本でも相場はそんなものなのかな?紙おむつも日本の生活感覚にすると、こっちのスーパーで見かけるものは値段が倍くらい。どうしてイタリアに子供が少ないか分かるような気がする・・・。お金がかかりすぎだわ。
Dec 21, 2002
コメント(0)
今年最後の定期検診ただいま私は妊娠33週。昨日、今年最後の定期検診に行ってきた。1ヶ月ぶりに。定期検診が1ヶ月ぶりなんです、妊娠9ヶ月目なのに。日本だったら、この時期、2週間おきに定期検診だろうけど。だから、前回の検診の後、「一ヶ月後にまた来て下さい」と言われたとき、「え? 1ヶ月後なの? それで良いの?」と思ってしまった。まあ、それがこの国のやり方なんだろうから、良いんだろうけど・・・。毎回の検診に80ユーロの出費も痛いしなぁ。昨日は、定期検診の前にエコー検査もした。1ヶ月前の検診のときに、32週にエコー検査をするよう言われたのだけど、その後早速前回と前々回エコー検査をしてもらった保険局に予約に行ったら、1月13日まで予約が一杯ですね、と言われてしまった。1月じゃ意味がない。しかも、それまでは、保険局は国のものだから(州によって経営されている)エコー検査に国の保険が効いて無料だったのに、妊娠30週以降は30,99ユーロと有料になる、だって。イタリアには日本のいわゆる国民健康保険があって、私もそれを使っているのだけど、それだと、公立の病院や施設でしか通用しない。私立の病院や施設では、全額患者負担になる。当然、生命保険もあって、場合によっては私立の病院にかかったとき、生命保険がカバーしてくれるのだけど、私のような庶民は生命保険になんて誰も入っていない。公立の機関だと、安上がりという利点はあるけれど、当然、上に書いたように、物凄く待たされることとか、ちょっと適当だったりすることがあったりする(保険局の私の横の窓口で、多分ラップテストだと思うけど、それ系の検査を予約しようとしていた人は、予約は2004年まで一杯だと言われて怒っていた。2004年って言ったら、再来年じゃないか!! そりゃ怒りたくもなる。それで早期発見できなかったがために大事にでもなったらどうするんだか)。イタリア人女性が妊娠すると、普通、病院にかかるんじゃなくて、産科専門の先生個人にかかるものなの。だから、産婦人科専門の公立の施設に行くことになると、そこに自分の先生がいる時間に予約を入れて行かなければならないらしい。だけど、私は、公立の施設より、もっと信用の置ける私立の先生のところに行きたいと思った。だって、どうも信用ならないから、イタリアの医者や医療制度って。そういうわけで、地元で名高い、公立の大きな産婦人科専門の病院の先生にかかる事にした。産科の先生は検診をするだけ。お腹や子宮の様子を見たり、血圧や体重をチェックしたり、相談に乗ったりするだけ。エコー検査や血液検査などの検査は、「次回までにやってきてね」というだけ。私立の先生のところでももちろん、そういう検査はできるのだけど、当然保険が全く効かないから、結構な出費になってしまう。だから、私はできるだけそういう検査は公立の施設で安く済ませることにした。次回までに受けてくる検査を先生に書いてもらった紙を、保険局に登録している自分の主治医のところに持っていく。この私の主治医の診療所というのが、月曜日から金曜日までの、毎日1時間半しか開いていない。その時間内に主治医のところに行って、検査のリクエストを書いてもらう。主治医が記入したリクエストを持って、検査を受ける施設なり病院に検査の予約に出向く。後日、予約した日時に再度そこに出向く。支払う必要がある場合は、施設にある自動支払機か、指定銀行であらかじめ振り込みして、領収書を添える。・・・と面倒くさい。エコー検査、結局、産婦人科の先生のところでやってもらうことにした。だって、いくらなんでも1月13日までは待てない。しかも、料金は60ユーロだそうで、公立の施設のエコー検査と30ユーロの違いで、マシな検査をしてもらえるなら、その方が良いや、ということで。それで、昨日はエコー検査と定期検診を一緒に予約。産婦人科の先生のお付きのエコー検査の先生のところへ、まず行く。物凄く詳しく検査して、物凄く詳しく分かりやすく説明してくれる。いつもの保険局の女の先生も結構詳しく教えてくれたけど、それどころではない。その4倍くらい細かく詳しい。いや、さすがはエコー検査専門の先生。さすがに60ユーロ払うだけのことはある。エコー検査は全て順調とのこと。ほとんどの人が直るからと聞いていたからあんまり気にしてはいなかったけど、ちょっと気がかりだった逆子も直っていた。今後また逆子になる可能性を聞いたら、かなり低いとのこと。もう33週だもんね。腕や脚の位置も全て通常通り。次に、産婦人科の先生のところへ定期検診に。胎児の頭はまだ下がってきてはいないけど、この時期にしてはちょっと早めで、子宮が少し下がってきているから、これは予定日までは持たない可能性の方が高いな、とのこと。多分予定日の2月上旬より早くに生まれるって。「この分だと、今度会うときは病院ですね」と言われたのだけど、ちょっと待って。それって、つまり、もう定期検診は終わりってこと? 最後の1ヶ月は日本だと1週間置きの定期検診になるって言うけど・・・。「もし1月下旬までに生まれないようなら、1月下旬に最後の定期検診をしましょう」つまり、最後の最後まで1ヶ月に1度というペースの定期検診になるらしい。そういうものらしい、イタリアでは。1月上旬に最後の血液検査と、胎児に悪影響を与える細菌が産道にないかどうかという検査を受けるよう指示される。あとは入院指示の旨を書いた紙ももらって・・・。入院の際の予約など全くなし。産気づいたら、病院の救急科に行く。私が出産予定なのは、もちろんこの産婦人科の先生の働く公立の産婦人科専門の病院。その病院はイタリアでいちばん大きい産婦人科専門(小児科もある)の病院だそうで、産婦人科が更に3科に分かれている。あまりにも大きすぎるため、らしい。あとは、当然、それぞれの科の専属の先生が、特に婦人科の問題で、何に優れているかというのにもよると思うけど。普通、産科と婦人科が分かれているものだけど、この病院はそれが一緒になっている。数ヶ月前、閉経の問題のためこの病院に入院していた義母のお見舞いに行ったら、同じ階の他の部屋には出産をした人たちが入院していた。私の先生はそんな3つのうちのひとつの科を統一する先生なので、当然私はその先生の科に入院すべきなのだけど、場合によってはベッドがいっぱいで、他の科に回されてしまうこともあるそう。だから、入院するというときになったら、生まれたら、もしくは何か問題があったら、必ず秘書のところに電話を入れるよう言われた。「そうだ、くれぐれも入院の際に高価なものやアクセサリー、お金は持ってこないようにしてくださいね」この間も念を押されたこと。「最近は不法滞在者などが増えて物騒になってきましてね、この間もうちの病院で携帯2台が同時に盗まれたんです」元々持っていくつもりはないけど。いろいろと入院に関する注意を聞かされていたら、いよいよって感じがしてきた。一応予定日は1ヶ月半後なのだけど。早く支度しなきゃなーって気にさせられた。まだほとんどしてないよ。冬休みに全部やろうと思っていたから。ま、どうせ来週から冬休みだから・・・。冬休みといえば、今月27日に私の国民健康保険証の期限が切れる。更新に行かなきゃ。イタリア国籍の人のは期限がないのだけど、私は外国国籍所有者だから、イタリア人と同じ扱いではない。外国人は何をするにしてもこれだから面倒くさい・・・。やっぱり日本人は日本に住むのがいちばん暮らしやすくできているんだよね。2002/12/20 19:52:37だから落花生はいらないってば・・・実家から荷物が届いた。お正月用のものを送った、とのことで。11kgと、やけに重いぞ、今回は。箱を開けてみると、一番上に日本の新聞が。12月6日の朝日新聞の夕刊! 懐かしー!! 『金八先生』の再放送とかやってる。懐かしいねぇ(テレビ欄から見ているあたり・・・)。続いて、マドレーヌの型・・・。何でこんなもん送ってきたんだろう? きっと使わないからかな?蕎麦、高野豆腐、麩、シイタケ、焼き海苔・・・。焼き海苔、ものすっごくいっぱいあるんですけど、うち。あんまり使わないから。なのにまた20枚も送ってきたよ・・・。どうすんだ、こんなに。餅各種、きな粉、餡子。なるほど、お正月用だな。蕎麦も年越し蕎麦ってことだろうな。でもさ、餡子1kgも送ってこられても困っちゃな。まさか餡子だけ舐めるわけにもいかないし・・・。あ、そうだ、饅頭でも作ろうか。肉まんの代わりにあんまんを作ってもいいかもな。みかん、リンゴ・・・。みかん、懐かしいねぇ。ないんだよね、こっちに、みかんって。みかんみたいなものはあるけど、日本のみかんと違って酸っぱいんだ。リンゴはあるんですけど、こっちにも、富士。でも、今回送ってもらったのは、名前は分からないけど富士じゃない。紅茶・・・。これは実家じゃ誰も飲まないからな。きっと誰かからもらったけどどうせ飲まないからって私のところに送ってきたんだろうな。お茶のフィルター試供品各種・・・。これも前者に同じだろうな。っていうか、どうせなら緑茶送ってもらいたかったな。切れてるから。米・・・。ありがたい。こっちの日本米は高いし、その割にあんまり美味しくないからね。桜海老・・・。これは妊娠中の私にカルシウムを取れってことね? かき揚げにして蕎麦に入れよう。その他に使い道あるんだろうか? 友達が春巻に入れると美味しいって言ってたけど・・・。インスタント味噌汁、などなど。そして、落花生1kg・・・。何でまた送ってきたんだ、落花生なんて。前に送ってきたとき、こっちにもあるからいらないよって言ったのに。しかも、今回は1kgも・・・。荷物が届いたよ、ありがとう、と実家に電話をしたとき、どうして落花生をまた送ってくれたのか母に訊いた。「たしか、前に送ってもらったときにこっちにもあるから送ってもらわなくていいよって言ったよね?」と念を押して。「あら、落花生なんて入ってたの?」と母。何でも、私たちに送る荷物は、父が荷造りするのだそう。母は、私たちに送るものを一個所にまとめておくだけで、母が家事をしている間に、父がせっせとその荷造りをしてくれるんだとか。だから、母は私たちに何を送ったか、正確には分からないのだそう。「なるほどね。そういえば落花生がなくなってたから、てっきりお父さんがせっせと全部食べちゃったんだとばかり思っていたんだけど、実はそっちに行ってたのね・・・」おいおい、せっせとひとりで食べきっちゃったんだろうっていうのも凄い考えだぞ。何せ1kgなんだから。何日にも分けて食べないと、鼻血出ちゃうよ。落花生、きっと、スペースを埋めるために入れたんだろうな。想像が付く。ところで落花生、イタリアではどうやら栽培していない様子。「アメリカン・ナッツ」と言って、スーパーで見かけるものは大抵モロッコ産。スーパーで普通に売っているけど、実は、私、こちらでは一度も買ったことがない。人様の家で数回食べたことがある程度。早速仕事から帰ってきた夫とパリパリ皮を割って食べはじめた。懐かしいな、この感覚。日本ではこたつに入って、テレビを観ながら、広げた広告の上でこうしてよく食べたっけ。「これって、食べ過ぎると鼻血が出るんだよ」と夫に言うと、そんな話は聞いたことがないって。いや、確かにうちの兄は鼻血出してたけど・・・。「一緒に冷たいものを飲むと下痢になるって話もあ…
Dec 20, 2002
コメント(0)
路上で見かける売春婦たち仕事を終えた夫と車で出かけた。途中、携帯が鳴った。友人アレッサンドロから。夫は運転中ながらも携帯に出る。おりしも、道はカーブや合流が多く、しかもかなりスピードの出る道。危ないので止まるよう、夫に言う。「次のカーブの向こうにちょっとしたスペースがあったよね。いつも売春婦が立ってるところ」売春婦がところどころに立っているんだ、あの辺。言われた通りに、夫、右にウインカーを出す。駐車スペースに入りざま、暗闇の中、ヘッドライトに照らされて売春婦がひとり立っているのが見えた。売春婦、自分の方に寄ってくる車を見て、私たちの方へ歩いてくる。違うってばぁ!! 私たちはあなたの客じゃないのよ。単に車を停めたかっただけなの。夫、売春婦に向かって人差し指を立てて横に振る。そんな夫の横に座っている私の姿を見て、彼女、後ずさり。さすがに女連れて売春婦のところに行く人はいないからね。私たちが揃って(売春婦に向かって)「No!!!!」と叫んだものだから、電話の向こうのアレッサンドロは何があったのかと驚いていた。「いや、今運転中だから車停めようと思ったら、まんまと売春婦の近くで止まっちゃったんだ。だから、売春婦、客かと思ってこっち寄ってこようとしてたから・・・」説明する夫。それから、3分くらいか、夫はアレッサンドロと話していたのだけど、その間、私たちと売春婦の間に割り込んできた車が一台。今度こそ本物の客だ。運転席のウインドーを下げて、値段の交渉。売春婦が助手席に乗り込むと、さっさとその場から立ち去ってしまった。買ったのはおじさん。どうせ妻には相手にしてもらえないから、会社帰りに一発って感じだったな。イタリアには風俗のお店というのがないから、こうやって路上で違法に売春行為が成される。売春婦が路上に立っているのは夜だけかと思いきや、朝っぱらからいるんだ、これが。朝も昼も夜も、至る所で売春婦を見かける。これって絶対子供の教育上良くないんじゃないかと思う。家族で夏の行楽に行く際、路上に下着姿や水着姿で立っている女の人がいたら、子供に何て説明すればいいんだか。だから、風俗店経営制度を認めて、全部路上から排除してしまおうという意見があるのだけど、女性国会議員たちとしては、風俗が法律で認められるのはおかしい、それよりも売春婦を徹底排除することを考えるべきだと大反対。それで、相変わらず私たちは売春婦を路上で見かけるはめに。売春婦をなくすなんて不可能だと思うけど。だって、需要があるんだから、供給もあるわけで。世の男性は生理的に売春婦を必要としているんだから。イタリアっていう国では、強姦という話をほとんど聞かない。それも、路上にこれだけたくさんの売春婦がいるからなんだろうか、と思う。じゃなくても、ディスコテカとか行けば、外見がいかにも軽そうなイタリアの女の子は簡単に引っかかって、すぐにやらせてくれるそうだけどさ。売春婦の値段も安くて、下は15ユーロから。もちろん、黒人なんだけど。昔は売春婦も結構な値段だったのだそうだ。昔はこうやって路上に立っている売春婦っていうのはあんまりいなくて、イタリア人女性や白人女性がアパートの一室などで口コミのみで売春婦家業をしていたそう。値段にして、数十万リラ。そこへ、ナイジェリアやモロッコから黒人が流れてきて、路上で売春を始めた。値段も数万リラと破格。だから、白人も値段を下げざるを得なくなってしまったそう。白人でも、アルバニアやルーマニアなど、貧しい国から流れてくる白人は路上に立って安い値段で商売。最近のこの近辺の相場はだいたい、黒人が15ユーロから。白人が25ユーロから(路上だと)。日本人の私は、それを聞いたとき、そんなに安いのか、そんなんで元が取れるのかな(?)と驚いた。でも、値段が下がるほど、やっぱり売春婦も仕事が適当になるんだって。だから、白人でちょっとかわいくて、ある程度のサービスをする人は、当然50ユーロ、もしくはそれ以上の値段らしい。安いのは男性にとって良い話けど、男性の皆さん、病気には気を付けましょう。客の誰かにエイズを移されたと知った売春婦が世間に復讐するため、そのまま売春婦家業をコンドームなしで続けて、更に20人の客にエイズを移したって話もありますから。2002/12/19 19:43:35バンデラスのスペイン語に思う昨日の夜、テレビニュースを観ていたら、アントニオ・バンデラスがゲスト生出演していた。新作映画や、その後のミュージカルについて、そして家族について話していた。最初、てっきり英語で喋るのだろうと思ってしまったのだけど、スペイン語での通訳が入っていた。そうだよね、彼ってスペイン人だもんね。何か日本のテレビのインタビューでは英語で喋っていたのを聞いたことがあったから、何となく、英語、と思ってしまったけど。スペイン語を聞くのは、アルゼンチン国民の声を聞いて以来。その時は国民、怒っていたから、早口でほとんど何を言っているのか分からなかったけど(なぜかスラングだけ良く分かった・・・イタリア語やポルトガル語に似てるからなぁ・・・)。今回、バンデラスが落ちついた調子で語っているのを聞いていたら、改めて、スペイン語とイタリア語って似てるんだ、と思った。通訳なしでも、全然スペイン語を勉強したことがなくても、なんとなく何を言っているのかが分かるんだから。あまりに似ているものだから、イタリアの学校では普通、スペイン語というものを教えない。読み方や基本単語を覚えさえすれば、日常会話は何となくできるようになるから、それではあまりにも簡単すぎるから、というのが理由らしいのだけど、確かにそうだよな、と納得。イタリア人に言わせると、英語よりフランス語の方が簡単なそうなのだけど、フランス語の方が確かにイタリア語の文法に似ている。イタリア語やフランス語は、人称と性によってそれぞれ動詞が変化するものだから、日本人にとってはその辺りが難しいのだけど、イタリア人に言わせると、英語は、そういう変化はないものの、読み方が難しすぎるんだそう。私にとってはフランス語の読みの方が全然難しいんだけど。全然分からないもんなぁ、フランス語。大体全然興味ないから、覚えるつもりもない。でも、イタリア人て日常生活の中で、フランスの単語で言い表すことがあるんだ。私たち日本人が英語の言葉を使うみたいに。簡単すぎるという理由で、学校で勉強しないスペイン語。だから、スペイン語を喋れるっていう人も普通は少ない。いや、あえてそれをちょっと勉強して日常会話を喋れるようにした人とか、大学でスペイン語も専攻してちゃんと喋れるっていう人もいるのだけど、私の周りにはスペイン語ができるという人よりも英語ができるという人よりも、フランス語ができるという人が異常にたくさんいる。でも、勿体無いなぁ。せっかく似ているんだから、ちょっと勉強してみればいいのに。それとも、あんまりスペイン語の使い道がないものだから、あんまり興味を示さないものなのか?2002/12/19 19:28:20
Dec 19, 2002
コメント(0)
妊婦っていうのは、行動に制限が出てくるもの。当然、諦めなきゃならないこともある。今回諦めたことは、私にとっては辛かった。というのも、絶対に会いたいという人がミラノに来ていたのに、会いに行けなかったから!!!!私にとってはとっても特別な存在の人。彼はミュージシャンで、私は彼の大ファンなのだけど、一応知り合いでもある。彼のコンサートで夫と知り合ったという意味でも(夫も彼の音楽が好き)、私には本当に特別な存在。今年6月にプロモーションのためイタリアにやってきたときは、まだ妊娠が発覚していなかったので、出かけていった。今回は、コンサートのための来伊。前回会ったとき、またコンサートでイタリアに来たときに会おうね、なんて言っていたのに。コンサートなんて、しかも、激しい音楽だし、当然オールスタンディングだし、たばこの煙が凄いし、夜遅いし、遠いし、妊婦な私には絶対無理。直前まで、どうにか行けそうな方法を考えたのだけど、やっぱりどう考えても、無理。だいたい、自分の欲望を満たしたがために、万が一何か起こったら嫌だもん。夫も私がものすごく行きたがっているのを知っていたから、かなり残念がっていた。 そういうわけで、夫をひとりで送り出す。コンサートの内容を録音して後で詳しくリポートするという使命と、彼へのメッセンジャーの使命を与えて。「彼がその辺にいたら、当然メッセンジャーの使命は果たすけど、その辺にいなかったら?」「いなかったら、バンドのスタッフがその辺ウロウロしているはずだから、彼らに頼んで」「でも、俺、英語なんて話せないし・・・」「大丈夫。相手にとっても英語は母国語じゃないんだし、同じラテン語族だから何とかなるものだって」無理矢理頼んでしまう。夫は彼のコンサートに行きたくて、例え私抜きでも行くつもりだった。彼にとっても楽しみなコンサートだった。ひとりで楽しむなんて、ちょっとずるいぞ。私のためにそのくらいのことはしてもらわなきゃ。本当は彼を直接捕まえられると良いのだけど。6カ国語を話す彼は、イタリア語も日常会話に苦労しない程度は話せるので。 夜中の3時に帰宅した夫。興奮気味。私は当然寝ていた㑮だけど、夫がまだコンサートの興奮が冷めぬうちに、内容を忘れないうちにと語りだしたので、すっかり目が冴えてしまった。本国以外での初めてのコンサートだったのだけど、良いコンサートだったようだ。だいたい、私があらかじめ想像したとおり。観たかったっ!!!!! コンサートって、CDで聴くのと全然違った味があるんだよね(ミュージシャンにもよるけど)。 「そうだ。彼がよろしく、妊娠おめでとうって言ってたよ」おお、どうやら㸸1?まく彼を捕まえられたみたいだ。「妊娠してるから来れないんだって言おうと思ったら、あっちから『妊娠したんだってね、おめでとう。こっちに来る前に彼女からメールを受け取ったんだけど、返事書いてる暇なくて』って言われたけど、お前、いつメールしたんだ? ちゃんと言えよな」直前にメールを書いたのを読んだ様子。ちゃんと受け取っているかどうか分からなかったから・・・。国を経つギリギリの日くらいに書いたから、メール。「今何ヶ月かとかいつ生まれるのかとか、男か女かとか、いろいろ聞きたがっていたみたいだけど、あっちにとってはイタリア語は母国語じゃなくて喋るのに時間がかかっていたし、他のファンの相手したり、うざったく首に絡み付いてる女たちがいたりして、こっちもうざったくなって、さっさと切り上げた」何とも夫らしい行動。とりあえずメッセンジャーの役は務めたので、もういいや、という感じ。バンドのメンバーはファンたちのためにコンサート終了後、ちょっとファンの前に出たので、そこを捕まえたそうなのだけど、群がるファンでごった返していて、凄いことになっていて、そういうところに切り込んで行くの、基本的に夫は嫌いなんだ。私にもそういう勢いはないけど。 今回はコンサート、観られなかったけど、次回は観られるといいな。来年4月か5月にまた来るかもしれないって言ってたらしいから、そのときを期待しよう。
Dec 18, 2002
コメント(0)
もうすぐクリスマス。世間はクリスマスの予定をぼちぼち立てている頃かな。私はクリスマスの予定って別に、何もない。毎年恒例で、親戚との大お食事会。23日が義母の誕生日なので、まず、その日の夜、彼女のお母さんに当たるおばあちゃんの家で、おばあちゃんの息子たち娘たち、そして孫たち全てを集めた誕生日パーティ。翌日のお昼は、みんなでそれぞれ小料理を持ちよって、クリスマスイブを祝う晩餐会。12時に教会にミサに行く人、行きたくなくて家に帰る人と分かれ、それぞれそのまま帰宅。翌日の25日はクリスマスの昼食会。3日間、食って、飲んで、騒ぎまくる。以上。イタリアのクリスマスというと、やはり恋人と過ごすのではなく、家族で過ごすのが普通。というか、当たり前。それを最近知り合った日本の人に言ったら、「意外。日本では恋人と過ごすものなのに」と言われた。イタリアが意外なんじゃなくて、日本が意外。こっちはカトリックの国なのだから、日本が亜流。 日本のクリスマスって不思議。だって、クリスマスじゃなくて、クリスマスイブだけ祝って、クリスマス当日は、もうすっかり今年のクリスマスは過ぎ去った、さあ、お正月の準備しようというような雰囲気。もうクリスマスケーキが安売りされている。自分の誕生日の前夜祭だけして、誕生日当日は知らん顔しているようなもの。12月24日に「今日は何の日?」と訊くと、「キリストが生まれた日」とか「キリストが死んだ日」とか言う人がいる。おいおい、生まれたのは25日だって。まあ、単なる商売目的でも、亜流でも何でも、みんなが楽しい気分になって、しかも物が売れてお金がうまく回ってくれれば、国の経済を助けることにもなるから、それはそれで良いんだけど。 カトリックの国イタリアも、所詮はクリスマスって商売が目的なんだと思えるところが多い。イタリアのお店は普段、日曜日は閉まっているのだけど、それは、教会が「日曜日は家族揃ってミサに出かけるものでなければならない」という考えだから。実際にミサに行っている人はいなくても、実家に帰って家族揃って昼食を取るというのが普通。うちなんかは、夫のお母さんは老人訪問介護の仕事をしているため、土日も関係なく働いているし、私の母は日本だから、毎週末そういう集まりはないけど、夫婦二人の両親が近くに住んでいる場合なんかは、土曜日のお昼は奥さんの実家、日曜日のお昼は旦那さんの実家にご飯を食べに行かなきゃならないなんてことになる。普段は日曜日は閉まっているお店(特にスーパーマーケット)が、12月に入ると、クリスマスバーゲンのため、日曜日も開いている。クリスマスのケーキやプレゼントが山のように並んでいて、どれも値引きの札がかかっている。そういうところに行くと、ついつい買っちゃうんだよね。要らぬものまで。別に、クリスマスの時期に買わなくても良いものなんだけど、何となく、「安いんだ」とか思って。雰囲気に流されて。 クリスマスまでに考えなきゃならないことは、まず、義母の誕生日プレゼント。今年は何を贈ろうかな。鉄細工の花台と上に置く花なんてどうかな、と思っているのだけど・・・。あとは、クリスマスイブに持ちよる料理一品。どうしよう。みんな結構なご馳走を持ってくるんだ。私、一昨年はプリン入りシュークリーム、去年は寿司を持っていった。ちょっとつまめる程度の何か、考えないとなぁ・・・。
Dec 17, 2002
コメント(0)
中華料理屋で訊ねられること昨日は、夫婦揃ってどうしても中華が食べたかった。なので、中華料理屋へ行くことに決めたのは良いのだけど、5万とある中華料理屋のいったいどこに行くかでもめた。私たちが良く行く中華料理屋は、2件。1件は少し遠いのだけど、中華の他に日本料理やタイ料理、韓国料理などを揃えていて、とっても感じの良いレストラン。もう1件は、家のすぐ近所。中華とピザのレストランで、中華もピザも安い値段の割に、下手な中華料理屋やピッツェリアよりもずっと美味しい。店の人たちの感じも良いし、毎回値引きしてくれるし(ここもポイント)。もう1件、中華専門で、とっても美味しいレストランがあったのだけど、今年に入ってから経営者が変わって、味が落ちた。だから、もう、全然行っていない。さて、昨日は私たち、沢山の選択肢の中、中華料理を食べたかった。だから、日本料理などを扱っているレストランは、まず却下。あそこは選択肢が他国料理に広がるというだけで、中華だけを食べたいときには、あまりオススメでない。家の近所はどうかと私が提案すると、夫が嫌がった。「いや、出かけたい、空気を変えたいんだ」って。確かに、あのレストランは徒歩で行った方が早いようなところだから、あんまりお出かけという感じがしない。しかも、夫にとっては、21年間暮らした市が隣なため、当然、この市に知り合いも多く、地元のレストランで食べていると、昔の知り合いとかに出会ってしまったりして、嫌なんだって。確かにね、イタリア人て行動範囲が狭いのが普通だから、みんな地元に密着していて、知り合いにばったり会う確率も高い。それが嬉しい人と嫌な人といる。私は引越しを重ねた人間だから、そういう感覚って全く分からないけど。でもね、地元密着型が多くて、地元のニュースなら何でも知っているという人もやっぱり多い。「誰誰がどこの誰と別れて誰と付き合いだした」とか、「あそこの家の息子の自殺は誰誰が原因だ」とか、週刊誌的ネタを沢山の人が知ってるって、なんか気持ち悪い。近所の人にはあんまり干渉しないある程度の大きな街でずっと暮らしてきた私としては、そういうのって絶対嫌。ここにいると、全然知らない人が私のことを誰かから聞いて知っているなんてことが結構あって、そういうのってとっても気持ち悪いと思う。地元の話はさて置き、とにかく、昨日はどこの中華料理屋に行くかで迷った。夕食を一緒に食べに行かないかと誘うがてら、義兄イーゴルにどこかいい中華料理屋はないかどうか、電話してみた。彼ら夫婦も私たちと同じ中華料理屋を贔屓にしているため、良い案は浮かばなかった。「俺はどうか知らないけど、イヴァンがモンカリエーリの中華が美味しいってこの間言ってたけど?」と、イーゴル。もうひとりの義兄イヴァン夫婦も誘おうということになり、彼らにも電話。でも、奥さんのお母さんが入院していて、お見舞いに行かないとならないから、ということで彼らは来られないとのこと。イヴァンにその中華料理屋がどこなのかを聞いて、イーゴル夫婦と一緒に出かけていった。 メニューを見入ると、どこの中華料理屋にもあるベーシックなものしかない・・・。もっと選択肢が欲しかったのに。とりあえず、私は、春巻と餃子と海老シュウマイとワンタンのスープと・・・日本語で何て言うんだろう・・・『餅』になるのかな、イタリア語だと『米のニョッキ』と言うのだけど、その米のニョッキと野菜を炒めたものを頼んだ。結局いつもと同じようなものを頼んでしまったけど、まあ、新しいレストランということで、同じものの味を他のレストランと比較してみようと、そんな風に思った。オーダーを取りに来た中国人ウエイトレスに一通り頼み終えると、彼女、「ひとつ質問して良いですか?」と私を見て言う。「日本の方ですか? 中国の方ですか?」何度目かな。中国人にこういう質問をされるの。こっちに来て以来、中華料理屋でそういう質問をされなかったためしはほとんどない。道端でも、電車の中でも、語学学校でも、中国人に「もしかして中国人なんじゃないか」と思われたことが何度もある。中国語で話し掛けられたこと、いったい何度あったことか。そのたびに、「中国人にみえますか?」とこっちから質問するようにしているのだけど、さすがに向こうも中国語で話し掛けてきたり、中国人か日本人かと確信が持てなくて聞いてくるだけあって、「見える」と言う。今回質問してきた彼女は、「中国人かなと思ったんですけど、他の方に名前を呼ばれているのを聞いたら、どうもこれは中国人じゃないのかな、日本人かな、と疑問が湧いてきまして・・・」と言っていた。中国人にまで中国人と思われるような私なので、イタリア人に中国人だと思われないはずがない。ましてや日本人いない地方の日本人いない区域に住んでいるので、余計に。イタリア人に、「中国は歴史のある素晴らしい国だね」と誉められても、「君のような美しい中国人は見たことがない」とナンパされても、「残念ながら私は中国人ではありません」と言うしかない。例えば普通のドイツ人に、「イタリアには古い歴史的建造物がたくさん残っていて美しい国だ」と言っても、そのドイツ人としては嬉しくも何ともないのと同じで。別に中国人に間違われるのが嫌なわけじゃないけど、こうまで自分の国・日本を忘れられていると思うと、何だか凄く悲しいし、いい加減飽き飽きしてくる。新しく出会う人間の95%が私を中国人だと思っているんだから。私は日本人ですってば。 昨日の中華料理屋の味の方なのだけど、春巻、餃子、シュウマイはとっても美味しかったけど、他の料理は、まあ、普通だった。2002/12/16 21:31:04ようやくクリスマスカードを書いてみたふぅ~。書いた書いた。クリスマスカード。土曜日にようやくポストに投函した。でも、本来ならアジアやアメリカ、ラテンアメリカへは77セントのところ、82セントの切手を張って出したので、何だか損した気分・・・(ほんの数セントでセコイけど)。なぜ82セントかと言うと、国内・ヨーロッパ内郵便は料金が41セントで、41セント切手が家にたくさんあったから。この間郵便局に行ったとき、77セントの切手を買おうと思ったんだけど、「ない」と言われてしまった。「ない」ってどういうことよ、と思って、組み合わせでもいいから下さいって頼んだら、「組み合わせでもない」って。「最近は全部、実際に郵便物の重さをこのデジタルのハカリで計って、ここから出てくるシールを郵便物に貼るようにしているからね、切手はないの」だって。おいおい、郵便局で切手が買えないってどういうことさ。後で夫に、ないんだってと告げると、「じゃあ、タバコ屋に買いに行かないとな」。日本のコンビニで切手が買えるように、イタリアでは、タバコ屋で切手が手に入る。でもさ、前、郵便局に長蛇の列があったから、タバコ屋に切手を買いに行ったことがあるんだけど、そのとき、タバコ屋のおじちゃん、「切手、今、切れてるんだよね。郵便局に買いに行かなきゃ」って言っていた。つまり、タバコ屋の人たちも郵便局に切手を買いに行く。その郵便局に切手がないってことは、タバコ屋にもないってことじゃないか? 郵便局で切手が買えないという辺り、すでに信用がないのだけど、イタリアの郵便局は基本的に信用ならない。小包を送るときって、内容品の金額を記入する欄があるじゃないか。それを、日本にいる感覚で記入したら、「駄目よ、ここは書いちゃ。内容の品物の金額が分かっちゃったら、開けられて盗まれる可能性があるのよ」と、郵便局のおばちゃん、私が書いた金額をボールペンでグチャグチャと消していた。何年も前のことだけど、イタリアに旅行に来たとき、イタリアから日本に航空便で絵葉書を送った。みんなまとめて。そしたら、ある人には消印の3日後に到着、ある人には1ヶ月後に到着、他はだいたい1週間くらいで到着。・・・同じ日に出したのに。日本から普通に航空便で出したのが3日後にイタリアに届いたこともあるし、逆に速達で出したのが1ヶ月後に届いたこともあるし。極めつけが、郵便物、イタリアではポストに投函しないで窓口で出した方が確実で良いと言われているのだけど、その通り、窓口で出したことがある、ブラジルに。普通なら1週間くらいでブラジルに届くはずなのだけど、何と、届いたのは1ヶ月以上経ってから。そのブラジルの友人、「イタリアの郵便事情はいったいどうなってるの? 消印の1ヶ月以上後にうちに届いたよ?」と返事を書いてきた。ブラジル人にそんな事言われるなんて、ショック。ブラジルの郵便こそ、恐ろしい。何せ、郵便局が2週間に及ぶストをしちゃうような国だから。航空便でブラジルに出した郵便物が3ヶ月後に日本に「宛名不明」で戻ってきたことがあったり(引っ越した人の前の住所を書いてしまった私が悪い)。そんなブラジル人に馬鹿にされるイタリアの郵便局。信用できない。・・・それとも、あれは単にブラジルの郵便局のせいだったのかもしれないと考えることもできる。どっちもありがちで、どうも信用ならない。 今回は、ブラジルに届くのに1ヶ月を要さないといいけど・・・。2002/12/16 21:29:20
Dec 16, 2002
コメント(0)
最近早くやらなきゃなー、と思いつつしてないこと→クリスマスカードを送ること。日本で生活していたときは、大抵11月下旬から海外の友人たちへのクリスマスカードの準備と日本でお世話になっている人たちへの年賀状の準備を始めていた。クリスマスカードは12月10日くらいまでに投函して、年賀状は25日までに投函するのが、毎年の目標だった。目標は単なる目標であって、大抵、クリスマスカードは10日くらいまでに出していたのだけど、年賀状は28日とか29日に投函していたのが現状だったっけな。・・・だから元旦には相手に届かなかった。毎年年末は忙しくて年賀状を書いている暇がないという友達がいるのだけど、彼女なんか、「年内のうちに『あけましておめでとう』なんて書くのはおかしい! 実際に年が明けてから『年が明けた。新年おめでとう』という気持ちで書くのが正しい」なんて言って、年賀状は大抵元旦か1月2日に書いていた。その考え、確かに間違ってないよね。 ところで、クリスマスカード、書かなきゃならないのさ。いや、別に書かなくても良いんだけど。私はキリスト教徒ではないのだから。でも、何となく、毎年出していたので、ここに来て出さないっていうのもね・・・。うーん、仲の良い子だけにでも出さないとな。メールでという手っ取り早い手もあるのだけど、やっぱり手書きの方が温かみがあって好きなんだよね、私は。もう13日・・・あれ、考えてみたら今日は13日の金曜日じゃないか。なんかクリスマスカードを送るには縁起が悪いような気がするなぁ。まあ、カトリックの国では、13は不吉な番号とされていないので、良いのかな。だいたい、私はキリスト教徒ではないしね。そういうわけで、今から書きに行くことを宣言します。
Dec 13, 2002
コメント(0)
寒いです。昨日の午後から雪が降り始めた。翌日の今日の午後も、まだ降ってるよ。たまーに止んだり、たまーに雨になったりするため、別に大して積もってはいないのが幸い。夫は雪が嬉しいらしくて、「積もらないかな」なんてのん気。というか、むしろ、はしゃいでいる。子供なんだから、もう。彼は雪が降るたびに雪だるまを作って遊んだり、車をスリップさせて遊んでいる。今回もそれを楽しみにしているのではないかと思うけど、残念ながら今回はあんまり積もりそうにない。私が住んでいるあたりは、普段、雪はあんまり降らない。年に数回と東京並み。積雪量も大した事ない。でも、雪が降り始めると、すぐに除雪機が出動して、街を旋回。公共道路の雪を徹底的に片づける。雹が降ったときも、そう。すぐに片づけに来てくれる。あんまり降らないのに、そこまで徹底してるって凄いよね。だから、雪による事故ってあんまり聞かない。むしろ、普通の雨のときの事故の方がよっぽど多いんじゃないか。昨日の夜、天気予報を見ていたら、オーストリア国境のあるアルプスの方、最低気温がマイナス21度だって。マイナス21度って、網走の刑務所より寒いんじゃないか?寒いなぁ。死んじゃうよ。変わって、南部のパレルモでは最高気温19度を記録したって。南と北じゃずいぶん天気が違うものだな。昨日の夜、サッカーの中継(というか、画像は見せてもらえないけど試合の解説だけしてもらえる)を観ていたら、試合をしているロシアではマイナス9度だって。寒すぎる。ブラジル人とかって、そんな中プレイできるものなんだろうか? 寒すぎやしないのか? 一応ブラジルって(というか、私はサンパウロしか知らないけど)、真冬の最低気温が10度とかいう世界だから。私だったら嫌だなぁ・・・。
Dec 12, 2002
コメント(0)
こっちにいると、日本に住んでいたらまず作る事のなかったようなものを結構作る。例えば、イワシのつみれ。あれって手間がかかるじゃないか。日本に住んでいたら、出来合いのものを買えば済む事だけど、こっちにいると、出来合いのつみれなんてものは手に入らない。だから、自分で作る。似たようなもので、チキンナゲットも肉を買ってきて一生懸命叩いて、と手作り。餃子の皮も、もちろん。あとは、ガリ。これも生姜を買ってきて自分で漬け込む。昨日、ふと、肉まんが食べたくなって、ネットでレシピを調べて肉まんを作った。これも、日本だったらコンビニで暖かい肉まんが買えるし、スーパーで冷凍食品のものを買ってきて、家で温めれば良いもの。皮を醗酵させるにあたって・・・、ドライイーストが必要だとレシピには書いてあった。でも、うちにはドライイーストなんてものはない。パンは作らないからなぁ。我が家の下には目茶苦茶美味しいパン屋さんがある。しかも、そのパン屋のおじさん、タダでうちにパンを届けてくれる。だから、パンなんて、ホント、捨てるほどあるので、作ろうと思った事もない。ちなみに、パン屋で売っているパンには保存料が一切入っていないので、2・3日後にはもう固くなっていて食べられない。捨てるのは勿体無いので、週末、山に持っていって野良犬やイノシシにあげている。そうそう、ドライイーストなのだけど、そんなもの、うちにはないんだ。だから、醗酵するのは同じことと思って、うちにあったビール酵母で作った。ビール酵母はピザを作るときに使うもの。普通、25gのキューブ状で売られていて、そのキューブ2個セットでだいたい15セントという安さ。ビール酵母一個と1kgの小麦粉、約500mlの常温の水と塩を混ぜてピザの生地を作る。ちなみに、小麦粉は薄力粉と強力粉を半々、水の温度を少し高め・量を少なくして、ビールを少し入れて捏ねると美味しい。うちの母は日本でピザを作るときはドライイーストを使うって言ってたから、別に、肉まんをビール酵母で作っても同じことだろう。ビール酵母を使った肉まんの生地はうまく出来た。具の方は、筍と長葱がなかったけど、まあ、何とか、それらしい具合に。蒸し上がったものを食べてみると、いや、美味しかった。中華街の中華まんじゅうという感じだったな。久々に肉まんをお腹いっぱい食べて、大満足。夫にも大好評。ただ、私と知り合うずいぶん前に一度だけ食べたことがあるという。普通の中華料理屋にはないはずなのに。何という名前で売られていたのか訊ねてみると、中国風ハンバーガーとか中国風サンドウィッチという具合。なるほど・・・。物は言いようだな。
Dec 11, 2002
コメント(0)
「珍しい豆が手に入ったから、送るわ」と、母。なんでも、兄の後輩が出産したからという事でお祝いをあげたら、相手から米と豆がお返しに返ってきたそう。内祝いが米と豆だなんて・・・聞いた事ないぞ。相手の家は農家なんだろうか?まあ、とにかく、珍しい豆はそんな風にして私のところに送られてきた。 箱を開けて見ると、何だかとっても見慣れた豆。こちらで日常普通に食べている、いわゆるフランスインゲン豆というもの。なるほどー。日本では珍しい豆になるんだ、これ。母にとってみれば、何がイタリアにはあって日本になくて、何がイタリアになくて日本にはあるかなんて、分からないもんな。
Dec 10, 2002
コメント(0)
昨日の夜、映画『ジャンヌ・ダルク』を観た。実は、ずいぶん前から観たいなと思っていたもの。イタリアに来てからというもの、めっきり映画を観に行っていない。日本にいたときには月に1本くらいの割合で観に出かけていたのに。というのも、許せないんだ、吹き替えが。イタリアの映画館に行くと、英語の作品もフランス語の作品もほとんどすべてイタリア語に吹き替えされている。吹き替えって、いくらうまく訳されていて、いくらうまく吹き替えされていても、やっぱりオリジナルの味が欠ける。だから、基本的に、映画を観るのなら原国語で観たい。いつだったかな、『ゾロ』がテレビで放映されていた。バンデラスの吹き替えの声がちょっと高めで、バンデラスの持つ声と違うから不自然で、「この声優、あんまり合ってないよ」と夫に言ったら、「そうか? そんなことないけど? うまいじゃないか」。彼にとってはそれが自然ならしい。夫曰く、イタリア人は基本的に吹き替え版に慣れているから、文字を追わなくてはならない字幕って不便で、作品を存分に楽しめないんだそう。 『ジャンヌ・ダルク』、観ての感想は、あんまり好きじゃなかった。もっと歴史的な部分を期待していたのだけど、ジャンヌ・ダルクという人間の内面を見つめる部分がかなりだった。 ジャンヌ・ダルク、イタリア語では「ジョヴァンナ・ダルコ」と言う。ずーっと前、友達とビデオを借りに行く途中、彼女、「『ジョヴァンナ・ダルコ』観た?」と私にきいてきた。私は何のことか分からず、「どんな作品?」と訊ねる。「知らないの? ジョヴァンナ・ダルコの伝説」「だから、誰よ、そのジョヴァンナって?」「中世のフランスで神からお告げを受けて戦った女勇者」「それって、ジャンヌ・ダルクのことじゃないの?」「だから、ジョヴァンナ・ダルコってさっきから言ってるじゃない」「・・・すると、何? つまり、ジャンヌ・ダルクはフランス名で、イタリア名では彼女、ジョヴァンナ・ダルコになるの?」「そういうこと」そういうことです。だから、例えば、英国のエリザベス女王はイタリアでは「エリザベッタ女王」、チャールズ皇太子は「カルロ皇太子」と言われていたりする。イタリア人め、個人の名前を勝手に変えるんじゃない・・・。分からないじゃないか。あ、でも、日本人も毛沢東のことを「もうたくとう」と日本読みしているっけ。他人のことは言えないな。
Dec 9, 2002
コメント(0)
イタリア人、日本の正確な位置が分からないという人が結構いる。そりゃそうだろうな。私の日本の友人で、「イタリアの首都って、パリ?」と言った人がいるくらいだから。イタリア人だって、「日本の首都は北京?」て言ってもおかしくはない。「日本て、中国の端の半島だよね?」と言われた事がある。それって、韓国の事じゃ・・・。「それって韓国ですよ」と答えると、「いや、韓国はその半島の日本より手前でしょう?」。------つまり、韓国と日本は同じ半島にあるってこと? 多分、その人、北朝鮮が韓国だと思ってて、韓国が日本だと思ってたみたい。「日本は島です」と告げると、「いや、半島だ」と言い張るおじさん。おいおい、日本で生まれ育った日本人の私が「日本は島だ」と言っているんだから信じてくれよ。イタリア人のおじさんが「イタリアは半島だ」と言ったら、私はそれに対して、「いや、イタリアは島だ」なんて勝手な自分の思い込みを押し付ける事はしないぞ。最終的に、世界地図を広げて、日本は島だということをおじさんに納得してもらった。「日本に海はあるの?」と訊ねられた事もある。日本は、島国なんだから、海がないはずがないだろうに・・・。いったいこの人は、日本がどこにあると思っていたのだろう??「日本て島国なんだよ?」と言うと、「え? 島なの??」。日本という国は、中国のあたりにあるということだけ、ぼんやりと分かっていたらしい。だから、島国かどうかまでは分からなかった、と、本人。日本はフィリピンあたりにあると思っていた人もいたっけ。ずーっと前に聞いた話なのだけど、あるアメリカ人は、日本が中国の首都だと思っていたそう。首都じゃないって。国だってば・・・。日本の地図上の位置が分かっていても、日本の首相の名前を知っている人はほとんど誰もいない。「ほら、名前は分からないけど、リチャード・ギアみたいな感じの人でしょう?」と言われた事がある。リチャード・ギア? 確かに髪の毛が何となく・・・。
Dec 6, 2002
コメント(0)
幼女の胸が膨らむ?最近、「幼女の胸が膨らむ」という例が数件発見されているという。膨らむんだって。1歳や2歳の女の子の胸が。プックリと。普通、12歳とかくらいから膨らむものだろうに。異常じゃないか。検査の結果、どうやら市販の離乳食に使われている牛肉に問題があるということが分かった。親が胸の膨らんだ娘に市販の離乳食を与えるのをやめたら、案の定、少しづつ元どおりの幼女らしい平たい胸に。どのメーカーの離乳食に問題があるのかまではまだ分かっていないそうで、今後も研究が進められるとか。今のところ、胸が膨らんだ幼女の健康状態に異常はないそうだけど、何だか恐い話。よりにもよって、離乳食に問題があるだなんて。ちなみに、イタリアでの話なので、日本の方はご安心を。2002/12/05 23:14:23義兄、鼻の手術を受ける昨日、夫の兄イーゴルが鼻の手術を受けた。実は、イタリア人、鼻の手術を受ける人がとっても多い。というのも、鼻の骨の作りの関係で、鼻が詰まってしまって、うまく息ができない人が多いから。手術は、鼻の骨を削って穴を広げるというもの。そのとき、自分の鼻の形が気に入らない場合は、鼻の形も変えてもらう。つまり、整形手術を受ける事になる。料金の方は、公立の病院で手術を受ける場合、鼻の通りを良くするための手術のみはタダ。整形となると、当然、健康上必ずしも必要な事ではないため、整形料金がかかる。イーゴルは、暑い時期、寝ている間に鼻で息ができなくなって苦しくなるというひとり。そのままにしておく人も多いのだけど、鼻の通りが良くなって、手術に費用がかからないのなら、受けておいて損はないということで、今回手術を受けた。実は、うちの夫も鼻の骨に問題のあるひとり。夫のもうひとりの兄イヴァンもそのひとり。両親には全く問題がないのに、子供たちは皆問題を抱えてしまった。イヴァンは9年前に事故にあって、そのときについでに手術を受けたのだけど、何と、手術は失敗。いや、一時的には成功だったはずなんだけど、時間が経つにつれて、骨に穴が開いてしまった。その後の検査で、どうやら、骨を削りすぎて、薄ーくなりすぎて、後で穴が開いてしまったらしいということが分かった。それで、たまーに、痛いらしい。これって訴えるべきじゃないのかな、と思うのだけど、その時の手術後の痛みのことを思い出すと、どうももう一度手術を受ける気にはならないとか。同じ症状を抱えたうちの夫はというと、手術を受ける気は全くなし。不便だけど、別に、手術は受けたいと思わないらしい。彼は、不便だけど別に痛いわけじゃないし、今はまあ、良いか・・・というタイプ。夫は、本来なら、膝の手術も受けるべきなのだけど、医者に、「手術すれば絶対に良くなるとは保障できないけど、受けないでいれば、日常生活に支障はないけど、今までのようにサッカーはもうできない」と言われて、どっちにしろできなくなるかもしれないんだったら、じゃあ、きっぱりサッカーやめる、とサッカーをやめてしまった。イーゴルは夫の逆で、治せるものは何でも治しておきたいタイプ。膝の状態も、夫よりも症状が軽いうちに手術を受けているし、今回の鼻の手術にしても、自主的に受けに行っている。 昨日、イーゴルのお見舞いに行ったのだけど、落ち着いていて、具合はそんなに悪くなさそう。まだ何となく麻酔のせいで、頭がフラフラしていたようだけど。麻酔から覚めるときって、人それぞれじゃないか。彼の場合、とても大人しかったそう。まだ麻酔から覚めていない状態のとき、「水・・・」と口にしたとか。普通すぎて面白くないエピソードだわ。まだ麻酔から覚めていない状態のとき、ベッドの周りにいた家族に、「鶏・・・」と口にした知人がいる。その後先生が「具合はいかがですか?」と訪ねてきたときも、まだ「鶏・・・」と言っていたというから、おかしい。何でも、無意識の中で鶏肉を食べる夢をみていたそうなのだ。それで、「ああ、鶏食べたいな・・・」と思っていたみたい。私と知り合うよりずっと前、夫が精系静脈瘤の手術を受けた後、ベッドの横には義母と、病院の看護婦=シスターがいたそうなのだけど、麻酔が覚める前、夫はとっても興奮していたそう。それで、神を冒涜するスラングをたくさん口走っていたものだから、シスターが怒って、彼を静めさせようとしたら、シスターにまでスラングを浴びせ掛けたとか。それで、麻酔から覚めて気が付いたときに夫が見た光景は、泣きじゃくる母親の姿と、祈りを捧げるシスターの姿・・・。何でも、シスター、義母に「お宅の息子には悪魔が乗り移った」と言って熱心に祈りだしたんだそう。息子が手の付けられない状態になってしまって、しかもシスターにそんなことを言われたものだから、義母は泣いてしまった、と。「悪魔が乗り移った」だなんて、凄い事を言う看護婦だ。というか、看護婦である前にシスターなんだけど。 イーゴル、明日退院だそう。あとは、1週間から10日ほど自宅療養。そして1週間働いたら、再び、年末年始のクリスマス休暇に突入。年末のこの忙しい時期に、会社は良く許したなぁ。だって、健康第一なのは分かるけど、彼が受けた手術は、緊急性の全くない、1月2月に送っても全然良かった手術なんだし。まあ、本人にとっては好都合だけど。2002/12/05 0:40:46カンナヴァーロの夢(をみた)変な夢をみた。セリエAのインテルでプレイするカンナヴァーロが夢に出てきた。私はカルチャースクールみたいなところに通っている。隣の席にはカンナヴァーロの奥さん。彼の奥さんの名前なんて知らないのだけど、夢の中で私は彼女の事を「ダニエラ」と呼んでいた。そのダニエラ、怒っている。何でも、カンナヴァーロが浮気したとのこと。その日は、カンナヴァーロ、熱心にダニエラの携帯に言い訳のメッセージを送ってきていた。「彼女とは何でもないんだ」「君がいちばんだ」みたいなメッセージ。それをダニエラ、逐一私に見せてくれる。メッセージが届くたび、怒って愚痴を言うダニエラ。私はそれをなだめる役。それの繰り返し。ふと、目が覚めた。私ってばどうしてカンナヴァーロの浮気の夢なんてみたんだろう?後で分かったのだけど、どうやら、彼の奥さんの名前は本当にダニエラというよう。予知夢かな?サッカー関係の夢といえば、ずっと前に、中田がイタリアの売春婦の値段について語ってくれた夢をみたことがある(何だかやけに詳しかった)。イタリアでは、数字の夢をみたら、その数字を誰にも言わずにナンバーくじでその数字を賭けると勝てると言われている。そのときは賭けはしなかったのだけど、中田が語るイタリアの売春婦の値段、賭けていたら当たっていたかなぁ?2002/12/05 0:38:39
Dec 5, 2002
コメント(0)
うちの母はボケてるな、と思うことがしばしば。そんなはずないだろう、というようなことを突然言い出す。ちょっと考えてみれば分かりそうなこと。例えば、私が妊娠5ヶ月の頃のメールで、「イタリアでは腹帯って使わないの? 戌の日に腹帯を付けはじめると、犬が安産なのにちなんで、安産になるって謂れがあるじゃない?」と書いていた。そこまでは良いのだけど、「イタリアにも戌の日ってあるの?」。ありません、イタリアには、戌の日。日本に復活祭や聖ステファノの日がないようにね。国が違えば文化も違うのだから。先日、生れてくる子供の名前の漢字を決めかねていたので、私、ネット上の姓名判断でいろいろな試してみた。名前の漢字を入力して、夫の名字をカタカナで入れて。やっぱりカタカナでもちゃんと姓名判断できるものなんだぁ、と感心して、母に、「姓名判断ってカタカナでもできるんだね。結局、私が好きな漢字が姓名判断でいちばん結果が良かったから、その漢字で行こうと思うんだ」と告げると、「へぇ。イタリアにも姓名判断なんてものがあるんだ。どこの国も一緒だね」との回答。違うってば。日本の姓名判断サイトに行ったんだってば。イタリアにカタカナや漢字による姓名判断があるはずないでしょうが。母、前にも、「ゴールデンウィークはあるのか?」とか言ってたっけな。そういうのって、ちょっと考えれば分かりそうなものなんだけど・・・。うちの母は昔っからこんな感じだったので、「何言ってるの、お母さん!」が私たち兄弟の口癖だったような気がする。 子供が生まれたら生まれたで、母が「お七夜のお祝いはしないのか?」と言い出すんじゃないかと、今から想像してしまう。そういえば、イタリアでは、子供が生まれると、男の子なら青、女の子ならピンクの、飾りまくったリボンのようなものを玄関にかけるという習わしがある(一応リボンなのだけど、ものによってはかなり飾り立てられていて、単なるリボンとは言えないような気がする・・・)。義母、私に、「日本でもそういう習慣があるの?」ときいてきたっけ。そこですかさず、夫、「何言ってるんだ、マンマ」。夫は日本でどういうお祝いをするか知らないくせに、そういうことは本能的に分かったらしい。すぐに義母に突っ込みを入れた。そういえば、義母もかなりボケてるよなぁ。私に、「日本では復活祭ってあるの?」ってきいてきたことがあったっけ。ないです、日本には、復活祭。キリスト教徒の国じゃありませんから。キリストが復活したって別に嬉しくないんです。12月24日はキリストが生まれた日とか死んだ日とか言ってる人がいるような国ですから。だいたい、仏陀の誕生日さえ祝わないんだから、日本では。ボケてるのはどっちの親も同じってことか・・・。
Dec 4, 2002
コメント(0)
土曜日、義母がうちにやって来た。そのとき、私の従姉が送ってくれたベビー服と、私の母が送ってくれた「退院のときに必要と思われるベビー服」を見せてくれと言われて、見せた。また整理するのが大変だから全部開いて見ないでくれ、と夫が言ったにも関わらず、義母は興味深そうに、結局全て広げてじっくり見ていた。そのとき、義母が漏らしていた言葉で、私は初めて日本のベビー服とイタリアのベビー服が違うということに気付いた。どこの国でも同じものだと思っていたのだけど。日本では、生れたての赤ちゃんには、短下着、長下着、ベビードレス、という3点セットが基本で、あとは生れた季節によって調整するものじゃないか(と、日本のどの育児書にも書いてある)。ところが、イタリアにベビードレスというものはないらしい。義母はベビードレスを見て、「これは・・・生れたての赤ちゃんには大きすぎ(長すぎ)でしょう? ズボンはないの?」。彼女曰く、イタリアの新生児用服は、上と下と分かれているのが普通。生れたばかりの赤ちゃんの服の基本は、短下着とこのベビー服。それに、冬だったら、ウールの下着と長い靴下をプラス。しかも、イタリアのベビー服のボタンはどれも後ろ開き。私のところに従姉から送られてきた服を見ると、どれも前開きか、前だけど斜めに開くもの。さらに、アフガンというものがないのか、「この四角い毛布は何なの?」と不思議そうに見ていた。これで赤ちゃんを包むのだと告げると、「ああ、なるほどね。こちらでは、フカフカのコートを着せるのが普通なのよ」。おむつも、紙おむつが主流。布のおむつなんて最近の子供はお世話にならないそう。義母は断固、私に紙おむつを勧める。自分が布おむつを使っていて、洗濯やアイロンがけに苦労したし、マットレスにオシッコやウンチをされたりして大変な事になるから、と言って。でも、紙おむつばかり使っていると子供のお尻が蒸れてしまって良くないのではないか? しかも、紙おむつの値段を見ると、日本の生活感覚・物価感覚にしたら、イタリアでは日本の倍くらいの値段。かなりの出費。ある程度成長したら紙おむつでも良いかもしれないけど、小さいころは布おむつが良いなぁ、と私は考えている。・・・日本とイタリア、何だかかなり違うらしい。昨日、スーパーに買い物に行ったとき、ベビー用品コーナーを覗いてみた。ベビー服を見渡してみると、ホントだ、確かに全て後ろ開き。前開きって、ない。新生児の服も、上下分かれているものが多い(そうでないものもあった)。へぇー、こんなに違うものなんだぁ。これは、日本の育児書に書いてある事と違う点がかなりあるかもなぁ。イタリアの育児書も覗いてみた方が良いんじゃないか、と夫に提案すると、「いいよ、うちには日本の育児書があるんだから、日本式で行けば」。そうだ。私の母が送ってきたものの中に頭の形が良くなるというドーナツ型枕もあったのだけど、イタリアにはそういうものは存在していないそう。そりゃそうだろうな。だって、後頭部絶壁な日本人と違って、イタリア人て頭の形、丸いもん。そういうものは必要ないだろう。
Dec 3, 2002
コメント(0)
私たち夫婦は、週末を別荘で過ごすのが普通。住む家も買っていないうちから別荘ってところがおかしいのだけど、何せものすごい安く買えるチャンスだったから、たいして悩む事もなく買ってしまった(しかも、更に値切ってしまった)。最近、山は寒すぎて、あんまり行かないのだけど、昨日の日曜日はとってもいい天気だったので、久々に出かけていった。1ヶ月前くらいだったかな、コーヒーカップやフォークなどを入れている引き出しの中にあった唐辛子が何ものかに齧られていた。唐辛子をアルミホイルに包んでおいたのだけど、アルミホイルと唐辛子が食い千切られて周りに散らばっていた。別荘の隣の人のところにネズミが出たという話だし、これはきっとネズミの仕業に違いない、と直感。夫に知らせて現場を見てもらう。でも、ネズミだったら、同じ戸棚の中にあるパスタとかクラッカーとかをまず食べるはずで、唐辛子なんて食べるか? これは蜘蛛の仕業だろう、ということで話はおさまった。でも、気持ち悪いから、唐辛子を捨て、被害に遭った引き出しの中のものを全てきれいに洗う。昨日、2週間ぶりに行って、同じ引き出しを開けてみると、今度はニンニクが齧られていた。しかも、糞を発見。ギャ~、ネズミだぁ!! これは蜘蛛じゃない。きっとニンニクなんて齧ったから、腹痛を起こしたんだろうな・・・。しかし、前回は唐辛子、今回はニンニクだなんて・・・このネズミはカラブリア州出身なのかな? (注:カラブリア出身の人は唐辛子やニンニクがきいた料理が大好きな場合が多い)パスタやクラッカーが入っている戸棚を開けると、うわぁ~、白いココナツパウダーみたいなものがたくさん散らかっている~。何だ、これは~。夫に何が起こったのか見てもらうと、パスタやクラッカーは無事だったのだけど、何と、瓶に入ったチョコレートクリームの白いプラスティックの蓋が食い千切られていた。それで、白いものがたくさん散らばっていたというわけ。何て物食べてるんだ、このネズミは。唐辛子といい、ニンニクといい、プラスティックといい・・・、相当の偏食家。よりにもよって、トキソプラズマの対抗がない私が妊娠中にネズミが出没だなんて。全てのものを煮沸消毒することに。でも、私、触れないから、夫にお願い。仕事が増えてかわいそうに・・・。来週、ネズミの罠をかけに行かないと・・・。
Dec 2, 2002
コメント(0)
全17件 (17件中 1-17件目)
1


![]()