2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全22件 (22件中 1-22件目)
1
土曜日と日曜日、結局、はちみつを見に行けなかった(涙)。と言うのも、金曜日の午後、義母が訪ねてきて、一緒に夕食を食べたのだけど、仕事から帰ってきた夫、「明日の午後社長来るから」。そんな、土曜日の朝はアジアマーケットに行くことになっていて、しかもその日は義母がいたから、掃除どころではない・・・。いったいいつ掃除するんだ? と思ったけど、土曜日の午後、夫と喧嘩しながら一生懸命掃除。買い物もして、準備万全!夫は奇麗好きだから、喧嘩になってしまった。私は時間がないし、と言うか、それ以前にあんまり掃除って好きじゃなくて、普段、何となく適当にしかしないんだ、掃除って。ああ、普段から奇麗にしていればこんなことにはならないのに・・・。ズボラだからなぁ、私は。そういうわけで、土曜日の午後、というか、6時ごろ、社長ジュゼッペと彼女マヌエーラ到着。夏休みの間に、彼らの家に招待されて夕食をご馳走になったことがあるのだけど、行くに当たって、私はちょっと動揺していた。と言うのも、前にライコスの日記に書いたものがここにも残っているはずだけど、彼らは不倫から出来上がった仲。彼には奥さんがいて、彼女が奪った、ようなかたち。私は奥さんのことを知っていて、良くしてもらった覚えもあるから、このマヌエーラに良い印象は抱いていなかった。しかも、彼女の噂、悪いものばかり。夫の知り合いや友達と出かけたりすると、その人の彼女と私の女同士2人で取り残されたりすることがあるんだけど、そういうとき、いけ好かない相手と取り残されるって、辛い。だから、このマヌエーラに会うに当たって、あんまり気が進まなかった。実際に会ってみたら、噂通り「男を食い物にしていそう」だけど、私は同性の女だからそういうのって別に嫌だとか思わないし、むしろ、噂よりもずっと普通の女の子、という感じ。2人きりで沢山話したのだけど、はっきりと悪い印象って全く受けなかった。彼の別れた奥さんについても、絶えず敬意を表していたし。今回は家に招待してご飯をご馳走、ということで、私、ちょっと緊張。だって、このジュゼッペ、坊ちゃん育ちだから、好き嫌いが多い。とりあえず無難そうな、イタリア料理である、カルボナーラと鶏胸肉のスライスのキノコクリーム煮、付け合わせにグリーンピース、サラダ、ティラミス、と定番のものを作ってみた。料理中、マヌエーラと2人家に取り残されて、喋りながら料理していたら、グリーンピースを少し焦がしてしまった・・・。喋りながらだと料理に熱中できないから。ただでさえあんまり知らない人とイタリア語で喋るときって、喋るのに神経を集中してないとならないのに、それで料理までしろってのは辛い。出来上がった料理は、ちょっと焦げたグリーンピースを抜かしては全部気に入ってもらえた。いや、グリーンピースも、味は美味しかった。ただ、ちょっと焦げただけで。今度はピザでも食べに行こう、って。でも、子供を連れては辛いなぁ。子供といえば、彼ら、うちの子供を見ていたら子供が欲しくなったみたいで、彼女に話を聞いたら、今年12月まではピルを飲み続けるけど、それ以降は止めて、子供が欲しいって。義兄たちもうちの子供を見ていたら、子供が欲しくなったみたい。来年くらいには・・・って話。うちの子供も、兄弟いないから、早く従弟が欲しいでしょうね。
Sep 30, 2003
コメント(0)
土曜日は物凄い久しぶりにアジアマーケットに行った。まだ妊娠していたときに行ったきりだから、もう8ヶ月は行っていないことになる。子供が生まれてからは、義兄イーゴルに行ってもらって、インスタントラーメンを買ってきてもらっていたんだけど、自分で行くのは物凄い久しぶり。ついつい目新しいものに目が行ったりして、30分くらいは店内にいた気がする。あんまり大きくない店なのに。まずは冷蔵庫へ。生姜が目当て。生の生姜なんて久しぶりだなー。ガリ作るんだ、これで。そうすると保存きくからね。そして、日本食材コーナーへ直行。アジアマーケットだから、いろんな国の食材が置いてある。タイとか、中国とか、韓国とか、インドとか。新しく、ポン酢とか置いてある! ゴールデンカレーもある! ブリックパックの豆腐まである!! 素晴らしい! 今まではそんなものなかったのに!!すぐに豆腐をかごに。これは基本でしょう!!カレーを手に取って値段を確認してみると、これが高い。恐ろしく高い。日本じゃ、ゴールデンカレーって、158円とかじゃなかったっけ?? それって売り出しのときだけ? とにかくそれが4ユーロとかするよ。輸入の費用がかかるにしても、高すぎる。今回は、母にもう送ってもらうよう頼んだから、カレーはパス。蕎麦が食べたくて蕎麦を探したんだけど、ない。おかしいな、いつもはあったのに・・・。生麺のうどんもかごに。インスタントラーメン各種もかごに。日本の酢と、ビーフンと、春雨、それから日本米も、どんどんかごに入れて行く。重たくなってきた・・・。アジアマーケットなんだけど、なぜかそこには南米食材コーナーもあって、私が毎回目当てにしているのが、ブラジルのマテ茶。日本にいた頃から愛飲していたもの。マテ茶もかごに。ブラジルのインスタントのデザート各種が90セントと安かったので、ココナツプリンなるものを購入してみる。どんなプリンなのかな、これ。ちょっと楽しみ。大根も、半分購入。何しようかなぁ、大根で。大根の味噌汁とか久々にいいかも。中国のお茶各種はまだ家にあるし、日本茶も家にまだあるから、今回はパス。ライチとか、買いたかったけど、もう、かごが山になっていたので、今回はパス。全部で、21.90ユーロなり。大量だわー。これでしばらくはまた色々日本的料理を作れるわ。嬉しいね。一緒に行くのをお誘いしたちべったさんが一週間前に日本から帰ってきたばっかりで、インスタントのカレーうどんなどを持ってきてくれた。カレーうどんなんて懐かしすぎる! 一時期物凄いはまって、いつも食べていた!!これも食べるの楽しみだわ。ああ、やっぱり、海外にいると日本食って恋しくなるよねぇ・・・。日本で好きなもの沢山食べたーい!! あと一年の我慢・・・。
Sep 29, 2003
コメント(0)
昨日隣の奥さんと話していたら、明日明後日の土日、ピアッツァ(町の中心の広場)で、バイオ市があるって知った。本当なら、興味はあるんだけど、バイオ製品って、値段が高いから、あんまり買えない・・・。見に行くと、きっと沢山欲しくなっちゃうから、行かない方が良いのかな、なんて思う。「私もあんまり興味はないんだけどね、はちみつは買いに行こうと思うのよ」とお隣の奥さん。なに? はちみつもあるの? じゃあ、行かなきゃじゃん。何を隠そう(別に隠してないけど)、私ははちみつにはまっている。はちみつにはまっているって言うとおかしいな、何か。でも、実際に、はちみつの効用を日常生活に利用している。日本でははちみつって、単なるはちみつだった。ホットケーキにつけて食べたり、喉が痛いときに舐めたり。それだけ。でも、イタリアに来てからはちみつに対する考えが変わった。というのも、イタリアにはとてもたくさんの種類のはちみつがあって、効用によってはちみつを使い分ける。例えば、最近よく使うのが、アカシアのはちみつ。赤ちゃんや、母乳を与えているお母さんにピッタリ。アカシアのはちみつは、胃腸に問題のある人にも良い。ハーブみたいな感覚で、はちみつも使い分ける。さすが薬草の国。はちみつまで使い分けるなんて。行ってしまおう、バイオ市。はちみつ目当てに。カモミールのはちみつが欲しい。
Sep 26, 2003
コメント(0)
子供の定期検診から帰ってきたところ。全て順調。身長69cm、体重9.100g。体重を計ったとき、先生に、「あら、もうこんなに重たいの? まさかこんなに成長したとは思わなかったわ!!」と驚かれた。いや、正常でしょう、これって。お座りも完璧、はいはいはできないけど四つんばいにはなれる、ということで、正常。歯はまだ生えないけど、まあ、そのうち生えて来るでしょうよ、心配しないで見守ってやって下さいって。いや、別に心配はしてないけど。子供によって成長の度合いが違うから。これから冬にかけて太陽があんまりないため、ビタミンDをあげるよう言われた。成長のため、ビタミンDはとっても大切で、太陽のない時期はそれを取るのが難しいんだって。5月まで、毎朝2滴づつビタミンDをあげなきゃいけない。日本でもこれってあるんだろうか?それから、丈夫な歯、虫歯を防ぐために、他のビタミン剤も与えるよう言われた。これは、8歳まで与えるんだって。永久歯のためのものだから。これも、日本ではあげるの? 誰か教えて下さい。ちょっと不思議に思ったもので。
Sep 25, 2003
コメント(2)
明日は子供の定期検診の日。今、7ヶ月半。実はいまだに歯が生えてこない。皆に遅いって言われてるけど、まあ、そのうち生えてくるかなぁ、なんて思ってる。1ヶ月前くらいにお座りができるようになったんだけど、なった途端、いつも座っていたいらしくて、倒れると、泣き出す。自分で起き上がれないから。また立ててあげると、喜んで遊ぶ。最近は、倒れないよう、手で支えられるようになってきたし(遊びに熱中していない場合だけだけど)、起き上がらせてあげるとき、子供が自分で腹筋に力を入れて自分の力で起き上がろうと頑張る。椅子に座らせようとすると、脚をピンと伸ばして、立った状態に。座りたくない、って頑固に椅子の上に立っている。もちろん、支えてあげないとできないけど。試しに、両手を支えて床の上に立たせたら、ゆっくりゆっくり、歩く。あんまり無理させちゃいけないから、あんまりさせないけど、歩く意欲はあるらしい。最近、はいはいの形をよく取るようになった。お尻は上げるんだけど、四つんばいで歩くということができなくて、ベタッと前に倒れてしまう。それでも、ズリズリと身体を移動させて目標の物に近づくのは物凄く早くなった。前なんて、ちょっと時間がかかったからある程度安心していたけど、今はすっかり早くなって、物凄い注意しないと、ちょっと恐い。これが、はいはいができるようになったり、歩けるようになったりしたら、もっと注意しないとならないんだよね。今なんてまだ序の口。言葉の方も、「マンマ」「パパ」「パッパ」(それぞれ日本の幼児語だと「ママ」「パパ」「まんま」)とか「ウンギ」「アッパッパ」「アオウ」とか、いろいろなバリエーションが出てきて、ほとんどいつも喋っている。イタリアの赤ちゃんって、ほとんど皆が皆、おしゃぶりをしゃぶってるんだけど、うちの子供はおしゃぶりが大嫌い。他の子がおしゃぶりをしゃぶっている間、うちの子供は口が寂しいから喋っているらしい。このままだとお喋りになるのかな、将来・・・。こういう子供の成長を見ていると、成長したよなぁ、と思う。だって、ついこの間までちっちゃくて、仰向けに寝たままの状態だったのに。明日の定期検診で、先生に何て言われるかな。成長は順調だと思うけど。
Sep 24, 2003
コメント(0)
土曜日、結局夫の会社の社長、来なかった。またの機会にってことに。何だよー、せっかく珍しく頑張ってキレイにしたのに。またしばらくしたら、汚れて、また頑張らなきゃならないんだ。面倒くさいなぁ・・・。普段から、いつ人が来てもいいようにキレイにしておけばいいものを、本音はそんなところ。さて、今日のkatia、結構暗いです。と言うのも、日曜日と月曜日、お通夜、お葬式、と過ごしたから。前々から書いていた義姉ティツィアナのお父さんが、土曜日の朝方、亡くなった。ここ数日が山だよ、って言われていたから覚悟はしていたつもりだけど、やっぱり実際に知らせを受けて、式に参加して、遺族が泣き濡れている姿を目の当たりにすると、辛い。この間書いた小学校時代からの友達のお母さんも今月もたないって言われているから、何だか友達の姿と重なって、とっても辛かった。実際にその友達の姿を確認できないから、いろいろ想像しちゃって、余計に辛い。お葬式、墓地での墓作りが終わって、遺族に挨拶に行ったとき、ティツィアナの姿が薄く見えた。お兄さんのアレッシオ、私は普段、この男が嫌いなんだけど、凄く痛ましく見えた。お母さん、元気なときは、毒舌と一人舞台で皆を呆気に取らせるつわもの。5ヶ月半の夫の闘病生活を側で支えた。支えたって言っても、日に日に弱っていく夫を目の当たりにして、影ではいつも泣いていたそう。いくら覚悟はしていても、やっぱり夫の死は相当辛いよね・・・。亡くなったお父さんは、55歳。まだ、早すぎたよ・・・。
Sep 23, 2003
コメント(0)
昨日の夜、仕事から帰ってきた夫、ムスっとしていた。どうしたのか訊ねると、いつものごとく、彼がひとりで大変な思いをして仕事を終わらせた、それはいつものことなんだけど、社長が、ここのところ機嫌が悪くて、何かおかしいって。どうしたのか訊ねたら、仕事がなくて、先行きが心配って言ってたそうなんだけど、絶対にそれだけじゃないって、夫は考えているらしい。何せ、仕事で7年の付き合いがあるから、社長のことは大体分かるって。「これは、私生活に何かいけないことがある。別れた奥さんと電話で話しをするたびに、2・3日、こういう状態に陥る。でも、今回はそれよりも長いから、おかしい・・・」社長の私生活なんか、別に友達じゃないからどうでも良いんだけど、何せ、彼は仕事に私生活を持ち込む人間。私生活で良くないことがあると、仕事に物凄く支障をきたす。現に、今も働いてないって。本人に直接何があるか尋ねればいいじゃない、と夫に言うと、「でも、今まで2回訊いて、2回とも、『何でもない、仕事がなくて心配だ』って言っただけなんだ。これ以上しつこく訊くのもどうかと思う・・・」。「しかも、俺に対してもおかしいんだ。いつもなら、いくら具合が悪くても俺にそっけないような態度は見せないのに、今回はちょっとそっけない。まさか、この間、夕食に呼ばれたお返しに、俺がいつまで経ってもあっちを呼ばないから、それで傷ついた?」そう、夏休み中に社長の家に夕食に呼ばれて行ったんだけど・・・、そんなことってあるの? 別に一度夕食に呼んだくらいで、相手が呼んでくれないと傷つくの?「そうだ。きっとちょっとそれで傷ついたんだ。こういう案はどうだろう? 夕食に呼んで、ついでに何があるか聞き出す。これで、お返しに夕食に呼ばれたってことになるし、喋れば少しは気が晴れて仕事に対してももっと意欲的になってくれるかもしれない。俺にとっては一石二鳥」それで胃の重みが取れるなら、そうしよう、と私、答える。夫という人は、思い立ったら吉日、な人で、思い立つと、そうと決めると、すぐに実行に移さないと気が済まない。「よし、じゃあ、今夜、子供を連れて一緒にピーナのところにジェラートでも食べに行こう」おいおい、今夜かよ。確かにピーナの店は彼の家の近くだから、「近くにいるけど出てこないか?」って電話するにはもってこいだけど・・・。唐突だけど、まあ、それで胃の重みが取れるなら良いよ、と私。夫、早速電話することに。結局、昨日の夜は愛人、って言っちゃいけないんだっけ、彼女が夜10時半まで仕事で、今日土曜日の朝、大事な仕事があるから、今日土曜日の夜に夕食、ということになった。うちで。家を見渡してみると、・・・凄いことになっている。掃除、しなきゃ。冷蔵庫を見てみると、・・・何にもなくて冷蔵庫が泣いている。買い物、しなきゃ。メニュー、どうしよう。彼女は何でも食べるって、前回言っていたけど、彼の方が、好き嫌い多くて、ニンニクと玉ねぎと野菜と魚と肉と果物食べないって・・・。じゃあ、何食べるんだ!? 確か、カルボナーラは好きとか言っていたような・・・。メニューを考える前に、まずは掃除しなきゃ。そういうわけで、掃除しに行ってきます。ああ、面倒くさい。普段からピカピカにしとかないからいけないんだけど。
Sep 20, 2003
コメント(0)
昨日は久々にピロシキを作った。久々に、肉まんかピロシキを食べたくなって。子供が生まれて以来は、あんまり手間のかかった料理ってしてなかったけど、最近、夫が、「いつも同じ物じゃ嫌だ。昇給あったんだから、何か美味しいもの食わせろ」ってしきりに言う。だから、最近は結構手間のかかったものを作る。ラザニアとか、ウィンナーロールとか。で、昨日はピロシキ。冬になると、私は新宿のONEって言ったっけ、そんな名前のビルの地下にあるロシア料理を何度か食べに行っていたんだけど、そこで食べたピロシキとは全然違う味・・・。ネットで見たレシピ通りに作ったんだけどな・・・。まあ、良いか。夫は、それが肉まんだと思っているらしい。昨日、それを見たとき、「お、肉まんだ」って。違うよー、一応ピロシキなんだよう。今日は夫、お弁当にピロシキ4つ持って行ったけど、職場で「何だそれは?」と同僚に訊かれたら、きっと「肉まん」って答えるんだろうな・・・。ピロシキだってばぁ。ところで、隣にプーリアから来ていた人たちが帰って行った。何か、寂しくなっちゃったな。いつも騒がしかったのに。何せ、皆声が大きかったから。夫と、「どうしてこんなに声が大きいんだ?」と話し合っていたのだけど、①大家族だから、大声で喋らないと自分の意見を人に聞いてもらえない、②土地が、家が安い南部は、普通、どこの家も大きいから、大声で喋らないと聞こえない。実際に、彼らがここに滞在している間、いろいろ手すり越しに話したのだけど、声も大きければ、家もかなり大きいらしい。うちのキッチンなんて、単なる物置。うちのリビングも、単なる物置。何せ、彼らはこの辺の2倍も3倍も大きい家に住んでいるのが普通。思わず、それを聞いたとき、誰が掃除するの? って訊いてしまった。そんな広い家は、私、掃除するの嫌だ。掃除だけで一日が終わってしまいそうじゃないか。そんな掃除だけの人生だなんて、嫌だ。単に隣の家に来た親戚なのに、別れに際して、私たちと写真撮りたいって言ってきた。特に、子供と。「別れるのやだよう。プーリアに連れて帰りたいよう」っていつまでも駄々っ子みたいなことを言っていた15歳・・・。日本人の彼女を見つけて、こういう子供産んでもらいなさい、と説得。お母さんも、「良いわね、その案」。ところで、このお母さん、実は若い。この間、もうひとりの13歳の子のお母さんが27歳って話は書いた。この15歳の子のお母さんも、34歳とまだ若い。だから、19で産んだ子でしょう? 南部は皆、早いなぁ。私は28で、この辺では早い方なんだけど。何せ、この州の平均初産年齢は32・33歳だから。来年、また9月に遊びに来るからその時に会おうね、とのこと。また、来年の今ごろは騒がしくなるんだな。そのころ、うちの子供はもう1歳7ヶ月。すっかり歩きまわっているころだろうな。ちょっと、想像して、楽しみだなぁ、と思った。
Sep 19, 2003
コメント(2)
小学校時代からの友達から、久々にメールがあった。「最近ご無沙汰でごめんね。実はお母さんが入院していて、もう今月いっぱいもたないって言われてるんだ」とのこと。ビックリした。だって、彼女のお母さんには、小さい頃からいろいろお世話になった。彼女とは家が近かったから、学校が終わるといつもお互いの家を行き来。ときにはご飯をご馳走になったり。2年前に胆石があるって言われて手術。その時はその病院ではガンだとは言われなかったけど、今年の2月に、突然、あと半年との宣告。病院は、2年前に手術をしたときに胆のうガンがあるって言ったはずだって。他の病院に行って検査してもらったら、胆のうガンが肝臓と肺にも転移しているって言われたそう。2年前に胆のうガンだって知っていたら、手の施しようがあったかもしれないのにね、と、友達、悔しがっていた。これって、今義姉ティツィアナが陥ってる状態と全く同じ。彼女のお父さん、頭が痛いって言って病院で検査したら、何でもないって言われて、もう一度検査に行ったらまた何でもないって言われ、これはおかしいと思って違う病院に言ったら、「腫瘍があります。もう手の施しようがありません」って。彼女のお父さんも、今、病院。もう、身体を動かすことも、喋ることもできないって、8月の終わりにティツィアナが言っていた。昨日、電話をしたとき、お父さん、もうここ数日が山だって・・・。いろんな考えが頭を巡って、何だか、何にも言えなくなってしまった。
Sep 18, 2003
コメント(0)
土曜日は、夫、一日中仕事だった。5時過ぎに帰って来るなり、「今夜、飲みに行こうと思うんだけど、いい?」。いいよ、久しぶりだし、鬱憤晴らししたいみたいだし、と答えると、待ってましたとばかりに、「もう、マンマに電話して子供を預かってもらうよう手配したし、イーゴルに電話して飲みに行こうって言ったから」。何だ、もうすっかり行くつもりだったんじゃん。私に訊く前にもうその辺手配しておいただなんて。 9時半に義母の家で待ち合わせ。どうせ、子供預けないといけないし、そこがちょうど双方の中間点になるから。「どこ行こうか。飲み屋なんて久しぶりだし・・・」と話し合うこと1時間、あんまり納得は行かないながらも『ロジャー・ラビット』という飲み屋に行くことに。ロジャー・ラビットに着こうというとき、イーゴルが、「あんまり乗り気しないな・・・。サクラ・ビッラなんてどうかな?」。サクラ・ビッラ、何で今まで思い付かなかったんだろう。そっちの方がきっと良いよ、と言うことで、急遽、サクラ・ビッラへ向かうことに。しかし、全くの反対方向。もと来た道を戻って、更に、30kmほど車を走らせる。ようやくサクラ・ビッラに着いた・・・と思ったら、超満員。店に入りきらなくて、外のテーブルにも座りきれなくて、外で立って飲んでる人が沢山!こんな満員状態ヤダよ、ということで、「じゃあ、どこ行こうか」と言いつつも、もと来た道を戻る。時刻はすでに、11時半をまわっている。結局、別荘の近くにある、昔通っていたけど去年経営者が変わって以来行っていない飲み屋に行くことに。着いたのは、12時過ぎ。それから飲んで(私はまだ授乳しているので、ジュース)、2時過ぎまで騒ぐ。私以外は酒が入ってるから、とっても笑い上戸。私は酒が入らなくても天然笑い上戸なので、充分彼らについて行けてしまう。笑いすぎて涙が出た。こういう夜の過ごし方って、結婚する前、した当時、はよくしていた。夫の友達って、皆若いから、友達と出かけるって言うと、いっつも週末の飲み屋。結婚してない(同居もしてない)人たちとは、こういう遊び方。短大の頃の飲み会みたいなノリで、楽しかったなぁ。そのうち、家計が苦しくなって、毎週末飲みに出歩くのを控えるようになったり、ろくな飲み屋がなくなってきたりで、あんまり行かなくなった。そして、滅多に行かなくなった。私が妊娠してからは、まったく行ってない。久々に、楽しく笑った夜だった。私は酒、入ってなかったけど。そして何よりも嬉しかったのが、中ビール、2杯分お金を払わなかったこと。伝票にチェックされてなかったから。8ユーロ、得してしまった。こういうことって滅多にないよね。
Sep 16, 2003
コメント(2)
ジンジャー、という飲み物がある。と言うと、これを読んでいる方はすぐに、ジンジャーエールのことなんだろうなと思うだろう。そう。要するにジンジャーエールのようなものなんだけど、何かが違う。イタリアのジンジャーは、微炭酸。イタリアの飲み物って、異様に甘いのが普通だけど、コカコーラのように異様に炭酸が強いのって、まずない(いや、炭酸が弱いから余計に甘さが明るみになるってだけか)。飲んだときに炭酸が強くて涙が出るってことがない。イタリアのジンジャーは、凄い色。ジンジャーエールって、確か生姜の汁を薄めたような色をしていたと記憶している。ところがジンジャーってば、いかにも不健康そうな色。着色料が入ったガリの色どころの騒ぎではない。あれならまだマシ。かき氷のストロベリー味のシロップの色をしている。つまり、真っ赤。面白い事に、イタリア人はジンジャーが生姜だということをあんまり知らない。生姜はイタリア語で「ゼンゼロ」と言うのだけど、ゼンゼロがどういうものなのかあんまり分かっていない人もいれば、ジンジャーがゼンゼロだということを知らない人もいる。確かにイタリア料理で生姜なんて使わないもんな。知らなくてもおかしくはない。そんなわけで、普通のスーパーにも、生姜なんてもの、置いてない。そりゃそうだよ、売れないもん。ところが日本人て普通、生姜を結構使うものじゃないか。私はどうしているかと言うと、アジアマーケットでまとめ買いして、ガリを作って長期保存。新鮮な生姜とはちょっと違うけど、生姜がないよりマシってことで。普通のスーパーでも、大きいスーパー、例えばカルフールなんかに行くと、時と場所によっては、たまに生姜が置いてある。あるとき、久々に生姜を見かけた。いや、生姜らしきものを見かけた。と言うのも、野菜コーナーの上の価格表を見たら、いろいろゴチャゴチャ書いてある中に、「ジンジャー」と「トピナンブール」の名を発見。トピナンブールは日本語ではキクイモと言うそうなのだけど、私は日本でこんなもの見たことない。見かけが生姜っぽい。おかげで、最初トピナンブールを見かけたとき、「イタリアにも生姜が普通にあるんだ」と感動。手に取ってみて、騙されたと分かった、なんて思い出がある。さて、とにかく、価格表にはジンジャー、トピナンブールと書いてあるのに、それらしきものは一種類しかない。「これってゼンゼロ?」と夫。「ジンジャーって書いてあるからゼンゼロなんだろうけど、まさかトピナンブールじゃないでしょうね?」「え? ジンジャーってゼンゼロのことだったのか?」英語を知らない夫はジンジャーがゼンゼロだってことを知らなかったらしい。とにかく、それがゼンゼロなのかトピナンブールなのかっていう話になった。途中からインド人奥さんが加わって、「いや、これはゼンゼロよ」と言い合ったのだけど、念のため側を通りかかった野菜担当の店員に訊ねてみる。「すみません。これってゼンゼロですか?」「いいえ、これはジンジャーです」と、店員。「いや、だから、ゼンゼロですよね?」念を押してみる。「いいえ、ジンジャーです。ゼンゼロは扱ってません」「いや、だから、ゼンゼロは英語でジンジャーって言うんですよ」「・・・知りませんが、私たちはこれをジンジャーと呼んでいます」去って行った店員を尻目に、インド人と日本人、「分かってない人ね、これはイタリア語でゼンゼロって言うのよ。どうして外国人の私たちが教えてあげなきゃいけないのよ」。そういえば、うちの夫も知らなかったんだっけ。だって、ほら、イタリア人だから。
Sep 15, 2003
コメント(0)
昨日、プーリアから隣に来ている人たち、特に子供たちと喋った。「子供かわいい! かわいすぎる! 欲しい!」って。まるで、人形状態。喋っていて、ふと、とっても不思議なことがあった。「voi come vi chamate?」って質問された。直訳すると、「あなたたち何てお名前?」。私は素直に、まず、子供の名前を、ゆっくり言う。「ああ、子供と同じ名前なんだ」へ? 「あなたたち」って言ったから、まず子供の名前を言っただけなのに。これってまさか、まさか・・・。誰が? と返してみる。「Voi」と私を指す。私? と言うと、「そう」。これって、やっぱり、まさかなんだ。イタリア語を勉強なさってる方は分かると思うけど、イタリア語で敬称の二人称は、「Lei」。ところが、イタリアの古語では、これが「voi」になる。現代では「voi」は二人称複数形「あなたたち」という意味で使われるだけ。学校でもそう習った、私は。シチリアなんかではまだところによってはこの「voi」が敬称の二人称「Lei」として使われてるって聞いたけど、昨日、私は初めてイタリア人からこの「voi」という敬称の二人称を聞いた。前に聞いて戸惑ったのは、むかーしイタリア語を習ったと言うフランス人のおばあちゃんと話したとき。彼らはもちろん、北では聞くことも使うこともない遠過去とかも普通に話していた。おかげで言ってることが分かりづらい。イタリアって広いんだな・・・。同じイタリア人って言っても、全然、喋り方違う。その後、ドイツに住む甥とロシア人の奥さんが現れて、イタリア語が分からないという奥さんに、ドイツ語で何となく話し掛けてみた。甥、「ええ? 何て言いました??」。そうかとは思っていたけど、やっぱり私のドイツ語はわけ分からないんだろうか。思えばドイツ人と話したことってないもんな。隣の甥を突つく奥さん。「ドイツ語で『お名前は?』ってきいたのよ」。発音が悪くても、奥さんは何とか分かってくれたらしい。「ええ? ドイツ語を話されるんですか?」と驚いた甥。ドイツ語で。そんなに驚いてくれるな。その後、子供たちに、お父さんに分かってもらえなかったわけの分からないドイツ語で話し掛けてみると、分かったような分かってないような顔。やっぱりわけ分からないんだな、私のドイツ語。今朝は、隣人アントニオの結婚式。式には呼ばれてないけど、式に行く前、実家に新郎側の式出席者が集まって、ケーキやお菓子をつまむのが習慣。私たちも呼ばれたのだけど、夫は今日は一日中仕事。なので私と子供だけで出席。子供はすっかり人形状態。かわいいかわいいって、皆に言われた。子供もご機嫌で、笑顔を振りまくる。プーリアの15歳の男の子、フランチェスコ、「欲しいよう。こんな子供が欲しいよう」とすっかり子供に魅せられていて、キスしまくり。「ちょうだいよう。プーリアに連れて帰りたい。どうしたらこんな子供ができる?」。日本人の彼女見つけて結婚しなさい、そしたらこんな子供ができるから、と答えると、「日本に行かないと駄目なのかぁ」と遠い目。彼女はいるのか訊くと、「まだ、僕には早いよ」。早いよ、って、お前、もう15歳だろうに・・・。15歳って言ったら、サカリじゃないのか、普通。うちの夫なんかも、女漁ってたって。フランチェスコの従弟、ミケーレ、彼は13歳。私に歳をきいたので、29だと答えると、「僕のマンマの方が若い」。君、だって13歳でしょう? お母さんいったいいくつ? と、私、訊ねる。「27歳。パパは31」27!? ってことは、14でこの子を産んだわけ!? 早すぎ!! お父さんも、逆算すると、18歳だったってことで。お父さん18は分かるけど、お母さん14は凄いわ・・・。一方では、「15歳だからまだ彼女を持つには早い」とか言ってる子いるし、南って分からないわ・・・。
Sep 13, 2003
コメント(2)
凄いタイトルだわ、今日の日記(笑)。と言うのも、うちの子供、テレビのリモコンとか、携帯電話を弄繰り回すのが好き。昨日も午前中の離乳食を食べていたとき、例のごとくリモコンに興味を示して、欲しくてしょうがないとぐずりだしたので、あげたら、例のごとく、テレビを付けてしまった(イタリアのリモコンて、何らかのチャンネルのスイッチを押すと、テレビが付くようになっている。私は最初知らなくて、日本のような「電源」スイッチ------押すとテレビが付いて、もう一度押すと消える------はどこかしらと一生懸命探して、唯一赤いスイッチを押したけど、これが、付かない。おかしいな、このリモコン、電池入ってないのかな、なんて電池を確認。しかし、電池はある。おかしい、なぜ付かないのか・・・とリモコンと静かなる格闘をしたことがある)。そしたら、「アントニオー、イノーキー」という声が聞こえてきた。テレビから。はあ?? と思って、テレビを観ると、画面には、若い頃のアントニオ猪木の姿!! 本物の猪木じゃん!! 何でこんなところにいるのさ!?観進めてみると、どうやらアメリカの映画らしい。猪木、木を割って見せたり、石を頭で割って見せたりしてる。そのまま観ていると、これ、舞台は日本。新幹線とか、明治神宮とか、懐かしい景色。しかも、日本語まで聞こえる。懐かしの日本語! もう4ヶ月以上日本人に会ってないからなぁ、私。何だろう、このアメリカナータ映画、と、テレビデオで番組を確認(文字放送みたいなもの)。『Gli orsi vanno in Giappone』。英語のタイトルだと、『The bears go to Japan』だろう。キンちゃんのオールスター家族対抗歌合戦、なんてものも出て来る。懐かしすぎる!! 笑える、この映画! まだ見ぬ日本の風景だよー、なんて言いながら、子供と一緒に全部観てしまった(子供はまだ日本に行ったことないから)。ああ、日本が恋しい・・・。 ところで、隣の家に、ドイツから甥(新郎の従兄)一家が到着。更に小さい子供が2人。3歳と5歳くらいの。二人とも、物凄い金髪。プラチナに近い。お母さんはロシア人だって。おかげで、ドイツ語、ロシア語も飛び交う。インターナショナルだわ、ここ数日のうちの辺り。イタリア語とプーリア弁とドイツ語とロシア語と、私の日本語。日曜日まで、こんな状態。
Sep 12, 2003
コメント(2)
昨日は、一週間から2週間に一度は通っているチーズ屋に行ってきた。そう、イタリアにはチーズ屋というのが普通にある。チーズの国だから。日本にもチーズ専門のお店ってあったっけな。でも、あんまり見かけないでしょう。いろんな種類のチーズが並んでいて、更に牛乳も売っている、それがチーズ屋。普通、チーズ屋にチーズを買いに行くと、ちょっと高い。スーパーみたいな「本日のお買い得」がないから。ところが、私が行っているチーズ屋・ペッツァーナは、本日のお買い得なんて全然ないのだけど、安い! 美味しい! というのも、ペッツァーナ、元々、チーズを自宅で製造して売っていた。小さな規模だったのに、そのうち規模がどんどん大きくなって、今じゃ、結構大きなチーズ工場&直営販売のお店がある。直営販売なので、安い。普通、スーパーでお買い得のとき、リコッタが1kgあたり4ユーロ、トーマが1kgあたり10ユーロだったりする。ペッツァーナでは、お買い得じゃないのに、リコッタが1kgあたり4ユーロ以下。トーマに至っては、8ユーロ代。ここの良いところは、直営販売なので、「Brut ma bon」というのがある。ちなみに、これ、イタリア語じゃない。この地方の方言。イタリア語にして、「Brutto ma buono」。・・・ってお菓子があったっけ。「イビツだけど、美味しい」って名前の。Brut ma bonは、正しくその名の通り。製造段階でイビツになってしまって正規の値段で出せないもの、実験製造していて失敗して出荷できないもの(でも食べられる)、など。1kgあたり6.66ユーロと格安。イビツでも、口に入ってしまえば同じ物。ということで、私は行くたび、まず、Brut ma bonをチェックすることにしている。日によっては、物凄いたくさんの種類のBrut ma bonがあるので、それだけ買い込んでおしまい、なんてこともある。666という数字も素敵(笑)。そして、必ず、リコッタも買うことに。このリコッタがとっても新鮮で美味しい。スーパーじゃこの味のリコッタはなかなか手に入らない。しかも、スーパーより安いし。リコッタは、特に、子供用。喜んで食べるんだ、これが。私も大好きだから、スプーンですくって、ヨーグルトみたいにバクバク食べちゃうけど、子供もバクバク食べる。子供、チーズ大好きで、辛かったりしょっぱくないチーズはどれも喜んで食べる。イタリア人なんだねぇ・・・。
Sep 11, 2003
コメント(0)
今度の土曜日、隣の家の息子が結婚する。両親共々南部出身なので、親戚を南部から招くそう。日曜日から、ミラノに住む小さな甥(推定8歳)が泊りに来ていたのだけど、昨日は、プーリアから4人家族の一家がやって来た。8歳と15歳の子供二人。今まで大人しかった推定8歳のミラノの甥、ハトコがやって来た途端、ハトコと一緒に騒ぐ騒ぐ。おかげでいつもなら閑静な雰囲気などどこへやら。予め奥さんから「結婚式に向けて騒がしくなりますが少し辛抱して下さいね」って断りがあったし、結婚式なんだからしょうがないし、別に、私たちはいいのだけど。ただ、うちの子供も、一人っ子だから、ひとりのときは静かかもしれないけど、(これから生まれて来るであろう)従弟と顔を合わせた途端、騒ぎ出すんだろうな、なんて思った。ミラノの子を見ていて。騒がしいのはどうでもいいのだけど、昨日、プーリアから一家が到着したとき、楽しかったの何の!! だって、訛ってるんだもん!! 地方の訛りって、聞くと楽しい。開口一番、「カーザ(家)」を「カーサ」って言ったり、語尾に「モー」と付けたり(「~ね」みたいな)。口の中でモゴモゴしたようなダラダラした喋り方。南部の人間だわ。日本にも方言、訛りってあるけど、普通、若い人(年寄り的言い回し)や子供は標準語に近い喋り方をするもの(だと思う)。イタリアって、小さい子供までかなり訛って喋るから、何だか不思議。一昨日、ミスイタリアがテレビのニュース番組内で天気予報を担当しているのを見かけたのだけど、まあ、読むのが下手なのはしょうがないとしても、彼女、訛ってた!! ミスイタリアがヴェネト訛りで公で喋ってるだなんて、カッコ悪い。地方出身者曰く、学校の先生も訛ってるから、彼らにとっては、別に、訛っていることはおかしくも何ともないんだって。それが普通で。私の住んでいるところにもこの地方の訛りってあるけど、この辺は、イタリアの中では仕事のある地方で、出稼ぎに移住してきた色々な地方出身者が多くて、学校では標準語を教えることを徹底していたらしい。だから、若い人は標準語を喋っているのが普通。この地方の方言も分かるけど。私はこの地方の方言、何となーく分かる。単語も色々教えてもらったし。最初ここに来たときは全く分からなかったけど。住んでいるうちにちょっとづつ覚えてしまった。別に使わないから覚えてもしょうがないんだけど、全く使えなくもない。と言うのも、フランス国境に近いこの辺の方言は、イタリア国境に近いフランスの方言に限りなく似ている。ひいては、フランス語に似ている。だから、国境を越えてフランスに行くと、この地方の方言が役に立つ。夫と何度かそんな体験をした。彼はフランス語分からないけど、この地方の方言で喋ったら、ちゃんと通じる(笑)。妙な話だけど。
Sep 10, 2003
コメント(0)
昨日の夜、テレビで、第二次世界大戦のことを話していた。アメリカ軍と日本軍の話をしていたので、興味をそそられ、観ることに。どうやら、アメリカ軍のマカルトゥルについて話しているらしい。マカルトゥルの顔、しかし、どこかで見たことがある。でも、マカルトゥルなんて名前、知らない。どんどん観進んでいるうちに、日本、降伏。「ヒロヒトと会談すべく、マカルトゥル、日本入り」。あ、あのサングラスとパイプ姿、あれってマッカーサーじゃん、と初めて、イタリア語で言うところのマカルトゥルが日本語のマッカーサーということに気付いた。MacArthur、と書くわけだから、なるほど、イタリア語だとそう読むわ。ややこしすぎる!!前に、映画『ジョヴァンナ・ダルコ』が何のことだか分からなかったって話、日記に書いたような気がする。実は『ジャンヌ・ダルク』って。ドイツのミュンヘンのことも、イタリア語だとモナコになるのね。モナコって言ったら、それは、フランスにある小国モナコのことでしょうよ、普通。それで、私、どこのことだか分からなかった。更に、「ドイツのバヴィレーアのモナコ」って説明されて、ドイツのバヴィレーアのモナコってそんなの知らないよ、って。バヴィレーアっていうのも、実は日本語だとバイエルンになる。バヴィレーアからバイエルンという言葉を想像しろっていうのも、無理な話。だから、最後の最後まで分からなかった。ようやく、ああ、ミュンヘンのことね、と私が言ったら、「ドイツ語だとムンケンとか言ったな、そういえば」。いや、ムンケンとは言わんよ、ドイツ語じゃ。それは単にドイツ語で書いたものをイタリア語で読んだものだろうに。日常でこういうことって、実は結構ある。
Sep 9, 2003
コメント(0)
土曜日はモニカの誕生日。31歳だって。全然見えないんだけどなぁ。彼女、若く見えるから。その日は義母に夕食に呼ばれていたので、彼女のところへ行く前に、パトリツィアの花屋に寄って、そこでプレゼントを買おうということに。3時45分、パトリの店へ向かっていると、彼女の車とすれ違った。おい、どこ行くのさ。店はどうしたよ? 急な配達があったのかな?彼女の店に着くと、もちろんだけど開いてない。3時半開店かと思ってたんだけど、午後の開店時間を確かめると、4時から。何だ、じゃあ、4時まで待つか・・・。待っている間、近くでジェラート屋をやっているピーナのところに遊びに行きがてら、ジェラートを食べることに。ピーナとは、パトリのところで食事をしたときに知り合った。私がジェラート大好きと言うと、「じゃあ、私の店に来なさいよ。死ぬほど食べさせてあげるわ」。実際に行ったら、山ほど盛ってくれた。そのジェラートの美味しいことったら!! シチリア産のピスタキオを使ったピスタキオのジェラート、今まで食べたジェラートの中で、多分いちばん美味しかった。ピーナのところには、実は子供が生まれて以来行っていない。彼女、子供を見たいって言っていたから、子供も見せてあげたかった。ピーナの店に入ると、ピーナはいない。旦那のエミリオが代わりにカウンターの向こうにいた。ピーナはもう少ししたら来るそう。エミリオも子供が大好き。しばらくジェラートを食べながら子供のことを喋ったりしていた。でも、ピーナは一向に現れない。「いつ来るの?」と、孫の顔を見たくてしょうがない義母から催促の電話が入って、ふと時計を見ると、4時15分。もうパトリの店は開いてるだろう、と、ピーナを待たずに店を出た。ところが、パトリ、まだいない。おい、4時に店を開けるはずだろうに。もう15分だよ。店の前で、お客さんが待っている。パトリに電話をすると、すぐに着くとのこと。そのうちに、また一組お客さんがやって来て、店の前には私たちを含めて、7人の人だかり。ようやくやって来たパトリ、その光景を見て、ビックリ。「もしかして、皆さん、私を待ってたんですか?」、とのんびり。パトリらしいのんびりさだわ。待っていたお客さんをこなしている間、新たに2人のお客さんが到着。良く回転するんだな、彼女のお店。ようやくパトリの手が空いたので、プレゼントに花を買いに来たよ、と告げると、「あれ、もしかして今日はお客さんとして来てくれたんだ。そうとは知らずにすっかり待たせちゃったね」。良いんだけど、別に、そういうことは。でも、時間を確認してみると、すでに5時を回っていた。1時間以上も待っていたわけだ。名前は分からないけど、炎のような形をした真紅の花の鉢植えを、プレゼントに選ぶ。キレイにラッピングしてもらって、会計は、1ユーロ。1ユーロってことはないだろう。これだけ豪勢な花が。「いいわよ、1ユーロで」。良くないよ。「いいんだってば、仕入れ値はそのくらいの値段だし」。良くないよ、それでも。奇麗に豪勢なラッピングもしてもらったわけだし。数えずに、財布にある細かいお金を全部あげた。夜は義母のところで食事。義兄のイーゴル夫婦もいた。いちばん上の義兄イヴァン夫婦は、私たちとすれ違いに返って行った。奥さんのティツィアナのお父さんの具合が悪いから、その足で病院へ行った。そう、前にティツィアナのお父さんの話、書いたけど、もう、すっかり病気に虫食まれていて、動くことも喋ることもできない。いつ亡くなってもおかしくないから心の準備をしておけって言われた。そういのって切なすぎる・・・。夕食後、モニカ宅へ。エレベータに乗ろうと思ったら、降りて来る人が。知ってる顔。ナイダ一家じゃん。今月一歳になる子供も一緒。前に見たときは8ヶ月の頃。成長したなぁ。「子供がもう寝る時間だから、顔だけだして帰ることにしたんだ」って。うちの子供もそろそろ寝る時間。顔だけだして帰ろうと言っていたところ。プレゼント、喜んでもらえた。春に、この花が欲しくて種を買って撒いたけど、出てこなかったって。一緒にケーキを食べて、帰ろうかと思っていたら、それどころじゃなくなった。というのも、夫がテレビに釘付けになってしまったから。イタリア対アイルランドのサッカーの試合のテレビ中継があった。試合終了まで、帰るどころじゃなくなってしまう。私などは、ケーキやお菓子を食べまくり(他人の家だというのに遠慮のない奴・・・)、女同士の会話に花を咲かせる。サッカーもちょっと気になるから、たまにチラチラ観て・・・。私は特にサッカーが好きというわけではないけど、イタリア代表の中では、カンナヴァーロが好き。今回の試合を観ていたら、彼、イタリア代表のキャプテンを勤めていたのに気付いた。そうだな、年にしたらまだ若いけど(29歳だからそんなに若くない? 若いつもりでいたけど)、代表の中ではいちばん代表暦が長いのってかれだろうから。4対0で、イタリア圧勝。その後は、男たち、サッカーのイタリア代表について熱く語り合う。ますます帰るどころじゃない。そのうち、眠くてたまらない子供がぐずり出して、11時半、ようやく帰途に着くことに。子供がいると、あんまり夜遅くまで出歩くっていうのは難しいな。
Sep 8, 2003
コメント(0)
昨日、イーゴルから携帯にメッセージが届いた。「OVERKILL、11月に来伊」。その知らせに、夫の喜んだことったら・・・。OVERKILLはアメリカのスラッシュメタルバンド。2000年2月にミラノで観て以来、もう3年半も観ていない、夫の大好きなバンド。同年10月に、他のバンドのオープニングとしてミラノにやって来たのだけど、仕事と渋滞の関係で、会場に着いたときには、もう彼らの演奏は終わっていた。そうとは知らず、私たち、チケットを買って入場。予め準備した巨大垂れ幕を掲げる。ダブルベッド用の白いシーツを縦に半分に切って、長く縫い付け、そこにバンドロゴと、バンドの謳い文句「OVERKILL WILL NEVER DIE」と入れた垂れ幕。イーゴルと私で2日がかりで仕上げた。終わったばかりだ、と会場にいた友達に知らされて、がっかり。せっかく垂れ幕まで作ったのに。ヘヴィメタルのサイトの取材者に、「素晴らしい垂れ幕作ったね。メンバーに見せてきていい? サインもらってきてあげるから」と言われ、どうぞどうぞ、と半ばお願い。かくして、メンバーのサイン入りの垂れ幕を持って帰る羽目に。その垂れ幕、ようやく陽の目を見る日が来そう。何よりも、3年半以上、約4年ぶりに観る彼らのパワフルなライヴが楽しみ。
Sep 5, 2003
コメント(0)
今ふと気付いたのだけど、過去にライコスに書いた日記、一日に複数書いたものは、一番最初に書いたものだけが残ってるんだ。っていうことは、マルケへの小旅行の話とか、途切れ途切れになってしまってるってことだわ。そういうわけで、これからこの日記の過去の書き込みをチェックしてみようなんて奇特な人がいるかもしれない。途切れ途切れになっていて話が繋がらないのは私のせいじゃないんですよと、お断りしておきます。 さて、クルミと言うと、すぐにあの脳みそみたいにウネウネしていて、カリカリ食べる、あの部分を想像すると思う。クルミの木にクルミがなっているのを、皆さんは想像できるだろうか?私は先日、裏山で、クルミの木にクルミがなっている姿を生まれて初めて見た。29歳にして。丸い、ピンポン玉くらいの緑の果実。果実を取ってみると、お馴染みのクルミの堅い皮。考えてみれば、あれって、種なんだよね。桃の種みたいにさ。木からもぎ取ったクルミの実の緑の果実を取って、堅い種の皮を石で割って、中の白いものを食べてみた。乾燥されたクルミとはまた違って、これも美味しい。違うコリコリ感。 同じ事で、アーモンドがなっているのを見たことがある人も少ないと思う。数年前、サルデーニャの田舎を友人とドライヴしていたら、「おお!! 今の見たか!? アーモンドが沢山!!」と突然ブレーキをかけ、バックして道端に駐車。「誰もいないな」と辺りに誰もいないのを確認。「katia、降りろ。アーモンド狩りだ」と強制的に私を車から降ろす。アーモンドがなっているのなんて見たことがなかった私は、え? アーモンド? どこ? と、売られている形のアーモンドを頭に思い浮かべながら辺りを見回す。「どこ見てんだよ。ほら、取れ」。友人が目の前に沢山なっている楕円形の梅の実のようなものをもぎ取りだした。そんなわけで、生まれてはじめてそれがアーモンドなんだということを知った。 最近の子供に魚の絵を描かせたら、スーパーに並んでいるパックに入った切り身の魚の絵を描いた、なんて、日本で数年前に聞いたことがあるけど、私なんて、すでにクルミやアーモンドの絵を描けと言われたら、種の絵を描いていたよ、間違いなく。
Sep 4, 2003
コメント(2)
イタリア、寒い。一週間前まで、暑くてうだっていたのに、今週に入ってから急に寒くなった。涼しいって言うか、寒がりな私には、もう、寒い。昨日の夜のニュースで、今日の天気予報を観ていたら、うちの辺、最低気温14度、最高気温24度だって。うちは更に山だから、最低気温がもう少し下がることになる。先週は、家での格好が、キャミソールにショートパンツ姿だったのに、今週は、半袖、長いパンツ、靴下という姿。半袖だと肌寒いから、長袖にしようかと思っているくらい。ほんと、先週まで熱波だ何だと言って、暑すぎて人がバタバタ亡くなっていたのが嘘みたい。おかげで今週に入ってから、お葬式を知らせる教会の鐘がめっきり聞こえなくなった。日本はどうだろう? 普通はこの時期、過ごしやすいものだけど。さて、楽天ではいろいろページ作成ができる。せっかくだから国際結婚手続きについてのページをアップしてみた。これからイタリア人との結婚を控えている人がいたりして、興味があったりしたりするかもしれない、ということで。私のは古いし(頻繁に法が変わるイタリア)、地方によって手続きの仕方が違うけど、参考くらいにはなるでしょう。後半、またおいおいアップすることにする。他にも、出産のときのこととか、田舎の庶民の生活のことなんかを書いてみたいなぁー、と思うので、気長にお楽しみに。
Sep 3, 2003
コメント(0)
日曜日、夫の従妹のアンナがバカンスから帰ってきて、山に遊びに来た。というのも、うちの別荘の隣が、彼女のお兄さんの別荘だから、お兄さんのコッラードを訪ねるついでに、毎回うちにも寄る。ナポリを拠点に、ガエタ、ポンペイ、カプリを周り、帰りにローマに寄るという1週間のバカンス。そこそこなバカンスだったと言う。ナポリには北部じゃ考えられないような神経の人たちが沢山いて、それに我慢ならなかったから、あんまり楽しくはなかったって。義兄夫婦も、1週間の予定でガエタ(ナポリ)に行ったけど、5日で逃げ帰ってきた。イタリアでは、と言うか、少なくとも北部では、ナポリの人間はあんまり好かれていない。「ナポリはイタリアにあってイタリアにあらず」なんて言う人が少なくない。外国人の私にとっては、単純に、「ナポリはイタリア」なんだけど。好かれていない、と言うのも、ナポリの人間は、ずる賢い、やる気がない、という理由から。あくせく働くナポリの人間、なんて想像できないらしい。実際にたくさんのそんな「ナポリ像」の例を見ているからなんだろうけど。夫の会社にも以前ナポリ人が入ってきたのだけど、仕事時間中、一日に5回くらいトイレに行ったり、不意に姿を消して食堂でタバコ吸ってたそう。やれば出来るのにやる気がないからちっとも仕事がはかどらない。前の日、夜遊びして具合が悪くて仕事を休んだりすることも多くて、結局クビ。そんなナポリ人、ずる賢い彼が始めたのが、ドラッグの売人。白くて四角いドラッグが出回っているのだけど、彼は、普通の白い丸い頭痛薬を薬局で買って、小麦粉を練って、その丸い頭痛薬を四角くして、それでそれをドラッグと偽って売った(笑)。足が付くと困るから、ちょっと稼いだらすぐに止めたけど。でも、それって、賢い。彼曰く、「騙されるのが悪い」。昔、ナポリの駅では、オガクズ入りタバコが売られているって聞いたことがある。箱の半分はオガクズ。列車が発ってしまえば、文句を言われに戻ってこられる心配はないからね。賢いよなぁ。呆れる一方で、感心してしまう。でも、こういうことって、自分にされたら絶対ムカツク。「騙されるのが悪い」、という精神のナポリ人は、常に騙されやしないかと注意しているんだろうけど、私のようなボンヤリした日本人は、絶対、コロッと騙されて怒りそう。ナポリに慣れていない北イタリアの人間も、もちろん騙されて怒る。さて、アンナ、どういうことにムカついたのかと言うと、まず、駐車の際、車を傷つけられた。隣に駐車したナポリの車が、いけない。相手の車、すぐに、逃げた。ナンバーを控えて警察を呼んだら、これがなかなか到着しない。2時間以上してからようやく到着。待っている間、地元の人に、「ここはナポリなんだからこういう問題を解決しようとしても通じない」と言われる。到着した警察、アンナとその彼氏をなだめようと、「まあまあ、そんなに怒らないで。天気も良いことだし、海にでも行って気分を変えてはどうか?」なんて呑気なことを言う。マクドナルドのようなピザのチェーン店があるのだけど、ピザを食べようとそこで並んで待っている間、友達カップルを「あなたたちの分も買っておくから、先に席を取っておいて」と席取に送った。それって当たり前のこと。そしたら、後ろにいたおばちゃん、「いいわね、それって!! じゃあ、ちょっと、あたしの分も買っておいてくれる!? ついでに後ろに並んでるあたしの従妹と、それから外で待ってる従妹の子供たちの分も買ってよ!!」と叫ばれた。つまり、ナポリではそういう習慣がないようで、自分の分は自分で並んで買え、と。「何叫んでんだ? 自分たちだって、外で待ってる子供たちの分、買うんじゃないのか?」と突っ込みたくなったアンナ、ほとんど無視して、小さく、「これだからナポリは」とつぶやいた。それを聞いたおばちゃん、更に激怒。「ナポリが何だっていうの!? あんたいったいどこから来たのさ!!? 何様のつもり!?」アンナ、気分を害されたけど、後は完全に無視。ようやく自分の番が来て、ピザを買おうと思ったら、ピザ屋なのに、「本日のピザは終了しました」と言われた。マクドナルドなのにハンバーガーがないようなもの。お土産に、ナポリ名物ババを買おうと、ケーキ屋に入る。「ババ4つ下さい」と店員に頼む。「それだけなの?」「それだけです」「じゃあ、トレーはあげられないわね」イタリアのケーキ屋に行くと、普通、一口大の小さいケーキというか、タルトとかシュークリームが沢山並んでいる。日本みたいなケーキってない。全種類1kgあたりの値段で売っていて、トレーの上に自分の好きなケーキを店員に取って並べてもらう。最後にそれの重さを計って、会計。なので、ケーキ屋にトレーは付き物。ところがくれないと言われて、困ったアンナ。「じゃあ、どうやって持ってかえればいいんですか?」「袋をあげるわ」袋と来た。柔らかいスポンジケーキのような生地にリキュールを染み込ませたババは柔らかい。まとめて袋に入れたら潰れてしまう。「私は旅行者で、遠い家まで持ってかえらないとならないんです。袋じゃババが潰れてしまいます」「そんなことは知らないわ。とにかくトレーはあげないわよ」「じゃあ、小さいババを4つと、あとは大きいスフォリアテッレを2つ下さい」スフォリアテッレはクロワッサンくらいの大きさ。これもナポリの名物らしい。「それだったら良いわよ。トレーあげる」結局小さいババになったから、値段的にも量的にもあんまり前と変わらないと思うのだけど、変なの、と思いながら、アンナ、会計をすると、しっかりトレーを別料金として取られた。何だよ、じゃあ、別に最初からくれたって良かったんじゃん。よく分からないナポリ精神・・・。噂のトレーに乗った、ナポリ名物ババ、こちらの地方で見るババと違う(どうでもいいけど、「ばば」を一発変換するといつも「婆」と出て来る)。こちらで見るのは、饅頭みたいな、丸。本場のババは、丸に円柱みたいなものがくっ付いてる。鍵穴みたいな、と言うより、古墳みたい。味も、こちらで売られているものよりもデリケートで美味しい。本場のものは、さすがに美味しい。寿司もね、やっぱり日本で食べたいものだわ。
Sep 2, 2003
コメント(0)
今日から楽天で日記を書くことになった。ライコスでは日記とゲストブックだけだったけど、こちらではホームページということになる。PC音知な私にどの程度管理できるのか・・・。でも、頑張って新しいページを作っていきたいと思う(意欲はある)。さて、今日から日記再開というのも、夫の仕事再開なため。一ヶ月の夏休みが終わって、今日9月1日から仕事。何か、日本の学校みたいだな、9月1日からって。小学生のとき、今日学校に行くと防災訓練があって、乾パンを配給された覚えがあるけど、今でもそういうことするんだろうか、日本では。地方によって違ったりするんだろうか。ちょっと疑問に思ってみた。夏休みは結局、どこにも行かないまま終わってしまった。周りの人たちは、リミニ(イタリアのマイアミ)に行ったよ、メントン(イタリア国境近くのフランスの海の町)に行ったよ、ガエタ(ナポリ近くの割れた山)に行ったよ、サルデーニャに行ったよ、チュニジアに行ったよ、スペインに行ったよ、って、ことごとくバカンスの話をする。「katiaたちは?」の質問に、うちは今年、どこにも行かなかったよ、と悲しい返事。家を買ったばかりでお金がないし、新しい家での仕事が多いし(冬の支度をしないとならない)、子供は小さいし、etcの理由でどこにも行かなかった。ほとんど家と別荘を往復しただけ。別荘なんて言っても、隣の町の山・・・。車で20分くらいと、物凄く近い。でもまあ、いつも家にいるよりは良いでしょ。ちょっとは気分変わるから。特に、8月の前半は、家、暑すぎて、眠れなかった。イタリア北部で熱帯夜、なんてものを、イタリアの夏は何度か体験しているけど、この年初めて体験。生後6ヶ月の子供にあせもが沢山。一日に何度も何度もシャワーを浴びさせるようにしたけど、それでもなかなかあせもは引かなくて、別荘に逃げた。標高800mと、アルプスにしては低いところにあるけど、一応山だから、家よりも涼しい。いや、家があるところも、ほとんど山、なんだけど。山では、日中外にいると暑かったけど、家の中はヒンヤリ。22度とか、そういう世界。天然冷房。おかげで子供のあせももすっかり引いた。とっても過ごしやすかった。この週末も山で過ごしたのだけど、夏休みの最後の最後に、夫、食中毒に。かわいそうに。土曜日に食べた豆がいけなかったらしい。私も同じ物を食べて、当日、ちょっと下痢になったのだけど、夫は月曜日の今朝も、まだお腹が痛いって言ってた。デリケートな胃をしているからな、夫は。かわいそうに、お腹が痛いと言いながら仕事に出かけて行った・・・。最悪な仕事始めだな、これって。ただでさえ仕事に行きたくないって言ってたのに、さらに具合悪いだなんて・・・。
Sep 1, 2003
コメント(0)
全22件 (22件中 1-22件目)
1