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最近ネットの音楽関係で知り合ったドイツ人のヨハネスとは、感覚が似ているので、メールをしていて楽しい。使用言語は、英語。ただね、彼はあんまり英語が得意じゃない。意味は通じるんだけど、文法的に目茶苦茶。綴りも間違いまくり。たまに単語が分からなくて、「ドイツ語ではOOっていうんだけど」と書いてくる。最悪、私はドイツ語の辞書を持っているので、調べれば何とかなるんだけどさ。実は、英語があんまり出来ないドイツ人との出会いは、私の人生の中で初めてのこと。今まで知り合った数々のドイツ人は、みんな、とっても上手に英語を喋っていたので、ドイツ人ってみんな英語が流暢なんだな、なんて勝手に思っていた。・・・冷静に考えてみれば、当たり前のことなんだけど。だってさ、あるときイタリア人に「(若い世代の)日本人はみんな英語が流暢」って言われた時、そんなことないよ、って思ったもん。それと同じ事で。今年の夏、日本に里帰りする時にルフトハンザを使って、ミュンヘンを経由しようかと思っているんだけど、せっかくなので、ミュンヘンに何日か寄りたい。ドイツって行ったことないし、小さい頃から行きたいと思っていた国だし。小さい頃はドイツに行きたくて、ドイツ語を一生懸命勉強していたっけ。その後英語を勉強しはじめて、すっかり忘れちゃったんだけど。最近、夏にドイツ語を使う機会があってから(でも通じてなかったので使ったとは言えないか)、ドイツ語の教材を引っ張り出してきて(日本からこちらに持ってきておいたのだけど、単なる本棚の飾りと化していた)、最初からやり直そうと意気込んだものの、結局は途中で投げ出した状態。今、ポルトガル語も中途半端な状態になっているっけ・・・。どちらか、ちょっと集中的に勉強したいな。願望は強いけど、行動に移っていないあたり、いけないなぁ。夏に本当にミュンヘンに寄ることになったら、ドイツ語、ちゃんと勉強してみよう。ドイツに行くのなら、せっかくだからドイツ語、もうちょっとまともに理解したい。イタリア語を勉強したのも、イタリア人とイタリア語で会話したくて、のことだった。英語は便利だけど、やっぱりその国ではその国の言葉をちょっとは使いこなしたい。簡単なことじゃないけど。せっかくだからヨハネスにもドイツ語を教わろう。スラングだけじゃなくて(笑)。
Jan 31, 2004
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ここ数日、テレビで日本の皇室についての話をよく見かけた。内容は、皇太子妃・雅子様のこと。雅子様は一流大学を卒業して5カ国語を話し、キャリアの道を進んでいた民間出身の皇太子妃。2年前に愛子様をもうけられてから身体の具合が優れなくなった。日本は男性の方が皇位継承権が強いため、社会が親王誕生を願っていたが、内親王誕生。このことが雅子様の重荷になっていたらしい。日本のマスコミには語っていないが、フランスの雑誌のインタビューにそう語っている。最近はストレスが溜まって、外にも出られないほど。一度、両親に会いにプライベートで外出したところ、すぐにマスコミにたかられて、それ以来外出できなくなってしまった。ストレスのため体調が悪く、公務ができない。しばらく休養を取りたい、とこの度明らかにした。この雅子様のストーリーは、まるで英国王室の故ダイアナ元妃のよう。彼女も民間出身で、皇太子妃という常に社会の注目の的になっているのを重荷に感じていた。・・・とまあ、だいたいそのような感じのことを言っていた。そうなんだよね。雅子様はどこに行っても注目の的。別になりたくてなったわけじゃないこの地位。それまで普通に暮らしていた人が突然そういう風に注目の的になって、いつも社会の目が光っているところにいないといけないとなると、それだけでも辛いだろうな。ましてや社会の、「内親王でも良かったけど、どちらかと言えばやっぱり親王が良かった」という態度・・・。雅子様は心がお優しいからこそ、余計にお気になさってしまったんだろうな。もうずいぶん前の話なんだけど、どこかへ旅行に行った時、マスコミの人が数人ウロウロしていたのね。誰か有名な人がいるんだろうな、とは思ったんだけど、私は別に興味ないので無視していたら、近くにいたおばちゃんがマスコミの人に、「誰か有名人がいるんですか?」って訊ねた。そしたら、マスコミの人、結婚前の秋篠の宮様がお忍びで来ているらしいんだって答えた。いや、当時はまだ秋篠の宮様じゃなかったけど。お忍びで来ているのに追いかけるなんて・・・、と思ったけど、それが普通なんだろうね。プライベートでもいつもマスコミに追いかけられているのが普通だなんて。マスコミにあんまり書かれないイタリアの美人女優が、「あなたはマスコミにスキャンダルを書かれたことがありませんが、何か秘訣があるんでしょうか?」と質問された時、「有名人が良く行くディスコテカとかレストラン、バカンス先には行かないことよ。そういうところにはいつもマスコミの目が光っているんだから。見付かりたくなかったら、もっとシンプルな生活をしてシンプルなバカンスを楽しむことね」と答えていた。でも、皇室に関しては、シンプルな生活をしていても、マスコミにいつも追いかけられているみたいに思える。雅子様が早く立ち直って下さることを願いたい・・・。
Jan 30, 2004
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昨日カルフールに買い物に行った。いつものごとく子供をカートの中に入れて。好きなんだ。カートの中にいるの。子供、いろんな物が沢山あるから、スーパーが好きみたい。いつも興味深そうにキョロキョロ商品を見たり、買い物している人々を見たり。夫がカートを押して、私は商品を選びに行って・・・。トマトソースとヒヨコ豆を選んでいたら、遠くから子供の声が聞こえた。「うきょう! あおう! おう! うぎょう! だう! どぅう!」って・・・これは正しくうちの子供の声。一生懸命喋っているみたい。トマトソースとヒヨコ豆を選び終えて、カートの方に戻ると、声の主は正しくうちの子供。まだ一生懸命喋っていた。しかも、何かに向かって。何に一生懸命喋っているんだろうと思ったら、オリーヴオイルを選んでいたおじさんに向かって喋ってるらしい。おじさんに接客でもしているのか??おじさん、喋る子供をチラチラ見ながら、結局安売りのオリーヴオイルを選んで行った。うん、それがいちばんお得だよね。レヂに並んだら、遠くの方からこちらに向かって、カゴが積み重ねられた柱を二本、ガラガラ押している人が。彼女の背丈よりもずっと高い、この柱。大変だなぁ、と思って、観ていたら、柱の間から覗く顔、どっかで見たことがある。夫の中学の同級生のカーティアじゃん。この間まで金髪だったのに、髪を暗い栗色に染めていた。金髪で見慣れた人をこういう暗い髪の色で見ると、何だか表情が暗く見える。肌が白いと余計に。彼女は金髪の方が似合っていたなぁ。太陽みたいで。マニョーラも同じ様に金髪から黒に染めたんだけど、似合わない。肌が白いから、何だか病人みたい。金髪の方が良かったと思うよ、って言ったら、「みんな言うわ」って。出産して落ち着いたらまた金髪に戻すつもりだって。カーティアが子供に顔を近づけて行くと、子供は後ろに逸れまくる。何で逃げるんだろう? 恥ずかしいの?段々、顔が真っ赤になってきた。元どおりに真っ直ぐ戻っても、まだ真っ赤。逸れすぎて頭に血が登ったんだろうけど、何だか恥ずかしくて真っ赤になったみたいで笑えた。カーティア、美人だもんね。美人が好きなんだもん、うちの子供は。若かったら益々OK。
Jan 29, 2004
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昨日はペッピーノとマニョーラが遊びに来た。もういつものこと。久々にアレとエリカもやって来たけど、彼らはご飯を食べずにそのまま帰って行った。友達と一緒に中華料理を食べに行く約束があるからって。ご飯を食べ終えて、子供を床で自由に遊ばせていたんだけど、絨毯をひかなかったから、マニョーラが、「床、冷たいからこれじゃ風邪引いちゃう」って子供を抱き上げた。確かに冷たいんだよね、床。タイルだから。「しかも、あんまり衛生的じゃないんだよな」と夫。家の中でも土足生活だから、そりゃ、衛生的じゃあない。頻繁に床を洗うようにしているんだけど、人が来ると、すぐに汚れる。そんな床をはいはいする子供の手や膝は、床を掃除する雑巾と同じで、真っ黒。その上、タイルだから転ぶと痛い。日本の家だったらこんな心配っていらないのに、ともらしたくなる。夫は将来、寝室を日本の家っぽくしたいという野望がある。畳を敷き詰めて、布団で寝るとまでは言わなくても、低いベッドを置きたい。更に、押し入れを作りたいらしい。もちろん、土足禁止で。でもさ、畳ってこっちでも手に入るらしいけど、物凄く高価そうじゃない? 需要が物凄く少ないから。しかも、畳の下がタイルだと、湿気、逃げないじゃん。こういう場合は畳ってどうなるの? 単にカーペットと同じ役目?最近はベッドで寝ている日本人も多いけど、私の両親はまだまだ昔ながらの畳にお布団を敷いた寝方。朝、押し入れに布団を畳んで仕舞い込む。これって、狭い家にはぴったりの寝方だよね。ベッドを置いたら、それだけ生きるスペースが狭くなってしまう。我が家なんて、寝室、ベッドで埋まっちゃってるって感じ。狭いから。畳の上に布団を敷いて寝る、という、日本人には何でもないことを、日本の文化には別に興味もないし知りもしないというイタリア人のペッピーノとアルバニア人のマニョーラに説明するのがまた難しかった。彼らの感覚は、タイルの床の上にベッドの造りを置いて、その上に分厚いマットレスを置いて、マットレスにシーツを付けて、毛布を掛けて寝る、というもの。畳というのは表面が藁のような草を編んだカーペットみたいなものだ、畳自体はレンガのように分厚くて、テーブルみたいに大きいものなんだけど、と説明すると(見本がないので説明するのが何とも難しい)、「その下はどうなっているの?」。板張り。湿気を逃がすために、地面に直接じゃなくて、ちょっと高くなっている。で、その畳の上に布団という、毛布の分厚いようなものを敷くんだね。畳の上に直接寝るんじゃ固いから、これがマットレスの役目をするんだ、と説明。「じゃあ、この畳というのが結局、イタリアのベッドの役目をしてるわけ? マットレスをその上に置くわけだから」。いや、畳は床なの。何か、床に直接寝る、というのは、こっちの人にとって、まるで地面で寝るというのと同じような感覚なんだろうな。今まで何度も、いろいろな人に、「床で直接寝るなんて・・・」って言われたことがある。でも、畳はこちらの床みたいに堅いものでも冷たいものでも汚れるものでもない。畳の感覚って、味わったことのある人にしか分からないよね。新しい畳なんて、草の良い香りがして、畳の上に寝転がってるととっても気持ちが良い。日本に行った時、夫はこの畳の文化がとっても気に入った。だから、こちらで畳の間を作るのが夢なんだって。いつかまた毎日畳の上に寝転がれる日が来るのかな?・・・夫と離婚して日本に帰ったら、出来るな(笑)。
Jan 26, 2004
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昨日、ふと、子供の行動をじーっと観察していたら、ひとりで支え無しに立っている時間がかなり長くなった。支え無しでひとりで立てるようになったころは、じっとしていて、バランスを取っていたみたいだけど、最近は手や腕を盛んに動かしている。昨日なんて、椅子の上で寝ている猫を目の前に、一生懸命「おう! あぎょう! おおう! きー!」って言いながら、両腕を思い切りバタバタさせたり、手を叩いたりしていた。猫は、「うるさいな」とでも言いた気に、目を閉じたまま耳をヒクヒク動かしていた。・・・相手にされてないよ。立って両手をバタバタさせている子供を見れば一目瞭然なのだけど、支え無しでひとりで立ってこれだけ動いてる。凄いぞ、と思った。その後は、人差し指をそーっと猫の方に伸ばして、ちょっと猫を突ついてみる。・・・汚い物じゃあるまいし、かわいそうに。柔らかいのが嬉しいのか、私を見て、「えへっ!」って笑い、また、人差し指をそっと猫に伸ばして突ついてみる。触るごとに嬉しくて、「えへっ!!」。そのうち慣れてきて、手を広げて触ってみる。ここまで来ると危ない。突然猫を叩いたり、掴んだりする。ぬいぐるみじゃないから、優しく触ってあげてね、痛いからね。良い子良い子、ってしてあげて、と声をかけると、そっと手を広げて猫をなでる。次は猫を押してみる。猫の目がちょっと開いた。あ、危ない。と、思った瞬間、子供、猫をギュッと掴んだ。「ニャッ!!」と怒って飛び上がって去って行ってしまった猫。あーあ、猫がいなくなっちゃった。子供は目の前からいなくなった猫を目で追って、それから猫がいた椅子の上を見て、また腕をバタバタしはじめた。おもちゃがいなくなっちゃったから不満、とでも言いた気。思いっきり掴んだら痛いでしょう? 痛い痛いって逃げて行っちゃったんだよ、と言っても納得しない様子。代わりに猫ぐらいの大きさの青い牛のぬいぐるみを椅子の上に置いてあげると、「ギャー!!」と叫んで牛の頭を両手で掴み上げ、牛の鼻に思い切り噛み付いて、そのまま座り込んで笑い出した。それまでずっとひとりで立ってた。結構長い時間。それにしても分かってるんだな。猫は生き物だって。猫には絶対、例え寝ていてじっとしていても、突然つかみ掛かったりはしないもん。毎回、興味を示して恐る恐る触って確かめる、という風。猫の機嫌も伺ってるのかな? 昨日夫に、今日はこんなに長く立っていたよ、って話していたら、また、2歩歩いた。凄い歩幅の狭い2歩だけど。夫はまたしもよそ見をしていて見られなかった。凄い凄い、と誉めまくると、ゲラゲラ笑って、すっかり喜び、テーブルの縁をガシガシ噛んでいた。・・・それ、食べ物じゃないの。こういう風にして、子供は、ゆっくりゆっくり歩けるようになるんだろうね。
Jan 24, 2004
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先日、夫がテレビで『忘れてはならない歴史・アウシュビッツ』という特集を観ていた。私は2階で子供を寝かせながら、片耳でちょっと聞いていて、それがアウシュビッツの特集だということが分かった。アウシュビッツの話というと、学校の視聴覚室で説明ビデオを見せられた覚えがある。確か中学生の頃だったか?初めて本当に人が死むのをテレビ画面で観て、ショックを受けた。沢山立ち並んだユダヤ人を、兵士が拳銃でひとりづつ撃ち殺す。バタバタと地面に倒れるユダヤ人。ユダヤ人の死体をゴロゴロ蹴ったり踏んだりしているドイツ人。日本ではテレビで死体って見せないからね。初めてこういうシーンを見て、ショックだった。人が物みたいにゴロゴロ死んでいくなんて・・・。翌日、夫はちょっとウツ気味。会社でいろいろストレスの溜まる事があって、というのもなんだけど、前の日にテレビで観たアウシュビッツのことが頭にこびりついて、人間っていうのは何て汚くて残酷な生き物なんだろう、ってすっかりウツ。ナチスは最初、ユダヤ人でも、男性だけを捕まえてきて殺していた。そのうち、女子供も、ユダヤ人だというだけで捕まえて殺された。最初の頃は、拳銃でひとりひとり撃ち殺していた。撃ち殺す兵士は、一日中、毎日毎日人を殺すだけ。男も女も老いていても若くても、ユダヤ人だから、ということで。そういう兵士は、誰も彼もそのうち気が狂ってしまったんだって。毎日毎日淡々と意味もなく人を殺すだけの生活をしていたから。家で自分の家族を見て、自分の手で殺した人間にも家族がいたんだって考えるようになって・・・。だから、結局、アウシュビッツには手っ取り早く毒ガス室を造ってしまったんだって。人を生きたまま火の中に放り込むことにしたんだって。コロッセオで人同士が殴り合って殺し合うのを観客は楽しみとして観ていたのは遠いローマ帝国時代の話。昔は残酷だったんだな、なんて思うけど、60年ほど前の第二次世界大戦では、残酷な事が沢山起こっていた。日本人にしても。ヒトラーってどういう頭してたんだろう。ドイツ人は彼を阻止することできず、結局長年こういう大々的に行為が行われていた。夫が言う「人間っていうのは何て汚くて残酷な生き物なんだろう」はごもっとも。人間ていう生き物は、他の動物よりも智恵があるから、その智恵を、良くも悪くも使える。だから、夫の意見の逆も然り。物事、悪くばかり考えてはいけない。でもね、やっぱりこういう歴史の事実を忘れてはいけない。歴史の例を見て、もう二度とこんな残酷な事を繰り返してはいけない、と人間は学ぶべきだから。
Jan 23, 2004
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12月上旬、「2月7日に遊びに行くからこれから飛行機のチケット取るね」と私の両親から電話があった。早速、その日のうちに、前々から目を付けていたソファーベッドを注文しに行く。今あるソファーはベッドがついてなくて、不便。今あるソファーは山の家に持っていく事にして、この機会に家にソファーベッドを買おう、ということで。1月15日に納品が可能、と言われた。ただしこの家具屋、前にも家具を注文したのだけど、予定通りの納品をしてくれたことがない。念を押してみると、大丈夫です、15日に納品できます、と自信の返事が返ってきた。信用できないので、夫、「1月17日に日本から妻の両親がやってくるのに、このソファーが間に合ってくれないと困る。もしそれまでにソファーが納品されないと、買う意味がないから、間に合わないのなら買わない」と言っても、「大丈夫です」という返事。そこまで念を押して、大丈夫だと言われたら、それ以上どうしようもない。数日後、「メーカーに問い合わせたら、15日は無理かもしれない。18日になってしまうかも」という電話が入った。「1日くらいなら何とかするから良いけど、18日には絶対に納品してくれ」と念を押すと、「それはもう確実に」との返事。カレンダーを見ると、1月18日は日曜日。日曜日は日本の元旦状態でほとんどの店が閉まっている、機能していない、ということを考えると、絶対に18日納品は無理だな、と思う。案の定、18日になっても何の音沙汰もない。20日になって電話をしてみたら、受けつけ時間外で担当の者がいないから分からない。明日掛け直してくれ、と言われた。そうして昨日、言われた通りの時間内に電話をしてみたら、「ただいま話し中です。しばらくお待ち下さい」という応答。しばらく待っても全然出てくれないので、一旦切って、またかけ直してみる。話し中。しばらくしてまたかけ直してみると、またまた話し中。これは、きっとたくさんの問い合わせが殺到しているんだろうな。なんせここの家具屋は納期通りに納品してくれることがないから。前もキッチン(の家具)を頼んだら、1ヶ月で納品できるって話しだったのに、2ヶ月待たされた。イーゴルもソファの納品に2ヶ月待たされたっけ。ベッドルームの家具を頼んだ時は、予定通りの日に来てくれたけど、予定の時間を大幅に遅れて来た。こっちは出かける用があったから(ミラノまで両親を迎えに行かなければならなかった)、家具屋に電話をして、どうなっているのかって尋ねた。しばらく待ってくれって言われたけど、一向に返事なし。またこちらから電話をかけたら、どうやらトラックの運転手が道に迷ったらしい、と言われ・・・。結局予定の時間を大幅に送れて来た。どうせならうちに直接電話をかけて道を聞いてくれても良かったのに。また問い合わせにトライしようと思ったら、電話が鳴った。誰だ、人が電話しようとしている時に、と思ったら、家具屋からの電話。ソファーが出来上がったから、納品できますって。いちばん早くて、土曜日の午後の納品になるって。何だ。15日に絶対に納品できるって最初は言って、その後18日が絶対ってなって、最終的には24日だよ。だったら絶対なんて言わなきゃいいのに。意地悪な客は絶対に、後で「絶対って言ったのにどういうことだ?」って文句を付けるに決まってるんだから。私も文句を付けることはできた。17日に両親が来るからそれに間に合うようにって言ったのに。でも、いちいち文句を付けるのは面倒だし、実際には両親は2月7日に来るので、それに間に合えば何でも良い。私は日本で約5年、販売をしていた。ブランドインテリアの。私はひとりひとりのお客様に満足していただけるよう、出来る限りお客様に納得の行く接客を心がけていた。自分がお客様の立場に立って満足の行く接客。自分がされて嫌なことはしない。だから、こういう家具屋のようなことをするのはもっての外。絶対に考えられない。日本ではお客様は神様だからね。イタリアでは、こういう仕事が適当なのが社会に根づいているようで、結構こういう状態に出会う事が多い。そのたび、日本人の私としては、なっとらん、と思ってしまう。最初のうちはイタリア人の言う事を真に受けて、本当にその通りにならなかった、と後で怒っていたけど、そのうちすっかりしたたかになって、イタリア人の言う事は話半分に捉えるようになった。本当にその通りにならなくても、やっぱりね、これだからイタリア人は、と思う程度。郷に入っては郷に従え、状態。こういうところに住んでいると、こちらまでそういう風になってしまう。日本で受けた接客教育で、「苦情を言われても嫌な気を起こさないように。苦情を言ってくださるお客様こそ大切なお客様。苦情を上手く解決するとまた戻ってきてくださる。逆に、不満に思っていることをそのままにして放っておいて二度と来て下さらないお客様は、『あそこの店でこういうことがあったからもう行かない方が良い』と世間に悪い噂を流しがち。不満をぶつけてきて下さるお客様は店を改善して下さるので特に大切に」と教わったけど、イタリアではこういうこと、言われないんだろうな。苦情だらけだから。さてさて、24日にソファーベッドが来る事になったけど、実は、まだ今使っているソファー、まだ山に持って行ってない。先週の土日に持って行こうかって言っていたんだけど、日曜日、雪が降ってしまった。山は寒いから、この雪がもうこのまま冬の終わりまで残ってしまう・・・。どうやって運べばいいんだか??うーん、どうしよう・・・。まさかリビングにソファーを2個置くわけにも行かないし・・・。ああ、大きな家が欲しい・・・。
Jan 22, 2004
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MTVで頻繁にマドンナの新しいビデオを流している。それを観るたびに思うんだけど、マドンナって一体歳幾つなの??もう結構な歳だと思うんだけど、見かけが若い。顔の感じとか、30代って感じ。全然もっと歳行ってるんだろうけど。見てて、わっかいよなぁ、と思う。こうやっていつまでもキレイなまま歳をとれる人って凄いなと思う。それだけ自分を磨いてるってことで。女である事をいつまでも楽しんでいるって事で。彼女はいつもスキャンダルで賑わせていて、彼女自身もそれを楽しんでいる風で、何て言うか、いたずらが好きな子供みたいな感じがする。こういう人物って、そうそういない。だからこそ、彼女はこんなにビッグになれたんだろうね。私も、スキャンダルは置いといて、もっとちゃんと肌の手入れして、しわがどんどん出て来る頃に焦らないようにしなきゃ、と思った。もうすぐ三十路だし。子育てに追われて気付かないうちに歳をとっていて、しわだらけの顔になっているんだろうな。それってちょっとヤダ・・・。女は捨てたくない!
Jan 21, 2004
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2月7日土曜日に私の両親がこちらへやって来る。9日の子供の一歳の誕生日に合わせて、1週間の滞在。私の両親もいる事だし、洗礼を受けさせていないから、一歳の誕生日はパーティをしないとな、夫。イタリアでは普通、生後3ヶ月くらいの子供に洗礼を受けさせた後、親戚などを集めて子供のお披露目パーティを行う。洗礼の儀式にも招くから、まるで結婚式&結婚披露宴みたいなもの。我が家では、子供に洗礼を受けさせなかったし、お披露目パーティもしていない。ちなみに、イタリアでは、子供に洗礼を受けさせないと、魔が付くって言われるんだって。子供がいたずらしたらよその人に、「あの子は洗礼を受けていないからだ」なんて言われるんだろうか? さすがに最近の若い世代は敬神の心が薄れてきているから、子供の同年代の親にそういうことを言われる事はないかな? ・・・でも、最近は高齢出産が当たり前で親の年齢層が高いからなぁ。まだ言われたりするのかも・・・。魔の話はどうでもいいとして、とにかく、私たちはその洗礼のパーティをしなかった。義母や親戚はそういうしきたりにとらわれやすい人たちで、洗礼は百歩譲ってしなくてもいいけど、パーティはしろ、と言っていた。結局引越しやら何やらでしないままになってしまって、じゃあ、1歳の誕生日にパーティをすればいいや、ということになった。私の両親も日本からやって来るし、ちょうど良い。予定は、2月の8日の日曜日の午後。誕生日は9日だけど、平日の夜に皆を集めるのはちょっと困難。日曜日の午後なら平気な人は多いと思って。準備片づけをするこっちも楽だしね。親戚を集めて、普段お世話になっている友達を集めて・・・指折り数えてみると、40人を超えてしまう。私の計算だと45人・・・。招いた人が皆来たとしたら。果たしてそんなに、うちに入りきるんだろうか?? 絶対、無理。そうして、夫、「俺はピザを作って、小さく切って、つまめるようにテーブルに並べるけど、お前はケーキを作れ」。ケーキ、作るけどさ、そんな40人用のケーキってどんな大きささ? ウェディングケーキ並み??二つ作ればいいんだ、とアドバイス。二つかぁ。何のケーキ作ろうかなぁ・・・。ケーキ作りは嫌いじゃないけど、40人用のケーキを作れって言われると、何かやる気なくなる・・・。ああ、日本にいたら、友達のケーキ職人に頼んだのに。彼のケーキはとっても美味しい。日本では何かって言うと、食べていたっけな。今度里帰りしたら絶対彼のケーキを食べたい。・・・とよだれが出てきそうな妄想に頭を刈られている場合じゃない。ケーキ、どんなの作ろうかなぁ。ちょっと考えなきゃ。その他に、愛用しているお菓子屋でお菓子を大量に買って並べ、小さなバターロールのようなパン(味がバターロールじゃない)を買って、半分に切って真ん中にハムを詰めたものを並べ・・・。スプマンテ買って、ビール買って、ジュース買って・・・。ああ、用意が大変そう。私、パーティに招かれるのは好きなんだけど、パーティを自分で開催するのは好きじゃないんだよね。あれを用意しなきゃ、あれが足りないから誰かに頼んで貸してもらわなきゃ、これで大丈夫なのかな、って、いろんな考えが頭をよぎって、何だか神経質になってしまう。本当なら内輪でささやかに子供の一歳の誕生日を祝いたかったのだけど、そうは行かなそう。まったくどうなることやら・・・。
Jan 20, 2004
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夫の取引先の工場の、課長に当たる人、前々から感じが悪いって話はいろんな人から聞いていた。夫の会社の社長や同僚、その工場で働いている人からも聞いていた。取引先である夫の会社には、何かって言うと気に入らなくて文句を付けて来るんだって。夫の会社の社長とその工場の工場長が友達だから、気に入らないらしくて。それだけの理由で、何かというと文句を付けるって言うのも子供みたい・・・。文句の理由も子供みたいなことを言うらしい。感じが悪いって話はいろいろ聞いていたし、いままで他にも感じが悪い人のことはいろいろ聞いてきた。でも、夫の話を聞いていて、こんなこと言うほど感じが悪いなんて、と思ったことがある。仕事上の付き合いがあるから、「おはようございます」ってこっちが言えば、普通はあちらも挨拶を返すもの。普段から感じの悪い人から挨拶が返ってこないと、こっちは、無視された、とか、何だよ感じ悪い、と思ったりする。それくらいならば、良い。イタリア語では「おはようございます」って「Buon giorno」と言う。英語の「Good morning」=「良い朝」のようなもので、「良い一日を」とでも言ったところか。Buonoは「良い」、giornoは「日、一日、日中」を意味するので。この男、ビージョ、或る朝夫が(したくないけど礼儀で)「Buon giorno」と挨拶をしたら、「・・・良い日になればいいですけどね!」と返事をしたんだそうな。感じ悪すぎ!! 無視する方がまだ礼儀があるってものだ。夫も怯まず、「私にとっては良い日でしょうよ。あなたにとってはどうか知りませんけどね!」って答えたって。朝っぱらからこんな風に相手に挨拶を返す人間にとっては、良い日じゃなかったんだろうな、その日は。
Jan 19, 2004
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一ヶ月前にマヌエーレとコンサートに行った時、彼、私が大好きなヴォーカリストが参加しているCDを持っているって言う。私としては是非聴きたいので、録音してね、と頼んでおいた。このCD、本当は買いたかったのだけど、私の好きなヴォーカリストが3曲参加しているというだけで買うお金の余裕がなくて、中古で見つけたら買おうと思っていた。・・・でもなかなか見付からないものだよね。周りにそのCDを持っているって言う人も今までいなかったので、聴く機会もなかった。ずっと興味を持っていただけ。一昨日、そのCDが、マヌエーレの同僚イーゴル経由で私の手元に渡ってきた。昨日はそのCDを聴く日。子供と遊んだり食事の支度をしながら、聞き流し。なのに、彼の声、すぐに分かってしまう。結構特殊な、ハイトーンのクリアな声のせいもあり、大勢の中で歌っていても、すぐに分かってしまう。ついつい手を休めて、声を聴き入ってしまう。ファンの性だわ、これって。思えば彼のファンになったのは、もう12年も前のこと。当時は彼も若かったっけ。二十歳だよ。私も若かった。当然だけど。12年経っても、彼ってば何だか顔立ちは昔と一緒だわ。ちょっと太ったり痩せたりするくらいで。彼のことは何度か日記にも書いたけど、初めて知る方のために・・・。彼は私の人生を変えた人。ひょんなきっかけでイタリアに来た、というのは、彼のライヴをたまたま観に来たのがイタリア。本当は本国ブラジルに観に行きたかったのだけど、日程的に仕事の休みが取れなくて、フランス公演かイタリア公演なら観られるということに。それで、来たのがイタリア。その時、イタリアに魅せられた。当時は私、今では嘘みたいだけど、英語で難なく会話していた。ところがライヴ会場で一緒にいてくれたイタリア人たちは(右も左も分からない私を助けてくれた)、英語が出来ない。身振り手振りで一生懸命意志の疎通をはかっていた。この時、私がイタリア語が出来たら楽しいだろうにな、と思った。英語が出来て、後々友達になった人とも、イタリア語で喋れたらなぁ、って。やっぱり外国語で話すのと母国語で話すのでは、その人の印象って変わることあるから。日本に帰って、イタリア語の文法の本なんか買ってみた。仕事が忙しくて全然進まない。分からないところを訊ける人もいない。・・・そういうわけで、文法の本には目を通しただけで終わってしまう。翌々年、いろいろあって仕事を辞めることに。どうせなら、私の大好きなバンドの海外公演を観がてら、夢だった世界を放浪をしてしまうことにする。ヨーロッパを皮切りに、アメリカ、南米に行くつもりだった。この頃の私は、恐いものなしだったな。もう、気が向いたら明日にでもどこかへ旅立ってしまいそうな勢い。気が向いた時に気が向いたことをしていた。イタリアでのライヴを観るのを皮切りに、オーストリアに滞在して、またイタリアに戻ってきた。イタリアにしばらくいて、どうせならちゃんとした語学学校に通って、イタリア語で会話が出来るようになりたいと思った。そうして、再びイタリア公演に来たバンドを観に行った時、夫と出会った。その時はそのまま別れて、私は本当はブラジルにわたる予定だったんだけど、問題が生じて、行けなくなってしまった。エアチケットも取ったし、ブラジルでは友達の家にお世話になる事になっていて、あれしよう、これしよう、といろいろ計画して楽しみにしていたのに・・・。そのまましばらく日本で資金稼ぎに励んで、再び今度はフランスに渡った。そして、再びイタリアへ。その時夫に再会。付き合うようになった。そんなわけで、私がイタリアに来たのも、夫と知り合ったのも、全ては私がそのバンド観たさに行動したおかげ。私はそんなに誰かに入れ込む人間じゃないんだけど、このバンドは、このヴォーカリストは、いろいろ思い入れもあって、すっかり入れ込んで、海外まで公演を観に来てしまった。だって、日本ではほとんど公演してくれないんだもん。どうしても観たかったら海外に出なきゃ。その後、そのバンドは分裂して、ヴォーカリストはドラマーとベーシストと一緒に新しいバンドを作った。一昨年新しいバンドでのファーストアルバムを発表。12月にはミラノ公演をしたのだけど、一昨年12月と言うと、私は思いっきり妊婦! あと2ヶ月もしないうちに生まれる、という大きなお腹状態。当然ライヴになんて行けるはずない。そういうわけで、夫を送り込んだ。録音してもらったんだけど、何と、夫が歌っているのがかぶさっていて、肝心の演奏があんまりよく聞こえない!! しかも、夫ってば音痴だから耳障り(ごめん、夫。でも本当のことだから)!!去年7月にフェスティバルでの公演のため再来伊。その時は私もちゃんと観に行った。何年ぶりかに観たものだから、凄く感動・・・。CDを聴きながら、ああ、今度生のこの声が聴けるのは(マイクを通してだけど)いつだろう、とため息などついてみる。そのままネットにつないだら、今年6月のイタリアでのフェスティバルに参加することが決定したって。凄い! 私の願いが届いたのか!? ・・・ってそんなわけないけどさ、凄く嬉しい!!早く6月にならないかなぁ、なんて思ってみたりして(笑)。ああ、ホント、早く時が過ぎないかな。だって、今日も朝から雪が舞ってて、寒いったらありゃしない。早く冬が終わって、春にならないかなぁ。あ、でも、春になったら30になっちゃうんだ、私。三十路に突入するって、何だか複雑な気分・・・。まあ、誰しも歳を取るから別に三十路になったってどうってことないか。
Jan 17, 2004
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昨日定期検診に行ってきた。約11ヶ月と1週。本当は12ヶ月の頃に検診っていうことだったんだけど、来週予防接種の日程が入っているから、その前に定期検診しなきゃねということで、昨日に予約を入れた。予約した時間に出かけようとして、ふとポストを見ると、この市の管轄の保険局からの手紙が。開けてみると、2月12日14時30分に予防接種に来て下さい。もうすでに予約を入れましたので、都合が悪ければ申し出て予約内容を変更して下さい、って。・・・って言うか、私は来週22日の17時半に前住んでいた市の保険局に予約を入れたんだけど。前住んでいた保険局で前回予防接種を受けた時、「引っ越されるんでしたら、新しい市の管轄の保険局に予約を入れて下さい。こちらの保険局で予防接種を受け続けることも可能ですが。どうせ同じ事ですからね」と言われて、そのまま前住んでいた市の保険局に予約を入れることにした。新しい市では保険局の管轄が違って、仕組みも違うらしい。だって、前までは各市に保険局があって、何か用があったらその市の保険局に行っていた。主治医の選択とか、そこに行っていた。なのに、新しい市では、この辺一帯をまとめている大きな市の保険局に行かなきゃいけないらしい。方針が違うみたい。主治医の選択、わざわざそっちまで行ってした。そんな遠くまで行くのは面倒なので、前の市に予防接種の予約を入れてしまった。どうせ車で10分くらいだから、遠くはない。ところが、昨日、この辺一帯をまとめている大きな市の保険局から予防接種に来てくれという通知が届いた。予約が二重になってしまった。どっちかを断らないと。小児科で待っている間、通知をよく読んで見ると、予防接種を受ける場所が、この市の住所になっている。・・・ってことは、この市でも予防接種してくれるわけ? わざわざ遠くの大きな市まで行かなくてもいいの?なんだ。じゃあ、最初からこっちに予約を入れておけば良かったんじゃん。前の市の保険局に予約取り消しの電話を入れないとな。さて、11ヶ月と1週間の検診。子供は身長75cm、体重9970gに成長していた。もう10kg。重たいわ・・・。食べ物に関して、もう何を食べさせてもいいのか。アレルギーの心配はないのか、ということを質問。家族にアレルギーがないならば、もう何を食べさせても心配は要らないって。ただし、脂っこいものとか、フライしたもの、チョコレートなどは当然避けるようにって。生理が来て乳の出が悪くなったけど、ミルクは何をあげていいか、と尋ねると、普通の牛乳に水を足してあげるように、だって。普通の牛乳はプロテインが多すぎるから薄めた方が良いって。これは初耳。日本でもこう言われるのかな?今のところ、義母が間違って大量に買ってきちゃった、1歳まで用の液状のミルクがまだ4本あるから(2リットル!)、それをあげて、それが終わったら、普通の牛乳をあげてみよう。でも、子供、ミルクあんまり好きじゃないんだよね。あんまり飲まないんだ。普通の牛乳はまだあげたことがないけど、飲んでくれるかな?昨日は、小児科の予約が3時40分だったんだけど、遅れ遅れていて、沢山待った。私が終わったのは、5時ちょっとすぎ。家に着いたのは5時15分。手を洗おうとバスルームのある二階に上がったら、夫の車の音。昨日は6時まで仕事って言っていたのに、5時で退社したみたい。なんだ。知ってたら迎えに来てもらったのに。風がビュウビュウ吹いて寒かったから。そのまま、チーズを製造してそのまま売ってくれるところに行って、チーズを15ユーロ分買った。嬉しいわ。チーズが沢山!! チーズ大好き。出来立てリコッタ、1kg近くも買っちゃった。4日間保存がきくから、半分は子供にあげたりそのまま食べたり。もう半分は・・・、茹でたほうれん草と卵と混ぜて、私はよく、そのままベーコンも混ぜてキッシュにするんだけど、今回は違うものを作りたい。この間肉屋さんに行った時、牛肉の平べったい四角い塊を側面から真ん中の部分だけ半分に切ってもらったものがある。って、こんな説明じゃ分からないか。ほら、おいなりさんを作る時って、あげを煮て、半分に切るでしょう? その半分に切ったあげを、ご飯を詰めるためにポケットみたいに開くでしょう? あんな感じに真ん中にものを詰められるよう、牛肉を切ってもらった。イタリア語で、タスカ(ポケット)って言うんだけど、それを作りたい。この間、中にひき肉とローズマリーの微塵切りとパン粉とパルメザンチーズと塩を和えたものを入れたタスカを食べたんだ。美味しかったんだけど、肉がしつこくて・・・。リコッタチーズとほうれん草で作ったらどうかなと思って。これ、試してみたい。リコッタは、ケーキにしても美味しい。我が家の冷蔵庫にはいつもある。ただし、フレッシュリコッタは3・4日しか持たないので、1ヶ月以上日持ちする保存がきくリコッタがいつもは料理用。食べるためにはフレッシュリコッタを買う。でも、この間ふと気付いたんだけど、このチーズ屋さんは製造工場直営のお店なので、スーパーで買う保存がきくリコッタよりも、ここで買うフレッシュリコッタの方が実は断然安い。普通はスーパーでフレッシュリコッタを買ったら、保存がきくリコッタよりも断然高いものだから、考えたことなかったんだけど。何だ。じゃあ、今まで損してたんだ。今度からは料理用にも、チーズ屋さんで大量に買おう。リコッタの他にも、ゴルゴンゾーラ、プラタヨーラ(鉄板で温めて食べる)、ストラッキーノ(見かけ豆腐なフレッシュチーズ)、フォンタールを購入。これで数日はチーズ三昧の食卓になりそうだわ。
Jan 16, 2004
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近くのスーパーに買い物に行ったら、入り口を入ってすぐに、40歳くらいの女性が近づいてきて、子供をじーっと観て、「かわいいわねぇ~。なんてかわいいのかしら! 食べちゃうぞ!」と始めた。あるんだ。こういうこと。出かけるたびに。うちの子供は日本人顔だから、イタリアでは珍しい顔立ちだから。私自身も珍しがられるし。「ごめんなさいねぇ。あまりにかわいいから」と、女性。いえ、毎回のことで慣れてますから。どうせ、出かけるたびのこと。夫は最近、出かけると、子供を連れて歩くのは自分の役だと言い張る。子供が注目されるのを利用しようっていうんだ。美人のお姉さんと話す機会になるからって。おじさんにもおばさんにも話し掛けられる機会の方が圧倒的に多いんだけど、お姉さんにも話し掛けられるからって。そうだね。夫も昔は、ナンパしたりされたりってことを大いに楽しんでいた普通のイタリア男だからね。まだ26歳。ナンパしないにしても、奇麗なお姉さんと話ぐらいはしたい。私だってさ、カッコイイお兄さんと話ぐらいはしたいよ。子供を連れているせいで、もうナンパされなくなったなぁ。前まではよく、アジア人=珍しい顔立ちというのをいいことに、結構ナンパされていたんだけど。別にだからどうっていうわけでもないんだけど、女として、やっぱりナンパされたら悪い気しないでしょう。しつこいのは別として。上手く断るのが、また楽しい。ナンパというと、イタリアに来た日本人女性は誰もが日本でよりもかなり多くナンパされる。イタリア人にとって日本人女性の顔は珍しいからというのが第一。私だって、ナンパされるからって、別に自分が美しいとは思わない。と言うか、思えない。彼らにとって自分の顔が珍しいからって、分かっている。第二に、日本でナンパするのは若い男の子が多いけど、イタリアでは老若男女がナンパする。だから、ナンパ人口も多い。女性はもちろんあんまりナンパしないけど、するにはする。夫は、自分で言ってしまう辺りがイタリア人なんだけど、若い頃は(17・8歳)もっとカッコよくて、女の子にナンパされてたんだって。自分でそういうこと言ってしまう辺りって、イタリア人だよな。男女ともによくあること。私の趣味からすると、別に夫がそんなにカッコイイとは思えない(ごめん)。私にとっては、かわいい。夫はイタリア人女性に受ける顔みたいで、今でもたまーに外やスーパーなんかで女の子につけられたりする(怪しい)。仕事の取引先で女性従業員に告られたこともあるって(相手も夫と子供持ち)。義母はこの間51歳になったのだけど、彼女もいまだにナンパされる。もちろんおじさん層にだけど。この国は、歳を取っても恋が盛ん。ナンパの話はどうでもいいんだけど、そう、スーパーで、その女性に、つけられたんだ。入り口でまず声をかけられ、野菜売り場でまた声をかけられ、ビールを選んでいたらまた声をかけられ、ブリオッシュを選んでいたらまた! レジでまた! しかも、後ろに並んできた。出口で子供にコートをちゃんと着せて、帽子を被せていたら、またまた!ここまで来るとしつこいでしょう? しかも、毎回立ち止まって、子供の顔をプニプニしたり。珍しいのは分かるけどさぁ、あんまりしつこいのは勘弁。
Jan 14, 2004
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我が家にあるキッチン(の家具)は、前の家用に買ったもの。長さが3m以上。新しい家には、途中に窓があるため、3m以上のキッチンは入りきらなかった。しかも、それまでバスルームに置いていた洗濯機だけど、新しい家では、バスルームが小さすぎて洗濯機どころかビデも置けない。台所に洗濯機用の蛇口と排水があったので、その分、更にキッチンを切ってしまうことにした。3m以上だったキッチンが、今では2mとちょっとくらいに。夫がいろいろ改造して上手く置いてくれたおかげで(洗濯機を隠すように余ったキッチンの材料で棚と戸を付けてくれた)、見栄えは悪くない。使い勝手もなかなか良い。ただ、洗濯機の横幅に比べて上の棚が中途半端な幅だったから、洗濯機の上にちょっとスペースが余ってしまった。そのに細い棚を造ってもらうことになっていたんだけど、先日夫が待望のその棚を造ってくれた。その棚は戸を付けないで見せる形にして、普段使う塩や砂糖やコーヒーや紅茶・お茶各種の瓶やパッケージを入れることに。違う戸棚の奥の方に入っていたお茶やハーブティを全部引っ張り出して、新しい棚に夫がどんどん飾って行く。ふと、発見した謎のコーヒー。私が前回里帰りした時、パキスタンで仕事をしていた兄の後輩が、オマーンに行った時に買ってきたコーヒー。彼女は他にも兄にパキスタンの紅茶をあげた。でも、兄は紅茶もコーヒーも飲まないからって私に全部くれた。紅茶好きな私はその紅茶、とっとと飲んでしまった。けどアラブ語で書かれたわけの分からないコーヒーはいまだに手を付けていなかった。袋を開けてもいない。謎のコーヒーと言えば、そのコーヒーに、これまた謎な小さなプラスティックの箱がセロテープでくっ付けてあった。中身は謎。赤い花びらみたいな葉っぱみたいなものが乾燥したものらしい。アラブ語で書いてあるから何だかさっぱり分からない。夫と、これは食べるものなんだろうか、それとも葉巻みたいにしてタバコやドラッグのようにふかすものなのか、と論議。匂いをかいでもさっぱり分からない。いろんな人に見せまわったところ、「これって、サフランよ」とパトリツィア。サフランなんて、イタリアではあんまり使わないし、皆、粉の状態でしか見たことがないから、分からなかった。ありがとう、パトリ。あなたがいなかったら、サフラン吸ってるところだったよ(笑)。謎の赤いものがサフランということが分かって、全部料理に使ってしまったけど、コーヒーは、謎。イタリアで飲むエスプレッソのコーヒーとも違う。しかも、怪しいことに、コーヒーに混ざって、葉っぱみたいなのも乾燥して沢山入ってる。さすが、アラブのもの・・・。さて、そのコーヒー、このまま戸棚に眠らせておいては風味が全部飛んでしまうからいけないということで、袋を開けて、かわいい缶に入れることにした(サンリオの缶に)。入れていて、ふと、「おい、ちょっと匂い嗅いでみろ。これってカフェ・トゥルコじゃん」と夫。試しに匂いをかいでみると、本当だ、この間マニョーラに、アルバニアで飲まれているカフェ・トゥルコ、つまりトルコのコーヒーをご馳走してもらって、そのコーヒーの匂いもかがせてもらったんだけど、それと同じ匂いがする。オマーンのは、アルバニアのよりもキメが荒いけど、正しく同じ匂い。マニョーラはこれを、スプーンに2杯、砂糖も2杯、小さな細長いカフェ・トゥルコ用の鍋に入れて、グルグル混ぜてから水を入れ、グルグルかき混ぜながら沸騰させていた。同じ様に私も試してみる。キメが荒いから、マニョーラのカフェ・トゥルコのように美味しく出来るかどうか分からないけど、試してみる価値はある。出来上がったカフェ・トゥルコ。匂いは、ある。肝心の味は、マニョーラのものよりも、美味しい。カフェ・トゥルコって、何だか粉っぽい。そりゃそうだ。インスタントコーヒーのように溶けるものじゃないのに、鍋で作った後、漉すことなく飲むんだから。ただね、マニョーラのカフェ・トゥルコは、キメ細かいから最後まで飲めたけど、オマーンのは、キメが荒いし、草も入っているから最後までは絶対に飲めない。あさりの味噌汁みたいに、最後、ちょっと残すか、あらかじめ漉すしかない。本場の人たちってどうやって飲んでいるのかな?草の入ったカフェ・トゥルコを飲んでいて、ふと、アラビアのロレンスを思い出した。砂漠で飲む紅茶には砂が入っているって。オマーンのコーヒーにも草が入っているわけで。しかし、何で草が入ってるんだ? ワラみたいな草なんだよね・・・。こうして、ようやく陽の目を見た謎のコーヒー。愛用してます。マニョーラのところでご馳走になった時、美味しかったから、イタリアでも手に入らないのか、普通のスーパーではもちろん入手不可能としても、アジアマーケットみたいなアフリカマーケットなんかでも入手できないものかと尋ねたら、手に入らないって。彼女はアルバニアから送ってもらってるそう。でも、アジアマーケットとかアフリカマーケットとかに行くと(アフリカマーケットはまだ行ったことがないけど)、現地のものが簡単に手に入るものだから、きっとあるんだろうな。今度試しに行ってみようと思っていたところだったんだけど、実は、家にあっただなんて・・・。でもこのコーヒーって、マニョーラがいなかったら、絶対に謎のコーヒーのまま陽の目を見る事ってなかったんだろうな。マニョーラに感謝。
Jan 13, 2004
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昨日子供が3歩・4歩歩いた。素早かったので正確には数えられなかったけど。歩いたって言っても、あれは奇跡だったな。ひとりで立ち上がって、手放しで喜んでいたんだけど、横に私を見かけたら、クルッて方向を変えて、トトトトっと小刻みに歩いて、そのまま私に倒れ込んできた。奇跡だけど、歩いたには変わりないから、嬉しい。最近はひとりで支え無しで立っていられる時間も長くなったし、立ったまま何かが出来るようになった。手に持ったものを振り回したり、方向を変えたり。ゆっくりしたペースだけど、これって、成長してるってことだよね。ひとりでバランスが取れるようになってきているってことで。子供の成長って、親として本当に楽しみだし、見ていて楽しいね。
Jan 12, 2004
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エリオとマリアは、夫の従兄のコッラードとパトリツィア夫婦の親友。私たち夫婦はコッラードとパトリの山の家の隣人だから(彼らが最初に山の家を買ったため、私たちも隣に山の家を買った)、エリオとマリアとも何度も顔を合わせている。一緒におしゃべりしたり、ご飯作ったり食べたり、トレッキングに出かけたり、山ライフを楽しむ仲間。本当は、私たちが買った山の家、エリオとマリアが買いたかったんだ。彼らも山が好きだし、何よりも、親友カップルの隣だからということで。ただ、彼らの言い値よりも、持ち主がかなり高い金額を言ってきたから、諦め、違う家を探すことに。その後に、パトリのお姉さんのヴィットリアがその家を買いたいと言い出してきた。やっぱり持ち主は、彼女の希望価格よりもかなり高く出てきたから、この話もなかったことに。そこで登場したのが、私たち夫婦。やっぱり高い額を言ってきた持ち主に対抗して、値切ることが人生な叔父さん(コッラードのお父さん。物凄いケチ)を連れて行って、商談。叔父さん、突然とんでもない安い金額を言い出した。持ち主はそれじゃ駄目だって、もちろん言う。そこで叔父さん、「この家はこの位の金額じゃないと売れないよ。どうしてもこの金額で売らないんだったら、もう一軒、もっと広くて見晴らしの良いところで、この金額で売ってるところがあるからそっち行くからもう良い」なんて言い出した。おいおい、聞いてないよ、そんなもう一軒の家だなんて。出任せに決まっている。こんな出任せのためにこの家を逃したくない、と聞いてるこっちはハラハラ。・・・って言っても、物凄いキツイ方言で喋っていたから、会話、完璧には分からなかったけど。持ち主は50年前までこの土地に住んだ人で、もう50年もフランス人と結婚してフランスに住んでいるから、ちゃんとしたイタリア語が喋れなかったみたい。叔父さんと喋る時は思いっきり方言で喋ってたけど、私と喋る時はイタリア語で喋ろうとしていた。でも、それも方言混じりのイタリア語だった。叔父さんがさらに脅しを掛け捲り、小さくなった持ち主、叔父さんの言い値で承諾。仮契約書にサインをして、男たちが前金を引き降ろしに行っている間、私は持ち主のフランス人の奥さんと取り残された。彼女、イタリア語は喋れない。夫と夫のお母さんから教わったこの地方の方言で意志の疎通は出来る。単語が分からなくて、フランス語混じりだった。私はフランス語が大嫌いだから、フランス語なんて全然知らない。この地方の方言も、何となくなら分かるけど、ちゃんと知ってるわけじゃない。おかげで、身振り手振りな意志の疎通な部分がかなりあった。でも、あのおばあちゃんとの会話は楽しかったな。彼女は国際結婚の大先輩。「愛は山をも越える」なんて言ってた。そうだな、彼女の場合はイタリアとフランスの国際結婚。それは山を越えた愛だな。アルプスを越えたんだから。50年前の国際結婚ってかなり大変だっただろうな。・・・やっぱり大変だったって言ってた。私の場合は、山も海も越えちゃったけど、最近は飛行機に乗れば日本にはすぐに帰れるし、国際結婚なんて珍しいものじゃない。私の中学の同級生も国際結婚してるって聞いたし。音楽関係で知り合った友人も、もうすぐ国際結婚する。さて、山の家を買って、エリオとマリアは家が変わっていく様子をその都度見ていた。やがてエリオ、「やっぱりちょっと高くても買っておけばよかった」って言い出す。そのうち、「売って」とも言い出す。今更遅いよ、エリオ。でも、1シーズン、誰かに山の家を貸すとしたら、まず第一にエリオに話を持っていくことにしている。彼はあの家に惚れ込んでいるから。エリオとマリアの家に遊びに行った時、子供部屋があった。ちゃんと、シングルベッド2個とタンスと机と、ぜーんぶ置いてあって。子供がいないのに。子供、2人作る予定なのかと尋ねると、そうだという答え。じゃあ、いつ作るの? マリアもエリオももう32じゃなかったっけ? と余計お世話な事を尋ねると、「今はまだ時期じゃない」って。もう32なのに? と私は思ったっけ。彼らはもう今33歳。もうすぐ34歳。最近、寒くて山に行ってないから、コッラードとパトリに会う機会が少なくて、当然エリオとマリアに会う機会もない。10月に一度、うちに遊びに来てくれたけど。この間、久々にパトリに会った時、エリオとマリアはどうしてるかと尋ねたら、「知らないでしょう? エリオがね、妊娠したんだよ」。パトリ、ボケた人だから、思わず男のエリオが妊娠したと言う。笑って、「エリオは妊娠しないか。マリアがね、妊娠したの」。パトリ~、確かにエリオは腹が出てるからどう見ても妊婦だけどさぁ、さすがに本気で妊娠はできないよねぇ、男だから。早速マリアにメッセージを送る。パトリからエリオが妊娠したって聞いたよ。おめでとう! って。すぐに返ってきた返事が、「確かに誰がどう見てもエリオが妊娠してるっていうのは明確よね・・・」。あ、やっぱり奥さんのマリアも同じ事を思ったんだ。めでたいな。マニョーラの子供、もうすぐ生まれるし、マリアも妊娠した。私が妊娠した時は周り、誰も妊娠してなかったし、誰も子供がいなかったけど、最近子供のニュースがチラホラと聞こえて嬉しい。
Jan 10, 2004
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子供が今日で11ヶ月になった。早いなぁ。あと一ヶ月で1歳。最近は、ぱぱとかまんまとかあっばっばってあんまり言わなくなって、「うっきょう」とか「ほう」って口を尖らせたような発音の言葉が多い(言葉なの? 発音?)。前に比べて、音も豊富になった。前は意味も分からずぱぱとかまんまって言ってたみたいだけど、最近は意味が分かるのかな? ぱぱがいるときにぱぱって言って、ままがいるときにまんまって言うから。・・・それともこれって単なる親馬鹿??まだ歩けないけど、手を支えてあげれば歩ける。1ヶ月前は手を掴んでいてもゆっくりとした歩みだったけど、今は足取り確かな歩き方。伝い歩きはお手の物。ハイハイのスピードも速い。まったく目が離せない。リビングで遊んでいると、電話や、相変わらずリモコンや携帯電話に目をつける。ササッと移動して、電話の線を引っ張って、電話を床に落とし、受話器を持ちあげて、ガンガン床に叩き付け・・・。おいおい、壊れちゃうよ。取り上げると、ひっくり返って泣き叫ぶ。1週間前におばあちゃんが買ったレヂ(のおもちゃ)、もう壊した。ガンガンぶつけてたからね。お気に入りのおもちゃは、ボール。・・・いや、もちろん電話やリモコンがいちばんのお気に入りだけど、それっておもちゃじゃないでしょう。大小のボールをあげると、ポーンと放って、それを追いかける。追いついたらまたポーンと放って、追いかける。これの繰り返しをして、きゃあきゃあ喜んで遊ぶ。あ、猫もお気に入りみたい。最初の頃は猫も子供を警戒していたんだけど、最近は子供の近くにいるようになったから、子供、ぬいぐるみが動くとでも思っているんだろうな。喜んで猫を追いかける。下手すると猫を殴ったり、しっぽをひっぱったりするから、猫、怒る。おもちゃじゃないんだよ、って教えてはいるんだけど、まだまだ分かる日は遠いだろうなぁ。離乳食の方は、これはイタリアの離乳食の完了期にあたるんだろうか? お昼ご飯と夜ご飯として、小さいマカロニや短く切ったスパゲッティを茹でたものに、ソースをかけたものを食べている。・・・小さいマカロニって言っても、日本で見かけるサラダに入れるマカロニってこのくらいの大きさだったっけ。イタリアのマッケローニはもっとずっと大きいからね。おやつとしてヨーグルトと母乳、朝は母乳(本当は、朝はヨーグルトやフルーツとビスケット、おやつも同じく、って小児科の先生にもらった離乳食の進め方の紙には書いてあるけど)。でも、今朝、私に生理が来た。っていうことは、母乳も出なくなっちゃうのかな? 授乳している人に生理が来ると、母乳が出なくなるって言うからね。うちの子供、おっぱい大好きなのに・・・乳離れしなきゃならないのか・・・。泣くだろうなぁ・・・。まあ、このくらいの時期に断乳するのがいちばん良いって言うから、ちょうど良いのかもしれないけど。トレーニングコップ、子供、嫌いだし、まだコップでも上手く飲めないから、これからは水分補給が大変だな・・・。頑張って飲んでもらわないと。あと一ヶ月で1歳。ということは、あと一ヶ月で私の両親がこちらに遊びに来るってわけだ。初めて見るおじいちゃんに、どんな反応を示すのかな・・・。楽しみ。
Jan 9, 2004
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明日で子供、11ヶ月になる。11ヶ月も我が家にいると、子供の呼び方って、新生児の頃とちょっと変わってきたりするものみたい。最初の数ヶ月は、夫も私も名前で「たいき」と呼んでいた。そのうち夫は子供のことを、「タイキーノ」(たいきちゃん、とでもいったところ)「ピストリーノ」と呼ぶようになり(イタリア語でピストラは拳銃のこと。ちっちゃいピストラということでピストリーノというかたちに。まあ、男の子だからちんちんが付いてるもんね・・・)、そのうちそれが「ザ・ピストルズ」と英語になり・・・。なぜか複数形。「ザ・ピストル」じゃなくて。しかも「ザ」まで付けて・・・。しかもしかも、イタリア人発音だから、「ザ」が思いっきり「デ」・・・。deって発音で。私が複数形じゃオカシイよと突っ込みを入れてもお構いなし。それが、最近、「デ・ピ」と省略形で呼ぶようになってきた。さすがに「ザ・ピストルズ」は長いからね。でもさ、「デ・ピ」っていうのも何だかさ・・・。私はというと、ずーっと「たいき」とか「タイキーノ」って呼んでたんだけど、やっぱり最近になって、「たい」とか「キノ」と省略して呼ぶようになった。でもさ、「たい」って何だか国の名前みたいだし、「キノ」っていうのも飲み物の名前で、何だかなって感じ。ちなみに周りのイタリア人の多くは子供のことを「タイーキ」とイタリア風の発音で呼ぶ。いっぱい名前があるんだな、うちの子供は。
Jan 8, 2004
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昨日はエピファニアでお休み。イタリアは昨日で長かったクリスマス休暇がお終い。うちの夫はほとんどカレンダー通りに働いたのだけど。エピファニアは子供のお祭り。一年間良い子にしていたらお菓子をもらえて、悪い子にしていたら炭をもらう、というもの。炭って言っても、それも結局は砂糖で作ったお菓子。まだ1歳にならないうちの子供も、靴下の形をした袋に入った沢山のお菓子(チョコレートや飴)をもらった。結局は、両親である私たちが食べちゃうんだけどね、それも。だって子供、まだ小さいからチョコレートや飴なんて食べられないもん。大晦日の話をまだしていなかったっけ。大晦日は、うちでイーゴルとステと私たちでいつも通り過ごす予定だったのだけど、結局は面子が増えた。まず、友達と過ごす予定だったもうひとりの義兄イヴァンとティツィアナが加わることに。友達と連絡が取れなかったからって。同時に、アレとエリカからも「行っていい?」と電話がかかってきた。31日になって、さらにペッピーノとマニョーラからも電話が。一緒に過ごすはずだったロンゴの、おばあさんが亡くなって、ロンゴはそれどころじゃなくなったからって。そういうわけで、総勢10名。狭い家に皆入りきれるのかどうか??料理や飲み物は、各自持参ということで。31日は午後になって、私、寿司を作った。ネタは卵、ツナサラダ、コーンサラダ、スモークサーモン。キャビアも、と思ったんだけど、買いに出かけるのが面倒なので、却下。7時前、ステとイーゴルが到着。彼らはアンティパスト担当ということで、アンティパスト作りにかかる。7時半に、イヴァンから電話がかかってきて、キャビアが見付からないとのこと。さすがに年末というだけのことはあり、皆キャビアを使った料理を沢山作るみたい。スーパー5件はしごしたのに、キャビアが見付からないって。良かった。私はキャビアを買いに出かけたりしなくて・・・。キャビアがないならないでいいから早く来いとイヴァンを諭す。7時に来るって言ったのは誰だよ?ペッピーノとマニョーラが7時半きっかりに到着。彼らはいつも時間に正確。むしろ、5分前行動が多いかも。イタリア人にしては珍しく。あ、マニョーラはアルバニア人だっけ。イタリア人じゃないんだ。彼らはコテキーノとポレンタ担当。ちゃんと家で温めて切って、タッパーに詰めて持ってきてくれた。用意周到。8時前、ようやくイヴァンとティツィアナが到着。イヴァンがアンティパスト作りにかかる。8時前にもなって・・・。最後に、アレとエリカが、8時半に来た。ケーキを持って。全員揃って、乾杯をして、食べにかかる。皆お腹が空いているものだから、無言で食べまくる。料理、ほとんど食べ尽くしてしまった。お腹が満たされた頃、インターホンが鳴る。誰だろうと思ったら、ステのお姉さんのモニカとステファノ。12時が過ぎたら来るということだったのに、ずいぶん前にやって来た。そういうわけで、総勢12名。狭いリビングに、人がひしめき合っていた状態。12人の大人に酒が入ると、そりゃ、もう、騒がしいことになる。何だか大学の飲み会みたいな感じで懐かしくなった。もう10年も前のことだもんなぁ、私にとっては。まだ母乳をあげていてあんまり飲めない私は、全く飲まないエリカと、ほとんど飲めないモニカと、3人でまったり子供の話なんかしていたら、周りはどんどんテンションが高くなっていく。妊婦のマニョーラも、飲んでもいないのにすっかりテンション高い。雰囲気に酔えるってやつ? 私もそうなんだけど。ふとティツィアナを見ると、イーゴルとアレに挟まれて、すっかり飲まされまくっている。しかも、さっきまでワインを飲んでいたのに、サンブーカとかウォッカとかラムとか、思いっきりミックスして飲みまくっている。大丈夫なんだろうか・・・ティツィアナ・・・。11時になって、そろそろ子供を寝かさないと、と寝室に行って、子供を寝かせようとしたけど、リビングで騒がしくしているものだから、子供、起きちゃう。酔っ払いに静かにしていてと言ってもどうせしてくれないだろうし、と諦めて子供と一緒にリビングに戻る。12時のカウントダウンをして、乾杯。皆でおめでとうのキス。おめでとうのキスと言うと、高校1年の時に六本木で年越しをしたとき、外国人がいっぱいいて、知らない外国人にキスされまくったのを覚えている。あの時は慣れてなくて物凄くびっくりしたっけな。挨拶が一通り終わったら、テキーラを開けた。テキーラがすっかり回ったアレとティツィアナ、二人でもの凄くゲラゲラ笑っているのが見えた。何がそんなに可笑しいのかなと思って、近くに寄ってみると、「ボトルが倒れた」と大笑いしている。確かに倒れたんだ、空きボトルが。それで5分間くらいゲラゲラ笑っていたみたい。これってまるで箸が転げて笑うってやつ? 完全に酔ってるから。ゲラゲラ笑っていたティツィアナが「トイレに行く」と言ったまま姿を消した。どうやら吐いたらしい。そのままベッドの上に転がって寝てしまった。彼女は酔うと、最初の15分くらいは陽気らしいけど、その後吐いて気分が悪くて倒れてしまうタイプらしい。アレも一時はティツィアナのように寄っていたように見えたけど、具合が悪いほどでもないらしい。お開きになる頃には正気に戻って、クラシック音楽の話に花を咲かせていた。4時ごろお開きになって、翌朝、家の中を見ると、物凄い汚い。特に床が。ゴミだらけ。夫と一緒に1時間以上かけて床掃除。念のため皆に具合はどうかというメッセージを送ると、皆元気。ティツィアナも、帰り道、また吐いて、それで具合が良くなったって。庭を掃除していたら隣の奥さんが家から出てきたので、「おめでとうございます」と挨拶をすると、「昨日は楽しかった? 歌っているのとか踊っているのが聞こえてきたけど」だって。かなり騒いだもんな。皆が歌っていたら、子供まで歌っていたっけ。まあ、年に一度くらい、そういう騒がしいのも良いでしょう。
Jan 7, 2004
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皆さん、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。さて、大晦日から昨日まで日記を書いていなかったんだけど、いろいろあった。とりあえず、今日は昨日のことを書いておこう。昨日は、物凄い寒くて、何もする気がしなくて、あてもなくとりあえず出かけた。・・・って出かけると、イーゴルの家に終わってしまうパターンが多いんだ、実は。フラフラしているうちに、「ちょっとイーゴル何してるか見に行ってみよう」っていうことになって、行ってみると庭で働いていたりして、夫が手を貸してそのまま夕食をご馳走になってしまうというパターン。昨日は夫、イーゴルを手伝う気もしないと言っていたので、イーゴルの家に寄った後、イヴァンの家に行くことに。イーゴルに、あとで良かったらまた寄りなよ、と言われ、イヴァンの家を後にした後、そのまま寄ることにした。どうせ通り道だしね。イヴァンの家に行ったら、イヴァンもティツィアナも、パジャマ。もう4時だっていうのに。一日テレビの前でボーっとしたまま過ぎてしまったみたい。顔を出して家に帰ろうと思ったら、「ご飯食べて行きなよ」。4種類のチーズで和えたパスタを食べさせてくれると言う。・・・チーズ好きとしては、それは惹かれる。ただね、子供の離乳食とか、お風呂とか、翌日の仕事の作業着を乾かしたり、洗濯物を干したりとか、家でやることは結構ある。そういうわけで、一旦言えに帰ってまた1時間後にご飯を食べに来る、ということで話がまとまった。7時にイーゴル宅に着くと、イーゴル、具合が悪いと言う。さっきは元気そうだったのに。胃が痛いって。レモンのハーブティーを飲むと良い、ということで、飲んだんだけど、まだ痛い、というか、どんどん痛みが酷くなっていくと言う。ソファーに横たわってしまった。ご飯も食べられないって。「イーゴルが食べないって、相当酷いんだ」って、ステ。確かに私も、イーゴルがこんなに具合悪そうなのって見たことない。うちにはブスコパンという腹痛の薬があるんだけど、それを飲めばちょっとは良くなるかもということで、夫が家まで薬を取りに行って、飲ませたんだけど、それも一向に効かず・・・。「往診してくれる医者を呼んでくれ」とイーゴル。私もステも、そんな往診してくれる医者を呼ぶよりも、救急病院に直接行ってしまった方が話が早いんじゃないかと言ったんだけど、本人が動きたくないって言うからどうしようもない。往診してくれる医者に電話をかけたら、「そういう症状でしたらザンタックという薬を飲んで様子を見てください」って。来てくれないらしい。だいたい、日曜日の夜の8時半に開いてる薬屋って、限られているんだけど、しかも、処方箋なしでは売ってくれない。いったいどうやってその薬を手に入れたらいいんだか?結局救急病院に向かうことに。イヴァンに電話をしたら、イヴァンも来るって。救急病院に着いたのが9時15分。すぐに点滴を打たれて、11時近くに様子を見に行ったら、まだ1時間くらいは点滴がありそうだったので、イヴァン夫婦と私たちは家に帰ることに。その後、2時にステからメッセージが入ってたんだけど、具合はちょっとだけ良くなったけど、まだ点滴を打っているって。昨日は寒かったんだけど、イーゴル、一日中外にいたから、それで腹痛を伴うインフルエンザにかかったんじゃないかって。朝10時のさっき、メッセージを送ってみたけど返事がないから、きっと、今ごろ家で寝てるんじゃないかと思う。心配だな、具合。今日はイーゴルの誕生日だっていうのに、とんだことになってしまって・・・。パーティをするっていうことだったけど、それどころじゃないのかな・・・。
Jan 5, 2004
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