2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全25件 (25件中 1-25件目)
1
日曜日に撮ったチンクエチェント・ミーティングの写真、今週中にアップしたかったので、アップしてみた。左のフリーページの「500ミーティングギャラリー」からどうぞ。ただね、コメント入れたかったんだけど、時間がなくてとりあえず写真だけ・・・。しかも肝心の見慣れたチンクエチェントがほとんどないけどね・・・。あんまり映りが良くないんだけど、私はカメラ小僧じゃないし、車撮るのに慣れてないし、携帯で撮ったものなので、ご勘弁を。細かいところまでは見えないと思うけど、何となく、分かってもらえるんじゃないかな?とりあえず、アップのお知らせまで。昨日、shaquillさんのところからコピーしてきた地震被災者救済の文章、あれは古いものであって現状は変わってきているから、その旨伝えるか、文章を削除してほしいとshaquillさんからメッセージが入った。昨日の日記に追記しておいたけど、念のため、ここでも「あの情報は古いものであって、現状は違う。現在現地が求めているものは違うんだ」と書いておく。
Oct 30, 2004
コメント(6)
最近なめ茸のパスタにハマっている。母が大きなビンに入ったなめ茸を送ってくれて、これ全部ご飯と一緒に食べるには多いし、どうしようと思って、レシピを考えて作ってみたら美味しかった。しかも物凄い簡単。簡単で美味しいに越したことはない。なめ茸が好きな方、簡単レシピをお探しの方、こちらにレシピを載せておいたので覗いてみてくださいね。残念なことに、イタリアではなめ茸が手に入らない・・・。もう全部食べちゃったよ~、なめ茸。母に今度また送ってもらわなきゃ。言わなくても毎回必ず送って来るんだけど。なめ茸は実家の常用食だから。余談だけど、昨日、夫が仕事から帰ってきて、「プリン作って」って言った。そういえば、最近作ってなかったな~。夫、好きなんだ、プリン。何味がいいか、訊ねる。プリンの素、私は常に何味かをストックしておく。バニラ、チョコレート、それとも・・・。「う~ん・・・カルメンとか言うやつ」は? カルメン?私の頭の中に思い浮かんだのは、ビゼーの『カルメン』のメロディ。それからカルメンの真っ赤な衣装が浮かんで・・・。カルメン? じゃないでしょう? と夫に言うと、「カラメンだっけ? 何だっけ? 何でもいいから、分かっただろう?」。うん、分かったよ、カラメルって言いたかったんでしょう??要するに、カラメルがかかった、日本で言う普通のプリン。プリンを作りながら、カルメンのプリンってどんなプリンだろう、って想像してしまった。情熱的で、すっごく熱くて焦げてそう・・・。カラメルといえば、ちょうど料理のテーマにしたのでついでに一言。カラメル、ちょっと泡立てた生クリームに加えて混ぜると美味しい。ケーキを作るときなんかに使うと、ちょっと違った味に仕上がるので、試してみてください。------------------------------~追記~下記のshaquillさんの日記から私がコピーした内容は26日の情報なため、最新の情報は代わってきているようです。なので、下記の文章を削除するか、情報が古いものであって現状は変わっている、「4日前の情報は既に食えない」と伝えて欲しいとshaquillさんからメッセージを頂きました。私は、少しでも多くの方に現状を知ってもらえたらな、古い情報だけどこれがマスコミが言わない現実なんだと知ってもらえたらな、と思って、そのまま文章を残します。下記のアッシジの仮設住宅にしても、2年も経つとさすがにマスコミも忘れて、世間の人たちはいまだにこれが現実だなんて知らないんだって言っていた。クロアチア(旧ユーゴスラビア)の友達も、コソボにいたことのある友達も、マスコミは自分たちが生きた現実を知らせない。マスコミはある程度までしか報道しない。世界の人はそれを信じているんだ、とやっぱり似たようなことを言っていた。だから、下記のshaquillさんのところからコピーした文章、そのまま残すことにした。~ここまで追記~私のところでは雨が続いていて、地盤がちょっと緩んでいる様子。こういう話を聞くと、自分の山の家、大丈夫なのかな、って思ってしまうけど、それよりも何よりも、まずは新潟で被災された方々が心配になる。中部イタリアに留学していた頃、地震で被災者となったアッシジの友達いた。地震から2年経った後もまだ、だだっ広い郊外の仮設住宅で生活していて私は驚いた。2年も経ったのに?彼女の仮設の家を訪ねると、とっても小さなプレハブ。生活するスペースどころか、寝る場所くらいしかない小さなところ。熱いお湯なんてないし、水がすぐなくなっちゃうのよね、って言っていた。どうして自分がこんな目にって思うことがあるけど、命があるだけ、生活するスペースがあるだけ、水があるだけありがたいと思わなきゃ、って友達は自分を励ましていた。辛い状況だけど、強くいないと行けない。辛い状況だからこそ強くいないと行けない。今回の新潟の地震、私の知り合いの小千谷市の実家のご両親も間違いなく被災者となって、非難しているはず。被災者の方々、心から応援しています。以下の分は、shaquillさんのところからコピーしてきた。皆さん、ご協力お願いします。助けて下さい!皆さま、新潟の被災地に手伝いにいっている方から、友人に伝えて来た 呼びかけです。転送しますので、ご一読の上、ご協力できる方は、よろしくお願いいたします。10/26 15:00の電話、小千谷市役所、小学校での救援物資の配給や、炊き出しなどを手伝っています。現場はまだまだ混乱しているし、人出も足りていません。そんな状況下で、マスコミの取材陣が50人近く現場付近を陣取っています。小千谷市役所の正面に車を止めて、そのために、救援物資を運ぶトラックは遠くに止めることしかできずボランティアの人たちがせっせと現場に物資を運んでいますが報道陣は、それを手伝う気配すらありません。心労と肉体的疲労が積もっている被災者のかたがたに当然のようにマイクを向け24時間カメラをまわし続ける神経もさっぱり理解できません。現地では今、大人用おむつ が不足しています。★「赤ちゃん用おの紙おむつ」は足りています。★あとは、トイレが使えなかったり、下着を替えられなかったりするのでパンティーライナー があると重宝しますがこちらではもう品切れで手に入りません。P&G、花王、ネピアなどの紙おむつメーカーに電話をして、現状を伝えてください。夜の寒さが厳しいです。お年寄りは使い捨てカイロをもむことすらできないので、貼るカイロ が必要です。マスコミの仕事は、こういった情報を伝えることだと思うのですが?今日はこのあと小千谷小学校に小泉首相が来るということで、マスコミ報道人の数はさらにふくれあがり、「毛布の配給ができないので、小泉さんが返るまで待つように」という連絡が入りました。何のための視察なんでしょう??午前中にも数名の政治家さんが小学校に来ましたがトイレはどこかとたずねられ、仮設トイレを案内したところ、「わたしに仮設トイレを案内するつもりかね?」と、言われたそうです。いったいこの国は、どうなっているんでしょう…現地では、大人用の紙おむつと、パンティライナー、貼るタイプのカイロを必要としています。これらの商品を販売している企業の「お客様相談室」宛てにメールを送ったり、電話をかけたりして「小千谷市の被災者が求めているもの情報」を、伝えてください。あなたのblogやHPの中で、ただ伝えるだけでかまいません。皆さんの声が企業を。行政を動かします。マスコミはたよりになりません。マスコミへは支援活動の妨げとなり被災者の心労を倍増させる今の取材のやり方についての、抗議の声をあげてください。あまりにひどい状況です。小千谷市にも、続々と個人の方からの救援物資が届いています。ありがとうございます。しかし、それを種類別に分けて配布する人出がありませんので、以下の点に注意して送っていただけると大変助かります。段ボールには、外側に「毛布」「洋服」「下着」など、中身を大きく書いてもらえると助かります。くつした1足、下着1枚でもうれしいのですが、できれば、ご近所の方と声かけしあって、ある程度まとまった数があると、とても助かります。送り先の住所はこちらです。〒947-8501 新潟県小千谷市城内2-7-5 小千谷市役所 お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
Oct 29, 2004
コメント(4)
先日、元同僚から久々にメールが来た。彼女とは仕事中、いろいろ楽しい話をした。話が尽きずに、仕事後も一緒に飲みに行ったっけなぁ。示し合わせて一緒に仕事を辞めたんだけど、辞めるとき、「あたし、手紙書くのかな~。筆無精だけど」って言ってた彼女。確かに筆無精で、たまーにしか手紙のやり取りはなかった。でも、別にたまにしか書かないから疎遠ってことはない。夫なんか、仲の良い友達とは常にある程度の短距離で付き合うべきだと思っている。だから、1年音信不通なんてこと、彼にとっては、恥、って言うか、その友達へ対して負いみたいなものを感じてしまうらしい。そんなことないと思うんだけどな、私は。私には、『魂の双子』とお互い言っている高校時代の友達がいる。高校2年生のときに一緒のクラスになっただけなんだけど、『魂の双子』。と言うのも、お互い、考えてることがまったく一緒で、お互いの考えを読めちゃう。考えも趣味もなんとなく一緒で、これは私たちは魂の双子に違いない、なんて言ってた。彼女はかなりの筆無精。突然音信不通になること、いったい何度あったことか。でも、別に私の方からは用があれば連絡するくらいだし、彼女が筆無精だからって私はそれがどうしたとは言わない。彼女が連絡したいとき、できるときにしてくればいいんだから。元同僚の彼女は、最近数年ぶりに新しいPCに買い替えて、メールがまたできるようになったっていうことで、メールを送ってきた。理由はともあれ、久々に彼女から連絡が来たことはとっても嬉しい。で、今日までにもう何度かメールし合った。彼女ってば相変わらずなんだ。私も相変わらずなんだけど。こうやって、直接会ってじゃなくて、メールでだけど、彼女と以前のように話せるのって嬉しいな。遠くに住んでいてもこうやって話せるって、便利な時代になったよね。彼女、バレエ大好きで、よくバレエの話とか、それから、フラメンコの話とか聞かせてもらった。ビデオとか見せてもらって、私までちょっと詳しくなっちゃった。私の方はメタルの話。CD結構聴いてもらっちゃった(笑)。自分の分野じゃないのに、しっかり聴いた感想文まで書いてきてくれる彼女が好きだった。他にもお互い共通のクラシック音楽の話、男の子の話、料理の話、などなど。学生時代並みに盛り上がったっけなぁ。彼女と私の共通点は、自分の知らない分野の話を、ふーん、って聞き流すんじゃなくて、興味を持って、更に質問とかしちゃう辺。聞いている相手がこうだと、話している方も嬉しくなってきてどんどん話しちゃう。そういうわけで、ほんと、彼女と仕事している日は過ぎるのが早かった。暇さえあれば話していたから。『魂の双子』もこういう人。自分の興味にはマニアックで、人の興味もしっかり吸収する人。私、こういう人って大好き。仲良く付き合っている友達って、結構こういう人ばっかり。だって、付き合っていて絶対飽きないもん。で、考えてみたら、夫もこういう人なんだよね。自分の知らないもの、未知のものに関しては、興味を持って聞く。で、彼は好き嫌いが物凄くはっきりしていて、一端それが根本的に自分とは考えが違うものだとか、自分が好きじゃないと、完全に遮断。私なんかは自分が好きじゃなくてもとりあえず話は聞くんだけど・・・。仲良く付き合っている高校時代の友達のひとりがこの間南米を旅行して、マチュピチュを観てきたって旅行記を送ってきてくれたんだけど、それ読んでたら、私もすっごくマチュピチュ行きたくなった。って言うか、私、インカ帝国大好きで、小さい頃からいつかはマチュピチュをこの目で観たいと思っているんだけど。はぁ~、ペルーは遠いな~。しかも、マチュピチュなんてツアーでじゃないと行けないだろうし。と言うことで、ここ何日か、インカ帝国の本を買い求めようかと思っている。イタリア在住の方、良い本があったら教えて下さい。
Oct 28, 2004
コメント(2)
昨日の夜は用があって、ちべったさんのお宅を伺った。・・・予定より遅くなってしまってごめんなさい・・・ちべったさん。お茶を頂いて、ちょっと話をして。久々のお喋り、楽しかった~。パイナップルの風味の紅茶、というのを頂いたんだけど、美味しかった~。こういうのが手に入るって、さすが、トリノよねぇ。田舎だと、こういう珍しいものにはなかなかお目にかかれない。日本にいたときはこういうの、簡単に手に入ったっけな。彼女に会う都度、彼女、夫のスラングが気になるらしい。大学で勉強している彼女が普段あんまり聞くものでもないから。確かに私も夫を知ったばかりの頃は、スラングが沢山出てきて結構印象的だったな(笑)。友達に、「女の子は使っちゃ駄目だよ」と言われていたスラングが当たり前のようにズラズラ出てきて。お土産をいろいろ頂いて、帰途に着く。特に、納豆ふりかけ、が気になる・・・。かなり興味ある。今日にでも食べたいなぁ。ちべったさ~ん、昨日はどうもありがとう!!
Oct 27, 2004
コメント(9)
今朝みたいな天気は、憂鬱。雨。しかも、空、真っ暗。家の中、電気付けないと暗い。幸い、あんまり寒くなくて暖房は付けてない。昨日も寒くなくて、昨日から付けてない。それは良いことなんだけど、何せこの天気。憂鬱だよう。10月は北イタリア、大抵いつも曇ったり雨だったりなんだけど、今年は雨が少なかった。10月といえば、暖房を普通に付けているはずなんだけど、今年はまだあんまり使っていない。今日はこんな天気だけど、まだ今月ずっと雨じゃなかっただけ、マシ。昨日、シチリアで行方不明になった女の子のニュースを観た。もうずいぶん前から行方不明。で、そのニュースを観ていたら、シチリアの人々、まだ半袖姿だよ。こっちは寒い寒いって、暖房に当たるような生活なのに(今日はあんまり寒くないけど)。南と北の違いって凄いんだな。日本でもそうだけど。日本といえば、ニュースといえば、地震、その後が心配。凄いことになっている・・・。昨日実家の母に電話したら、新潟の方で雨になりそう=更に土砂崩れが心配されるって言ってた。これ以上被害が増えないといいな・・・。イタリアでも日本で地震があったというニュースが流れた。新潟が「Nijigata」と書かれていたり、四国のことを「シュコク」と言っていたり、間違っていたけど・・・。友達に連絡すると、その都度、「日本の家族は大丈夫なの?」と言われる。大山のアパートの7階に住んでいる兄の部屋では本が数冊落ちてきたって。被害はそれくらい。7階だから。上の方に行けば行くほど地震って強く感じるもんね。皆さんのところは大丈夫でしたか??何か、今朝は暗いことばっかり考えちゃう。外が暗いから。家族揃って風邪だしさ(私と子供は軽いけど)。良いことないなー。外が暗いと、何だか気分まで暗くなるよね。暗い気分を吹き飛ばすために何かしないと。好きな音楽聴いて、美味しいもの作って、気分を変えようかな。じゃないと一日中暗いまま終わりそう・・・。
Oct 26, 2004
コメント(2)
昨日は予告通り、FIAT500(チンクエチェント)のミーティングに行ってきた。これが今年最後のミーティング。サルッツォという、ピエモンテ州クーネオ県の街で行われた。ハプニングがあったため、出発が遅くなって、会場に着いたのは11時。会場内にはチンクエチェントが沢山。昨日はチンクエチェントだけじゃなくて、セイチェントも交えてのミーティング。全部で200台程集まった。ナンバーを見ると、大抵がクーネオナンバーか、トリノナンバー。希にアスティナンバー、アレッサンドリアナンバーもいた。ノヴァーラナンバーは2台だけ見かけたかな(どれもピエモンテ州の県のナンバー)。それから、やっぱり希にジェノヴァナンバー、サヴォーナナンバー(どちらもリグーリア州のナンバー)。アオスタナンバーが1台。アオスタナンバーのチンクエチェントって、見るの初めてかも。フランスやスイス、モナコから参加しているチンクエチェントもいた。何台か、運転席のドアの外側、車体に、『FIAT500 サルッツォ-パリ・ツアー&往路』という紙を張っているチンクエチェントがいた。参加した証拠。チンクエチェントでサルッツォ-パリ間を往復!? 凄い!! 一体何百キロあるの!? って言うか、何日かかるの!?開催されたのは、今年の9月29日から10月5日まで。すげー。パリへ行って帰って来るのに1週間もかかるだなんて、さすが。その紙を張っている中の一台、アイボリーのLを見入っていた夫。自分のチンクエチェントと同じモデルで同じ色だから気になるらしい。全部が全部オリジナルのままだから、チェックしていた。自分もこんな風にしたいから。多くのチンクエチェントは、持ち主の好みで手が施されていて、内装は現代の車みたい、外装もトラック野郎並みな装飾が施されていたりする。こういうのって個人の好みだから良いんだけどさー。私はやっぱり当時工場で製造されていた通りのオリジナルが良いと思うんだよね。だから、私も夫が見入っていたアイボリーのLを見入ってしまった。さて、チンクエチェントを見かけると「メンメーン」と言ってはしゃぐチンクエチェント大好きな子供はと言うと、会場に着いた途端、あっちを見て「メンメーン」と指差し、こっちを見て「メンメーン」と指差し。どこもかしこもメンメーンだらけで、ちょっとの間、ずっとその行動を繰り返していた(笑)。慣れてきたら、チンクエチェントを触りまくりたくてたまらなくなってきた。人様のものを触るだなんて、しかも、ミーティングに出しているような人たちのチンクエチェントを触るだなんて。恐ろしくてそんなことさせられない。夫に肩車してもらって、ちょっと大人しくしてもらう。私たちが着いたのは、ちょうどこれから皆で街をグルッと一周してこようというところ。ざっと会場を一周して車をざっと見た後、チンクエチェントたちを見送る。会場に残ったチンクエチェントも10台ほどいた。中に1台、エンジンがかからなくて困っている人が。早速夫が助けに行く(もちろん、車を押すために)。見るとスイスナンバー。エンジンがかからないのにどうやってスイスから来たの?いや、電車にチンクエチェントを積んでやって来た可能性もあるし、他の車で運んできた可能性もある。でも、ボディは奇麗に磨かれているけど、正面ライト近くは、死んだ小さい虫が沢山張り付いている=夜、道を走って来たに違いない。案の定、無事にエンジンがかかった後、話を聞くと、持ち主のナポレターノ(すっごいナポリ訛りだった)、エンジンがかからないなんてことは初めてだ、じゃなければわざわざスイスからなんて来なかった、って。そうだよね。持ち主と夫がチンクエチェントの後ろにしゃがんで、あーだこーだ喋っているのを見て、子供、一緒にそこにしゃがみ込んで、彼まで指差しながらあーだこーだ喋り出した。大人の真似が好きだなー。それとも、彼も意見言いたかったのかな??チンクエチェントたちが帰って来るまでフラフラ。会場のパーツ屋さんを見たり、ご飯食べに行ったり。チンクエチェントたちが帰ってきてから、ちょっと何枚か気になるものを写真撮った。携帯で。そのうち写真アップするので、興味がある方は、また1週間後くらいに見にきてください。今週中に用意できるよう頑張ります。野暮用があったので、2時頃会場を後にした。楽しかった~。来年はもっと沢山のミーティングに行きたいな~。帰りにクラシックカー展というのをやっているところがあって(たまたま行きにそういう看板が出ているのを見かけた)、そこに寄ってみた。クラシックカーが15台ほど駐車場に並んでいた。クラシックだわ~、ほんと。ほら、昔の馬車みたいな車ってあるでしょう? ああいうのが何台かいた。写真撮りたかったんだけど、見る暇もないくらいだったから、ざっと見てお終い。残念。もっとゆっくり見たかった。野暮用を済ませた後、早速夫、チンクエチェントをいじる。チンクエチェントを購入したときから原因不明な問題があったんだけど、ようやく解決。ドアが半ドアのときに付くライトが付かなかったんだよね。誰がしたか知らないけど、電球のところの線が逆に取り付けられていた。それじゃ付かないはずだわ。こういう状態で売りに出したってことは、前の持ち主、そのライトが付かない状態で乗っていたわけ? まあ、別にそのライトがなくても困りはしないだろうけど・・・。
Oct 25, 2004
コメント(0)
昨日は、夫、喉が痛いと言っていたので、メルカートに行くついでにハーブティを買いに行った。喉の痛みといってまず最初に思い浮かぶのが甘草。これは、私、日本にいた頃からかなりお世話になっていた。甘草、匂いが独特なので嫌いな人もいるけど、私は大好き。喉の痛み、といってもうひとつ思い浮かぶのが、マルヴァ。これは、日本語だと何て言うんだろう? 辞書を見ると「アオイ科の植物」って書かれているけど・・・。マルヴァは喉が腫れて痛いというときに飲むものなんだと、ハーブに詳しいアルフォンシーナ伯母さんに教わった。マルヴァには鎮痛作用があるらしい。バーベナは熱冷ましとしても、咳にも良い。熱冷ましといえば、ブナの木の小さな枝の樹皮で作ったハーブティがとっても良く効くらしい。試したことはないけど、これ、ちょっと興味ある。バーベナと甘草はまだあったけど、昨日はマルヴァを切らしていたので、夫にハーブティとして飲んでもらうため、買いに行った。お昼と夜、ハーブティを飲んで、ちょっとは楽になってるといいんだけど(今朝仕事に行く前に会ってないからどうだか分からない)。まあ、ハーブティは薬じゃなくて、そうすぐに効くものじゃないのは分かっているから、効いてないかもしれないな。でもね、一緒に飲んだ私は、昨日、ちょっと喉が痛い感じがしていたんだけど、今朝はまったくそういう症状なし。軽いとすぐに効くんだよね、ハーブティって。夫の場合は唾を飲み込むのも痛いって言ってたくらいで、喉も真っ赤に腫れ上がっていたから、そうそう簡単には治らないだろうなー。他にも薬を飲んでいるけど。イタリアに来てから、ハーブのお世話になる事が多くなった。日本にいた頃も好きだったけど、単に味が好きだったからっていうだけ。イタリアに来てからは、例えば下痢のとき、腹痛のとき、薬を飲まなくなった。日本では、正露丸や赤玉が大活躍で、バッグの中にはいつも正露丸糖衣Aか赤玉が入っていたけど、今はハーブティで代用。風邪のときは、軽いうちにハーブティを飲んでおく。昔ならすぐに薬に頼ってたな。イタリアという国は、ハーブが生活に浸透している。エルボリステリアという、ハーブ専門のお店がどこへ行ってもある。ほとんど、薬屋のように。私が住むこんなに小さい町にすら、ちゃんとある。エルボリステリアにはエルボリスタという、薬屋で言うと薬剤師に当たる、ちゃんとハーブ専門のコースとテストをクリアした人がいる。薬剤師と同じで、大学にもちゃんとこのコースがある。アルフォンシーナ伯母さんは、看護の勉強と一緒にハーブを勉強した人で、自分の家の畑にも数多くのハーブを栽培。彼女の家に行って、どこどこが痛いと言うと、すぐに、ハーブの話が出てきて、ハーブティを作ってくれたりする。薬の前にハーブ、という人が周りに結構いるから、自然と私もハーブを利用することが多くなった。単に味目的で飲むんじゃなくて、効果を期待して。折りしも昨日の夜、ちょうど薬に関する特集がテレビで放送されていたんだけど、ますます薬って恐いって分かった。だってね、あるフランス製の薬、フランスの薬の説明書にはちゃんと「妊婦と幼児に服用する際は医師に相談すること」って書いてあるのに、イタリアの説明書にはそのことが最近まで書いてないまま市場に出回ってたんだって。恐いじゃん。いや、薬はできる限り避けた方が良いよね、やっぱり。ハーブ、万歳。------------------------------追記 この日記を書いた後、仕事から帰ってきた夫に喉の調子はどうか訊ねた。そしたら、過ぎ去ったって。あれだけ腫れてたのに、治っちゃうだなんて。やっぱりハーブの力は偉大だわ!!
Oct 23, 2004
コメント(12)
昨日は久々にとっても良い天気。ここのところずーっと天気悪かったんだけど、昨日は気温もぐっと上がった。サルデーニャの友達にSMS打ったら、彼、昨日は仕事の後、友達と海に行ったって。あったかいって良いな~。うちなんて、暖かめだったけど、いつものごとく午後からは暖房つけたもん。寒いって嫌だな。寒いの嫌い。南の島とかで、「暑い暑い」って言いながらのんびり暮らす方が私は好き。思えばここでは、一年の半分からそれ以上、暖房の世話になってるんだもん。「寒い寒い」と言いながら、のんびり暮らすのはあんまりためにならない(どちらにせよ、のんびり)。と言うのも、統計で、寒い地域に住んでいる人の方が鬱病にかかりやすいというデータがある。寒さは人をネガティヴにさせる。のんびりして考える時間がたくさんあると、余計に鬱になりやすい。仕事とか、何かに集中しないと行けないことがたくさんあればあるほど考える時間もない。私って、性格がのんびりしてるから、考える時間もあり過ぎて、余計なこと考えちゃう。これで鬱にならないのが不思議なくらい。いや、実は気付かぬうちになってたりして・・・。寒い話はどうでもいい。昨日は晴れたし暖かかったので、ここのところしばらく行っていなかった子供用の公園に出かけて行った。子供用の公園は、ちょっと遠い。しかも、たどり着くまでの道が、登りと下り。いつもなら、子供をベビーカーに乗せて、公園で降ろして遊ばせるという方法を取っていた。公園で遊んで疲れるということを計算に入れると、行き帰り全部歩いてくれないだろうし。昨日の朝は、ところが、ベビーカーが家になかった・・・。一台は義母の家に置いてきてしまった。もう一台は、仕事中の夫の車の中。でも、天気も良いし、子供に久々に思い切り外遊びさせてあげたいし・・・。帰り、抱っこして来るの覚悟で、徒歩で公園まで出かけて行った。道を歩いている途中、遠くからチンクエチェントが走って来るのが聞こえて、「メンメンメメメン、メーン、メメーン」と始めた子供。側を通り過ぎていくチンクエチェントに大興奮!!うちには、チンクエチェントのミニカーが3台あるんだけど、私がそれを走らせながら上のように擬音を言っていたら、すっかりそれが車の音になってしまった。しかも、特にチンクエチェント。家で夫がチンクエチェントをいじっているときも、「メーン、メメーン」って言ってる。しかし、チンクエチェントのエンジン音を聞いて、姿を見なくてもすぐにそれがチンクエチェントのものだと分かるとは、凄いと思った。途中で駐車されているチンクエチェントを更に2台見かけたんだけど、すっかり自分の車だと思っていたらしい。走って近づいて行って、家でやっているように、ボディをバンバン叩き出す。ちょっと待った~。人様のチンクに手を出すなぁ~。君のじゃないからバイバイしようね、と言っても、「ノ!!」。強行突破。抱っこして連れ去った。「ノ~!! メンメ~ン!! ヴォイオ、ヴォイオ~!!!」(やだ~。ブーブー。欲しい、欲しい)と叫んで訴える。忘れてもらった頃に地面に降ろして歩かせようとすると、後ろに帰ろうとする。う、ちゃんと覚えてる。ちょっと歩いたら、またチンクエチェントが駐車されていて、ギョッとした。またか!!今度は海老色という色が気に入らなかったらしく、あんまり近寄らずにいた。指差して、「メンメーン」って喜んでいたけど、あんまり必要以上に興味を持たなかった。ちょっとホッとしたわ。うちの子供、チンクエチェントが大好き。今度の日曜日、サルッツォでチンクエチェントのミーティングがあるんだけど、行けたらいいなー。子供、さぞかし喜ぶんだろうなぁ。7月のガルレンダのときも大喜びだったけど、数があまりにも多すぎて、何がなんだか分からず、チンクエチェントが並んでいる芝生の方に興味があったみたいだったけど、昨日のこの調子だと、今度行ったら、絶対、人様のチンクに手ぇ出すぞ。気をつけなきゃ。公園に着いてみると、誰もいない。普段からあんまり人がいないところだけど、ホント、だーれもいない。寒いからかなー。でも、昨日は暖かかったのに。しかも、2週間以上天気悪かったから久々に外に出たくないものかな? 広い公園、貸し切り状態。うちの子供はブランコが大好きで、いっつもブランコにずーっとずーっと乗ってる。途中、2歳の男の子とおじいちゃんがやってきて、一緒にブランコで遊んだ。帰ろうという頃、子供同士、抱き合い、チューを披露。もちろん口に。うちの子供は、チュ、と音まで立てて・・・。二人とも大喜び。喜んでまたしてる・・・。良いんだけどね、君たち男の子同士でしょう??チュー仲間だけあって、男の子のおじいちゃんが男の子にあげたパンまで二人で仲良く分ける。自分で食べてるパンをあげっこして喜んでいる。こういう子供たちの姿って、かわいいよねー。帰り掛けに、老夫婦がベビーカーを押して入って来た。で、ふと思った。そういえば、道端で見かける子供も、おじいちゃんかおばあちゃんに連れられている場合が多い。今まで公園で話したのも、おじいちゃんかおばあちゃんか。日曜日にはママもいるけど、平日はおじいちゃん、おばあちゃんばっかり。若いママに連れられているのは、大抵、まだ小さい子供。首が座ってないような小さい子供。やっぱり、ママは産休が終わって、さっさと仕事に戻るんだろうな。共働きで。8月に日本にいたときは全然違った気がする。日本では結構、ママが子供を連れて公園に遊びに来ていた。おじいちゃん、おばあちゃんももちろんいたけど、ママが結構多かった。日本には若いママも結構いた。イタリアでは、若いママはほとんど見かけない。従って、子供の世話をするおじいちゃんおばあちゃんも年金生活。うちは、みーんなまだ働いているから誰も孫の面倒を一日中見てはくれない。皆50歳台だからね。かと言って、私、若いわけじゃない。もう30だし。見ててくれる人がいるって良いよね。仕事、したいと思ったらすぐにできるし、ちょっと子供無しで出かけたいというときはすぐに預かってもらえるし。うちは義母に預かってもらうんだけど、仕事の休みを前もって取ってもらって、それでお願いする。好きなときに、ってできればなぁ、と思うのは贅沢すぎるかな。まあ、お願いできる人がいるだけ、とっても助かるんだけど、仕事を休んでもらわないと行けないという辺り、ちょっと心苦しい。彼女自身はむしろ孫と一緒にいられて喜んでいるから良いんだけど。
Oct 22, 2004
コメント(2)
先日、ヨーグルテリアなるものを発見。義母の家の近くに新しくオープンしたもの。ジェラート屋のことをジェラテリア、クレモーゾ(クリーミー)なジェラート屋だとクレメリア、などと言うように、ヨーグルテリアはヨーグルト屋ということ。でもさ、ヨーグルテリアなんて、私、見たことも入ったこともない。どんなものなんだろう??ヨーグルト食べさせてくれるわけ? ストロベリー味のヨーグルトとか、アプリコット味のヨーグルトとか??それとも、ヨーグルトで作った冷たいお菓子を食べさせてくれるのかな??興味津々で店の中を眺めてみると、ジェラテリアのように何かを掬っているのが見える。やっぱりストロベリー味のヨーグルトを掬ってくれてるわけだろうか??さっさと疑問を解消するため、結局ヨーグルテリアに入ってみることにした。ちょうど私たちの前にいた女の子二人が選んでいるところで、観察。彼女たちはまず、入れ物、カップを選んだ。店員の女の子が、壁に付いている、日本で見かけるソフトクリームの機械のようなものから、ソフトクリームのような白いものを、うにゅ~っと出す。何だ、ソフトクリームじゃん、これ。「ヨーグルト、前回よりも固くしてみたの」と店員の女の子、私たちの前にいる女の子たちと友達のようで、こんなことを言っていた。ってことは、これがヨーグルトか。次は、トッピングを選ぶ。ホワイトチョコレート、チョコレート、ヌテッラ、といったトローっとしたトッピング、マンゴー、パパイヤ、リンゴ、木苺、などのフルーツを小さく刻んでシロップ漬けにしたトッピング、それから、ヘーゼルナッツを刻んだもの、チョコスプレー、フレーク、といった乾燥したトッピング。色といい形といい、ソフトクリームに見えるヨーグルトに、好みのトッピングを乗せて、スプーンを付けて、出来上がり。私たちは、夫、コーンを選んだ。店員の女の子に、コーンだとヨーグルトが溶けやすいから、トッピングはホワイトチョコしかできないけど良いかと言われる。おっとはそれでOK。私はカップで、トッピングは木苺を選んだ。合わせて、3ユーロでちょっとだけお釣が来た程度。何だ!! 高いじゃん!!ピーナのジェラート屋に行けば、コーンでジェラート2味で1.10ユーロだよ。しかも彼女のところは山盛り。ここで盛ってもらったヨーグルトの5倍はある。味の方も、物凄く美味しい。イタリアに来て、各観光地でジェラートを食べては、「イタリアのジェラートって本場だから美味しいのかと思っていたら、大した事ない」と言っていたグルメな友達が、ここのジェラートについては「今まで食べた中でいちばん美味しい」って言っていた。値段もね、ローマとかフィレンツェで食べたジェラートとは比べ物にならないくらい安いって。観光地って高いよねー。さて、ソフトクリームに見えるヨーグルトのお味は、なかなかだった。ヨーグルトのジェラートと言うにはあまりにもヨーグルトの味が強い。この味を例えるならば、正しくクリーミーなヨーグルト。生クリームが入っているあのヨーグルト。水っぽいトッピングがあるだけに、溶けるのも早い。溶けた状態が、クリーミーなヨーグルトそのもの。美味しかったけど、量と値段が気に入らなかったから、二度と行くことはないだろうな。いや、ホント、量少なすぎ。観光地じゃあるまいし、あの量であの値段は行けない。まあ、とにかく疑問を解消したからいいとするか。結局のところ、美味しかったし。
Oct 21, 2004
コメント(4)
昨日、たまたま付けたMTVのTRLで、アナ・ジョンソンが生出演しているのを見かけた。彼女のビデオ『We Are』は観たことがあるけど、生で(って言うか、普通に)喋っているのを見ると、ビデオよりも目の輝きが強い感じがした。喋っているのを見て、ビデオよりも普通の状態の方がこの子、かわいいんじゃないかなー。以前、同じくTRLでケリー・クラークソンを見たことがある。歌唱力は凄かったものの(スピーカーぶっ壊れそうな物凄い声だった)、ビデオと姿が違う。ビデオより不細工に見えるし(ファンの方ごめんなさい)、ビデオよりかなり太って見える。これには、映像技術って凄いなーと思わされた。LACUNA COILというイタリアのバンド、ご存知だろうか?似たような音楽をやっているエヴァネッセンスが成功したことから、ここのところ、一般にも結構広く売れているらしいんだけど。あそこのヴォーカルのクリスティーナ。ビデオや写真を見るとストラフィーガ(すっごい美人)に見えるんだけど、実際に生で見ると普通のイタリアの女の子。イタリアで出るヌード写真カレンダー、80%のカレンダーはコンピュータで修正が入るんだって言うけど、こういうビデオとかも修正入るのかな?でもさ、何度も何度も撮り直ししたり、何枚も何枚も撮るのに、更に修正って・・・。しかもさ、撮られる女性の方も、既に胸などに、整形手術受けていてたりするのに?カレンダー、見る分には美しいかもしれないけど、どこかしこに修正が入っていると思うと、何か違う気がする。アナ・ジョンソンを見て、彼女は完全に自然な形でいてもOKかなと思ったりした。
Oct 20, 2004
コメント(0)
夫の会社、今、景気悪い。社長の友達の、お得意先の工場を切り盛りしているエンジニアが、移動になるかもしれないから。この工場、アメリカのブッシュが持っているとんでもなく大きなグループから更に枝分かれしたグループの傘下。ヨーロッパの代表はフランス。フランスの他に、現在、ポルトガル、イタリア、チェコに工場がある。フランスの代表というのが、とんでもない人で、他国の仕事をできる限り盗んじゃう。今までに、スイスやイタリアはナポリにも工場があったんだけど、彼らが取った仕事をフランスでやることにして、スイスやナポリの工場は仕事の業績が上がらないというのを理由につぶしてしまった。そりゃそうだ。彼らが取った仕事を勝手にフランスでやることにしちゃうんだから。フランスの工場は業績が悪いけど、フランスの工場をつぶすわけにはいかないから、こうやってフランスのボスの考えで潰せるところを潰しちゃったわけ。このボスが、徳川家康タイプな人で、何年も何年もかけて、つぶしにかかる。陰険な。残った工場の中で潰せるのはイタリアのみ。ポルトガルのボスとフランスのボスは友達。チェコは経費が安くて済むから潰すわけにも行かない。我らがイタリアのエンジニア、前切り盛りしていた同じグループ傘下の工場を、数年のうちにかなり盛り上げた人物。今働いている工場には半年前に移ったばっかり。今の工場は、もう落ち込みまくりで、潰れそう、と言うところを、アメリカからの司令で任された。この半年のうちに、エンジニア、潰れそうだった工場を盛り上げ、業績をどんどん上げている。ここでフランスのボス、業績を上げているところのエンジニアの工場が取ってきた仕事をこれからはフランスでやるんだと、そのように取り計らい出した。冗談じゃない、ここまで業績を上げたのに、このままでは下がる一方と、エンジニア、起こってフランスのボスに電話。ボス曰く、「お前は腕がよすぎるから、ヨーロッパのボスである私以上の人間だとアメリカに思われたくない。ゆくゆくはお前を移動させるつもり」。つまり、エンジニアに業績を上げてもらっては困る。はっきりとイタリアを潰そうとは言っていないけど、こんなわけで、エンジニアの業績は下がる。エンジニアの工場で仕事がないと、新しい仕事がその工場に来たとき、その都度機械の製作を頼む夫の会社にも仕事は来ない。エンジニアが移動になったら、夫の会社には多分仕事は来ないだろう。この世はコネ社会だから。新しくその工場のボスがコネで仕事を誰かにあげるわけで。で、前置きが長くなっちゃったけど、夫の会社の社長は、最近、今の仕事だけじゃなく、新しい投資をしないとなと考えていた。最悪、エンジニアが移動になっても、以前のように小さな仕事をして細々とやっては行けるけど、また一から遣り直しになる。せっかく会社を盛り上げて大きくしたのに。で、万が一のことを考えて、新しい投資をと考えたのが、ガソリンスタンド。会社の近くに売り出されているガソリンスタンドがある。100.000ユーロということで、エンジニアと半分づつ投資してみるのも良いかなと思っているらしい。現在は単にガソリンスタンドとバールがあるだけだけど、更にセルフのカーウォッシュも設置して、全然今の仕事に向いていない兄にガソリンスタンドを切り盛りさせて(邪魔だから何らかの理由をつけて自分の会社から取りたい)、と社長の中では新しいプロジェクトが描かれている。夫に昨日、熱く語ったんだって。「で、バールに人が必要なんだな。やっぱり客寄せのため、女の子が良いな」、と、夫を見つめた。どうして夫を見つめたかというと、私、なんだ。社長は私をバリスタ(バール店員)にしたいと考えているらしい。またか!! いつもそうなんだ!!彼は何かというと私を雇いたがる。私、相当気に入られているんだろうか? 必要なとき、まず私に声をかける。私がイタリアに来てまだそんなに経っていなかった頃、昔持っていた店で人が足りないから働きに来ないかって誘われ、言葉が心配だから断ったんだけど(だって、店にひとりでいないといけなかったし)、結局手伝いとして行った。会社が大きくなってきて、秘書が必要だというとき、私に声をかけた。まだ1歳の子供はどうするのよ・・・、と断った。だいたい、私は夫と一緒の会社で仕事なんてしたくない。後で考えたら、受けときゃよかった。そうすりゃ雇われた秘書が夫にちょっかい出すこともなかったのに・・・。まあ、子供がいて無理なんだけど。で、また。今回はバリスタだよ。別に、パートとして午前中5時間程度だけなら良いんだけど、そうすると子供はどうするの? 預けられる人いないよ。だいたい、場所が不便で、車がないと無理。いや、車はうちに2台あるから私の分もあるんだけど、免許がない。何にせよ、働きに出るとしたら、免許、必要なんだよね。前誘いを頂いた造船会社も、やっぱり車がないと無理だし。まずは免許、なんだけど、私、あんまりやる気ない。だって、イタリアで運転って何か恐いんだもん。いや、イタリアで、って言うと多分語弊がある。イタリアと言っても、都市によって住人の運転の仕方が違う。日々、仕事でストレスが溜まっている大きな都市とその近辺は、運転が雑。うちは田舎だけど、工業があるから、しかも、今落ち目の車産業だから、やっぱりストレス溜まっている人多くて、運転が恐い。優先権、こっちにあるのに、堂々と突っ込んで来るの、当たり前。うーん、でも、いつかは免許取らないとなー。夫なんかは、毎日明日にでも取れ、って勢い。毎日毎日そう言う風に言われると、逆にやる気無くなって来る・・・。出も免許がないと仕事にも出られないわけで・・・。ああ、いつかは免許取らないと。でも、免許取ったらバリスタじゃなくて、もっと稼げる仕事を見つけてやるっ!!!!
Oct 19, 2004
コメント(4)
昨日はエリカのお店を見に行った。彼女は2年ほど前からイタリアの大きな旅行会社の本社で働いていたんだけど、仕事の内容がつまらなくて、このまま朽ちたくないということで、何か新しいことを始めたいと考えていた。ビデオのレンタルのお店を開くという案がすぐに浮かんで、両親の手助けもあり、今月8日、トリノ郊外の町にお店を買った。お店の出資者は、全部で5人。エリカの両親が30%。エリカのお母さんの元同僚で、同じ町にビデオレンタル店を経営しているカップルが50%。エリカが残りの20%を出資。店を切り盛りするのはエリカひとり。エリカは店員としての給料を稼ぐ他、稼ぎの20%をもらうことになっている。 その町には既に3つ、ビデオレンタル店がある。全てが全て、遠いところに位置している。最後にそこに店を出した今回エリカのために50%出資したカップル、開店後1年間で、出資したお金、全部チャラになって、儲かるって言うんで、今回エリカのために投資することにしたんだって。エリカが買った店は、町の中心。このゾーンにはまだビデオレンタル店がない。今までは、CD屋だった店。先週、準備段階のエリカは、店に慣れるため、一週間そのCD屋を受け継いで店を開けていたそうだけど、その町にひとつしかないCD屋なものだから、一週間で家賃を払えるだけ稼いだって。その店を、私は昨日見に行ったわけ。店は小さい小さいと言っていたエリカだけど、いや、小さくなんかない。天上高いから、余計に広く見える。ビデオレンタル店としては、大きい方だと思う。詳しいプロジェクトを聞くと、正確にはビデオレンタル店ではなく、DVDレンタルをするそう。24時間体勢の自動レンタル機が今週には届くって。店内では、ビデオの販売、プレイステーションの販売とレンタル、それから前の店の持ち主が残して行ったCDも売るって。CDに関しては、町で唯一のCD屋だから、もう少し幅を広げたいんだって。正解かも。 前の持ち主が残して行ったCDの内容を見てビックリ。流行のもの、あんまりない。ロビー・ウィリアムスやブリトニー・スピアーズのCDがやけに色んな種類揃っているなと思ったら、エリカが新しく仕入れたものなんだって。でね、エリカ、要らないCDを全部、値段を3ユーロとしてカートに入れて売り出ししていたんだけど、裏を見ると、すっごい値段が張ってあったり、こんなの誰が買うよ? って言うような物凄い古いのだったり。ラガッツィ・イタリアーニとかアンブラとか古いものとか、オペラツィオーネ・トリオンフォが20ユーロとか・・・。いや、3ユーロにして正解。でも、エリカ、ブライアン・メイまで3ユーロにするのは納得行かないよ。彼女もうちの夫も「ブライアン・メイ? 誰よ、それ?」状態。彼女らはQUEEN好きじゃないからなー。エリカの彼氏のアレと私はQUEEN好きだから、「3ユーロだなんて」って反撃したよ。古いフィオレッロも3ユーロのカートの中にいやにいっぱいあったんだけど、フィオレッロなら売れそうな気がする(笑)。おばちゃんとか買いに来そうじゃん? ←って、イタリア在住の方にしか分からないか。 もうひとつビックリしたのが、MC。カセットだよ? 2004年にもなって。しかも、その数が恐ろしい。CDの在庫の2倍以上はあるんじゃないかってほどある。・・・今年2004年だよ?私は1988年にCDプレイヤーを買って以来、MCなんて目もくれてない。16年後に店でこんなに沢山のMCを見ようとは・・・。ここは本当にイタリアか!?しかもね、付いてる値段が恐ろしい。エリカはどうせ売れないと思って、売れ筋っぽいのには4ユーロって値段をつけて、残りは全部2ユーロとしてカートに入れて叩き売りすることにしたんだけど、裏に付いている値段が恐ろしい。15.54ユーロだよ?それじゃ、中古CD買った方がずっと安いじゃん。新品でも、売り出しで10ユーロで売ってることがある。 エリカに素朴な疑問。このMC、全部どうするつもりなんだろう??これは、お母さんのお店の外で絨毯売っているモロッコ人に全部売るつもりって。彼らモロッコ人は、こういう売れないものを安く買って、モロッコで売るんだって(売れるらしい)。うん、それが良い。モロッコ人にとってもエリカにとっても。 来週からDVDレンタル店としてオープンする準備段階の今、考えることが沢山で、考えちゃうことも沢山で、眠れもしないとエリカ。うまく行くことを祈りたいなぁ。オープンのお祝いに、私たちは時計をプレゼントしようと思う。店に合わせてモダンな感じの良い時計が見付かるといいな。
Oct 18, 2004
コメント(0)
チョコミントって懐かしい味。子供の頃、チョコミント大好きで、アイス、いつもチョコミントを食べていた。あのミントのスーっとする感じとチョコレートの甘さがたまらなくて。イタリアって、チョコミント味があんまりないんだよね。ジェラートでチョコミントなんて見たことがないし、チョコレートでもチョコミントってない。フランスかどこかのメーカーのもので、チョコレートの中にミントクリームが挟まっているものがあるけど、チョコレート自体は美味しくなくて、あんまり買わない。あとは、定番のアフターエイトがある。ただ、アフターエイトはミントの比重が少なくて、私はあんまり満足行かない。昨日、ふと思い立って、チョコレートたっぷりのケーキに、ミントシロップを入れてみた。結構入れた。そしたら、すーっと爽やかな感じが出て、なかなか美味しかった。チョコレートもたっぷりだったし。チョコレートはNOVI。ミントシロップはこの近所で作られたもの。と、ピエモンテ尽くし(笑)。ピエモンテ万歳(自分の住んでいるところだから)。いやね、このミントシロップ物凄い美味しいんだ。味が濃くて、かつ甘い。ミルクに入れるとまたかなり美味しい。ケーキのレシピ、クックパッドの方にまたアップしたので、興味のある方はこちらへどうぞ。どこかで見たことがあるんだけど、この上にミントのリキュールに粉砂糖を混ぜてアイシングとしてみるのも良いでしょう。
Oct 16, 2004
コメント(2)
昨日、義姉ステが一緒に赤ちゃん用品のお店に出かけようって言ってきたんだけど、断った。ちょうど、子供、寝てたし。普段なら子供起こしてでも行くんだけど、ちょっと、私、乗り気じゃなくて。と言うのも、ステ、現在妊娠中で来年1月に出産予定なんだけど、妊婦にありがちなストレスが相当溜まっているようで、最近おかしいんだよね。仕事していた頃からストレス溜まりまくりで、ヒステリックな言動を働く主婦のストレスのせい、なんて言っていたんだけど、産休中の今は、ヒステリックな言動がさらに酷くなった。・・・ってことは、彼女、ヒステリックな人間なんじゃ?働きに出る前は、こんなヒステリックじゃなかったって夫は言う。仕事が彼女の性格を変えてしまったのか。産休に入ってからは何もしない、ゆっくり休む、寝まくる、ってのんびりしていたんだけど、その後、全然ゆっくり休まないでいたおかげで、疲れまくって何度病院の救急科に行ったことか。私が電話すると、いつも疲れているの。「今沢山用事済ませてきたところ」とか「大掃除した」とかで、「疲れてる」。この間、気分が悪くて眠れなかったって言うから、どうしてか尋ねたら、「夜9時まで(夫の)イーゴルが家の壁を壊して作業していたんだけど、12時までその掃除に追われてたから」って。妊婦なんだからそんな疲れちゃ駄目じゃん、って言うと、「でも、埃だらけの中で寝るのも体に悪いじゃない?」。うーん、イーゴルにもっと早くに切り上げてもらって、彼に掃除してもらえばよかったんじゃない?? 私は妊娠中そうしていたけど。彼女はゆっくり過ごすことができない。仕事が休みの日、家にいたとき、掃除も終わってもうやることがなくなると、何をしていいかわからなくてとりあえず外に出かけてたそう。で、私に、「専業主婦って暇すぎて飽きてこない? 意味のない毎日みたいで、私には絶対にできない人生だわ」って言ってた。私、趣味が物凄い沢山あるから、自分のフリータイムに飽きることって絶対ない。絶えずやりたいことがあるから、飽きたことなんてない。むしろ、働いてたときなんて時間がなくて寝る時間を惜しんで趣味してたもん。睡眠時間4時間とか当たり前だった。今は8時間は寝ないと駄目だけど。彼女は、「夫にぶら下がって生きるなんて私には絶対無理。自立した大人とは言えないし、自分で買いたいものも買えないじゃん」とも私の目の前で言っていた。私がいるって分かってて。喧嘩売ってんのか? って思ったことある。うちの夫は君の夫ほど稼ぎ悪くないし、下らないことにお金かける人でもないし、私は自分で買いたいもの、気にせず買えるのにさ。当時私の貯金は、将来家を買うときの頭金にしようねって夫婦で決めてたから、生活費も私が買いたいものも、全部夫が稼いだお金だった。身内で喧嘩するのも嫌だから、こういう彼女の言葉にムカっと来ても、何も言い返さないでいたし、いつも彼女の肩持っていた。基本的には良い人だから。ただ、ここのところ、どうもあんまり側にいたくない。私が妊娠中に一度こういう様なことが起こったんだけど、そういえば、あの時も遠のけたいと思ったな。あの時は頓珍漢なことで怒って、頓珍漢に解釈して、もう、いい加減にしてって感じだった。で、今、彼女が妊娠中でヒステリック。この間はほとんど知らないような夫の同僚(カルチェット仲間)に頓珍漢なことで罵声を浴びせかけ、同僚、ビックリ。そのことを、翌日夫が同僚に、「彼女は妊娠中でヒステリックになっているから放っておけ」とでも言ったに決まっている、とヒステリックになってうちに怒鳴り込んできた(その言葉は同僚が夫に言ったらしいけど、夫はそんなこと誰も言ってないってその場では言ってた)。何にも知らなかった私はビックリ。彼女が叫びまくって半泣き状態で外に出て行ってしまったのを見て、唖然。何? あれ。テレビドラマのワンシーン? どっかにカメラマンとかいるわけ?? 状態。このヒステリーのきっかけも大した事じゃなくて、そんな大騒ぎすることもないだろうに、というようなこと。だから、私にはどうして彼女がこんなに怒っているのかさっぱり分からなくて、なだめるしかなくて。ただ、何で何でもないことでこんなに怒ってる人をどうやってなだめていいんだかも分からなくて・・・困った。で、これはどうでもいいんだけど、先日、夫が用あってイーゴルに電話すると、ステ、ベビーカー、値段はどのくらいなのかって訊ねてきた。は? どうして? 私たちの使っているベビーカーを使うって約束だったのに。「私の両親とお姉ちゃんとおばさんが贈ってくれるってことになったの」私たちのを使うって話だったじゃない? それがどうして?「え? だって、もう買ってもらうのでOKって返事しちゃったし、今更困る」困るのはこっちだよ!!!今年2月にペッピーノとマニョーラに子供ができたとき、ペッピーノが私たちに、私たちが使っているベビーカー(3歳まで使える3使用ベビーカーで1歳近くまで使えるチャイルドシート付き)を譲ってくれ、代りに私たちに新しいベビーカー(のみ)を買うから、と頼んできた。そのことをイーゴルに話すと、「とんでもない。自分たちに子供ができたときに譲ってもらわないと困る。断れ」と言われ、ペッピーノの申し出を断った。マニョーラに、ベビー服は高すぎる。譲ってくれる人が誰もいないからよかったら譲ってくれないかと頼まれた。服もイーゴルに取っておけと言われたもの。でも、私、自分の子供が3ヶ月までの間、服があり過ぎて2度しか袖を通していない服もあったくらいだから、イーゴルタチに好きな服を選んでもらって、要らない分をマニョーラにあげようと思って、その旨イーゴルに言った。そしたらイーゴル、ステ、その頃まだ妊娠してなかったけど、彼女の家系は双子家系だから双子が生まれることを恐れて、一枚たりともやるな、と言ってきた。でも、それではあまりにも酷いから、私、隠れて何枚かマニョーラに貸してあげた。彼女の喜びようったら・・・。ステに譲るため(もちろんただで)、私、ベビーカー、大切に大切に扱ってきた。夫も、これでイーゴル、無駄なお金をかけなくて済む。下らないものにいつもお金をかけて、いつもお金がない兄を助けてあげられる、なんて言ってたのに。ステが妊娠して、今年の夏日本に行くとういのもあって、軽いベビーカーもう一台買ったのに。これで良い方のベビーカーあげても大丈夫って状態だったのに。今になって、いらない??ベビーカーはもうあるんだから、他のものを両親たちに買ってもらったら?「でも、もう従姉妹とか同僚からのお古があるし・・・」ちょっと待って。じゃあ、もしかして、服も要らないなんて言わない??「服ね、暖ボールに2箱、山ほどあるから、全部は要らない」暖ボール2箱に山ほどあったら、全部はじゃなくて、ほとんど要らないってことじゃない!!??あんたたちのエゴのおかげで、私はマニョーラに服をあげられなかったわけ!? 彼女、なくてもの凄く困ってたのに!?イーゴル、「そう言えばそんな事言ったっけな。でも、もう過ぎたことだから」ってさっぱり。物凄いマニョーラに申し訳なくて、物凄く頭に来た。もう好きなようにしなさいって感じ。あんたたちには何にもあげたくないよ。・・・その後、イーゴルとステ、ベビーカーのことで喧嘩したんだって、イーゴルは私たちのを使ってお金だけ贈ってもらって、その分養育費にしよう、って言って、ステは、もう買ってもらうって約束しちゃったから今更そんなの嫌だって・・・。・・・勝手にして。私は知らん。ここ数日、他人のおかげで嫌な気分。私は彼らに対して怒っている。自分が怒っているものだから、彼女がちょっとキツイこと言ったら、私もキツく返して(それが私の地だから)、喧嘩してしまいそうで、あんまり会いたくない。ましてや赤ちゃん用品の店に行くとなると、ベビーカーの話とかするだろうし、余計に嫌だ。・・・こんなことで怒っている自分も、妊娠後、怒りっぽくなったと思う。彼女ほどじゃないけど(って夫が言った)。いや、他人の前でドラマみたいな激しいシーンを展開するようなことはさすがにしないよ、私。自分の恥をさらし出しているような感じだもん。はー、ちょっとの間、彼女には会いたくないなー。他人の愚痴なんて面白くないでしょうにここまで付き合って下さった方、ありがとうございました!!何かアドバイスがあったらよろしくお願いします。
Oct 15, 2004
コメント(6)
先週の週末は気温が上がって、最高気温が26度とかだった。暖かくて半袖姿で外を歩いた。山歩きするのに山は寒いなと思って、ジャケットを持って行ったんだけど、出番なし。月曜日から気温がぐっと下がって、しかも、月曜の夜と火曜日の午後は雨。湿気が出てきたので余計に寒く感じる。我が家では、除湿機が大活躍。ちゃんと除湿しないとね、壁にカビが生えて来るんだ。古い家だから。昨日は気温がまたぐっと下がって、最高気温が10度。寒いので、夜、今年初めての暖房をつけた。我が家の暖房は、暖炉。薪暖房は、北イタリアで静かなブーム。薪はガスの暖房よりもずっとお得。節約できる。ただし、木が多い北、ではの話。南部に行くと、薪は高価で、暖炉なんてお金持ちの家にあるものなんだって。でもさ、南部はあんまり寒くないから、暖房なんてあんまりお世話にならないんじゃ? 私の住む土地は、冬が長い。冬の間、車のドアが凍っちゃってドアが開かなくなるなんてこと、当たり前。私は一応、東京・埼玉で育ったので、寒い冬に慣れていない。日本から帰って来る飛行機の中で、スコットランドにもう10年住んでいるという日本人女性とお話したんだけど、スコットランドといえば、すっごい寒そう。だけど、彼女は、日本と比べてそんなに変わらないって言ってた。そんな彼女の出身は、諏訪の方。長野か。それは、確かにスコットランドでもあんまり寒くないかもな。私はね、北イタリアの冬ですら寒くて嫌だ。夫のおばあちゃん(シチリア出身)が冬はいつも「寒い寒い」と言っているのと同じで、私もいつも寒い。さて、暖炉だけど、うちにはノルウェー製の鋳物な暖炉が一つあるだけ。扉がある嵌め込み式暖炉ね。ノルウェー製と言うだけあって、強力。買うに当たって、いろいろ廻って見たんだけど、イタリア製は、見かけ、美しい。が、業者さんの総合的な意見は、イタリア製は見かけは美しいけど、機能が落ちるということ。ノルウェーのものは、見かけは凄いシンプルだけど、さすがに土地柄、暖房機能を勉強し尽くしていて、強力。うちの暖炉は1階の階段の横にあるんだけど、熱が上までしっかり上がる。ひとつで充分。薪は、去年初めてこの家で、暖炉で冬を迎えるに当たって、30トン用意したんだけど足りなくて、後半は薪探し→でももう誰も良い薪を持ってなくて(業者も馬鹿じゃないから、真冬に薪を買いに来る人には、残り物のまだ青い薪を高価で売りつける)、各部屋の壁に付いているガスストーブで暖を取った。・・・去年はガス代、物凄く払ったっけ。いや、夫が火見るの好きで、どんどん放り込んでいたせいもあるんだけど。暑くて半袖だったもん、夫。そういう嫌な思い出があるので、今年は55トンの薪を準備。55トンってどのくらいかというと、我が家の庭は小さくて、ワゴン車が2台やっと入る程度のものなんだけど、庭の半分に薪が山積みになっている。その前に、チンクエチェントともう一台の車パンダをギュウギュウに入れて、何とか門が閉まる程度。庭、いっぱいいっぱい。狭すぎる。これから6ヶ月は薪のお世話になるんだな。一年の半分は冬だなんて・・・。ああ、寒いの嫌い。火って良いものだよ。ゆらゆら燃える火を見ていると、リラックスするから。数時間ごとに薪を放り込んだり、火の具合を確認するのは面倒くさいけど。昔の人はこういう暖房の方法しか使ってなかったんだよね。現代って色んな意味で、ホント、便利になって、人間、怠惰になったんだね。
Oct 14, 2004
コメント(4)
ここのところ栗三昧。まだまだいっぱいあるんだ、栗。昨日は、ずっと食べたかった栗ご飯を作った。毎年栗を拾う度に食べたい食べたいって思ってた。でも、一度も作らなかった栗ご飯。だってね、皮剥きが物凄く面倒くさいんだもん。皮剥きって、基本的に苦手で嫌いな作業。ジャガイモやにんじんの皮剥きですら結構嫌。でもしないと日常生活の上でご飯作れないんだよね。ピーラーという文明の機器(?)を使うといとも簡単!! これで皮剥きも楽!!なのに、この間日本から持ってきた愛用のピーラーが壊れた。イタリアで買ったピーラー、全然切れない・・・。見事に切れないので、苦手で嫌いだけど、包丁で皮剥きしている程。ああ、おばあちゃんにもらったあのピーラー、よく切れて使いやすかったのにな。・・・ピーラーでの皮剥きの話は置いといて、栗の皮剥き。そう、ピーラーでは剥けない栗の皮。しかも、周りのちょっと固い皮をはがした後、渋皮という難関が待っている。周りの皮すら、私には難関。だって、私、育児している母親失格で、爪長いんだもん。爪傷つくじゃん。ともかく問題は渋皮。取り難くて大嫌い。栗ご飯用の栗の皮を剥くのに、すっごい時間かかった。出来上がった栗ご飯は、久しぶりの栗ご飯は、それはそれは美味しかった。日本のお米と一緒に炊いたし。イタリアのじゃこうは美味しくできないな。苦労した甲斐があった。なのに、目の前で食べ始めた夫と来たら、「味がない」と醤油をドバドバかけている。お前という男は!!!そういえば、夫は赤飯にも「味がない」と醤油をかける。もちろん、ごま塩の他に。塩分取り過ぎだよ、と文句を言うと、「血圧低い人間が何塩分を気にしているんだ」って返ってきた。いや、血圧低い私は塩分取って良いけど、血圧が普通な夫は塩分あんまり撮り過ぎない方が良いんじゃ?思えばイタリアの料理はシッカリな料理が多い=塩分が多いんだろう。外食を家庭の料理よりも美味しく感じるのは塩分がそれだけ多い=外食ばかりはよくないって聞いたことがある。こんなんだからイタリアには糖尿病患者がいっぱいいるんだ(いや、多いんだ、ほんと)。イタリア人は基本的に塩分糖分取り過ぎなんだ。「日本の料理は味付けがデリカート過ぎるのが多い」と反撃の夫。そういえば、夫は寿司のシャリ全体をたっぷり醤油に浸す。味付けがデリカートなのは素材本来の味をそれだけ活かしているってことで、塩分を取り過ぎないから健康にも良いってことだ。だいたい、日本人は塩分取り過ぎって言われているんだから、イタリア人なんて取り過ぎをかなり超えてるんじゃないか?言い合いの末は、栗をご飯に入れるだなんて、日本人は何でも米と一緒に食べないと行けないのか、この組み合わせは合わない、とか、違う話に発展。とにかく、夫は栗ご飯好きじゃなかったみたい。一生懸命皮剥いたのに~。まあ、私は満足したから良いか。子供も美味しそうに食べていた。普段のパスタよりは好きだったみたい。途中、面倒くさくなったのか、スプーンを床に投げ捨てて、手掴みで食べていた。ああ、せっかく最近ちゃんとスプーンとフォークを使って食べてくれると喜んでいたのに。一度こうやって手掴みで食べると、またこっちの方が楽だって、スプーンとフォーク使わなくなっちゃう・・・。
Oct 13, 2004
コメント(6)
昨日は、日曜日に拾った栗で早速ジャムを作った。季節のものでこうやって何か作るのって好き。買ったもの、じゃなくて、自分で収穫したもの、というところがまた好き(笑)。栗と一緒にヘーゼルナッツも結構拾ったから、またこれでケーキでも作るか。栗のジャムは初挑戦だったけど、美味しいよ。売っているものよりもずっと美味しくできた、と自分では思っている。好みもあるのかな?レシピはこちら。このレシピでジャムの瓶に3本くらいできる。長期保存の方法も一緒に載せておいたので、興味がある方はこちらを 見てください。
Oct 12, 2004
コメント(2)

昨日は久しぶりに山歩きをした。普段は子供と一緒で、碌な山歩きができない。山道には興味深いものが沢山あるから、子供、真っ直ぐ歩いてくれない。道が細いときなんかは、手を繋いで歩くにも限界があって、とっても危ない。昨日行ったところなんか、正しく、子供は連れていけない道。崖っぷちだったり、道なき道だったから。ちゃんと山歩きをするのは2年ぶり。いや、それ以上。最後に歩いたのは、妊娠中期だったっけ。しかも、妊娠中だったから、あんまり歩いてないような気もする。子供を義母に預けて、まずは自分たちの山の家へ。山歩きに出かける前に、山の家の近くの栗の穴場へ。10分間で山のように採れた。私たちは、毎年、この木の下で栗拾い。だってね、この栗の木、毎年大きな栗でいっぱい。木自体は栗拾いする人が登っていかないような、ちょっと高くて登り難いところにある。大抵の人は道に落ちている栗を拾うんだけど、私たちは毎年、直接木の下まで登って行ってそこで採る。今年はまだだーれも通っていなかったみたいで、道端にも大きな栗が沢山。おかげで、大収穫。まだちょっとだけ時期が早くて、まだ緑の栗、木から落ちなきゃならない栗も結構あったから、あと数週間は栗拾いできるな、この調子だと。車に乗って、ルイゼッテという部落へ。そこから1時間くらい歩いた山の中に、タラスカという部落がある。徒歩でしか行けない部落。私はそこへは行ったことがないんだけど、私が妊娠中に行ったことがある夫、奇麗だから是非私を連れて行きたいって前から言っていた。ルイゼッテに行くのは、もう何度目か。少なくとも10回は行っている。ここから10分から15分ほど歩いたところが、私たちの夏の水浴場。全てが岩場。ひとつの岩場。巨大な岩を、水が少しづつ削ってできた不思議な自然の現象で、小さなプールから、ちょっと大きなプール、滑り台まであったりする。夏でも水が凍ったように冷たいのが難点で、私は水には入れないけど。滑らかな岩場にバスタオルを広げてリラックス。ここには車を降りてちょっと歩かなきゃならないから、あんまり人もいない。そこから左の山を上がって行って、向こう側にちょっと降りた辺りにタラスカがあると言う。でも、昨日、私たちはその左側に行く道を発見できなかった。タラスカには2度行ったことがある夫。一度目はその発見できなかった道を。もう一度は、川をずっと上って行って、最後の方で左側に登って行ったって。川をちょっと上ってみる。こういうところを登って行ったんだよ、という夫の言葉を聞きながら左側を見ると、断崖絶壁。こりゃー、ロッククライミングでもしないと無理だよ、っていうような、80度くらい、高さ30mくらいの絶壁が続いている。こんなの無理。ちょっと戻って、右側に行く道があったので、そちらに行ってみることにした。赤と白の旗印がスプレーで描いてある岩を辿って(誰かが印のため描いたらしい)、キアメッテという部落に行くことにした。方向的に、車を駐車した方向だし。前半はなだらかな登りだったけど、後半はほとんど同じ高さを進む道で、とっても楽。ただし、道が狭い。ひとり通るのがやっと。しかも、右側は絶壁。下を見るとちょっと恐い。歩きながら栗を拾う。ただし、ここの栗は小さ目。途中、犬みたいなものが跳ねて逃げるのを見た。何だろうと思って良く見ると、野生のウサギ。大きい。山で野生のウサギを見るのは2度目だけど、山のは草原にいる野生のウサギよりかなり大きい。キアメッテに着くと、下に降りていく道があったので、降りる。が、道が・・・ない。一応道らしいものがあるんだけど、誰も通らない+枯れ葉に埋もれていて、かろうじて道だと分かる程度。途中、大きな栗の木の下に、絨毯のごとく栗が沢山落ちているのを発見。こんなに栗が沢山あるのは初めて見た。本当に一面絨毯状態だったもん。ここで転んだら痛いだろうな・・・。一体どこに出るんだろう、この道、と思っていたら、下に見慣れた道が。川に行く前の道。道なき道を辿って着いた先は、崖崩れした途中。道が見事に切れている。崖崩れした跡を下って、行きに通った道に出た。歩いてじゃなくて、土の上をズルズル滑りながら。昨日、何度こうやって歩いただろう。子供とじゃ絶対無理、こういうのって。途中、夫に写真を撮ってと頼んだら、何枚か撮っていたので、載せておく。 後半はこんななだらかな道。 でも下を見るとこんな感じ。落ちたら痛そう・・・。 こんな栗の写真まで撮ってた夫。久々の山歩きは楽しかった。やっぱりこういう子供ができる前のような日常が恋しいよなー。山歩きの他にもうひとつ恋しいのが、マウンテンバイク。MTBで山の中を走るの、私、好きなんだ。木にぶつかった嫌な思い出もあるけど、でもやっぱりMTBで山、は大好き。子供ができて以来、道も走ってないもんなー。子供ができて以来、ほんっと生活変わったよな。少しづつでいいから、また前のようなことをたまにしたいと思った。
Oct 11, 2004
コメント(8)
子供、今日で1歳8ヶ月。あと4ヶ月で2歳。早いなぁ。最近は言葉も少しづつだけど増えてきて、会話も楽しくなってきた。面白いのが、「カッカ」。イタリア語で「ウンチ」って意味。プ~というおならの音に、指差して、「カッカ!!」って叫ぶ。他人にだけじゃなくて、自分にもするから笑える。音が出たからって、何も出たわけじゃないのに・・・。ほんとにカッカしたときは、オムツの後ろの部分を掴んで、「カッカ」ってつぶやいていることが多い。嫌なんだな。汚い物も「カッカ」。食べたくないものは、「カッカ」って、床に投げつける。一昨日の夜、寝る前にキスはチュって音を立てるんだよ、って教えたら、昨日はすっかりキス魔に。人にだけじゃなくて、ぬいぐるみとか、玩具とかにまでチュってやってた。あ、猫にも。相変わらずひとりじゃ眠れなくて、私がベビーベッドの柵の外から手を伸ばして、私の手を握らないと眠れない。最近はベビーベッドを簡単によじ登って越えられるということが分かり、とっても危ない。バレリーノみたいに足(脚じゃなくて)をぐーっと柵の上に乗せたかと思うと、そのままひょい、と越えちゃう。ベビーベッドの3方は壁だけど、1方は危ないから大人用ベッドを押し付けておく。あんまり登らせないように注意して観ているけど、これで落ちても平気。朝は、起きたら自分で柵を超えて、大人のベッドを降りて、それからベッドルームのドアを自分で開けて、眠そうな目をして隣りの子供の部屋(だけど今はまだ子供用に使っていない)にいる私を呼びに来る。すっかり大人みたいな行動だな・・・。遊びは、危ないことばっかり。高いところに興味を持って、椅子を上手く利用して上に登る登る。椅子をズルズル移動させちゃう。椅子を移動させて、そこに登り、高い戸棚を開けて中を見るのも普通のこと。見るだけなら良いんだけどね・・・グラッパのとウィスキーの瓶かっさらって、ソファの上にくつろいで、蓋ごと口つけて飲む振りしてたり・・・。いや、その程度なら良いんだけど、落としたら危ないじゃない?過去に二度家でガラスを落とされたけど、割れたガラスが奇麗だから触りたいーってグズッって・・・。椅子を全部外したら、台所の奥にある物置であり猫のトイレがあるところへ入り込むように。そこの戸はアコーディオンなんだけど、バンバン押して、無理矢理開けちゃう。目当ては、最初の頃はジュースだったんだけど(かわいいものだわ)、そのうちビールの瓶になり・・・。ビール大好きなんだよね、うちの子供。ジュースよりもビールが好きってどうかしてるよ、1歳8ヶ月児が・・・。彼にとってはビールもジュースらしい。苦いのに?ビールの瓶を全部取って冷蔵庫に入れてしまったら、今度は猫のトイレの砂が目当て。多くの子供と一緒で、砂遊びは子供が大好きな遊びの一つだから。アコーディオンの戸だから、鍵の付けようもなくて、前にバリヤーするんだけど、頭を使って地道に全部手前から少しづつ移動させてしまう。目的達成には貪欲よね。頭が良い子だと喜ぶべきなのか。今の私は困ったという思いでいっぱい。普通に遊んでいるときに頭の良さを発揮してくれるととっても嬉しいんだけど。先日、たまたま夕食に招待された先で幼稚園の先生をしている人の隣りになって、いろいろ話をしたら、うちの子供みたいに活発な子供は、どこのクラスにも2・3人はいるものだって。彼女のクラスには何人生徒がいるのかきいてみたら、30人って。30人中2・3人か。ってことは、10人にひとり。「大変よね~。分かるわ~。こういう活発な子供のお母さん、目の下クマ状態で子供の送り迎えしに来てるもん」こういうことを言われる度に、ああ、普通の子供はこんなに梃子摺ることってないんだ、って思う。彼女、とっても良い人で、彼女の幼稚園に子供を送ろうか、なんて冗談を言っていたけど、無理。彼女の働く幼稚園は、カトリックの幼稚園。洗礼を受けていない子供は入れない。うちの子供は洗礼、受けてない。残念。やっぱり大変なんだ、と実感した1歳8ヶ月。とりあえず、頑張ろう。そうだ。そろそろ1歳9ヶ月検診の予約を入れないと。
Oct 9, 2004
コメント(6)
昨日の夜は夫、カルチェットに出かけて行った。買ったばかりの新しいカルチェットの靴を履いて。9時から10時までカルチェットのフィールドを予約しているんだけど、7時半からチームメイトと他のフィールドで練習。ずいぶんな張り切り様。ところが、9時半には家に帰ってきた。何で??8時45分には相手のチームも皆集まって、フィールド内で練習していたら、他の10人ほどの人たちがフィールドに入ってきた。何でかなと思ったら、彼らもフィールドを9時から10時まで予約したって。どういうことかと思って受け付けに聞きに行くと、夫たちの予約、間違えて来週に入れちゃったって・・・。アホらしい。せっかく力入れて練習しまくったのに。そういうわけで9時半には家に帰ってきたわけ。この試合は来週に持ち越し。おかしなことに、今回の対戦相手は夫の過去のサッカーのチームメイトたちのチーム。予約が被っていた人たちも、ほとんど皆夫の過去のサッカーのチームメイト。10年ぶりに遭った人とかいたって。時間がなくてあんまり話せなかったらしいけど。結構皆サッカー続けているんだなー。さて、夫がいない間、私はチョコレートのテリーヌを作った。家にある物でできて、簡単かつ美味しい!! 昨日の夜作って、今日の朝、半分ひとりで食べちゃった。美味しいんだも~ん。うーん、癖になりそう。レシピはこちら。チョコチップなんてうちにはまずないから、チョコレートを粗削りして代用。ビスケットの分量の半分はアマレッティを使って、ナッツは半分クルミ、半分ヘーゼルナッツに。チョコレートはやっぱりNOVI。イタリアのチョコレートといえばやっぱりNOVIだよね。私はお菓子用でもNOVIを使う。仕上がりの味が全然違うもん。物凄い簡単なので皆さんも試してみてください。今日これからまた何か作りたいなー。まだこの間作ったブルーベリーのクロスタータが残っているんだけど・・・。何作ろうかなぁ。・・・食欲の秋かな? 最近私、お菓子食べ過ぎだわ。
Oct 8, 2004
コメント(4)
先日、と言っても、結構前の話。ミラノの悪魔崇拝しているメタラーたちが、ひとりをグループから抜けたいと言ったから殺し、もうひとりを生け贄として殺したというニュースがあった。で、最近、雑誌やテレビで悪魔崇拝について頻繁に取り上げられているのを見かける。彼らはメタラー、というのがネック。これでまた、一般人にメタル=悪いものというイメージが植えついてしまう。ただでさえ、メタル=ドラッグという悪いイメージがあるのに。確かにメタルを聴いている人たちは全てが普通とは言えない。コンサートに行くと、ドラッグをやっている人が必ずいるんだ。会場がマリファナ臭かったりすることは、普通のこと。酒を飲み過ぎてグデグデになっている人もいる。でも、こういうのは本当のメタラーとは私、思っていない。こういうのに限って、流行に左右されやすい。本当のメタラーは音楽を心から愛している純粋な音楽ファン。本当のメタラーは、流行には左右されないし、ドラッグなんてやらない。コンサートに行くのは、コンサートをちゃんと観るため、楽しむためであって、何だかわけの分からないままコンサートを過ごしてしまうなんてことはしない。でも、残念ながら、一般の人に簡単に根づくのは、悪いイメージの方。では普通のイタリアでポピュラーなミュージシャンのコンサートではどうかと言うと、メタルのコンサートよりもヒドイ。コンサート途中にマリファナを回され、コンサート途中にナイフを突付けられて金をせびられ。メタラー=悪魔崇拝というイメージが、ここでまた根強くなってしまった。悪魔崇拝を謳っているバンドが数多くいるのは確か。ただ、彼らは演出としてそれをしているだけで、実際には彼らが悪魔崇拝をして黒ミサなんてしてるわけじゃない。が、どういうわけか黒ミサをしているメタラーがいたりする。で、今回のこういう事件が起きるわけだ。どうしてこんな解釈をする必要があるんだろう? バンドが言っていることをそのまましたら、きりがない。その辺、良いことか悪いことか、信じるべきかとか、解釈できる頭はないものか? って言っても無駄か。ないからするんだろうな。黒ミサをしているのは何もメタラーだけじゃないのに、イメージは先走り。メタラー=危険人物みたいな目で見られる。それにしても、どうしてよりにもよって悪魔崇拝なんだろう? 皆と違って何かカッコイイわけ? アンチキリストだから?アンチキリストとか言うけど、悪魔って、キリスト教が作り出したものなんじゃないか? 十字架を逆にしたりして。そのキリスト教が作り出したものに執着してアンチキリストって言うのも何か変な気がする。結局はキリスト教に操られているって感じで。私は悪魔なんてどうでもいい。キリストもどうでもいい。アラーもどうでもいい。私には宗教なんて必要ないから。雑誌のこの事件に関する記事を読んでいて、最高だったのがこの最後の一言。「お宅のお子さんが黒い服を着出したら、ご注意を。よくない傾向です」何だこれ。私は大抵黒い服だけど、黒が好きだからってだけで、別に悪魔なんて関係ない。黒い服を着出したらじゃなくて、自分の子供の行動に注意した方が良いんじゃないか?何にせよ、子供と何でも話せる関係になる事が理想的だと思う。子供が親に何も言わないんじゃ、行動に注意しようがないし、何考えているのかも分からないから。
Oct 7, 2004
コメント(4)
最近頻繁に見かける、HONDAのCM。女の人が運転する車がホテルに到着。ホテルマンたちが一斉に逃げる。隠れていたひとりを、運転していた女性が発見。車のキーを託す。車を開けると、中には沢山のショッピングバッグ&服。ホテルマンたちはこれを全部部屋に運ぶのが嫌で逃げていたわけ。要するに、この車にはこんなにスペースがあるってアピールするCM。何の車だか忘れちゃったって言うか、気にも留めていなかったから覚えていないけど。このCMで見かける女の人、どこかで見たことあるよな~、誰だっけ、と最初の頃思っていた。注意して観ていたら、CMの最後に、「全国のHONDAの販売店でペネロペ・クルスがお待ちしています」って、言ったんだか書いてあったんだか、この辺もあんまりはっきりと覚えていないけど、とにかく彼女がペネロペ・クルスということに気付いた。そうか。誰かと思えばペネロペ・クルス。トム・クルーズの元彼女だ(それでしか覚えていない)。トム・クルーズとの交際が報道されれた頃、私は夫と一緒に二コール・キッドマンの方が絶対美しいって言ってた。だって、あんまり化粧してなかったんだもん、この人。HONDAのCMで見ると、もっとちゃんと化粧していて、うん、確かに美しいと思える。さて、この話とは別に、私は最近観ているTVドラマがある。この前、『Relic Hunter』を観ているって書いたけど、それじゃない。今回は、『Un Paso Adelante』と言う、これは、イタリア1で15時から放送されているスペインのドラマ。シアターズスクールが舞台。観てて、何か、自分の劇団養成所時代が懐かしく感じられたりする。ああ、こんなレッスンあったなーって。子供も大好き。生徒たちが踊っているシーンなんかは(踊るシーンがかなり多い)、一緒に子供まで踊っている。手を挙げてみたりお尻を振ってみたり・・・。で、このドラマに、ひとり、気になる女の子が出ている。そう、誰かに似ている。でも、誰だかは分からない。何だか気になって、スペインのネットを調べてみた。で、このドラマの主演者の名前を見ると、中に、「モニカ・クルス」という人が。分かった!! 誰かに似ていると思ったら、彼女、ペネロペ・クルスに似てるんだよ!!更に調べて、納得。彼女、正真正銘のペネロペ・クルスの妹なんだもん。似ているはずだよ。いや、それにしても似ている。興味がある方は、こちらへどうぞ。モニカ・クルスの紹介です。もっと見たい方は、モニカ・クルスのmsnグループへ。ちなみに、どちらも文章はもちろんスペイン語ですが、写真が見られます。
Oct 6, 2004
コメント(4)
先日の続きで救急車の話。救急車と言えば、思い出すことがある。私は生まれて一度も救急車に乗ったことがない。けど、呼んだことはある。 あれは私が地元の駅ビルの店で働いていたときのこと。私が働いていた店は、ロータリー近くの入り口の側にあった。だから、道を訊ねられることとか、両替を頼まれることとか、お店には関係のないお客様も沢山見えた。あるとき、入り口の方から、80歳くらいのひとりのおじいちゃんが「すみませんがね」と声をかけてきた。はい、いらっしゃいませ、と笑顔で対応。あんまりうちの店を利用なさる方のようには見えないけど、お客様はお客様。「あのね、救急車呼んでくれる?」とおじいちゃん。はい? 救急車ですか?思わず、誰に? 誰か具合悪いわけ? と思って訊ね返した。「うん、あのね、今、病院から検診受けてきた帰りなんだけど、気分悪くなってきたから、病院また行きたいんだよね」・・・・・・でも、ここまで歩いてきたよ、おじいちゃん。歩いてるの見たよ。結構シッカリした足取りじゃん。歩けるような人が救急車呼んでも良いの? こういう場合って、タクシーで行くものじゃないの?はい、ただいまお呼びします、と言えるような緊急な状況じゃない。迷っている私に、「早くしてくれる? 気分悪いから」と急かすおじいちゃん。渋々と、119番。ダイヤルする指に、迷いがあった。迷いは、二つ。本当に良いんだろうか、という迷い。それから、救急車呼ぶのなんて人生初めてのことだったので、119番で良いんだっけ、という迷い。学校で散々習ったけど、いざ、本当に掛けるとなると、良いんだっけ、って思っちゃう。まあ、間違えても掛け直せばいいんだけど。おじいちゃんの名前と、現在地の住所と、状況を説明。救急車が来てくれることになった。 電話を切って、もうすぐ来ますよ、と告げるとおじいちゃん、安心したような様子。店の通路に椅子を用意して座ってもらい、喉は渇いていないかなどと、気遣うと、「ありがとうね。おねえさんは優しいね」。店の商品であるアートフラワーをぐるっと眺めて、「こんな奇麗な花の中で過ごしていると、心が休まるだろうねぇ」。いやぁ。毎日こんな中で仕事してると休まるどころじゃないのよ。難しいお客様もいらっしゃるし。「ちょっと花を見せてもらうね」と、おじいちゃん、立ち上がる。店をぐるっと回って商品を眺めた。・・・やっぱり結構元気なんじゃん、おじいちゃん。あの、御家族に電話なさらなくて大丈夫ですか? と、ふと思い出して訊ねてみた。「大丈夫だよ。いつものことだから。病院に着いてから電話してもらう」いつものことなのか!? 慣れてるのか!?救急車が車での間、嫁がどうしたとか息子がどうしたとか、家族の話をたらふくするおじいちゃん。私は暇な老人の話の相手か!? DM書きとポップのデザイン描きが山ほど溜まっているのに!?まあいいか。サボる良い口実ができた(あんまり仕事熱心じゃない私)。 やがて、サイレンを鳴らして、救急車が到着。店のショーウインドーから、ロータリー内に入って来るのが見える。「あ、来た来た」すっくりと立ち上がるおじいちゃん。「どうもお世話かけましたね。本当にどうもありがとう」深々と頭を下げてスタスタと店の外に出た。現れた救急車に、道行く周りの人たちが周りをキョロキョロと見渡す。一体何があったんだ? という目。事故も具合が悪そうな人も見当たらないんだけど。外に出たおじいちゃんの様子をショーウインドーの中から覗う。おじいちゃん、救急車近づいて行って、手を上げて「こっちだよー」と合図。・・・タクシーじゃないぞ。救急車の助手席から、お兄さんが降りてきて、おじいちゃんの名前を確認。そのまま救急車の後ろに乗せて去って行った。 ・・・・・・これで本当に良かったんだろうか?家に帰って、兄にその日の出来事を話し、その旨訊ねた。「いや、そういう場合ってタクシー使うものなんじゃないのか? そういう爺さんがいるから、本当に救急車が必要な人のところにすぐに救急車が来られなかったりするんだ」やっぱりそうだよね。でもさ、救急車呼んでくれ、具合が悪い、ってその場で言われて断るわけには行かないような気もする・・・。皆さんならこんなとき、どうしてました?
Oct 5, 2004
コメント(8)
夫の誕生日は6月13日。今年の夫の誕生日、あげたいものがあって、誕生日の数ヶ月前から探し出した。けど、どうしても見つからなくて・・・。もしくは、手がでない値段。結局何もあげなかった。プレゼントしたかったもの、それは、DEATHのTシャツ。できれば長袖。リーダーが脳腫瘍のため亡くなってしまった今、このバンドはもうない。この伝説のバンドのTシャツ、実は、今まで一度もイタリアのメタルショップで見たことがない。いや、あった。けど、高くて手がでなかった。で、夫も私も好きなこのバンドのTシャツを、夫の誕生日プレゼントにしたいと考えたわけ。一通り探したんだけど、送料が高すぎ。ドイツから買うのに、Tシャツが15ユーロ、イタリアへの送料が30ユーロってどういうわけ!? ドイツだよ!? こんなに近いのに!?日本から帰ってきて、1年ぶりくらいに、DEATHのオフィシャルサイトを観に行った。ら、ある!! Tシャツがある!!!!亡きリーダーのお母さんが、最近、Tシャツの在庫処分をしているという情報が載っていた。早速、リーダーのお母さんにコンタクトを取る。彼女にメールするのは、これが始めてじゃなかった。闘病生活をしていた彼を励ますメールを送るたび、彼の近状を逐一報告してくれていたので、彼女にも励ましのメールを送ったことが何度かある。久しぶりで、変な感じ。迅速かつ丁寧な返事のメールが届いて、早速お金を送った。目当てのSYMBOLICのときのツアーの長袖Tシャツ自体は20ドル。送料7ドル。安いもんだ。入金に問題があって、銀行の小切手だけは送ってこないでということだったので、手持ちのドルを現金で送った。もちろん書き留めでね。待つこと3週間。昨日、Tシャツが届いた!!XLしかサイズがないということだったけど、女の私のことを思ってか、Lを送ってくれた。あったのか、L。まあ、着るのは私じゃないにせよ、夫も痩せているから良いけど。カッコイイ。夫も喜んでくれた。良いプレゼントができて良かった~。
Oct 2, 2004
コメント(6)
先日の日記のコメントでIkukitoさんとまぁーれさんがイタリアでは救急車が来るのが遅い、とおっしゃっていた。幸い、私が住んでいるところは比較的早く救急車が来る。前住んでいた家の下では、事故が多発していて、救急車が来るところを何度か見たこともあった。でもね、いつもすぐに救急車が到着していた。むしろ、来ないのは警察。事故が起きたときって警察も呼ぶものでしょう?警察、もう起こってしまったものは仕方がないとばかりに、全然来ない。 3年半ほど前になる。ある土曜の夜、義姉ステの車、ランチャのイプシロンをその私たちが前住んでいた家の下に駐車して、私たちの車で出かけた。その日は一悶着あって、夫が怪我をし、いつもより早い12時半には家に帰ってきた。帰ってきてみると、家の前の道路の真ん中に、前と後ろが潰れたパンダが。人だかりのところ、車を停めようとすると、ステの車イプシロンが、あったはずの位置にない。数メートル移動していて、垣根の上に上がっちゃってる。後ろ、潰れちゃってて、これじゃ廃車以外道はないという感じ。 車から降りると、ワイン臭い。ワインの割れたボトルが道端に転がっているわけでもないのにワイン臭い。パンダ、思いっきり飲酒運転だったんじゃ・・・。ちょうど夜道を散歩していた近所の人の話を聞くと、いかにも飲酒運転のパンダがフラフラしていて危ないなーと思っていた矢先、急カーブを切って、ステのイプシロンに突っ込んだそう。カーブなんて全然ない、曲がり角すらない、物凄い直線の道なんだけど。一体何を思ったか。でも、どうしてこんなにワイン臭いんだろう。まるで、ワイン沢山飲んだ人の側にいるような臭さ。このパンダ、ワインを燃料として動いてたんだろうか? パンダの運転手はどこだろうと思えば、30分以上前にもう既に救急車が来て病院に運ばれたそう。あれだけ車が派手に潰れていれば、無傷では済まないだろう。・・・結局は単なる鞭打ちだったけど。で、警察は?近所の人、救急車と一緒に呼んだと言う。でも、ちょっと待っても来ないので、もう一度電話してみる。「人が足りないけどすぐに行きます」との返事。それから30分経ってもまだ来ない。また催促。同じ返事が返って来る。おかしい。警察は歩いて5分くらいのところにあるのに。結局警察が来たのは事故から優に2時間後。その間、私たちは馬鹿みたいにじっと待っていた。 事情聴取の途中、夫と私は病院の救急科へ。縫ってもらわなきゃならないはずだった夫の傷はもうすっかり血も止まってしまっていた。で、髭の上から直に縫ってもらっちゃったものだから、その傷、いまだによく見えるほど残っちゃってる。・・・せめて縫う前に髭剃ってくれてもよかったのに。 2時間って、いくらなんでも遅すぎない?それとも、土曜の夜だったから、事故だらけだったのかな? 前、隣りの家に泥棒が入ったときも、電話してから1時間後に警察が到着。どうしてそんなに時間がかかるんだろう??緊急じゃないからどうでもいいのかな??じゃあ、緊急のときは早く来てくれるんだろうか?? ・・・だと良いな。
Oct 1, 2004
コメント(4)
全25件 (25件中 1-25件目)
1


![]()