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Oct 24, 2003
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外国人が最初に覚える日本語って、簡単な挨拶だと思う。挨拶って基本だから。

「ありがとう」は簡単だった。どの発音もイタリア語にあるから。
簡単そうだけど実は難しかったのが、「おはよう」。英文字にすると、「Ohayo」なわけなのだけど、イタリア語のアルファベットには「H」と「Y」が存在しない。
「おはよう」をイタリア的書き方にするとき、「H」は他の文字に替えることができないからそのまま「H」で書くけど、「Y」は「I」に替えて書く。なので、「Ohaio」。
最初のころ、夫は「おはよう」を「オアィヨー」と言っていた。書き表わすと何だか琉球の言葉みたいだけど、思いっきり「H」を抜かしたイタリア的発音。なので、夫が「オアィヨー」とやる度、私は、ハッ!! と直しを入れていた。
ハッ!! という掛け声(?)のおかげで、夫、ようやく普通に「オハヨー」と言えるようになったんだけど、そのハッ!! っていう掛け声がよっぽど耳に残ってしまったみたいで、そのうち、「ホハヨー」と余計なところにまで「H」を付けるようになってしまった。
そんなわけで、以来、いくら直しを入れても、その次には「ホハヨー」と言う夫・・・。
もう駄目なのかな。矯正できないのかな、これ・・・。


一体どこからそういう考えが出てきたんだか、突然・・・。
たいよう、とゆっくり答えると、「タイヨウ」と子供みたいに繰り返す夫。そして、「タイヨーってどっかで聞いたことがある音だな・・・」。
そうだね、子供が私の髪を引っ張ってるときなんて、私、痛いよー、って言うからね。
「そうじゃなくて・・・」と考え込む夫。「あ、そうだ。オッカサンだ」。
夫はたまに私の母のことを「オッカサン」と呼ぶ。別にオッカサンと覚えたわけじゃなくて、最初はちゃんと「オカーサン」と言っていた。ただ、たまに間違えて「オッカサン」と出てきてしまうらしい。「オカサン」と言うこともある。
うちの母が何を言ったんだろう、と思ったら、「コワイヨー」って言っていたんだと、夫。
いや、恐いよーと太陽はちょっと違うぞ。確かに「アイヨウ」が同じ発音だけどさ。
母が「恐いよー」と言っていたシーンを思い出して笑う夫。
と言うのも、うちの母がこちらに来たとき、夫がそんな母を車に乗せて、私が入院していた病院に運んできた。
夫の運転は、イタリア人にありがちな話で、恐い。よそ見しているし、ハンドルから両手離して膝で運転してるし。これでよく事故を起こさないなと感心している場合じゃないけど、感心してしまう。いや、私も最初のころは生きた心地がしなかった。なのに、そのうち慣れちゃった。慣れって恐い。
夫が運転する車に乗せられて、母、「恐いよー」って連発していたんだそうな。

「何がホハヨーなのよ。恐いよー」と母。かわいそうに。
夫はさっぱり分からず、また母がオハヨーと言っているのかと思って、更に「ホハヨー」。しかも、「恐いよー」という調子で。
母がいたときは、ホント、二人で漫才していたっけな。二人とも一生懸命だったのが更に笑えた。
言葉が通じないって、ある種楽しい。両方の言葉が分かる人間が端からそんなシーンを見ると、笑えてならなかったりする。





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最終更新日  Oct 24, 2003 05:04:27 PM
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