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Nov 6, 2003
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昨日は、ヴァレーリオのライヴに行ったら、ウントを初めてちゃんと見たという話を書いた。
さて、このウントの正体はと言うと、夫の前の彼女の元彼氏。
話が長いので覚悟して下さい。

時は、1999年に遡る。
このサイトのプロフィールに、私、1999年に会社を退職して、夢だった世界放浪の旅に出かけたって書いたんだけど、私は2月に旅立った。イタリア、オーストリア、フランスと行って、それからアメリカに旅立ち、その後は南米に行く予定だった。
なぜイタリアかというと、私の大好きなブラジルのバンドのコンサートがミラノで予定されていたから、それを観たかったし、イタリアの友達に会いたかった。
2月19日、20日と、ミラノでそのバンドのコンサートを観る。その後、オーストリアへ。けどまた再びイタリアに戻ってきて、中部イタリアの小さな町に腰を落ち着け、語学学校へ通った。
帰国前に、例のブラジルのバンドが再度イタリアのフェスティバルに出演することになっていたので、それを観に。そこで、そのバンドのTシャツを着ていた夫と知り合った。
最初は義姉ステが私に話し掛けてきて、「友達紹介するわ」って。紹介されたのが、今の夫。

夫は彼女に一週間前に別れを告げられて、ちょっと不安定な時期だったから、ステはそんな夫を元気付けようと、「ちょっと待ってて、あたしが紹介してあげるから」って私の方に駆け出した。駆け出すステを夫は止めようとしたんだって。紹介されて、その後どうすればいいんだ、恥ずかしいじゃん。どうせ日本人がイタリア語なんて話せるはずないし、自分は英語話せないし、って。でも、駆け出したステを止めることは出来ず、結局、そういうことになった。
私の目には、夫、恥ずかしがってる様子は全然なかったけど。その辺、イタリア人なんだね。こういうのは慣れてるんだ。
皆で喋っているうちに、ステに「彼氏いるの?」って訊ねられて、いるよ、と思いっきり嘘を言った私。ホントはしばらく前に別れたから、完全フリーだったんだけど、知らない男の子にそう訊ねられたら、いつもそう答えていた。なんせ、ここはイタリアだから。
イタリアにいる、と言うと、ナンパされることが多いと思う方もいるでしょう。その通り。ナンパされることが物凄く多い。
これはこの国の文化だな。特に、物珍しい東洋人は、彼らの目には美しいものと映るんだろうな。珍しいから人気があるって言うのは、まるで動物園の猿状態。猿って別に可愛くも美しくもないけど、毎日見られるものでもないから、何となくバナナとかあげてみたくなっちゃうでしょう。東洋人は、そんな感じ。
それを、自分は美人なんだと勘違いしちゃう人もいるんでしょうけど、とりあえず私はそうは思わない。でもね、小さい頃からナンパされまくりのイタリア人の女の子なんて、美人じゃなくても自分は美人のつもりでいたりすることがある。あれってある種、悩みとかなくて良いよな、と思う。幸せだよ。
猿の話はちょっとあっち置いといて、何の話だっけ? ああ、そうだ、夫と出会ったときの話だ。
最初、夫と知り合ったとき、私は夫のこと、何とも思わなかった。面白い人だな、って思ったくらいで。いや、正直言って、私の好きなバンドのTシャツ着てたのはポイント高かったけど。
夫の方も、最初、どうせ、私は彼氏持ちだし、って真面目に相手にしてなかった。
それが話をしているうちに、物凄い意気投合。
3ヶ月後に再開したとき、恋に落ちた(「故意に落ちた」って一発変換で出てきちゃった・・・。故意にどこに落ちるんだ? 普段「恋」なんて言葉は使わないからな。故意に落ちた、の方が私に合う言葉なんだろうな・・・)。


そもそも夫と元彼女、付き合いが長い。夫は私と知り合ったとき21歳。あと1週間で22歳になろうという頃。1週間前に、9年付き合った彼女と別れたばかり。
21歳で9年って凄いでしょう? 彼らはお互いが13歳のときに付き合いはじめたんだって。
関係は、あんまり良くなかったみたい。最初の5年間は、彼女の家は厳しくて、彼女、週末しか外に出られなかったから、ほとんど付き合っていないような状態。彼女が18歳になったときにようやく普通に付き合いだして、1・2年はうまく行っていたけど、そのうち喧嘩ばかり。月に一度はくだらない理由で別れてはまたくっ付いて、という状態を繰り返していたんだって。
そんな状況が変わったのは、彼女が21歳になって働きに出たとき。
それまで学校に行っていた彼女、ついに自分の職を持って、自分の車を持って、独立した女を感じはじめたそう。それまでは親の金で遊び、どこへ行くにも彼氏に送り迎えしてもらっていたから、それは自分の行動範囲が広がるよね。

そのギターの先生というのが、ウント。
それまで9年間、夫としか付き合ったことのなかった彼女、二人だけの個人レッスン中にウントに告白されて、クラっと来てしまったらしい。
それで、夫との関係に疑問を抱いたんだって。いつも喧嘩してばかりで、きっと夫はもう自分のことは愛してないんだって思ったんだって。夫曰く、彼女のわがままの喧嘩してただけならしいけど。
さすがに長い付き合いだけあって、夫はすぐに彼女がおかしいって気付いた。しかも、相手はウントなんじゃないかって、すぐに分かった。だから二人を別々に摘まんで、「何かあるんじゃないのか? 本当のことを言ってくれ」ってきいたら、彼女、「私がウントと!? 冗談じゃないわよ。あんな不細工な男と!!」、ウント、「そんなことあるはずないよ。友達の彼女を取るだなんて卑怯なことできない!!」。そんな二人に、「本当だな? その言葉に嘘があったらただじゃ済まさないぞ」と、夫。
その頃夫は、ちょうど両親が離婚するから家を出て独り暮らしをしようとしていたところ。ただでさえ大変な時期に、態度がおかしな彼女と喧嘩ばかり。今までも別れようと思ったことが何度もあったらしい。後々のいざこざが面倒くさく別れずにいたけど、今度こそはもう我慢出来ないから別れたいと思っていた矢先、彼女から「あなたとの関係に自信がない」と別れを告げられた。
自分がしようと思っていたことを相手にされると、拍子抜けってやつ。しばらくはまあ、別れられたから良いかと思っていた夫。それでもやっぱり9年間付き合った彼女にそんな風に別れを告げられるなんて納得行かない。
そんなとき、彼女とウントが一緒に歩いているのを見かけた。
なるほど、やっぱりそういうわけか、と、夫、怒る。そんなことはない、と彼らが否定したのは、やっぱり嘘だった。
2人を捕まえた夫。「警告したよな?」と、まず、ウントに一発食らわせてやると、「俺じゃない。彼女が悪いんだ」と、彼女ひとりをその場に置いて、走って逃げてしまったそう。ずいぶんカッコイイ男じゃないか、ウントってやつは。女の腐ったやつ、とは、ウントのこと?
それから、夫はちょっとうつ状態に陥った。彼女にそういう形で裏切られて、悔しかった。長く付き合った相手だから、余計に。もうほとんど、家族の一員みたいだったから。
長く付き合ってなくても、そういうときって悔しいよね。私も前の彼氏とは、そのパターン。悔しかった。
彼は苦しみからひとりで這い出て、私と再会。よく、新しい恋人が傷を癒してくれたってことってあるけど、彼はひとりで傷を癒し、その数日後に新しい恋人を見つけた。

長くて入りきらなくなってしまったのでまた次回。中途半端で済みません。





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最終更新日  Nov 6, 2003 07:02:17 PM
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