PR

プロフィール

katia66

katia66

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

バックナンバー

Nov , 2025
Oct , 2025
Sep , 2025
Aug , 2025
Jul , 2025
Jun , 2025
May , 2025
Apr , 2025

コメント新着

jhwlfm@ AiNsHWTJnxRbwDhARCw HRAEg4 &lt;a href=&quot; <small> <a hr…
katia66 @ Re[1]:FIAT 500 international meeting in Garlenda その1~出発~(07/10) しんたろさん ----- イタリアだから余計…
しんたろ@ Re:FIAT 500 international meeting in Garlenda その1~出発~(07/10) 合流できればお喋り。 時間が詰まってき…
katia66 @ Re[1]:引っ越しました(06/22) しんたろさん ----- お久しぶり~。 今…
しんたろ@ Re:引っ越しました(06/22) お久しぶりです(笑 元気にやってるなら…
Nov 8, 2003
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日の続き。今日でようやくこのお話はお終いです!! 長かった・・・。

しばらくして、彼女からの連絡は少なくなり、途絶えた。でも、半年に一回くらいは姿を現わす。
一番最後は1年前だった。ポストに、彼女からの封筒。中には、夫の若い頃の写真が2枚。
彼らが別れたとき、9年間の付き合いの間の写真はほとんど全て彼女が管理していた。それを、夫はくれないかと頼んだそうなんだ。ところが彼女、「あなた、写真は私のもの」、と、一枚も返してくれなかった。
それを、別れて3年半後、彼女はそのうちの2枚の写真を夫に返した。しかも、ボケてるものを・・・。これって何か意味あるんだろうか? そして、他の写真はどこへ?
時を同じくして、イーゴルに彼女からメッセージ。イーゴルとは、彼女が夫と別れて以来、一度も連絡を取っていなかったのに。「会おうよ」というメッセージ。イーゴルは、何を言ってんだ、誰が好き好んで会うか、って無視。
別れた彼氏の兄に、3年半後に一体何の用があるのよ? 夫曰く、「あれは、イーゴルと俺がいつも一緒に遊びに行くのを知ってるから、また昔みたいに皆で一緒に出かけられたらとか思ってんじゃないのか?」。っていうことは、あの写真の意味は・・・。自分の存在をちょっとアピールしてみたかったってこと? そして、残りの写真は、きっとまだ捨ててないよ。
それよりずいぶん前に、彼女はもうウントとは別れて、誰とも付き合っていないって風の噂に聞いた。・・・まさか、まだ夫とのことにわだかまりがあるだなんて。3年半も経って・・・。

彼女の噂はそれ以来、もうずっと聞いてなかったけど、先日ウントを見た後、立て続けに彼女の話を聞いた。

話の中で私のことを「giapponesina」と呼んだそうな。そう呼ばれると馬鹿にされた気分。普通は小さな子とか年下の子に使う「日本人」という言葉で、見下されているのは、確実。ムカツク。まあ、前は「プッターナ(売春婦)」って私のことを呼んだことがあったから、それよりマシか。プッターナはあんただろうに。
彼女は昔から私に引っかかる。私のことをつけたときとか、「お嬢様じゃあるまいし、ちょっとお高くとまりすぎじゃない? 感じ悪いわ」って。別にお高くなんてとまってないよ。あんたの方が感じ悪くないのか? 人の後ろでコソコソそういうメッセージを一生懸命打ってるって。暗すぎるよ。
夫と結婚することになったときも、夫の従妹に遭遇して、「結婚なんて早すぎるわ。私とは9年も付き合って一度も結婚したいなんて言わなかったのに、どうして彼女とはこんなに早くに結婚するの?」とか、どこで知ったのか、夫が私に婚約指輪をくれたのについて、「私には9年間も付き合ってて一度もそういう確かな絆の証をくれなかったのに、彼女にはすぐにあげちゃうの? 間違ってるわ」。・・・あなたはその程度の人間だったってことじゃないか、と従妹、思いつつも言えなかったって。ごもっとも。
そんな話を書いていたらキリがないので、さっき書いていた話を先に進める。・・・そう、立て続けに彼女の噂を聞いてしまった2番目が、ペッピーノとマニョーラからのもの。
この間、ディスコテカへ行ったんだって。そしたら、その夜はヘヴィメタルのディスコ(イタリアではいまだにディスコと言う)と普通のディスコの2つが1会場の中にあった日だったんだって。
ヘヴィメタルのコーナーの方に、ペッピーノの実家のご近所の女の子がいたから喋っていたら、側に夫の元彼女もいたんだそうな。
そこでも彼女、夫に子供が出来たって話を振る(この表現だと、夫が妊娠したみたいだな・・・。まあ良いか、分かるから)。
夫と彼女のストーリーを聞き知っているマニョーラ、「そう、とっても可愛い赤ちゃんなのよ。この世でいちばん可愛いわ。彼はとっても幸せだわ。あんなに可愛い赤ちゃんと、とっても良い奥さんがいて。あんなに良く出来た奥さんは今時なかなかいないわ。イタリア女じゃこうは行かないわ」。いや、彼女、別に本気でそう思っていたわけではないと思う。とりあえず必要以上に誉めまくったんだろう。彼女にイヤミを言いたかったから。「私はね、二股かけるようなやつが大っ嫌いなのよ。とくにイタリア女!! 大して美人でもないくせに、世界征服でも出来ると思ってるんだから、ムカツク!!」。マニョーラは美人なのに、アルバニア人っていうだけで損してるもんねー。

夫と彼女が別れてもう4年半経つんだけど、まだ、吹っ切れてないのかな、彼女。
いろんなことがあって、私は彼女が大嫌い。彼女も私が大嫌いなんだろうな。
でもさ、彼女はいろいろして、鬱憤を晴らせたかもしれないけど、私は溜まったストレスをいまだに晴らしていない。殴り込みに行けなかったから。これ、一体どこで晴らせばいいの?

私たち夫婦の後ろには、こういうストーリーがある。夫曰く、「ああいうストーリーさえなければ、俺達は凄く幸せでいられたのに。ああいう邪魔が入ったから、嫌な思いを沢山したり、それが元で喧嘩したよな」。
うーん、でもね、私はむしろ、ちょっとウントに感謝しないといけないと思ってる。だってね、きっと夫があそこで彼女のことを最初に捨てていたら、彼女、すぐに夫とウントとどちらが大切か気付いて、夫の元に戻ってきたでしょうに。ウントとのストーリーのことは知らさないまま。それで、彼女とはそれまで通り別れたりくっ付いたりを繰り返していたでしょう。浮気、でもない限り、夫は彼女のことを完全に切り離せなかったと思う。
夫がよく、「お前とはもっと早くに知り合いたかった」って言う。そうしたら彼女に浮気されてあんなに苦しい思いはしなくて済んだって。
でもね、それって違う気がする。①出会った年の2月20日、私たちは同じコンサート会場にいた。小さな会場に、夫は彼女と、私は友達といた。しかも、お互い近くでコンサートを観た。そのときは私たち、出会わなかったし、夫は彼女と一緒だったから私には見向きもしなかったでしょうよ。②浮気されて苦しい思いをしたから、夫の目が覚めたわけで、そうでなかったら、夫、きっとまた彼女の元へ戻っていたと思う。現に、何度も別れた彼ら、夫はフリーになった途端違う女の子と遊んでいた。でも、最終的にはいつも彼女が泣いて謝ってきたので、彼女の元に戻っていたって。だから、私たちの出会いは、そんな影なくしてはなかった。
夫は自分で、そういう体験をして成長したと言う。あのストーリーが、夫の人生を変えた。


ヴァレーリオのライヴでたまたま見かけたウント。顔は覚えた。今度見掛けたら、お礼がてら、ビールくらいおごっちゃおうかな、と思う。ついでにあの頃のストレスもぶつけてやる。そのくらいしないと気が済まない。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Nov 8, 2003 04:25:32 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: