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Dec 15, 2003
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昨日はペッピーノとマニョーラから夕食のお呼びがかかったので、彼らの家へ。

子供をお風呂に入れたり(いつもは5時くらい、夕食の前に入れる)、何だかんだとしていたら、結局家を出たのが3時20分。彼らの家に着いたのが、時計は見ていないけど、多分3時40分くらい。
インターホンを鳴らしたら、応答なし。聞こえなかったのかな、と思ってもう一度思いっきり押したけど、やっぱり応答なし。
おかしいな、と思って携帯に電話してみたのに、こちらも応答なし。電話は鳴るのに、全然出る気配なし。3度ほど電話してみたんだけど、ぜーんぜん出ない。
さて、困った。家にいない、携帯に出ない、ということになると、途方に暮れてしまう。2時半・3時以降ならいつでも家にいるから来てね、と言われたのにさ。モスカートと子供の離乳食セットを持って他人のアパートの前でフラフラしてるのも何だから・・・ということで、一旦車に戻ってみる。
遠くの方から音楽が聞こえる。道のずっと向こう、色とりどりの風船がいっぱい飾ってある方から音楽が聞こえて来ている。
「何かフェスタやってるみたいだから、あれでも見に行くか・・・」と提案する夫。
そんなフェスタなんて見に行ってどうするの? と、訊いてみると、「ほら、ペッピーノのことだから、家の近所でフェスタしてるからって、ちょっとフェスタにでも行ってるってことが有り得るし、こんなところでじっとしてるのもなんだから」。それもそうだね。


雑踏の中、フラフラフラフラ進んでいると、いたよ、やっぱり。ペッピーノとマニョーラ。夫の予想通り、フラフラしていた。さすがに、20年来の付き合いがある友達の性格は良く分かっているわけだ。
「こんなところで何してんだ?」とペッピーノ。何してんだ? じゃないよ、携帯に電話したのに出なかったのは誰さ。
私たちを見るなり、飛んで来て、子供を夫の腕から取り上げるように抱きしめるマニョーラ。彼女は子供が、ことの他うちの子供が大好き。「何で携帯に電話しなかったの?」
したのに全然出なかったよ。携帯家に忘れて来たんじゃないでしょうね? 「携帯? 電話したの?」ダウンコートのポケットに手を突っ込んで、携帯をチェックするペッピーノ。ああ、冬だからね、モコモコのコートのポケットに入ってて、しかも騒がしいフェスタの中にいたら絶対に聞こえないよね。まあ、良いか。ちゃんと会えたんだし。

夕食は羊の肉。私はよく鍋でローストにして食べる。よく、でもないか。1ヶ月に一度くらいだから。
肉のかたまりを洗ってちょっと切り目を入れて、火で両面乾かして、塩を振って鍋の中へ。オリーヴ油で両面こんがりやいたら、白ワインを100ccくらい加えて、肉をひっくり返しながらワインを蒸発させる。あ、ちなみに絶えず弱火。できる限りの弱火で調理する。ワインが蒸発するころ、ローズマリーを追加。ワインが蒸発したら、水を大さじ1杯加え、蓋をする(中が見えるよう、透明の蓋だと良い)。たまに肉をひっくり返し、水が蒸発したらまた大さじ1杯加える、というのを1時間くらい繰り返して出来上がり。
私はほうれん草をほんの少しの塩で茹でたものを付け合わせにするのが好き。肉の汁をすっかり吸いとってくれる。肉の味がして、美味い。
一方ペッピーノは、オーブンでロースとすると美味しいと言う。
彼の調理法を見たら、小さく切ったセロリとにんじんとねぎ、それから適当な大きさに千切ったローリエを肉と一緒に鉄板に敷き詰め、上から塩、オリーブオイル、赤ワインを振って、アルミホイルで蓋をして、たまにひっくり返しながらオーブンで1時間焼くというもの。
これって、私が牛肉のかたまりをロースとするときの調理法に似ている。私は牛肉のロースト、まずは塩を振った肉をオリーヴオイルを敷いた鍋で両面こんがり焼いて、一旦鍋から出す。油を捨てて、同じ鍋に小さく切ったにんじんと玉ねぎ、セロリ、ローリエ、パセリを敷いて、上に肉を戻す。できる限りの弱火で20分くらい(肉の大きさにもよるんだろうけど)、肉をひっくり返しながら焼く。その後肉を出して、肉にはアルミホイルの蓋を被せておいて、残った野菜にコンソメとお湯を加えて、煮る。後でそれを肉のソースにして食べる。
材料が似ているでしょう? ペッピーノのに。唯一違うのは、彼の玉ねぎが私はねぎだということと、彼はパセリを加えないということ。パセリは加えないのかと訊ねると、「パセリは肉には加えない。魚料理に使う」。魚料理というと、私はパセリも使うけど、同時にタイムも結構使う。・・・パセリ、私はもうどこにでも使っているという感じ。


準備していたマニョーラ、「あ、例のもの、また準備しておいたから忘れないようにね」。例のもの、というのは、彼女の祖国アルバニアの漬物。まだ青いうちにトマトを収穫して漬け込んだものなんだけど、何だか粕漬けみたいな、懐かしい味がする。これをアルバニアでは、お祝いのときにビールのつまみにして食べるんだって。この間タッパーいっぱいにもらったばかりなんだけど、どうせペッピーノはそれ、嫌いだから、またくれるってこの間会ったときに言っていた。今度は同じように漬けたきゅうりもくれるって。またまたタッパーに2つも・・・。
ところで、アルバニアの料理ってどんなものがあるの? と訊ねてみると、「イタリアと似たようなもの食べてるのよね。ただ、スープものとか煮たものが多いわね。それと一緒にパンを食べるの」。
「イタリアのプリモに当たるものは何?」と夫。プリモはつまり、パスタとかリゾット。その後のセコンドが、肉とか魚。
「プリモ、セコンドなんてものは、ないの」。
そうだよね。日本にもプリモ、セコンドなんてないよ。あるのはイタリアとフランスぐらいじゃないの? と私。

セコンドといえば、私は日本の煮物類、お好み焼きまでセコンドに仕立て上げてしまう。肉の代わり。お好み焼きって、ピザみたいにそれだけを食べるものなのに。もう、何でもあり状態。
マニョーラ、今度、アルバニアの食卓を再現してくれるって。私も日本の食卓を再現するってことになった。箸も持ってもらいましょうか?

ようやく出来上がったロースト、美味しかった。ベイクドポテトと食べるのがまた美味しい。
でも、やっぱり私の調理法の方が肉は柔らかくできるな。
興味がある方は両方試してみてくださいね。





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最終更新日  Dec 16, 2003 11:06:37 PM
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