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Apr 26, 2004
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金曜日、ちべったさんをお誘いして、イタリアのヘヴィメタルバンド・LABYRINTHのジェノヴァ公演に行ってきた。

この日は、日本来日前の、彼らの最後の公演。しかも、シンガーのロベルト・ティランティ、キーボードプレイヤーのアンドレア・デ・パオリはジェノヴァ出身。地元での公演ということになる。
他のメンバーの出身地、私が知っているのは、あとベーシストのクリスティアーノ・ベルトッキがパドヴァ出身ということ(というか、メンバーそれぞれその地に今も住んでいる)。

ジェノヴァ公演を観に行ったのは、いつものごとく、イーゴルとステ、夫と私、それから今回はちべったさんの5人。
ちべったさん、コンサートというものは生まれて初めてとのこと。彼女の知らない世界に興味を抱いたらしい。
いや、ホントにあなたの知らない世界を味わえる、と一押ししてみた。だって、本当にメタルのコンサートって、世界違うもん。日本ではサラリーマン風な人もライヴを観に来るけど、イタリアは、多くの人がメタルTに身を包んでいて、いかにも、なそのムサさが一種違う世界。
私、ジェノヴァへ行くのはこれが初めて。何度か電車や車で通り過ぎたことはあるけど、目的地がジェノヴァっていうことは一度もない。・・・正確に言うと、今回のコンサートはジェノヴァじゃなかったけど。ジェノヴァ県のセッラ・リッコという小さな町にあるパブ『NEW BULLDOG』で行われた。でも、高速の出口はジェノヴァだったし、ま、ジェノヴァ近くだったということで。
この日は高速ミラノ-ジェノヴァ線を走った。この高速は2斜線で、しかも山間をクネクネと走る高速で、ちっとも前に進まないから、トリノ-サヴォーナ線を取ってジェノヴァでジェノヴァ-ミラノ線に乗り換える、という手もあったんだけど、結局ミラノ-ジェノヴァ線を走った。

おかげで、会場に着いたのは9時をとおに回っていた。
それでも、会場がすぐに見付かったのは幸運だった。いつもは道に迷うのに。会場は、高速を降りて川沿いを走り、山を登ったところ。高速の出口から5kmくらい。
車を降りると、川のせせらぎと水の匂いが、何とも言えない田舎感を醸し出す。のどかだぁ。
イタリアでは、街中で夜演奏するにはかなりうるさい制限があって、ライヴ演奏付きのパブはこのように郊外にあることが多い。なので、ディスコテカも結構郊外だったりする。イタリア生活に車は必需品。でもさ、凄いと思うのが、飲み屋なのに駐車場があるんだよね。飲んだら乗るに決まっているのに、良いのかな? なので、もちろん、週末の夜の事故率は高く、これは社会問題にもなっている。

この日のチケット代は10ユーロ、しかもワンドリンク付き。安い!! 安すぎる!! しかも、チケットには「10 EURI」って書いてある・・・。
間違えてるよ、これ。誰が書いたんだ? イタリア語ではEuroは複数形でもEuroなのに、勝手に複数形にしてEuriとか書いている辺り・・・(笑)。イタリア人はこういう間違いしないと思うんだけど。
中に入ってみると・・・狭い!! 物凄く狭い!! ステージが低くて狭くて、フロアは横に長い。ステージの横、右手奥にバーカウンターが。カウンターの横に階段があって、2階席へ行くことができるらしい。でも、2階席からコンサートを観るのは不可能。この日は2階席、メンバーの楽屋として使われていたみたい。
ステージは、本当に狭くて、楽器や機材がところ狭しと置かれていた。これが、メンバーが移動するスペースもないよ、っていうほど狭かった。
LABYRINTHがこんなせまいところでプレイするのか? 小さい会場でプレイするにあたって、心配なのが、電力。ショートして全部消えてしまうというハプニングが起こりがち。経験済み。
起こらないで欲しいなぁ、と思いつつ、会場をフラフラ。
こういうとき、私やちべったさん、日本人は注目を浴びる。いかにも東洋人な顔だから。「こんなところで何してるんだ?」という視線を一気に浴びる。動物園の猿状態。

ふと、こっちをじーっと観ている2人がいた。何をじーっと観ているのかと、夫がそちらを見る。
と、夫もじーっと彼らを観だして・・・私も観てみたら、そうだ、どこかで観たことがある、この人たち。誰だっけ? 髪の長い男の人と、スキンヘッドの背の高い人と・・・。
「Ciao!!どうしてこんなところに!!」と、髪の長い方と夫が叫んで、手をガッシリと組み合った。
そう、観たことがある、この長髪の人。かなり話した覚えもある。そう、この人は、ジェノヴァのバンド・SHADOWS OF STEELのシンガー、ワイルド・スティールことアンドレアだわ!! そしてもうひとりのスキンヘッドは、ギタリストのヤクソン!!
思わずハグとキスで感動の挨拶。昔の知り合いに会えた感動って、もの知れない。

SHADOWS OF STEELに会ったのは、4年前の4月。いつものように行き付けのメタルパブに彼らのライヴを観に行ったとき、「君はもしかして日本人?」とアンドレアに声をかけられたのがきっかけ。
「日本人に実際に会えるだなんて素晴らしい!! 僕は日本のアニメが大好きで・・・」と話を始めた。
どうやら彼は古き良き日本のロボものアニメが大好きらしい。古すぎて、私は話に付いていけなかった。
「車の中にアニソンのCDがあるから聴きに行こう! 日本語で何て歌っているか教えて欲しいんだ」と、車に連れ込まれそうになり、夫に助けを求めようとしたら、ヤクソンが「気をつけなよ、彼はワイルドだから」と、アンドレアの芸名に引っかけた冗談を飛ばしたのは懐かしい思い出。その後結局ヤクソンも一緒に車まで着いて来て、何がどうなったか覚えていないけど、一緒にめぞん一刻の歌を歌わされた覚えもある。
ライヴの後に話し込んだのが、キーボードプレイヤーのフランチェスコ。私と同じミュージシャンが大好きで目茶苦茶話が合った。今度そのミュージシャンがイタリアに来るときは一緒に観に行こうね、ジェノヴァに来るときは連絡くれ、と携帯の番号をくれたんだけど、それを預かったのが、夫の元親友で、その直後にゴタゴタがあって喧嘩別れ状態の人。なので、フランチェスコと会うことはもうなかった。
ちょっとの間、アンドレアとはたまーにメールのやり取りをしていたんだけど、それもその後途絶えちゃって・・・。
懐かしい話や近状を話していたら、アンドレアが、私たちの後ろに向かって、「Ciao、アンドレ!!」と手を挙げた。
振り返ってみると、何とLABYRINTHのキーボードプレイヤー、アンドレア・デ・パオリ。凄い。アンドレア、彼と友達なの? いや、よくよく考えてみれば、デ・パオリはその昔、LABYRINTHに加入する前はSHADOWS OF STEELでプレイしていたんだっけ。友達で当たり前か。SHADOWS OF STEELのドラマーも元LABYRINTHのメンバーだったりする。
「僕の友達を紹介するよ」と、キーボードプレイヤーに私たちのことを紹介しはじめた。
「・・・っていうか、初めてじゃないよね? 君たちのこと、覚えているよ。特に、君。ずいぶん前から観に来てくれてるよね?」と、彼、夫を見た。女好きで有名なデ・パオリが夫のことをよく覚えているってどういうこと?
せっかくだから日本行きについてききたかったんだけど、もたもたしていたら、デ・パオリ、去って行ってしまった。
アンドレアとちょっと音楽の話や人生の話を続ける。去年2ndアルバムを出したけど、キーボードプレイヤーとベーシストはバンドを去ってしまったって。あのキーボードプレイヤーのフランチェスコ、もういないんだ、残念・・・。
私たちは何か飲もうと言うことになり、また後で会おう、とアンドレアに別れを告げて、私たち、バーカウンターに向かう。
ビールをチケットと引き換えてもらい、「いやー、ビックリしたね、まさかSHADOWS OF STEELに会おうとは」と話しながらビールを飲む。
「この調子だと、NECRODEATHもジェノヴァのバンドだから、NECRODEATHもいそうじゃん?」と夫。言うが早いか、「ほら、ペソ、登場」。ドラマーのペソがカウンターでジュースをストローですすっている。近くにNECRODEATHのトサカ頭のベーシストもいる。
「ちょっと行って来る」と、イーゴルと夫、目を輝かせてペソの元へ。彼らはペソを観ると目が輝く。イタリアンメタル界における、彼らのアイドルだから。
ペソは伝説のシンフォニックデスメタルバンド・SADISTの黄金期時代のメンバーで、今は、ブラックヴォイスなスラッシュメタルバンド・NECRODEATHで活躍している。先月、私たち、このNECRODEATHのライヴで燃えて来たばかり。
彼らがペソと話している間、私たち女3人はといえば、ステと私でちべったさんにスラングと方言を教え込んでいた(笑)。ちべったさんは、普段大学で勉強なさっているから、スラングを耳にすることがまずないんだって。この日は1年分くらいのスラングが聞けたでしょう。あんまり嬉しいことじゃないだろうけど。
しばらくしてイーゴルと夫が帰って来た。フライヤーを携えて。何だろうと見たら、ペソがサイドでやっているバンド・RAZO DE ODIOのライヴの告知フライヤー。5月22日ジェノヴァにて。
せっかくなのでちべったさんに一枚差し上げた。じっと読むちべったさん。「あのー、ここにex SADISTって書いてあるんですけど、ということは、今はマゾなんですか?」と(笑)。ちべったさん、ナイス。いや、昔SADISTだったけど、今はMASOCHISTじゃないんですよ。

長いので続く。





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最終更新日  Apr 27, 2004 04:28:28 PM
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