火消しのヒント(1)



火事になったらまずすることの一つに『119番』があります。
たいていの人は119番に電話をしたことがないと思います。かく言う私もシュミレーション以外ではありません。しかし、いざ火事となったらかけないといけないのが119番です。
そこで今回は『119番』のかけ方について書いてみます。

まずは電話のかけ方の例を紹介します。
シチュエーションは、あなたの家の道向かいにあるアパートの2階の部屋が火事だとしましょう。火事に気付いたあなたは自分の家から119番をしようというところです。

 【発信音:トゥルルル…】

消防の人 「消防本部です。火事ですか、救急ですか」

あなた  「火事です」

消防の人 「そちらの場所を教えて下さい」

あなた  「○○区△△町××番地です」

消防の人 「何が燃えていますか」

あなた  「向かいのアパートの2階から火と煙が出ています」

消防の人 「わかりました」

といった具合です。あなたの家から119番通報をすると、その地域(市町村など)を担当する消防本部につながります。
消防の人が聞いてくることをまとめると次のとおりです。

1「火事」か?「救急」か?

2(火事なら)「何が燃えているのか」「どこ(場所)が燃えているのか」
 (救急なら) 倒れている人(要救護者という)のけがや病気の状態、現場の状態、けが人の数、今行っている応急処置など

3 現場の位置 現場の位置(場所)がアパート・マンションなら何棟の何階なのか、その場所の近くに目印や目標になる建物があるか等

4 その他必要に応じて消防の人が質問してくる事柄については、落ち着いて答えて下さい。

119番のかけ方はこういった感じです。
ポイントはあわてずに落ち着いて話すことが大切です。
ここで、その他のことで注意して欲しいこととして…。

まず、いざ通報となると自分の住所とかを忘れてしまうことってよくあります。電話の前に「住所」「氏名」「電話番号」「目標物」等を書いて貼っておくことをおすすめします。

また、119番通報についてはだぶっても構いませんから「誰かが電話しているだろう」と思わないで、火事や救急事故を見かけたらためらわずに通報して下さい。

あともう一つ、もし自分の家が火事になったときは119番よりも『初期消火』を優先しましょう。火事になったら『大声でまわりに火事だと知らせて』『通報は近所にお願いして』『自分は火を消す初期消火』の手順で火事に対処して下さい。

春一番が吹く春先も火事は起きやすい季節です。
皆さん、くれぐれも火事には注意しましょう。 


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