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目ざとく辺りを見回して、
「どの人?」
と美智子さんに聞いてみます。
美智子さんが指差したその男性は、
几帳面
そうで、 清潔
そうで、背は185センチくらい、
いかにも スポーツマン
といった体格で、
肌はかすかに 日に焼けて
、そして、そして・・・・
えらい男前~~~!!!
(あかん、あかん、顔緩んだ)
それに比べると、
美智子さんが付き合っていた マイク
は、
チビ
やし、 ガリガリ
やし、ぶっきらぼうやし・・・・
アンさん、ちょっと熱あんのんちゃう?と思うほど、
どう見ても、この ストーカーの方が数倍上
ですよ。
(だからストーカーじゃないって!)
私は(よだれを拭い)、
「はじめまして」
と怖い顔で、
ストーカーに 事務的この上ない
挨拶をしました。
いくら男前といっても、この世の中わかりませんからね。
それに、私は一応、
美智子さんの ボディ・ガード
として行ってる身ですから、
それを忘れてはいけません。
ところが、この人、ストーカーどころか、
ものすごい 恥ずかしがり屋
さんで、
美智子さんにろくに話も出来ないほど シャイ
です。
(と、私は思った・・・・)
で、この夜は ボディ・ガード
の出番も無く、
楽しい飲み食いの会
を終えて帰宅しました。
(と、私は思った・・・・)
ブレちゃんはこの時の思い出を、
今でも ひしひし
と 涙、
涙
で語ります。(うそ)
(ブレちゃんが「うそとちゃうで~」とバックグランドで言ってます)
「僕はせっかく、 美智子ちゃんを お 誕生日パーティに誘ったのに、美智子ちゃんみたいな、 可愛い日本人 と一緒に来てくれるならまだしも、凍るような眼差しの、 怖いおばさん 連れてきて、僕は 食べたものがのど通れへんかったわ ・・・・・・」
え~? 何ですか~ぁ?
お座布の下
からもの言う時は
もっと 大きい声
でいうてくれはらな、
聞こえまへんぇ~。
怖い顔、またしても大成功です。
(つづく)