帝王切開!手術と、聞くとドキッ!としますよね。
初めての手術ではなおさら・・一体何をするか不安ですよね。
ココでは簡単に説明していきます。
| ◎採血(貧血など、肝機能、腎機能、血液凝固機能など5~6本) |
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| ◎心電図 |
| ◎胸部レントゲン |
| ◎皮内テスト(2~3ヶ所針で刺し判定・・術後の使う抗生剤のアレルギー検査です) |
| ◎オリエンテーション |
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| ◎同意書提出(ご主人と自分の同意、印鑑は一緒でいい) |
| ◎剃毛(お腹の上部~外陰部までと、硬膜外または腰椎麻酔の場合は背中部分もそります) |
| ◎シャワーか入浴 |
| ◎医師の診察(逆子の場合は再確認・・逆子でなくなっている場合がある) |
| ◎NST(分娩監視装置40分・お腹の張りと赤ちゃんが元気かどうか確認) |
| ◎夕食後絶食(飲食は21時頃までとなっていることが多い) |
| ◎睡眠薬(興奮して眠れない人) |
| ※浣腸するところも・・ |
| ◎絶飲食 |
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| ◎指輪、ネックレスなどはずします。 |
| ◎NST(分娩監視装置40分・お腹の張りと赤ちゃんが元気かどうか確認) |
| ◎浣腸 |
| ◎着替え(下着はすべてはずします) |
| ◎点滴開始(抜けないような長めの針で開始・ビタミン剤いり~術後1日目まで持続) |
| ◎バイタルサイン(熱、呼吸、脈拍、血圧、赤ちゃんの心音など) |
| ◎術前注射(麻酔がかかりやすくする注射・・腕かお尻の筋肉注射1~2本。痛い!そうです・・ごめんなさい) |
| ◎手術室へ |
| ※ここで尿の管を入れていく場合と、手術室で入れる場合がある(尿道口から自然に尿が出るように管をいれる) |
| ※病院によっては手術中好きな音楽をかけてくれる場合があります |
| ◎はだかになります。 |
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| ◎心電図、持続血圧計装着、酸素マスクか酸素カニューレ(鼻の穴に入れる、口はおおわない)装着 |
| ◎麻酔(腰椎麻酔の場合は横向けになって体をまるめて、腰の部分の骨と骨の間から針をさす・・これが痛いみたいです。 でも動くと大変なことになるのでじっと息を殺して我慢してね。全身麻酔の場合は仰向けのまま。点滴部分から薬注入または吸入がた。直ぐに効いてきます) |
| ◎仰向けになる。手も足も固定。布をかけられ消毒 |
| ◎バイタルサイン(呼吸、脈拍、血圧)は常に・・ |
| ◎執刀・・ここからは5~10分後には赤ちゃん誕生!!! |
| ◎赤ちゃんと面会!!(寝ながらですが、私はいつもママに赤ちゃんをふれてもらいました。病院によって異なりますがあらかじめ希望を伝えておくといいです) |
| ◎ここで全身麻酔の注射液を注入して眠ってもらうことが多いです。その前に赤ちゃんを見せてもらえるように言っておきましょう。 |
| ◎胎盤を手で剥離する。子宮内をきれいに洗う。 |
| ◎子宮・皮膚をぬいあわせる。(皮膚はホッチキスのようなものでとめることが多い) |
| ◎下から膣洗浄して終了。着替えて、お部屋にかえります。 |
| ※あまり詳しく書きすぎるグロテスクになるのでやめました・・手術自体は40分前後です。 手術室へ入ってから20分内にはうまれると思います。 |
| ◎心電図、酸素マスクか酸素カニューレ(鼻の穴に入れる、口はおおわない)は2時間ぐらいつけておきます |
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| ◎麻酔はさめてることが多いです。 |
| ◎寒気が強い人がいるのであっためてあります。(湯たんぽや電気毛布)寒い時は看護士に言いましょう。 |
| ◎バイタルサイン(熱、呼吸、脈拍、血圧)や尿の量、子宮底、傷からの出血、パッド交換など、15分~30分毎に行います。(最初の2時間)その後1~2時間毎に行います。 |
| ◎点滴はずっと、次の日の分が終わるまでつけっぱなしです。1日500mlが4本(止血剤、子宮収縮剤いり)、100mlが2~3本(抗生剤)。針をさした部分が痛い場合は我慢せずいいましょう。 どうしても、ずっといれているともれやすくなります。また、子宮収縮が痛い場合も点滴の落とす量を減らすことで痛みがおさまることがあるのでいいましょう。 |
| ◎ 赤ちゃんと面会!! (言わないと、忘れられることが多いです。ただ、生まれた直後は低体温になりやすいので短時間ですがそれでも抱っこや、おっぱいを少しでもすわさせてもらえるように言っておくといいです。その時は本人はそれど頃じゃないことが多々ありますのであらかじめ・・・ |
| ◎ 痛み止め ・・痛いときは言いましょう!でも1回痛み止めを使うと6時間ぐらいは我慢してもらわないといけないです。これも、使って直ぐ効く人と全然効かないと、言う人がいます。 |
| 1日目 | ・午前は体を拭き、着替えます ・看護士の許可をもらえるとお昼から水分だけは取れるようになります。 ・点滴4本(500ml)+2本(100ml)終了後ぬきます。病院によって点滴数が違います。 ・採血 |
| 2日目 | ・午前は体を拭き、着替えます。 ・ガスが出て流動食開始(最初はスープ系→おかゆ系・・おいしそうにみえない・・) ・点滴4本(500ml)+2本(100ml)貧血があれば横から鉄剤注入(赤黒い) ・夕方には尿の管を抜きます。その後はポータプルトイレか、トイレにまで歩きます。室内歩行可 |
| 3日目 | ・午前は体を拭き、着替えます。洗髪してもらえる。 ・点滴2~4本(500ml)+2本(100ml) ・食事おかゆ ・この頃排便あり。なければ浣腸や坐薬、内服薬処方される ・おっぱいの指導あり開始(病院によってはいきなり母児同室のところもあり) ・歩行可 |
| 4日目 5日目 6日目 |
・午前は体を拭き、着替えます。 ・検尿(3か4日目) ・点滴2本(500ml)+2本(100ml) ・食事おかゆ~普通食へ ・おっぱいも普通に・・ |
| 7日目 | ・半抜糸(
糸を半分抜く)または半抜コウ(ホッチキスの針みたいものを半分抜く)し消毒をします。 ・シャワー許可おりる ・いろんな指導があります ・採血・検尿 |
| 9日目 | ・全抜糸または全抜コウ・大体退院許可おりる |
●病院によって、点滴の数、食事の上がり方、授乳、傷に消毒の回数(毎日のところとそうでないところ)、病棟内の歩行が違います。
★どんな風にお腹を切る?★
◎縦か横に約10~12センチほど切ります。
◎ 正中切開(縦切り)
・・出血や手術開始から児娩出までの時間が短い
(緊急帝切の場合は正中切開が選択されることが多い)
2回目以降でも、手術開始から児娩出までの時間はほとんど変わりない
◎ 横切開
・・美容上の観点から、横切開を希望する患者さんの方が多い 2回目以降の帝切の場合は開腹にかなり時間がかかってしまう場合が多い。
3回目になると正中切開を加えて逆T字型の皮膚切開になってしまうこともあるかもしれない。
*普通は、前回帝切と同じ皮膚切開方法ですが、一刻も早く児を娩出しなければならない時は、 前回が横切開でも、止むを得ず、正中切開で実施します。手術前の面談の時に、医師とどちらの皮膚切開法にする かよく話し合いましょう。
●足がだるい・・足の下にクッションなどおき高くする。(頭が下がらないように注意)
●頭痛、吐き気・・麻酔によるものとされます。頭を下げないようにしましょう。麻酔が頭にまわってきます。
止血剤入りの点滴(黄色い)の場合も吐き気があります。
少しゆっくりにしてもらうこともできます。
●喉が痛い・・全身麻酔のとき(おちついたらのどあめを) ・うがい
●くちびるがかわく・・リップクリーム・口にしめらせたハンカチをあてる(水をすっちゃダメですが)
●エコノミー症候群(深部静脈血栓症)・・ふくらはぎなどの血管に血の塊(血栓)ができてしまう病気のことです。
その塊が肺に到達したときに肺の血管を詰まらせて(肺塞栓症)いろいろな症状(呼吸困難など、最悪、死亡します)がでる。
《原因》・・血行が悪くなること+コレステロールが高い人、血圧が高い人、生まれつき血液が凝固しやすい人、
足の骨折など怪我をした直後の人、糖尿病の人、妊娠中(普段の8倍)
《予防》・・一番良いのは脚を動かすことです。
術後1日目から少しずつ動かしましょう。痛いけど・・
・足の指を曲げ伸ばしする
・足首をまわしたり、足首の曲げ伸ばしをして、筋肉の血流の循環を良くする
・弾性ストッキングを使用(静脈瘤の人も使用)
その他、パットや消毒綿などの衛生材料など病院によっては必要なものが異なるので聞いてみてね!