安全な公園作り



公園の防犯対策

小宮信夫 先生

犯罪はこの場所で起こる!
小宮信夫先生の
「犯罪をしたくなる環境」「犯罪をあきらめる環境」

かつて「世界一安全な国」と言われた日本。しかし今はその「安全神話」は崩れかけています。実は近年多発する凶悪犯罪には、共通点があります!欧米で効果を上げた「犯罪防止の取り組み」とはどんなものでしょう?犯罪にあわない為にはどうしたらいいのか。知っているのと知らないのとでは大違いです。今回の授業を学んで日常生活を安心・安全に近づけましょう。犯罪者は場所を選びます。つまり犯罪が起こりやすい場所があるという事です。


■犯罪が起こりやすい公園
・出入りがしやすいから
  出入りがしやすければ、進入も犯行後の逃亡も簡単にできてしまいま   す。
・見にくい場所がある
   ほとんどの犯罪はこの二条件を満たしているところで起きています。


   イギリスでは、犯罪が起こりにくくなるように設計された公園があり  ます。
入りにくく、見えやすい。
  近くに少し年上の子が遊ぶ場所を併設している。
  色使いを派手にして、大人が入りづらい感じを受けさせる。




■犯罪の起こりやすい場所

アメリカなどに比べ、日本のトイレは見えにくくできています。

■犯罪の起こりやすい住宅街



・背の高いブロック塀や植栽は、周囲からの視線を遮断するため死角となり、犯罪者に犯罪の機会を与えやすくしてしまう。

・家の周りの境界は鉄の柵など見通しの良いものにする事で、犯罪者の側からすると犯行現場を目撃されやすく、犯行を実行しにくい。

・行き止まり(袋小路)は、住民のテリトリー意識が高いため、知らない人間が入り込みづらい。その為、環境的に犯罪を抑止することができる。

・幹線道路に近い場所は、犯罪者が進入しやすい上、犯行を実行した後逃亡しやすいので狙われやすい環境と言える。

・幹線道路沿いでも植栽などによる死角がある場合安心は出来ない。万一被害にあった場合でも騒音等で助けを呼ぶ声がかき消されてしまう事もありうる。





■地下鉄での犯罪を減らす為にアメリカ・ニューヨーク市がとった対策とはなんでしょう?


犯罪の起こりやすい「入りやすい」「見えにくい」場所はなるべく避けて1人では行かない。行 くのであれば十分注意する。そして 危険な場所は協力して安全な場所へ変えていく。 これがこれから犯罪を減らしていく為の有効な手段です。





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