2004/03/19
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カテゴリ: 読了本
沖縄好きな私・・・「ぼくのキャノン」に続き2冊目。

でも、軽く楽しく読めました~☆
八重山諸島の石垣島が舞台・・・
話の中に竹富島、小浜島というのが出てきて、一度しか行ったこと無い私ですが、なんか懐かしい~気持ちでした。

さて、内容ですが・・・
長生きに執念を燃やす島のオバァ、フジ。
フジは97歳の生年祝い「風車祭」(カジマヤー)を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。
一方、神事を怠り危機に瀬した島の運命は?

ユーモア溢れる壮大な物語。

高校生の比嘉武志は、ある日”マブイ(魂)”を失くしてしまう。
それによって、マブイだけのピシャーマという247年間、島にいる、盲目の美女に巡り合う。
勿論、ピシャーマは魂だけの幽霊。
武志は、このピシャーマに恋をし、自分のマブイが戻ってくると彼女に会えなくなるのでマブイがまだ戻ってきて欲しくないと考える。
でも、マブイを長い間失くしたままだと、肉体的に死が訪れる。
ピシャーマは、盲導犬ならず盲導豚の”ぎーぎー”という妖怪を連れていた。
この”ぎーぎー”は武志に恋をする。
武志に愛されたいばかりに人間に変身して武志を誘惑する。
誘惑は成功し、妊娠するが・・・・
武志は騙された事が解かり、自分と豚との子供・・・なんとしても この世に出したくない。

フジは、長生きする事だけが生きている唯一の目標。
いたずらや、意地悪が 何よりの楽しみでもある。

島に不吉な予兆が・・・
ピシャーマも成仏したがっている。
マブイを失くしたのは、武志だけでなくフジも、武志の同級生の睦子とその妹の郁子も・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
楽しく読める本です。
独特の言葉「だからよ~」で、すべてが言い表せる。とか。
沖縄語で書いていて(・・・)と標準語で書かれてて、沖縄を知るのに良かったし、祭りを大切にし、就職とか受験勉強とかにあくせくせず、の~んびりした雰囲気が非情に良かった。
”ぎーぎー”の最後とか、切なくなったり・・・・
最後は、じ~んと心温まる物語でした。





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最終更新日  2004/03/20 10:59:49 PM
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