初めまして、テーマから来ました。

私も、この本好きです。
推理小説のように、読んじゃいました。
時に清純で、時に奔放で、どれが彼女の真実の姿なのか・・悪女といえば悪女なのか・・でも?って思いました。
面白かったですね~。 (2004/08/14 01:16:04 AM)

2004/08/08
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カテゴリ: 読了本
一人の女性について、各章それぞれの人の証言。
冨野小路公子は、謎の死を遂げた。
自殺か事故か殺人か???
八百屋の娘として鈴木君子は、昭和11年に生まれた。
その後中学を卒業後、夜学で簿記を勉強し、昼間はラーメン店のレジで働く。
君子は母と、昔華族だった近くの同級生の娘の家でお手伝い同様にに暮らしながら・・・
君子は自分は貰われっ子で、血筋は由緒有る出身だと他言し、信じていた(?)
十代後半で妊娠し、戸籍上の夫は彼女が本当に出産していたとは知らなかった。
ましてや、婚姻届を勝手に出していたなんて知らなかった。

そして、なんと2人目の子供も居た!!
もう戸籍上の夫とは、一緒に暮らしてもしないのに・・・
誰の子???
鈴木君子は、その後”鈴木公子”と改名し、
ペンネームというか、事後上”冨野小路公子”と称し、事業で成功する。
周りを煙に巻く訳の解からない二度の結婚。
その離婚による多額の慰謝料によって始めたであろう事業。
彼女の事を、”悪女という者”全く逆の”可愛く純粋な良い人”という証言。
彼女とは???
彼女は計算ずくで生きていたのか?
それとも、善の固まりか???

苦しい生活から、事業でも成功し巨額の富を得る。
子供達を母に預け仕事を成功させ、子供達に金銭的に何不自由の無い生活をさせる。

子供達は、そんな母をどう思っていたか・・・


***************************
女性のサクセスストリーのようで、詐欺師のようで・・・・

苦しい生活から、事業でも成功し巨額の富を得る。

こんな魔物の女性が巨額の富を得るんでしょうね。
愛?善意??信頼???
それを真実だと思わせる彼女は、やっぱり
悪女です!!





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最終更新日  2004/08/12 08:23:52 PM
コメント(12) | コメントを書く


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Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
123mao  さん
有吉さんも未読です。ちょっと硬いイメージが。
同じ人についての証言でも、人によって全く違うイメージになる。
それを詐欺師的につくりあげていたのなら…やはり怖いですね。
幸い、悪女にはお目にかかったことはありません(笑) (2004/08/12 02:41:08 AM)

Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
桃龍乃  さん
有栖川家の名を騙った事件を思い出しました
あんな事が実際にあると
この作品の凄みが増しますね~
前にも言いましたがほんと読むの速いですね^^ (2004/08/12 08:33:37 AM)

Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
はなびら  さん
すごいペースで本読んでますね、仕事パソコン読書・・わたしはぐうたら主婦だ~。かよさんが書くとみんな面白い本に思えて困る(^^)(*^^*ゞ (2004/08/12 10:26:28 AM)

Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
olive2004  さん
かよさんこの作品大好き!
一度ドラマ化されたことがあり、それを見てこの本買ったの。
こんな人って本当にいるのよね、わたしの回りにいる大金持ちの女性ってみんなこんな雰囲気があるワ!
自分に正直で、人のことなんかこれっぽっちも考えない!彼女自身にウソはないのよね!第3者がかんがえると、矛盾だらけども彼女のなかでは辻褄があってるの、不思議? (2004/08/12 10:30:21 AM)

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
123maoさんへ
>有吉さんも未読です。ちょっと硬いイメージが。
>同じ人についての証言でも、人によって全く違うイメージになる。
幸い、悪女にはお目にかかったことはありません(笑)
-----
有吉佐和子さん硬くないですよ。
maoさん!こんな女性も居る事読んでみては??
あ!結婚前に女性恐怖症にならないように読まないほうが良いかな~???
(2004/08/12 08:29:52 PM)

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
桃龍乃さんへ
>有栖川家の名を騙った事件を思い出しました
あんな事が実際にあると、この作品の凄みが増しますね~
-----
あ!有りましたね、その事件!
皆、多額のご祝儀を包んでましたよね。
(2004/08/12 08:31:13 PM)

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
はなびらさんへ
>すごいペースで本読んでますね、仕事パソコン読書・・わたしはぐうたら主婦だ~。かよさんが書くとみんな面白い本に思えて困る(^^)(*^^*ゞ
-----
ちょっと、暑さに慣れて読書できてます。
でも、やはり冬の方が読書には最適ですね。
私、文章が下手ですが、面白そうに思えます?
なら、作家さんに失礼じゃないから良かったぁ~^^
(2004/08/12 08:33:19 PM)

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
olive2004さんへ
>こんな人って本当にいるのよね、わたしの回りにいる大金持ちの女性ってみんなこんな雰囲気があるワ!
>自分に正直で、人のことなんかこれっぽっちも考えない!彼女自身にウソはないのよね!第3者がかんがえると、矛盾だらけども彼女のなかでは辻褄があってるの、不思議?
-----
同性として、こんな女性になるのは良いけど、知人や友人にはなりたくないです私。
自分中心で周りは迷惑ですから。
(2004/08/12 08:35:59 PM)

Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
ぷちてん525  さん

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
ぷちてん525さんへ
>推理小説のように、読んじゃいました。
>時に清純で、時に奔放で、どれが彼女の真実の姿なのか・・悪女といえば悪女なのか・・でも?って思いました。
>面白かったですね~。
-----
初めまして~ようこそ~☆
読み進みながら、その人をイメージしていくのが難しく楽しかったですね~。
(2004/08/14 05:51:41 PM)

Re:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
ばあチャル  さん
ちょっと遅くなりましたが、この本は昔に読んで内容も良く覚えているので。
有吉佐和子は曽野綾子と同時代で「才女」として当時並び賞されました。清少納言と紫式部みたいにというと大げさだけれど。

「悪女について」はそれまでの優等生的な小説にはない面白さがあったのです。ちょっと芥川龍之介の「藪の中」を思わせるミステリー仕立て、悪い女だけれど憎めないキャラクターでした。有吉さんはしてやったりと思ったのではないでしょうか。

ずっと後に実社会にそんな人も出てきたりしてびっくりもしましたし、履歴詐称はめずらしくありませんものね。

ところで有吉さんはかなり読みましたが、maoさんのおっしゃるように硬い感じはしますね。私としても何かお薦めをと言われても「悪女について」以外ありませんね。

時代の荒波とは恐ろしいものです。いつ読んでも古くない本を作家には書いて頂きたいです。 (2004/08/15 07:46:52 PM)

Re[1]:『悪女について』・有吉佐和子さん(08/08)  
☆かよ  さん
ばあチャルさんへ
>有吉佐和子は曽野綾子と同時代で「才女」として当時並び賞されました。清少納言と紫式部みたいにというと大げさだけれど。
>時代の荒波とは恐ろしいものです。いつ読んでも古くない本を作家には書いて頂きたいです。
-----
有吉佐和子さんも曽野綾子さんも私も昔読みました。すっかり、題名も内容も忘れましたが。
今時の内容も若いミステリ本に比べると硬いかもしれませんね。
私が、舞城王太郎さんとかが若すぎてダメなように、そういう本が好きな方はダメかもですよね。
(2004/08/15 08:25:53 PM)

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