ゴミ投資家の色メガネから2001.11



昨日は飯田橋の食事楽しい時間でした。

仕事はそこそこにして、健康を害するほどのハードな時間は、
避けるべきかもしれませんね。

ただしクライアントさんあっての仕事ですと、すべての仕事の基準がクライアント中心になります。



ところで、現在、今年の株式投資、不動産投資、サラリーマン投資の総括・分析と、来年度への投資心構えを整理中です。

私は毎年青色申告のため、12月から一年間の集計を、時価計算にて詳細分析をはじめます。


その大前提が投資環境の経済的客観分析です。
日本の土地本位制資本主義矛盾が一段と暴露されつつあります。

長期的には、1989年春の政府の土地への総量規制に始まり、
1989年末の東京証券取引所の歴史的株式バブルの崩壊と、
1990年の歴史的不動産バブルの崩壊、
それから約10年後の1998年からの金融のビッグバンにより、
土地本位制のもとでの金融機関の土地担保主義の破綻が顕在化し、
天文学的不良債権担保不動産の発生が明るみにされ、
土地本位制資本主義の崩壊を加速しつつあります。

そして2001年から始まった会計制度のビッグバンは、
株式会社の世界的グローバル化(国際会計基準の導入)の中で、
簿価会計から時価会計への変更導入(2002年決算から)のため、
含み資産経営の破綻を現実化しつつあります。

会計制度ビッグバンの目玉が2003~2004年導入予定の減損会計
(企業が持つ資産の時価が帳簿価格を下回った場合、
その差額を損失として計上する)です。
金融機関を中心に、10年以上も隠しつづけていた、
簿価会計による会計報告書の矛盾が、
企業の固定資産(中心は不動産)の時価による評価に基づき、
一気に暴露されることになりそうです。

また、2001年度9月からはじまった、
不動産のビッグバン(不動産の流動資産化=証券化)は、
不良債権担保不動産の企業からの切り離しを促進し、
企業会計(中心は金融機関)の正常化の第一歩の始まりでしょうか。

一連の経済社会の大変革は企業(株式会社)のみならず、
家庭、個人レベルの経済活動にも変革を迫っているようですね。

私自身、昨年から家庭、個人レベルでの時価会計を導入済みです。

中期の株式市場への会計制度のビッグバンの影響ですが、
デフレの圧力として機能しますから、
上場企業の決算報告へのマイナス要因ですね。
3年前あたりから本格化した株式の持ち合い解消は、
さらに加速するかもしれませんね。

IT不況も深刻ですが、根本的な矛盾の不良債権担保不動産の解決なくして、
資本主義世界競争に生き残れないわけですから、
今の株式市場の絶望的あり地獄状況からの脱出は、
土地制度・取引システム(税制、法制、情報公開投資促進)の革命的変革が
必須ですね。

1996年ごろ裁判所の競売物件不動産の買い付け調査のころから、
今の事態は予想されていたことですが。
まさかここまでがん細胞(不良債担保不動産)が拡大続けるとは、
思っていませんでしたね。


先ほどのテレビニュースで雅子様に女の子出産とのこと。
皇太子様、天皇家にはビッグニュースといえますね。



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