いないいないばあ


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あかちゃんとあかちゃんの周りにいる人たちが

肌のぬくもりを感じながら言葉と心を通い合わすことは

かけがえのない貴重な時間です。 

 そのようなひと時を「絵本」を通して、日常の中に、たくさん作っていくことは

とても大切なことです。

どうぞあかちゃんとともに温かいステキな時間を過ごしてください! 

いないいないばあ

 ◆ 『いないいないばあ』 ◆  
文・松谷みよ子/画・瀬川康男/童心社


  我が子らが、生まれて一番初めに出会った絵本です。

ネコ・クマ・ネズミ・キツネが次々に「いないいない・・」「ばあ!」をして、
最後に、のんちゃんが見開きで登場します

私が我が子に「いないいないばあ」を読んでいた時はいつも

「こんどは のんちゃんが」の「のんちゃん」を我が子の名前に変えていました。

 そうすると我が子は、見開きの本をまねて、自分が「いないいないばあ」をするんです。

そんな読み方もできるということです。

また、私の本棚にある、  筑摩書房の 『松谷みよ子全エッセイ1 私の暦』 の中で

松谷さんが『いないいないばあ』についてふれていました。

 次女を出産されたとき、あかちゃんの絵本を創りたいと猛然と思い立ったそうです。

 それは長女を出産されたときからの夢だったけれど、その頃は絵本を創ることが至難の技で、

7年後次女を出産されたときにようやく実現したのです。  

「あかちゃんのための文学が必ずあるはずよ」と本気で思った松谷さん。

でも、幼児の作品、ことにあかちゃんの本などを書くということは、深い森のなかを歩いていくような仕事。

これでいいのかしら?ここが道だろうか?

こんなところまで入ってきて読者はついてきてくれるかしら?

そんな風に手さぐりで創ったあかちゃんの本の第1作が「いないいないばあ」だったんですって。

 松谷さんの次女が1歳半のとき、「いないいないばあ」の絵本をかかえて入院したそうです。

となりの11ヶ月のあかちゃんが泣いていると、そっちへ行くとせがみ

絵本をかかえてとなりのベッドにだっこして移してもらう。

そうして泣いているあかちゃんに「ナイナイバ」と読み聞かせをしたんですって。

すると泣いていたあかちゃんは泣きやんで、声をたてて笑ったそうです。

 彼女は「これは史上最低年齢の読み聞かせだ」と胸が熱くなり、 

手さぐりで創ったあかちゃんの絵本が成功したことを感じたそうですよ。 

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