峠幾三のちいさな発見・旅模様

峠幾三のちいさな発見・旅模様

2006/02/01
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 今日の目当ては、岩泉線だ。今も、昔ながらの車両が走っているらしい。


 別に、鉄道マニアでもなんでもないのだが、ネットでチラッと見たときから妙に気になっていたのだ。


 岩泉駅に行って時刻表を確認する。


 驚いた。


 記憶では、一日に3本くらいしか電車がない。


 電車が来た。


 電車には通学の学生、出勤していく会社員、買い物にでもいくのか年配の方が乗り込んでいく。


岩泉


 しばらく、駅のホームをうろついて出発した。



 そこからはひたすら南下である。国道45号を走るが、くねくねしていてなかなか進まない。


 宮古で浄土が浜による。


浄土が浜


 鳥たちがのんびりしていた。



 宮古を出発し、釜石へ。


 数日前、田沢湖で釜石の人に会ったなあ…と思いながら信号を待っていた


 ふと見ると、 見覚えのある日産マーチ。





 まさか?



 そんな都合のいいことはない。そう思った。


 信号が変わる。


 左に曲がりたかったのだが、気になる。


 少し後をつけてみよう。


 右に曲がってみる。


 よく観察する。


 運転席に座る男は頭上が窮屈そうである。


 確か、あの人は背が高かったなぁ…。



 そのうち、車はドラッグストアへ。


 買い物もないのだが、とりあえず入る。


 少し離して車を止める。



間違いない!


 雪の中で立ち話をしたあの人だ。


 声をかけてみる。


 相手もびっくりしたようだったが、すぐに思い出してくれたようで、「あっ、田沢湖の!」といった。


 いや~、偶然ですね。と話が弾む。


 日本は広いのか狭いのか。



 別れを告げ、走り出す。


 ひたすら南下。


 次は、牡鹿半島で鯨を食べたい。

 牡鹿半島は、昔は捕鯨基地として栄えた港らしいが、昭和63年に商業捕鯨が禁止になってからは、調査捕鯨の港である。




 コバルトラインを通る。少しもやがかかっているが、いい景色だ。



 鮎川漁港に到着。


 店に入り、鯨刺定食を頼む。


 旅に出ていても、その土地の食べ物にこだわることが少ないのだが、鯨は一度食べてみたかった。


 不思議なにおいのする肉だった。


 そこからはまたひたすら南下だ。


 途中、当時バイトしていた店から連絡が。


 「○○日にバイト入って。」



 かなり長い間休ませてもらっているので断れなかった。


 とにかく南に走るしかない。


 松島を通り、仙台、福島と抜け、宇都宮あたりで西に向かう。


 朝から三陸のカーブをいくつも曲がり、4号線の車にもまれ、すでにへとへとである。


 限界だというところまで走り、道の駅に入ってすぐ寝た。


 駅名すら覚えていない。









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最終更新日  2006/02/02 10:52:01 PM コメント(3) | コメントを書く


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