峠幾三のちいさな発見・旅模様

峠幾三のちいさな発見・旅模様

2006/02/22
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カテゴリ: 風景
 最近気になっていた餘部鉄橋。

 架け替えが決まり、さらに、寝台特急出雲も3月でなくなる。


 写真に収めておこうというわけである。


 最近よく足を運んでいるが、その第1弾。


 仕事を終えて、5時半に松江を発ち、東へ向かった。

 餘部までおよそ3時間半とみていた。出雲の通過が9時10分。

 山陰の大動脈といってもいい国道9号線はちょうどラッシュの時間帯。間に合うか心配である。


 案の定、米子で渋滞。やっと抜けたら今度は東伯で流れが悪くなった。

 ある程度予想はしていたのだが、やはりあせる。




 最近開通した、青谷あたりの山陰道を走る。


 急にトイレに行きたくなった。コーヒーの飲みすぎだ。

 しかし、もしトイレに行って間に合わなかったら。最悪だ。ここは、気合で我慢しよう。


 鳥取を抜け、兵庫県に入る。県道を走り浜坂へ。さらに国道178号にのり東へ。餘部のひとつ手前の駅を過ぎる。

 8時50分。なんとか間に合いそうである。

 そうわかったらトイレだ。車を停め、用を足す。


 すぐさま走り出し、9時に餘部到着。実家の親父に電話。撮影ポイントを聞く。礼を言って電話をきった。

 時間がない!

 急いで三脚を出し、セット。よし、なんとか間に合った。

 出雲を待つ。緊張の瞬間だ。

 駅のアナウンスが遠くから聞こえる。





 列車は轟音とともにやってきた。鉄橋を走る音がすごい。


 よし、シャッターを…と思ったらきれない。

 オートフォーカスにしていたので、暗くてピントが合わないのだ。


 出雲は暗い空の中を駆け抜けていった。


 しかし、すごい。闇の中をすごい音で走っていった。正直かっこよかった。


 場所を移動し、遠くから撮ってみる。


夜の餘部



 失敗。暗かった。バルブ撮影は初めてなのでまあ、仕方がないか。


 親父に出雲を逃したことを伝え、車で飯を食った。

 知り合いが作ってくれた弁当を食べ、酒を飲む。


 今晩は、車中泊だ。

 車中泊の車内は静かでいい。時間がゆっくり流れるようだ。

 酒を飲み、音楽を聴き、ポツリポツリと話をする。


 気がついたら12時。

 そろそろ寝よう。



 朝、6時くらいにマフラー音がうるさい車がやってきた。

 「朝からうるせーな。誰やねん!」と怒って、窓の外を見たら、「んっ?」


 「まさかな。そんなわけはない。」


 また眠りにつこうとした。

 足音が聞こえる。近づいてきた。

 「まさか…」

 ライトが俺のプラドを照らす。


 「ゴンゴン!」窓が鳴る。


 親父である…。


 つい数時間前に電話していたのに、目の前にいる。

 「どないしたん?」と聞くと、

 「ほれ、酒や。」といって一升瓶をくれた。

 「まだ時間あるから寝とけ」と言って自分の車に去っていった。


 まさか来るとは。前の日に情報を得ようと電話したときに、「わしも冬の餘部は行ったことがないな」と言っていた時、もしかして…と思ったのだが。


 まあ、親父と写真を撮るのも初めてなのでいいか。

 もう少し寝ようと思ったら、「そろそろ起きいよ」と来た。

 さっき「寝とけ」と言ってからまだ10分くらいだ。


 我が親父ではあるが、無茶苦茶だ、この人。


 しかたないのでモソモソと起きて用意をした。

 昨日の夜見た特急出雲がまた帰ってくる。

 雨の中カメラを構えたが、うまく撮れなかった。


 出雲が行ってしまうと親父は帰って行った。ほとんど写真を撮る気はなかったのだろう。

 相変わらず不器用だ。しかし、そこがまた嬉しい。

 2時半に起きたとか言っていたので帰りが心配である。

 親父を見送って、朝飯を食い(さっきもらった酒もついでに利いてみる)、隣の鎧駅にいってみる。


 鎧駅は本当に地元専用のようだ。

鎧駅線路

 ホームから海が見える。

海を見下ろす椅子

 誰が座るのであろう。静かに海を見つめている。

 誰もいない鎧駅を楽しみ、また餘部に戻った。 


 あたりを散策してみる。

 しかし、デカイ鉄橋である。とても明治に作られたとは思えない。



鉄橋




 駅まで登ってみることにした。

 結構急な坂だ。お年寄りにはきついだろう。

 坂の途中からみると鉄骨が近い。

鉄骨


 駅に着くと列車がきた。


はまかぜ


 通りすぎてしまった。鉄橋を走る時の音がいい。


 少し線路に降りてみた。

駅からトンネル


 トンネルの向こうは鎧駅だ。


 まわりには、カメラをもった人が数人。

 餘部にはいつも観光客がいる。地元の人はどう思っているのだろう。

 マナーの悪いカメラマンも多い。何を考えているのか。



 風呂にでも入ろうと浜坂の七釜温泉に行った。(フリーページの温泉に掲載)

 風呂でカニを食いに来た人たちと話し、また餘部に戻って数枚写真を撮って帰路についた。

 帰りの運転は地獄であった。


 第2回餘部紀行もよければ読んでください。
































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最終更新日  2006/02/22 09:38:30 PM
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