峠幾三のちいさな発見・旅模様

峠幾三のちいさな発見・旅模様

2010/02/09
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 日が昇った。

 西の空にわずかな赤い雲が残っている。

PA0_0091.JPG



 小屋に戻って食事。

 インスタントラーメンが朝飯だ。

 朝から体に悪そうだが、汁物で体を温めておくのだ。



 食事を終え、荷造り。

 星空観測隊の大学生達は夜露に濡れた機材が乾くのを待っている。



 大学生となんやかんや話しながら荷造りをこなす。



 さて、今日はどこへ行こうか。



 大学生に手を振り、走り出す。

 フラットなダートを走って美深の町へ降り、名寄へ。



 名寄から西興部、滝上を抜ける。

 上渚滑から道道553号へ。





 一昨年、 さぼりマルシェGTで走ったコムケ湖のダート へ向かう。




 時折現れる砂地を警戒しながら。

Scan10031.jpg


片方にオホーツク海

もう片方にはコムケ湖、湖の向こうにサンゴ草、その向こうに寝そべる牛




 なんとも言えない景色。

 個々が主張し過ぎることなく、穏やかに調和しているのだ。




 もちろん観光地によくある案内図などは無い。

 自分の目に入ってきた気になるものが見所である。






 今走っているダートも、向こうに見える牧場も遠い昔は無かったものだろう。

 遠くない昔に作られたはずの道と牧場、さらに何処からか辿り着いたペットボトル。

 今に至るまでにまわりに馴染んだのか、その時から当たり前のようにしていたのか。


 トンネルで貫かれた峠の旧道を走っている時、似た感覚に包まれることがある。









 おばさんが1人、サンゴ草の写真を撮っているようだ。

 邪魔をしないようにハマナスの実を撮る。

Scan10032.jpg

 実は初めて見た。

 果皮に艶があって、色が鮮やかで。

 周りに彩るものが無い砂浜。

 太陽の光を反射する姿、なんとも言えない可愛らしさだった。

 花の時よりも綺麗に思えた。


 しばらくハマナスの実を無言で見ていた。















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最終更新日  2010/02/10 09:48:17 PM
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